原田ひ香のレビュー一覧

  • 定食屋「雑」

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    先日読んだ本は食事が癒しであり優しく身体と心を快復させてくれる感じでしたが、この本の食事はこう元気やパワーを与えてくれるそんな感じがします。

    雑の店主、ぞうさんの不器用な優しさが元気やパワーを与えてくれる感じがします。

    それにしても今回も出だしから不穏な雰囲気からスタートしますが、グルメ小説って半分くらい主人公が心身共にダメージを受けた状態から始まる気がするの気の所為でしょうか?

    終盤は例の流行り病の影響で雑も休業し、お弁当屋になるなど変遷も有りましたが、最後は主人公が三代目ぞうさんになりそうなところで終わりました。

    是非是非続編も読んでみたいところです。

    ところで第1話を読み終わった時「アレ?読んだことがある気がする?」となったのですが、第2話以降は読んだ記憶が無かったのでひょっとしてアンソロジーとかに載ってたんでしょうか?


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    2026年07月03日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわる短編集です。
    結論から言うと、どの作品も良かったです。
    女性がお酒を飲む時って、こんな感じで思っているんだなとか、誰かへの想いを形にするとにお酒を使うのかとか、女性ならではの飲み方だなと思いました。
    自分はガッと飲んで、ベロンと酔っ払って、グガーっと寝て、朝ズキっと二日酔い、以上なので、お酒にストーリーを持たせる飲み方をしないとなと思いました。

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    2026年07月03日
  • ランチ酒

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    祥子は見守り屋という仕事をしている。
    深夜色々な事情のある人(時にはものも?)を見守る仕事だ。

    そんな仕事が終わり、帰り道にお酒を飲みながら美味しいランチを食べるのが楽しみな毎日。

    毎話美味しそうな描写のランチ酒もさることながら、その日の仕事内容もなかなか興味がそそられる。

    でも、一番気になるのが、最後にぽつりぽつりと語られる祥子の過去やプライベートだ。

    話の流れが同じように進むことで、1話読むにつれ脱け殻のようだった祥子が、人との繋がりを持ち、人生に意味を見つけ出していく変化が
    わかりやすく、読んでいてとても心地好い。

    見守り屋で出逢った人や、祥子の元家族たちとの今後が気になって、すぐに続編を探してポチっとしました(笑)

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    2026年07月02日
  • まずはこれ食べて

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    よくあるハートフル系食べ物ストーリーかと思ったら普通にひとこわ系のホラーで良い意味で(?)裏切られた感。食べ物の描写はすごくあったかくて美味しそうだし、過去の人間に縛られず皆で未来を向いて自由になるハッピーエンドなので安心した。

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    2026年07月01日
  • ほろよい読書

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    ロンドンに越してからお酒を飲む頻度が減ったけど、ひとりの夜に寄り添うようなお酒、場を盛り上げるお酒、いろんなお酒が恋しくなった。

    「初恋ソーダ」を読んで果実酒を作りたくなったのはわたしだけじゃないはず。

    原田ひ香さんの短編の続きが描かれている「定食屋 雑」も読みたくなった。

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    2026年07月01日
  • 人生オークション

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    人生オークション、あめよび、の中編二本立て。

    人生オークション
    主人公と叔母の再出発の話。ヤフオクという題材が懐かしく感じる。
    なにか事件が起こる話ではないけど、腑に落ちない現実を受け止め、別にこれといったやりたいことはなくとも生きるためには前を向かなきゃだめだよなぁという気持ちになれる話だった。

    あめよび
    個人的にはこちらの方がより好きな話だった。
    老舗眼鏡屋の店員として働く大人女性の、恋愛葛藤話という感じ。恋愛の小説に関心が持てない私だけど楽しく読めた。
    全く同じ状況にはなったことはないものの、どこか既視感ある男性像にイライラもした(笑)。なんだかとても主人公に共感できたし読後感もよかった。

