原田ひ香のレビュー一覧
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audibleで。老親の介護を終え、一緒に暮らしていた親友をも失い、ひとりぼっちと感じる桐子。ビルの清掃の仕事を続けながらも、孤独死や病気や、先の不安ばかり。ひょんなことから、刑務所に入ったら介護も受けられるし住むところを与えられると考えた桐子は、死ぬまで刑務所に居られるような犯罪を犯そうと計画する。
桐子が心を込めて掃除をし、人と関わり、人間関係を作っていくストーリーは、犯罪を犯すと言う目標を喜劇のように仕立てていて面白い。その中で、孫のような年齢の友、ゆきなちゃんの存在は大きい。桐子のような人を、丁寧に生きる人、と呼ぶのではないか。一生懸命生きて来た人が幸せに老後をまっとうできる世の中にな -
Posted by ブクログ
冒頭の印象から美味しい優しい話なのかな?と推察したが、優しいだけの話ではなかった。
人生に不満や迷いや苛立ちを抱える人が次々出てきて、読み進めるほどに人間関係が絡み合い、重さが増していく。
その鬱屈とした空気が、舞台であるシャッター街の商店街とよく合っていた。
夜月の行動の動機は夜月にしか分からないし、まひるの苛立ちはまひるにしか分からない。
それを「頑張ってるのに理解してくれない!」と憤るのは、外から見てる側としてはムチャ言ってるよなぁという気も。でも、実社会にはいるよねこんな人。
結局のところ、人間なんてみんな独りよがりなのかもって思った。
飲食店が舞台の割には美味しそうな食事の様子は冒頭 -
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Audible 再読
原田ひ香さんが好きなので、内容をうろ覚えだったので、Audibleで再読。
恐らくこの小説のネタになりそうな経験をしたのだけれど、それについて私には復讐したいという感情は持たなかった。
一つには、何かあると自虐に向かう性格。
もう一つは、そこまで感情が大きくないというか、他人に関わりたくないというのがあるのかもしれない。
幸せになることが最大の復讐、という言葉も救ってくれたのかもしれない。
あと、作中では日本語で「復讐するは我にあり」をずっと心に留めていたことも救ってくれたのだろう。
復讐は、その手段を考えている時間エネルギーに合わないし、なにより自分自身を傷つ -
Posted by ブクログ
原田ひ香さんの3千円の使い方や財布は踊る等を読んでいた為、断捨離したものの売るのが面倒でなかなか始められない自分の後押しになる社会勉強になる系話かと思い読み始めたところ、また違った作風でびっくりしました。が、日常に寄り添うような読み易さは変わらずで、一気読みしました。叔母さんが罪を認めてしまった時の感情がすごく理解できて苦しかった、、。緩やかな再生の物語は好きなので、とても良かったです。でも少しあっさり終わってしまった感覚があるので、もっと深く長編で読みたかったなと思いました。
2作目のお話は、のめり込んで読んだ分、結末にスカッとしつつも寂しさも覚えましたが、解説まで読んでハッとしました。全く -
Posted by ブクログ
初めての原田ひ香作品でした
人生オークションとあまどいの2本立て
表題の「人生オークション」はメルカリ台頭前のヤフオク全盛期の頃の話で、時代を感じたね…
え?ここで終わり?ってところであっけなくENDだったもんで、物足りなかった感がある
おばさん、良くも悪くも正直すぎなんだろうな
「あまどい」は私がちょうど結婚適齢期というのもあって、すごく肩入れして読んじゃった!
定職に就いていない、しかも結婚しない宣言をした彼氏とずっと付き合っていて、「早く別れてしまえ〜〜」と思いながら読んだ
ちゃんと別れた美子は偉いし、その後別の人と結婚してから元彼と再会するあたりはスカッとするね〜