原田ひ香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ東京ロンダリングよりも好みだった。
最後まで独立していた(厳密には違うけれど)それぞれの短編が、最後には少しずつ重なって東京の闇というか陰謀というかが明らかになり…とミステリー小説のような展開になる。
ロンダリングだけではなく、失踪と失踪.comという要素も絡まって面白みが増しているように感じた。
解説では著者が小説家デビュー前にラジオドラマの脚本の仕事をしていたということが書かれていた。
原田ひ香さんの本はこれで3作目だけど、どれも読みながらドラマみたいだと感じていたから、意図しているわけではないのかもしれないけれど、妙に納得した。
どの登場人物も読んでいて違和感がないというか、ドラマっぽいのにやらせ感がなく、そこが読んでいて面白いポイントなのかなと思う。
私は続編を読んだ時に、前作の登場人物が以前と違って弱っていたり、熱い気持ちがなくなっていたりすることが苦手だ。なんだか悲しく、寂しい気持ちになるから。
今回は相場社長がそうだった。仙道とのやりとりで戦う意欲を取り戻したかと思ったが、そうはならず残念。でもそれがリアルなのかな、とも思う。
3冊読んだどれもその先を想像させたり期待させたりする終わり方だからそこが魅力なのかもしれないが、本音は仙道がジャパン地所と戦ったその先まで読みたかった。私の理解力不足でもあるが、ジャパン地所がどうしてロンダリング業に手を出していたのかイマイチよくわからなかったし、どちらかというと私は1冊読んで何もかもスッキリしたい方なので、まあちゃんや相場社長、ロンダリング業がどうなったのか知りたかったなぁと思う。あと二章の「君に栄光を捧げよう」がとても好きだったから、皆川や田中のその後も気になる。
最後にりさ子が、熱い気持ちというか気性の荒さを取り戻しているのは嬉しかった。
一章を読んでいる途中で、前作があることに気付いて慌てて前作から読んだ。本作だけでも読めるけれど、やらり前作から読んでよかった。 -
Posted by ブクログ
力のある女性作家の皆さんが恋と食に関する小説とは、贅沢な本だった!
特に「ワタシノミカタ」と「SUMMER STREAMER」が良かった。「SUMMER STREAMER」では、70近い婦人が大ファンの大谷翔平さんのプレイを観たくて単身でアメリカに行く話。その中で、大谷選手はどんな人と結婚するのだろうかと。あれこれあげて、最後に一番悔しくない人は「彼の母親に似ている女性」とあり、まさしくその通りの女性と結婚していた。結婚発表より前に書かれた小説で見事言い当てていたので驚いた。大谷夫妻は素敵!嫌いと言う人はまずいないだろうな!
この本を通して、いろんな作家さんを知ったので、読書が広がりそうで嬉しい! -
Posted by ブクログ
ネタバレランチ酒の続編ということで手に取った。
翔子さんだけではなく、新たな見守り屋、恵麻が登場。
翔子さんが角谷さんと大阪に行く。
それがオーラス。
角谷さんとはうまくいってほしかったのめか、とても嬉しい!
恵麻も、元の婚約者と再会し、モヤモヤしながらも、しっかりとケジメをつけることができてよかった。
この本を読んでいると、会社帰り(夜だけど)にお酒が飲みたくなるのが、若干困りものだった(笑)
美味しそうに食べる、飲む2人。
そして、悩みながらも真剣に生きていこうとする2人と見守りや依頼者たち。
自分も真剣に生きよーと、前向きになれる小説でした。