原田ひ香のレビュー一覧
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主人子は、フリーのSEをしながらを自作の料理の写真とレシピをSNSで発信している留希子。
実家が老舗の料理学校「品川料理学園」を経営していて、幼い頃から学校の後継者としての将来が決まっているような雰囲気を嫌って家を出て、だけども料理は好きだったので自分流のレシピを上げては認知度を上げてきた日々。
そんな彼女の日常に、昭和が始まった頃に品川家の台所で女中奉公をするしずえの姿が挟まれて進むお話。
前半、「水曜日の春菊」までは、竹の子をはじめとしておいしそうな料理が次々と出てきながらも、お話としてはややつかみどころがない感じ。
「木曜日の冷や汁」になって、理事長でありながら創業者の流れをくむ女性た -
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戦前から終戦後までに書かれた加寿の日記のような家計簿とNPO「夕顔ネット」を通して、加寿と孫の里里が長い年月を経て繋がり、過去をたどって事実が明らかになる。
タイトルと表紙だけ見ると、明るい楽しい話のようだが、想像していたより何倍も重くて深い話だ。
過去と現在と往復しながら展開していく話は、以前読んだ原田ひ香さんの『口福のレシピ』と同じ手法だ。
最後に家族のもつれたしこりが少しほぐれるところにほっとする。
女性は家のことをやり子どもを育てればいい、外で働くことに理解されない戦前戦後の時代の悲劇なのか、加寿の人生を思うととてもつらい。
里里が加寿の家計簿から真実に辿り着いたことで、加寿の人生も少 -
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ラジオにまつわる連作短編集
以下、公式のあらすじ
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喜びも哀しみも、いつもラジオが傍にいてくれた。
夢破れ、逃げる旅路の果てで聴いた【オードリーのオールナイトニッポン】。
ケアハウスで暮らすラジオ歴35年の老女は、今夜も【深夜の馬鹿力】に胸をときめかす――
など、実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描く珠玉の連作5篇。
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収録は6篇
・三匹の子豚たち
・アブラヤシのプランテーションで
・リトルプリンセス2号
・昔の相方
・We Are シンセキ!
・音にならないラジオ
・三匹の子豚たち
息 -
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ネタバレ今回も美味しかった...笑
読みながら食欲を刺激されるのと、読み終わったときにはリアルに影響受けまくっています。
わたしもお酒と食事の相性を楽しみたいなと。
食事を通して仕事や自分の生活を回想する姿にも影響を受ける。
食べ終えた時には、もやもやした気持ちが少し晴れたり、自分なりに方向性を見出せたりする、祥子さんの食事との向き合い方に、あ〜そういうの良いな、となる。
読書したりケータイいじったり、何かをしながらの食事ではなかなかそうはいかない。
1人で味わえる時間っていうのもご褒美なんだな〜と。
今回は、誰かと一緒に食べる楽しさっていう場面
がより濃くなり、そちらも良かった。
美味しくいただ -
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あぁ。そうなんだよなぁ。
なんというか、なんだかな。
女心とか、姉妹とか、商店街とか、スナックとか。
なんかこれを読んでると、全部、
私そう思ってた。
って言いたくなっちゃう。
なんでかな。
ずーっと知ってたし、ずーっとわかってたよー
もう、ずっとね。
ってくらい、初めて読んで、全然関係ない生活送ってきた私なのに、読んだらね、
まるで
だと思った。ってなるの。
これが原田ひ香さんの魔法だよね。
読者なんだけど、読者じゃなくなるのょ。
このうっすら引いてあった本とわたしの一線を超えさせる文って、すごい。
#女
#妙齢よ姉妹たち
#それぞれ
#どの人も無理なく生活に溶け込むのよ
#い -
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家族が読み終わったということで、読んでみました。
原田ひ香さん、初めましてでしたが、タイトルからラジオ好きな私ならとっつきやすいかなと、読み始めました。
短編集でした。普段自分が買わない作家さんだからでしょうか。個人的に切り口が斬新に思えて、話の展開、着地がどこになるのか予想できないものばかりでとても楽しめました。もちもんラジオの内容が入ってくるのですが、例えばオードリーのオールナイトニッポンを聞いている方なら、お馴染みの文句が出てきたりして、一粒で二度美味しい、奥行きのある構造になっていまして、そこも楽しかったです。
原田ひ香さん、他の作品も気になります。 -
Posted by ブクログ
書店でたびたびお名前を見かけて気になっていた著者のおひとりです。
チャプターズ書店のYouTubeで購入している姿を見て気になっていた一冊です。
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仕事、家事、勉強……
頑張るあなたの
心に沁みる
声と言葉の物語
「三千円の使いかた」の著者が贈る
老若男女の生きる喜びと切なさを描いた短編集
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表紙の絵から、
深夜にラジオを聞きながら物思いにふける…
なんて想像していたら、全然違いました!笑
施設に入った高齢女性、
海外で店舗運営、経営に失敗した男、
不妊治療を経験した女性、
芸人として活躍