原田ひ香のレビュー一覧

  • 古本食堂

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    原田ひ香さんの小説は好きなのでこちらも読破。

    食べ物と本を紹介している小説で
    古本屋を受け継いだ妹と姪がそこに訪れる人に本を紹介しつつ、そこにしれっと食べ物を登場するお話。

    小説の中で他の本を紹介するという小説を前にも一度読んだことがあるのですが、紹介する本のことを相当好きでちゃんと分かってないと物語の中に組み込めないと思うんです。
    そしてこの小説ではその本がいくつか紹介されていて、それも紹介されてる本のジャンルも一つじゃない。この小説を読んでいる私はその紹介されてる本を読みたくなるという、この魅力がヤバイかったですね・笑
    基本、料理本にはまったく興味がないのですが料理本すらよみたくなるく

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    2025年08月05日
  • 喫茶おじさん

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     中身はTV東京系で時たま放送されている「孤独のグルメ」 の中身とほぼ一緒の様な物ではあるが、こっちの場
    合はそれに熟年離婚や娘が成人になった後、かつての自
    分の部下の男性と恋人になっている事が加わっており、
    旦那として父親としての主人公の思いが描かれている分、
    主人公の心境が伝わりやすい気がしました。

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    2025年08月05日
  • 三人屋

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    ネタバレ

    三人姉妹が営むお店。
    朝は三女朝日が焼きたてパンとコーヒーのモーニング、お昼は次女まひるが讃岐うどん、夜は長女夜月がスナックを開店させ、商店街でもファンの多い客の絶えないお店になっている。
    もともとは両親が喫茶店として使っていたお店だったが、両親が他界し、今は三人で時間帯で分けてお店を営業している。
    夜月は若い頃から家出がちであり、朝日も自分のことばかり考えていて面倒なことは引き受けず、次女まひるが親の介護や葬儀等の家のことを引き受けることが多かった。
    話の中で、夜月がお店のお金を持ち出して家出したシーンがある。まひるはそんな夜月に苛立つ部分と、本当は夜月を慕っている自分に気付き、お店の新たな

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    2025年08月05日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    母親からの小包の内容がリアルに想像できて、一人暮らしの時期を思い出した。
    箱いっぱいに愛情が詰まってるんだよなぁ。

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    2025年08月03日
  • DRY

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    ひえー、壮絶。原田ひ香ってこんな桐野夏生みたいなのも書けるんだ、すごい。貧困の連鎖やそこに落ちていく女性が出てくるから、どうせ売春とかだろと思って読んでたら、そんなもんじゃなかった。動機は違うがマイホームヒーローみたいな展開には圧倒されて、読む手が止まらなかった。女性の生きづらさや貧困や介護、親子関係、吊り橋効果やシスターフッドなど、様々な複雑なテーマを取り扱いつつもエンターテイメントとしてとても良かった。主人公が自分の子供たちに対しての愛情の希薄さに気付くところがなんともリアルで薄寒い思いがした。面白かった。

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    2025年08月02日
  • 喫茶おじさん

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    主人公のおじさんは周りに何も分かっていないと事ある事に言われるようなちょいと駄目なところのある人物。だけど何となく憎めず、なんだかんだ周りから見たら恵まれているように思われて、ずるい人物であり、本人が色々無自覚で多少思い込みや見切り発車をしがちなところが面白くしている。
    人間らしく良いとこも悪いとこもあり個人的には結構魅力的に感じた主人公だった。

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    2025年08月02日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    タイトル、内容はやはり物騒だ、、
    なるべくなら自分は関わりたくない案件、、

    読み進めるとこの本は孤独に亡くなった人の物語である以上に、困難な中にも「勇気をもって生きること」の大切さを原田さんは伝えてくれる。
    個人的には妻に愛想をつかされ、事故物件に流れそうになった会社員が、気持ちを立て直して「もう一度、きちんと謝ろう、自分には帰る家があるんだ」と目覚める物語に心が和らいだ。

    重たい話であるが、もしかすると自分もいつか関わるかもしれない大事な話。
    原田さんの描く物語にはそんな意味合いがいつも含まれている。

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    2025年08月02日
  • 喫茶おじさん

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    原田ひ香さんには珍しい、ヘタレなおじさん視点の本。主人公の純一郎の鈍感ぶりにイライラするが、華やかな出世街道に進めなかったおじさんはこんなことを考えて生きているのだろうか…。
    読んでいるとモデルになった喫茶店巡りをしたくなる。コーヒー、たまごサンド、アンプレス…想像するだけでどれも美味しそう。

