原田ひ香のレビュー一覧

  • その復讐、お預かりします

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    その復讐、お預かりしますは、復讐代行という刺激的な設定ながら、実際には人の欲や矜持、再出発を描いた短編集。正直、私は長編派なので、「この程度のことでセレブでもない人が大金を払って復讐するだろうか」という設定にはやや違和感もありました。

    物語自体にはそれなりの痛快さはありますが、全体としては少し浅い印象も受けました。短編同士が緩やかにつながっていたり、最後に思いがけない仕掛けがあったりする作品(たとえば青山美智子さんの短編集のような構成)が好きな私にとっては、やや物足りなさも残ります。

    それでも印象に残る台詞はいくつもあります。「こんがらがった愛の糸をほどくキューピット」や「本当に大切なのは

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    2026年02月16日
  • あさ酒

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    ランチ酒のスピンオフ
    朝から酒かぁと思いつつ、築地の漁師さんとかそうやったんかなーって思いながら読書。
    ランチで飲む酒の背徳感くらいが自分には丁度いいなぁと思いつつ、登場人物の悲喜交々はやはり惹きつけるものがあり面白かった。

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    2026年02月15日
  • 古本食堂

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    感想と思うと難しい、、

    読みやすくて、たのしい
    〝たのしい〟感じがする
    笑っちゃうような話ではなくて、
    ただそこにある現実と想像とそれぞれの想いが
    温かくも静かに存在している

    古書もご飯屋さんも神保町ももう親しみの中にある

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    2026年02月15日
  • 月収

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    生活して行くためのお金はいくら必要か?
    いくらあれば納得できるのか?
    東京の大学で、下から上がった友人達は大した努力もしないでも、良いところに就職が決まっていた、、、という所に頷きながら読んだ。
    大きなお金を持っていれば、新しくお金を生み出す仕組みを作れるのか?やはりその知識と、ガッツが必要だとは思う。パパ活で、お金を稼いでもコソコソしなければならない人生なんて、まっぴらだなと思った。

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    2026年02月13日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    最近よくあるスカッとものと思いきや、どちらかというとじんわり系。
    憎しみに囚われた心をいつの間にか再生してくれるような物語だった。
    実は美菜代が気づかないところで、誰かが影で動いているのかとか期待したが、そうでもないらしい。
    出入りしていた謎の人たちは、なんだったのだろう。
    少々未消化な部分が気になったけど、まぁおもしろく読めた。
    要は依頼した段階で、復讐はほぼ成し遂げられたようなものなのだろう。
    憎むべき相手がギャフンとなるところを知り爽快だったとしても、傷ついた心は元には戻らない。
    理不尽な思いをする人は、基本的に心優しいから、逆に新たに傷ついてしまうのだろう。
    こんな復讐もあってよいのか

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    2026年02月13日
  • あさ酒

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    大好きな「ランチ酒」シリーズの祥子さんのその後の話も少しあるのだが、
    本作は新たな主人公、恵麻が中心。
    恵麻が仕事も恋人も失うが、「見守り屋」として働きながら再生する様を淡々と描いている。
    原田ひ香さんの文章は読みやすいなぁと改めて感じた。

    しかし不満が、、食べ物のチョイスが、、、
    カレーとたぬき蕎麦で酒は飲まないなぁ。
    オムライスもつまみにはならない。
    全体的に炭水化物多め。
    惹かれるお店が少なかった。
    あ、でもびっくりドンキーの「イカの方舟」は知らなかったのでそれはちょっと食べてみたい。

    ランチ酒は
    行ってみたい、
    食べてみたい、
    合わせてお酒を、ビールを、ワインを飲みたい!
    と思うお

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    2026年02月12日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食のある10の風景

    小説新潮掲載作品から編まれた、
    人気作家陣による〈恋〉と〈食〉をテーマにしたアンソロジー。

    顔ぶれはなかなか豪華。

    「わたしたちは平穏」 一穂ミチ
    平穏なふりをする平穏が好きなふたり。
    波風を立てず、壊さない距離を選び続ける関係性が、食卓の静けさとともに描かれる。
    元妻の生霊だか怨霊だかの存在だって平穏

    「ワタシノミカタ」 古内一絵
    シングルマザーの漫画家と、その息子。
    忙しさと不安を抱えるふたりのもとに現れたのは、救世主のような若いイケメンアシスタント。
    外見だけでなく、心までイケメン。
    仕事にも生活にも、さりげなく手を差し伸べる存在は、ふたりにとって確かに“

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    2026年02月09日
  • 口福のレシピ

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    ネタバレ

    美味しそうな描写がとても良かったです。しずさんが最後救われたなら良かった。祖母の描写ももう少し欲しかったです。

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    2026年02月09日
  • 月収

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    生きていくにはお金が必要。
    お金はあったほうがいいが、お金があるから幸せとは限らない。
    どうやって稼ぐか?
    どんな仕事に着いてどれだけ働くか。
    自分のやりたい事や生活スタイルは、
    他人とは違う。
    人と比べる必要はない。
    年齢も月収も違う登場人物が魅力的で、楽しく読めた。