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    2026年06月30日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    読みやすい文章で話もこみいっていないのですぐに読める。主人公と復讐屋の成海の掛け合いが微笑ましく、物語が進むにつれて2人の心理的距離が縮まっていく。ラストはにおわせるだけにおわせて終わり。これは絶対に続編出(てい)るよねと思って調べたけどないみたい。

    復讐屋の事件簿的に五話おさめられているが、全話で「復讐するは我にあり」という信念が語られる。「我」とは「神」。新約聖書の言葉で、報復を与えるのは神、人が復讐をするべきではないという意味らしい。

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    2026年07月01日
  • その復讐、お預かりします

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    よく読んでいる原田ひ香さんの復讐屋?小説。

    あらすじは...
    恋人に裏切られ、職も失った美菜代が
    復讐屋である成海に復讐を依頼するも断られるし、
    依頼料も高額だったため、成海のもとで勝ってに働くことにする...

    たぶん一般的に私たちが考える復讐ではまったくなくて
    でも依頼者もすっきりできるそんなお話。

    印象に残ったところは
    「遺産は受け取らなかった人が幸せになる」
    私もこれは常々、考えていることだったので
    まさか、ここで出てくるとは!と驚きました。

    成海のもとでいくつかの依頼をこなしたあとの
    美菜代の復讐についても書かれてあって
    面白かったです!

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    2026年06月28日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    ランチ酒の続編が有ると気がついて
    一気に2冊読みました
    満足です

    3冊の中では私はこの本が1番好きかも
    食べ物も美味しそうですが
    彼女の人間性や取り巻く人の暖かさ
    沢山のものが詰まった1冊になってると思います


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    2026年06月28日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    まだ読んだことのない作者の本を読もうと手に取った1冊。

    とても読みやすい本でした。
    物語に出てくる神戸さんが個人的に人間くさくて、読んでいて、「なんだこの人は」と思いながらも、現実にいる自分も、もしかしたら復讐したい人がいたらこうなるのかもしれない、と思いながら読んでいました。

    『復讐するは、我にあり』
    復讐したい人がいる方はこの本を読んでみてから復讐するもしないも決めてみてはいかがでしょう。

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    2026年06月28日
  • 古本食堂 新装開店

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    兄から継いだ古本屋を営む女性の物語。
    前作を読んでいないので、人間関係を把握するのに少々手間がかかりましたが楽しく読めました。
    興味をそそられる本と、美味しそうなご飯が登場します。どちらも気になります^ ^


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    2026年06月28日
  • 三人屋

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    オーディブルにて。
    原田ひ香さんは「三千円の使い方」などでお金の生々しい話が得意な印象。面白かったのでこちらも読んでみた。
    トーストもおうどんもお米も、描写が巧みでとても美味しそう。グルメも得意なのね、この方。
    三人、と言いつつ長女にスポットが当たりすぎのような気もするが、面白かった。

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    2026年06月27日
  • 老人ホテル

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    ネタバレ

    独親育ちの主人公天使(エンジェル)。人生どん底な彼女がキャバクラで出会ったのはお金持ちの老女光子。
    光子の暮らすビジネスホテルで清掃のアルバイトを始めた彼女は、ホテル暮らしの個性的な老人たちと出会い、生きるすべを学んでいくのだがー。

    生活保護と不正受給、ネグレクト、貧困の連鎖、シングルマザー、非正規労働、高齢者の住まい、お金の使い方、人生の閉じ方。

    日本中に溢れているけどみんな直視したくないリアルなテーマをさらりと盛り込みながらも、それでも人と人が交わることは希望に続いていると思える。
    いや、思いたくなるのが原田ひ香作品の好きなところ。


    展開の早いところもあったけど、一気に読んでしまった。
    単行本と文庫本で展開が違うというラストシーンは賛否両論ありそうだけど、天使と光子のストーリーが安易なハッピーエンドでなくてよかったと思った。