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    2025年07月29日
  • 図書館のお夜食

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    来年から社会人になるこのタイミングで読めてよかった

    あまり思い詰めすぎないで働いて、
    おいしいご飯を食べれば日々幸せに過ごせるかもって

    1人で全部やろうとしてしまうから
    社会人になる頃には
    周りに助けを求められるようになりたい
    この本に出てくる人たちみたいに支え合ってお仕事したいな

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    2025年07月28日
  • 彼女の家計簿

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    この方の作品は初めて読みましたが、色々な女性たちの生き様が興味深くて、あっという間に読み切りました。面白い、そしてこのようなNPOの取り組みにも、いつか関わってみたいと感じました。この作家さんの他の作品も読んでみたいです

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    2025年07月27日
  • 古本食堂 新装開店

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    おもしろくはあったけど、女性陣みな我が強くて、読んでてちょっと疲れる。
    というか苦手な感じがするのか
    この作家さんの特徴なのかもしれないなぁ

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    2025年07月26日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    シリーズ2作目。今作もまったりと進むストーリー。娘と月1回は会えるなど色々進展もあった。
    ランチはやはりどれもおいしそうで、読んでいるとおなかが減ってくる。

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    2025年07月25日
  • 古本食堂 新装開店

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    美味しいごはんとあなたの物語がここに!珊瑚は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。

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    古本食堂 の続編。
    いよいよ、新装開店となり、様々な問題がでてきて、あれやこれやと忙しくなる美希喜と珊瑚。ときおり、美味しい話が混ざってくるのは、いつもどおりの展開。
    やっぱり

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    2025年07月24日
  • あさ酒

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    恵麻ちゃんにバトンタッチ。食べっぷり飲みっぷりが素敵!! 朝のみしてみたい。

    「見守る」にも色んな形があるんだなあ。

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    2025年07月20日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわる5つのドラマ
    主人公の年代や特徴が様々でよき
    私はは最後の「bar きりんぐみ」(柚木麻子さん作)がいちばん楽しく読めました。

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    2025年07月19日
  • あさ酒

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    ランチ酒シリーズの新章。主人公が水沢恵麻に変わるがランチ酒のときの祥子や亀山も登場する。恵麻も祥子同様魅力的な人物で物事をハッキリ言うしお酒も料理もかなり堪能するのでとても面白かった。このシリーズの今後の展開も楽しみです。

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    2025年09月19日
  • 古本食堂

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    神保町と古本屋の新しい魅力に気付かされました!
     神保町がもともと好きだったので、神保町が舞台の物語に興味を持ち、オーディブルで視聴しました。
     紹介されている飲食店は老舗も多く、行ったことのないお店ばかりでした。特に思い出のお寿司と、熱々のカレーパンの描写が美味しそうで、食べに行ってみたいです。
     この本を読むまで、古本屋はどこか入りにくい雰囲気があり、入ったとしても長居せずにすぐ出て行ってしまっていました。しかし、本書の滋郎叔父やそれを引き継ぐ珊瑚さんたちの思い入れの詰まった古書店の描写から、もっとじっくり見てみたいと思うようになりました。一口に古本屋と言っても、その店主によって扱う本は様

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    2025年07月16日
  • ランチ酒

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    見守り屋さんという少し特殊な仕事をし、ランチ(祥子の中では夜ご飯)でお酒を飲みながら美味いものを食べる。読んでるこっちまでお腹がすいてくる。読みやすくとてもよかった。

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    2025年07月14日
  • 古本食堂 新装開店

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    audible113冊目。

    前作が面白かったので、新装開店ということで期待して読み始めました。
    今作も楽しめました。
    登場人物それぞれのドラマもしっかり描かれています。
    老若男女誰にでも、それぞれの悩みや課題があるものですね。
    おいしいごはんと素敵な本が、それぞれの心を励ましたり癒したり。
    何だかみんなが幸せな方向に進んでいて、ほっこりしました。
    続編はあるのかなあ?

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    2025年07月13日
  • まずはこれ食べて

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    まずはこれ食べて。食が人を繋ぐし、宥める。誰でも美味しいご飯があれば、心が落ち着く。組織が大きくなるスピードと中の人間の成長が噛み合わないとうまく回らない。心の成長が自分の立場の成長に見合ったものでありたいと共に食を楽しめる心の余裕を持って生きていたいと思う。

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    2025年07月09日