原田ひ香のレビュー一覧

  • 口福のレシピ

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    主人子は、フリーのSEをしながらを自作の料理の写真とレシピをSNSで発信している留希子。
    実家が老舗の料理学校「品川料理学園」を経営していて、幼い頃から学校の後継者としての将来が決まっているような雰囲気を嫌って家を出て、だけども料理は好きだったので自分流のレシピを上げては認知度を上げてきた日々。
    そんな彼女の日常に、昭和が始まった頃に品川家の台所で女中奉公をするしずえの姿が挟まれて進むお話。

    前半、「水曜日の春菊」までは、竹の子をはじめとしておいしそうな料理が次々と出てきながらも、お話としてはややつかみどころがない感じ。
    「木曜日の冷や汁」になって、理事長でありながら創業者の流れをくむ女性た

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    2024年07月06日
  • 彼女の家計簿

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    戦前から終戦後までに書かれた加寿の日記のような家計簿とNPO「夕顔ネット」を通して、加寿と孫の里里が長い年月を経て繋がり、過去をたどって事実が明らかになる。
    タイトルと表紙だけ見ると、明るい楽しい話のようだが、想像していたより何倍も重くて深い話だ。
    過去と現在と往復しながら展開していく話は、以前読んだ原田ひ香さんの『口福のレシピ』と同じ手法だ。
    最後に家族のもつれたしこりが少しほぐれるところにほっとする。
    女性は家のことをやり子どもを育てればいい、外で働くことに理解されない戦前戦後の時代の悲劇なのか、加寿の人生を思うととてもつらい。
    里里が加寿の家計簿から真実に辿り着いたことで、加寿の人生も少

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    2024年06月29日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    ネタバレ

    グルメ物の連続ドラマを見ているようにとても楽しめた。

    短編が何話も折り重なって話しが進んでいく構成になっていて、どの話しも物語と食事のそれぞれパートがバランスが良く書かれていて、どちらも面白く読めた。

    具体的な店名は出てこないが、おそらく実在の店をモデルにしていると思われ、どの料理も描写が見事で食欲をそそられた。

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    2024年06月11日
  • 母親ウエスタン

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    読み始めると、気になってどんどん、読んでしまう。
    借りた本なので⭐️4、
    買ってたら⭐️3のような気もする。

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    2024年06月10日
  • ラジオ・ガガガ

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    ラジオにまつわる連作短編集

    以下、公式のあらすじ
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    喜びも哀しみも、いつもラジオが傍にいてくれた。
    夢破れ、逃げる旅路の果てで聴いた【オードリーのオールナイトニッポン】。

    ケアハウスで暮らすラジオ歴35年の老女は、今夜も【深夜の馬鹿力】に胸をときめかす――
    など、実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描く珠玉の連作5篇。
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    収録は6篇
    ・三匹の子豚たち
    ・アブラヤシのプランテーションで
    ・リトルプリンセス2号
    ・昔の相方
    ・We Are シンセキ!
    ・音にならないラジオ


    ・三匹の子豚たち

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    2024年06月08日
  • ランチ酒 おかわり日和

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     小山内さんの方がいいのになと思いながら読んでいました。角谷さん、ちょっと信用できない感じを醸し出しているから。
     それでもやっぱり仕事の後のごはんとお酒が美味しそうです。

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    2024年06月02日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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     3作目と知らずに、この本を読んだ。
     とにかく何もかもが美味しそう!こうやって、仕事帰りに(朝だけど!)1人でその時食べたいものと飲みたいお酒を飲むのって楽しそう!!
     そして、角谷さんとの関係ができてきて、「恋の答え合わせをする感じ」というフレーズがとてもいいなーと思いました。お互いが以前にどう思ってたかを言い合うところが素敵でした。
     最後の方で別れた旦那さんともやってて、それができる関係に落ち着いてよかったです。

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    2024年06月02日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    事故物件に住んでお金がもらえるロンダリング
    (ロンダリングは造語)
    これは仕事?といえるのか?
    失踪屋も仕事?
    それぞれの話の疑問も回収されて
    東京に戻ってきたまぁちゃん
    社長が主役のようで、まぁちゃんが主軸かな?
    幸せになりますように

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    2024年05月29日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    ネタバレ

    今回も美味しかった...笑
    読みながら食欲を刺激されるのと、読み終わったときにはリアルに影響受けまくっています。
    わたしもお酒と食事の相性を楽しみたいなと。

    食事を通して仕事や自分の生活を回想する姿にも影響を受ける。
    食べ終えた時には、もやもやした気持ちが少し晴れたり、自分なりに方向性を見出せたりする、祥子さんの食事との向き合い方に、あ〜そういうの良いな、となる。
    読書したりケータイいじったり、何かをしながらの食事ではなかなかそうはいかない。
    1人で味わえる時間っていうのもご褒美なんだな〜と。
    今回は、誰かと一緒に食べる楽しさっていう場面
    がより濃くなり、そちらも良かった。

    美味しくいただ

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    2024年05月29日
  • 口福のレシピ

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    先祖との繋がりを感じる、引き込まれる内容だった
    悲しい女性の人生も描かれていたが、悲しいだけでは表現しきれない気持ちになった
    面白い小説だった

