原田ひ香のレビュー一覧

  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    高齢者、そして犯罪モノ。
    先入観と、全く違うけれど、「万引」から〜「殺人」に至るまですんなりとだけどしんみりしっかり読み込めました。
    映像化、松阪慶子さん、なるほど?
    読んで納得。観ていなかったけれど。

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    2025年11月10日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    介護まで受けられるので、刑務所に入ろうと思い至った老人のお話
    
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    人に迷惑かけない老後を
    送るためには、
    どう生きればいい?
    
    老親の面倒を見てきてた桐子は、
    気づけばたったひとり、
    76歳になっていた。
    
    両親をおくり、
    わずかな年金と清掃のパートで
    細々と暮らしているが、貯金はない。
    同居していた親友のトモは病気で
    先に逝ってしまった。
    唯一の家族であり親友だったのに……。
    このままだと
    孤独死して人に迷惑をかけてしまう。
    
    絶望を抱えながら過ごしていたある日、
    テレビで驚きの映像が目に入る。
    収容された高齢受刑者が、
    刑務所で介護されている姿を。

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    2025年11月10日
  • ギリギリ

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    原田ひ香作品4冊目。
    穏やかで、でもヒリヒリしたりモヤモヤしたりする日常を描いている。本作は登場人物のキャラがとても良くて私はかなりツボ。
    藤色のカーディガンがお気に入りの静江、頼まれごとを断らない健児、ストッキングやスーツを脱ぎ散らす瞳。主要人物ではないが一朗太氏に冴子、ヘンリーなどなど。
    読み進めるほどにそれぞれのキャラが立ち上がってきて、ストーリーだけでなく彼らに夢中になっている自分がいた。前半から読む手が止まらなかった。

    一見嫌みのある人物であっても、関わっていくと本音がぽろぽろと出てきて、知っていくごとに愛おしくなっていく。
    表面的な部分だけでなく、大切な人の奥底にある弱さを知るに

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    2025年11月11日
  • まずはこれ食べて

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    面白かったけど、こういう結末になるとは思わなかった。
    最後の章でちょっとびっくり。
    みんないい人で終わると思ったら、そうじゃなかった。

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    2025年11月08日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    高齢者の諸問題が描かれている。他人事ではない。解説の「役人や政治家にもぜひ読んでもらいたいものです。」に共感した。

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    2025年11月08日
  • 東京ロンダリング

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    面白く、読みやすく、スラスラーと読み終わりました。誠実に生きていれば、孤独ではなく、良い意味で人は寄ってくるのかな。素敵な人に出会えて良かった( ¯ ¨̯ ¯̥̥ )

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    2025年11月05日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    マンションの老朽化をテーマにした作者らしい社会派小説。メタボリズム建築と言えば思い浮かぶ実在のマンションについて、そこまで知識のない自分はどこまでが真実の話なのか、解説が気になりながら読み進めた。マンションの建築家の娘やその片腕、マンションの住民の心理描写を丁寧に織り込みながら進む展開はとても辛辣でありながら感情移入出来た。途中、浮気癖のある旦那が2人出てくるのが印象的だが、婚約はその後どうなったのだろう。序盤からの曖昧な展開が最後に事務所の社長による隠蔽工作である展開であったことが明かされるが、結論は読者の想像に任せる結末に。アスベストが使われた建物は解体費用が倍かかるのでこの後の展開は相当

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    2025年11月03日
  • DRY

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    罵りあいながら同居する3世代の女性たち(藍、孝子、ヤス)と、ひとりで祖父を介護する隣人の美代子の貧困の闇を描いた物語
    藍たちの共通点は男にだらしない、品がない、言葉が汚い、お金にがめつく貧乏…と、実際にいたらなるべく関わりたくない
    女性の貧困、年金や生活保護の不正受給など、なかなか重いテーマでした

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    2025年11月02日
  • 人生オークション

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    ネタバレ

    全く毛色の違う中編2編だが、心底ハッピーエンドではなくそれぞれが抱えている価値観について考えされされる深い話であると感じました。
    「人生オークション」警察沙汰で周りに迷惑をかけた叔母の部屋に山積みになった物を処分していく過程で、叔母のモノに対する価値観の変化が楽しい。叔母のいい加減だけど優しい人柄が考えすぎな性格の主人公には受け入れがたいのはあるあるだと感じた。
    「あめよび」結婚せず付き合い続けたい主人公の彼氏には読者には共感されないし、顛末も主人公にとってよかったと思うがどことなく寂しい結末ではあり、深い余韻があります。諱のこと、眼鏡屋さんのお仕事についてはとても興味を惹かれた。次に眼鏡を作

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    2025年11月01日
  • 図書館のお夜食

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    確かに考えてみたらアニメやドラマに出てくる食事の再現メシが有るんですから小説も有りますよねぇ…どれも食べてみたいです

    一話ごとのボリュームも丁度良くて、通勤のお供にも最適でした

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    2025年10月30日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    母親の言葉がとても本物のようで、確かに言うよなぁ〜そしてもう亡くなった母親を想う。おいらも母親が大好きでしたので…あはは

