原田ひ香のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ松尾純一郎、57歳、バツイチで妻子とは別居中、無職。早期退職後に退職金を注ぎ込み、妻の反対を押し切って始めた喫茶店を半年で潰してしまう。再就職のあてもなく、趣味もなく…ふと思い立ち純喫茶巡りを始める。
娘、妻、前妻、同期の友人などから「何もわかってない」と言われモヤモヤしながらも、喫茶店を巡り、美味しいコーヒーと食べ物で気を紛らわせる日々。
松尾純一郎大丈夫か?と思いながらも、私もコーヒーとパンが食べたくなってしまった。ラストはスッキリ。松尾純一郎を応援したくなってた。
読み終わりが近づいてきて、最後は私も喫茶店に行ってコーヒー飲みながら読み終えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『復讐屋 成海慶介の事件簿』というタイトルの本の題名を変えて新装版で出されたものだった…新しい本かと思っていたのに、何だか騙された気分(泣)
とりあえず、内容としては、まぁまぁ。女が男に復讐したくなる時は、得てしてこういうものだなぁ、と思って読んだ。
初めは復讐屋といいつつ復讐しない成海に、詐欺やんけ〜と思ったりもしたけど、復讐しない事に大きな意味があって、しかも成海の幼い頃の母親が起こした事件も相まって、悲しいし切ないな、と思うように。
相続を放棄したほうが幸せ、のくだり、本当かも?
成海と主人公の女の子のその後が気になるけど、今のところ続編はないみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ特に福祉などの文脈で「救済が必要な弱者が、助けたいタイプの人たちとは限らない」といったことが言われる。
老人ホテルに泊まっている老人たちも、主人公の「天使」や、その親・家族も、どちらも両極の意味で、それに当てはまる。
老人たちはお金を払うことで、老いという弱さをカバーしているけれども、人は最終的には「どうも一人では生活できない」領域に踏み込むことになり(少なくともそのケースが多く)、そのとき急に「弱者」としてどう助けを借りるかというのが大きな命題になる。
結局金かい、という気はするけれども、お金はひとつの有効すぎる解決策だ。
翻って、天使の一家はまさに、「救いたい気持ちになれない弱者」で、生 -
Posted by ブクログ
店員に知識マウントを取ろうとするこういうおじさんいるいる!と思います。
孤独のグルメの純喫茶バージョンみたいな感じでした。但し、今作の主人公の純一郎は妻と別居中(離婚しそう)で無職で求職中(早期退職後、喫茶店経営に乗り出すが失敗)という状況なので、五郎さんと比べるとあまりにもしょっぱい孤独のグルメですが。
友人や同期、元妻、現妻、娘、同じ夢を持っていた仲間、部下…全ての人に「何もわかってない」と言われてしまう主人公は確かにダメダメなんですよね。いや、店員に偉そうだったり頑固でわからず屋…的な嫌なおじさんタイプではないんです。多分ご近所さんだったら、いつも穏やかで良い人だと思われる気がします。で