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    2024年05月25日
  • サンドの女 三人屋

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    あぁ。そうなんだよなぁ。
    なんというか、なんだかな。

    女心とか、姉妹とか、商店街とか、スナックとか。

    なんかこれを読んでると、全部、

    私そう思ってた。

    って言いたくなっちゃう。
    なんでかな。
    ずーっと知ってたし、ずーっとわかってたよー
    もう、ずっとね。
    ってくらい、初めて読んで、全然関係ない生活送ってきた私なのに、読んだらね、
    まるで
    だと思った。ってなるの。

    これが原田ひ香さんの魔法だよね。

    読者なんだけど、読者じゃなくなるのょ。
    このうっすら引いてあった本とわたしの一線を超えさせる文って、すごい。

    #女
    #妙齢よ姉妹たち
    #それぞれ
    #どの人も無理なく生活に溶け込むのよ
    #い

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    2024年05月22日
  • 口福のレシピ

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    江戸時代から続く老舗の料理学校が実家である留季子。と、昭和初期その料理学校に女中奉公に来ていたしずえ。
    ふたり時代が行ったり来たりしながら話は進んでいく。
    違う仕事をしていたけど、料理好きでSNSで発信したりと料理に関わっている留季子。
    しずえは、どのように調理したらおいしく食べてもらえるかを考える日々。
    その時代で情景は全く違うけれどふたりに共通点もあり、身の振り方をどうするのか。
    大きな決断を迫られた生きる時代が全く違うふたりの物語。
    ひ香さんだから、ほんと難しくなく読みやすく、すーっと入ってくる。

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    2024年05月21日
  • 彼女の家計簿

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    ランチ酒を読んで以来原田ひ香さんの大ファンです。

    昔と今を繋ぐ、手書きで書かれた家計簿。
    これを読んだら私も家計簿のような日記のようなものをつけてみようかな、、とそんな気持ちになりました。

    祖母の家計簿にほろっとするところもあり、私も子供をもっと大事にしよう、と思わせてくれるお話でした。

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    2024年05月13日
  • 彼女の家計簿

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    絡まった母娘の糸がほぐれていく過程がよかった。家計簿から読み取れる加寿の真っ直ぐな人間性に共感がもてた。作風は好き。読みやすい。

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    2024年05月13日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    衣食住のなかで原田さんは食をテーマにされるイメージ強めでしたが、この住に纏わる物語も楽しめながら読めました。人の価値観ってそれぞれだけど、住に対して情熱的であれドライであれ、棲家とは人生の縮図だと匠に表現されていたと思います。

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    2024年05月09日
  • ラジオ・ガガガ

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    家族が読み終わったということで、読んでみました。

    原田ひ香さん、初めましてでしたが、タイトルからラジオ好きな私ならとっつきやすいかなと、読み始めました。

    短編集でした。普段自分が買わない作家さんだからでしょうか。個人的に切り口が斬新に思えて、話の展開、着地がどこになるのか予想できないものばかりでとても楽しめました。もちもんラジオの内容が入ってくるのですが、例えばオードリーのオールナイトニッポンを聞いている方なら、お馴染みの文句が出てきたりして、一粒で二度美味しい、奥行きのある構造になっていまして、そこも楽しかったです。

    原田ひ香さん、他の作品も気になります。

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    2024年05月06日
  • ギリギリ

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    切羽詰まった「ギリギリ」だと思っていたのに、なかなかギリギリにならない?と読み進めたら、ラストであぁそういう事。それもギリギリね。

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    2024年04月12日
  • 母親ウエスタン

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    母親を失った機能不全家庭にどこからともなく潜り込んで最高の母親役をしてはまたどこかへと去る女の物語。

    母の務めを果たしては立ち去ることで心を救ったかと思えばかえって残酷な仕打ちをしていたり、恨まれているようで感謝されていたり。「母親」という役割は本当に奥深い。自らも母親になり親と子どちらの立場もわかるようになってから読んだ為より一層ラストが味わい深かった。

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    2024年04月10日
  • ラジオ・ガガガ

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    書店でたびたびお名前を見かけて気になっていた著者のおひとりです。
    チャプターズ書店のYouTubeで購入している姿を見て気になっていた一冊です。
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    仕事、家事、勉強……
    頑張るあなたの
    心に沁みる

    声と言葉の物語

    「三千円の使いかた」の著者が贈る
    老若男女の生きる喜びと切なさを描いた短編集
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    表紙の絵から、
    深夜にラジオを聞きながら物思いにふける…
    なんて想像していたら、全然違いました!笑

    施設に入った高齢女性、
    海外で店舗運営、経営に失敗した男、
    不妊治療を経験した女性、
    芸人として活躍

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    2024年04月08日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    ネタバレ

    事故物件という言葉で、オカルトかと思いきや、その要素を巧く盛り込んでの、現代に生きる様々な人間模様、現代社会の闇的な部分をとても面白く描いていた。長編のつもりで読み始めてたら、短編で、ちょっと拍子抜け、と思ったら徐々に様相が変わっていったのは、やられた感あり。出てくる方々のキャラクターも分かりやすく、とても楽しかった。

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    2024年04月07日