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    2025年10月25日
  • 彼女の家計簿

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    人の人生にお金は切って切り離せない。
    だからこそ原田ひ香の小説には誰しもが共感できるところがあって引き込まれるのだろう。

    『彼女の家計簿』ではある家計簿が3世代を繋ぎ、その人生に関係のあった人たちを繋ぐ。家計簿とは言ってもお金だけではなく、書かれているほんの数行の文言に生きざまが見て取れる。誰かが読むとは思わずに書いたものかもしれないし、誰かに読んでもらいたいと思って書いたものかもしれない。それは分からないけれど、その中に想いがこもり、毎日を一生懸命に生きていたことが伝わってくる。

    女性の一生はその時々で役割が違う。
    その役割ごとの重荷や幸せを給料・家賃・家計、、、そういうお金の切り口を含

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    2025年10月23日
  • ラジオ・ガガガ

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    実在するラジオ番組のいくつかは聴いた事ある。オードリーのオールナイトニッポンに深夜の馬鹿力は馴染み深く、このエピソード知ってるかもしれん!とニンマリする。

    6話の短編集で構成された、ちょっといい話な雰囲気の物語も、読み進めると色々な顔を覗かせ、ハッとして、グッときたり、そして学びになったり。と、どの話も読み応えがあって大満足。

    特に、火花のような『昔の相方』と売れない作家の意地が胸熱な『音にならないラジオ』は必見。
    泣きます!!

    それにしても花ゲリラってマジなのか?

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    2025年10月22日
  • サンドの女 三人屋

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    ネタバレ

    たまごサンドの秘密、とっても美味しそうだと思った
    正直、大輔と夜月を応援していた
    大輔って超絶モテるのに一途で素敵だと思った。
    婚約者が超金持ちだと知っても舞い上がらない朝日も素敵
    登場人物の視点から見る物語がとても面白かった

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    2025年10月21日
  • 東京ロンダリング

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    テーマは不気味なのに、読後はなんだか心が軽やかになる。まさにこの本自体がロンダリング(浄化)効果あり。
    人生は山あり谷ありと言うけれど、山も谷もどちらも必要というのを物語を通して教えてもらった気がする。ずっと順調な人生がいいと思いがちだが、それはそれで堕落してしまう。ずっと過酷なのも、生きていて辛い。
    人生の緩急みたいなものは、その人にとって最適なタイミングでやってくる受動的なものもあれば、自ら選択している能動的なものもあるんだと思う。
    白黒どっちかはっきりしてる人生ではなくて、グレーな人生で生きていきたい。というか、そうなってしまうんだろうな。

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    2025年10月20日
  • 三人屋

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    ネタバレ

    所々に出てくる食べ物の描写がとても素敵
    まひるにすごく同情してしまう
    自分なら許すことは出来ない
    みんないろんな事情をかかえてるんだなーと当事者にしか分からないことがあるよなーと

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    2025年10月19日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食卓を囲む恋人たちの物語。
    こう書くと、幸せな話のように感じるかもしれないけれど、そんなおめでたい話ばかりではない。
    食欲は人間の二大欲求の一つだから。その上に立つ物語はそれはそれは濃いものでなければ成り立たない。人間の生と欲が濃密に描かれた短編集。

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    2025年10月15日
  • 口福のレシピ

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    私の祖父母が生まれた時代のしずさんと現代(いつ頃なのかしら)を生きる留希子 料理に携わり試行錯誤に夢中になるところはそっくりで お母さんやお祖母ちゃんの人となりはあまり語られていないけれど、彼女たちにもそれぞれ物語がある それも読んでみたいな これから冬なので春菊が出てきたらおそばを食べたいなと思う

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    2025年10月16日
  • ラジオ・ガガガ

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    実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描いた短編集。
    一時期ラジオを聴くのが楽しみだったのですが、今は日曜天国の切り取り放送を聞く程度です。
    本を読みながら、ラジオを聞きたくなりました。実在の放送のシーンが入っていたりするので、そのラジオ番組の好きな人は嬉しいかも。と思いながら読みました。気分転換に丁度良い短編集でした。
    ★好きな話★
    第一話 3匹の子豚
    第二話 アブラヤシのブランテーションで
    第四話 昔の相方 

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    2025年10月12日
  • ランチ酒

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    2017年出版。280ページ。元クラスメイト男子がやっている「深夜の見守り屋」の唯一の社員として働く、バツイチの女性が主人公。お客様の元・各所に赴きながら、その場近郊で「仕事上がり(徹夜明け)のランチで酒も飲む」。特に大きなストーリーは無く、ある意味淡々と過ごす日常。訳あって元夫のもとで暮らす小2の娘と、月に一度だけ会う。
    ごく平均的な人、とは言えないが、とても劇的とも言えない設定の人物達が織り成す物語。
    やっぱり飲み食いのお話は、読んでいてワクワクする。かと言ってグルメ的な突っ込みは深過ぎす、退屈するほどに浅すぎもせず。
    強いインパクトは無いけど、読後感はハンナりと暖か。

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    2025年10月09日