    スピンオフはもはや別の話。

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    2026年06月27日
  • ランチ酒

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    ネタバレ

    以前、読んで面白かったので再読。

    店の選び方、選ぶまでの心理変化、料理を決める心の内、食べた感想、表現が上手で実際のお店に行きたくなる。
    頭の中で考えた事をツラツラと書いているところは「孤独のグルメ」風でもある。あちらは料理以外はちょっとしたお飾りであるが、この小説は主人公祥子がなぜ夜中から仕事をしているのか、仕事終わりのランチにどんな意味があるのを語っている。
    「見守り屋」をすることになった理由、別れた夫と娘との関係、客との会話から自身の生き方を考える。

    「一食の重みはでかい。失敗したくない」と祥子は語っているが、この食に対するスタンスは生き方にも通じるのではないかと思う。食の積み重ねで人生が成り立っていくというか…。

    小説全体で祥子がどう成長し生き方を見つけ出していくのか、食とともに軌跡が見れる構成になっている。

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    2026年06月26日
  • 口福のレシピ

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    品川料理学園の一人娘、留季子。いずれは後継者に、というレールが敷かれていることに反発し、大学卒業後はSEとして会社勤めをしているが、SNSで注文されたことをきっかけに、料理研究家としても知られるようになってきた。その留季子が料理研究家として、さらに大きくなるべく、レシピアプリの開発をしようと奮闘したり、ぎくしゃくしたままの実家の母と祖母、そして品川料理学園の理事長の坂崎との間の出来事など、主に留季子の視点から書かれている。
    一方で、その合間に挟まる「しずえ」の物語。時代は戦前、女中奉公をしているしずえは、料理の腕と勘を旦那様に認められて、家庭で西洋料理を作るれるようにするための工夫を試みるように言いつけられ、試行錯誤をしている。
    このしずえの物語が、どのように留季子とかかわってくるかは読んでいくうちに判明する。
    また、話の中に度々描かれている、同居人の風花と一緒に食べるために作る料理は季節の食材をふんだんに使い、手間はかけずに美味しいものを、という留季子の料理に対する考えがよく表れていて、それはしずえが作る料理とも似たようなところがある。ストーリーも面白いが、読んでいて、自分も丁寧に料理して美味しいものを食べたい、という気持ちになる。

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    2026年06月21日
  • 老人ホテル

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    毒親に育てられて、普通に生きる事教えてもらえなかった子が、頑張って生きていくお話。でもお金が絡むと綺麗事だけでは済まないのが、リアルだった。
    天使(えんじぇる)という名前のせいで、最初は何の話だろう?と思ってしまった。

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    2026年06月19日
  • 古本食堂

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    心地よくて、美味しそうな時間が流れる。

    お茶だけじゃなくてご飯まで出してくれるなんて。どんだけ面倒見いいんだ!

    みききちゃんが、建文くんにしていた
    実業家と漁師の話が好き。
    たしかにね、ファイヤーして何がしたいのか?
    やりたいこと列挙したら大体今だってできるのにね

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    2026年06月19日
  • 口福のレシピ

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     読めば読む程お腹が空く作品だった。料理小説のおまけで物語があるわけでも、その反対でもなく良い塩梅でまとまっていた。正直、主人公の母と祖母はザ・昔の人という感じでうっとうしく感じてしまったが、その他の登場人物はほとんど気持ちの良い人で楽しく読み進めることができた。
     今後スーパーなどに行くのが少し楽しくなると思いました。

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    2026年06月18日
  • 古本食堂

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    2人の主人公からの視点や、それぞれの思いが交錯してストーリーが展開されるのが面白い。神保町のことを知らなかったけど、行ってみたい街の一つになった。

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    2026年06月17日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    宅配の小包6つの短編小説

    母と子と言う間柄には色んなあったかい関係や複雑な関係があり送る側も受け取る側もそれぞれ色んな想いが有り考えさせられる小説でした

    今自分も嫁と一緒によく小包を大学生の息子に送ってますが自分が考えている想いはただ必要な物を送ってるだけな気がしますが、嫁が考えてる想いとは同じ小包でも別な気がします
    2人で一緒に送ってるんですが確かに全然違うとこの本を読みながら考えてました

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    2026年06月16日