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    2026年02月07日
  • あさ酒

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    ネタバレ

    ご飯系の本が好きで朝から飲むってのはちょっと新鮮。私はお酒はほぼ飲まないので、こーやって飲めたら楽しそうやなーと思う。

    見守り屋に依頼する人達をもっと深掘りして欲しいなと思った。

    祥子さんが主人公とも思われる作品もあるようなので、それも読みたい。

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    2026年02月07日
  • 彼女の家計簿

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    ネタバレ

    戦中戦後の主婦、職業婦人のつけてた家計簿日記が虎つばのお母さんに重なる。
    仕事も大事だけど娘より大事かなぁ。。。

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    2026年02月06日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    原田さんの作品はとにかく読みやすいです。おそらく読書を始めたばかりの方にお薦めです。本作についてはお金にまつわる話で、なんとなく世知辛く感じました。「青い壺」のような話の展開でした

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    2026年02月05日
  • 虫たちの家

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    リベンジポルノ被害やネット被害で心に傷を負った女性たちが暮らす最後の砦の『虫たちの家』
    本名を捨てて新しく生き返りたいと言う気持ちがあるのだろうが、テントウムシやオオムラサキ、ミミズなど虫の名前で呼び合うことは気味が悪いとしか思えない。
    前半、閉鎖的で神経質な生活に息苦しいだけでちっともそそられなかったが、中盤から不穏な中にも何やらゾクゾクし出し、後半は作者の仕掛けられた罠に見事にハマってまさかの展開だった。
    気味が悪いところは『DRY』を思い出したが、原田ひ香さんには珍しくミステリーぽい意外性が良かった。

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    2026年02月05日
  • 三千円の使いかた

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    価値観の全く合わない妻と連れ添って30余年
    根本的にズレていても時間とともに譲歩しあって・・・なんてことは一切なくドンドンこじれてヨジレて今や口も利かない
    育ってきた環境がちがうから~♬ って山崎まさよしみたいにはいかなかったな~
    どうして続いているのか 意地でも打算でも世間体でもないような  止めるのもエネルギーがいるからな~

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    2026年02月05日
  • 人生オークション

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    不要なモノ=執着を手放していくことですっきりとした空間と心持ちを手に入れ、新しい一歩を踏み出す(まさにやましたひでこさんの提唱する断捨離)りり子おばさんと彼女を通して自分と向き合った瑞希。いずれもまだスタートラインに立ったばかりのところで物語が終わり、この後のふたりがどうなるのかはわからない。なかなかそんなにすんなりとは行かない気もするが、行動した事実は彼女たちの今後の力になるだろう。

    『あめよび』
    解説を読むまで本当のオチは理解できていなかった(とはいえ、それでも本当に理解できたかは疑問)。

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    2026年02月05日
  • 古本食堂

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    あんまり神保町に詳しくないのと、古本屋に出入りしないから親近感!って感じはなかったけど
    美味しいものとニッチな本を取り上げてるから
    食事と本、どちらにも興味が湧いた!

    登場人物もみんないいし、ちゃんとみんな成長していく姿がいい。

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    2026年02月04日
  • ラジオ・ガガガ

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    全6話の短編集。どれも全く違う主人公で、年齢も性別も職業もバラバラ。第4話の昔の相方では、夫婦の寄り添い方の難しさ、ステキさが感じられて好きだった。第5話のWe are シンセキもよい。最後は清々しく感じる。

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    2026年02月04日
  • 三千円の使いかた

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    タイトルからハウツー本のような印象を受けるけど、御厨家とその周りの人々に降りかかるお金にまつわるオムニバスストーリー。
    お金に関する葛藤や将来への悩みに直面して奮闘する女性陣とは対象的に、ふんわり・のほほんとした男性登場人物に当事者意識を持て!の心のツッコミが止まらず。翔平の家族の“ズレてる”感にはげんなり…読むのがきつかった。

    節約、貯金、投資…字面を見ただけで自然と身構えがちだけど、これらの数字に向き合わなければお金が貯まることもなく…見える化の大切さを説くような、いい意味で手を差し伸べてくれるような一冊だった。これを機に日々のお金の流れについて確認してみようと思う。

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    2026年02月04日
  • 月収

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    様々な職業や境遇の女性たちの「月収」に焦点を当てた6話からなる連作短編集。

    年金暮らしで貯金を取り崩す中、ある収入源が見つかる66歳、親の介護を見越して新NISAを利用する29歳、専業作家を目指し不動産投資を始める31歳、パパ活で20代のうちに、1億円稼ぐことを目指す26歳、夫の遺産や株式投資で月収300万円の52歳、介護士で生前整理の会社を立ち上げる22歳。

    お金に対する価値観やお金では買えない幸せ感について考えさせる内容になっている。

    どれも深刻な問題に発展するようなストーリーではなく、他人の懐事情や生活をのぞき見して、好奇心をくすぐられる気分になるような気楽で軽めの小説だ。

    ただ

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    2026年02月04日
  • 老人ホテル

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    「……家族にはもつ利用されたくないから。
    何も奪われたくないから」

    1番天使の想いが出ていた一文かなとも思う。
    光子が心を開いて天使に色々なものを託す場面はすごくよかった。

    ただ、最後の終わり方がヒヤヒヤ、モヤモヤして
    スッキリしない内容だったから△2かな。

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    2026年02月02日