原田ひ香のレビュー一覧

  • 古本食堂 新装開店

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    《今みたいに本を読んで、皆が楽しんでお話して買ってくれる。それがあたしの店の、いえ、あたしと美希喜ちゃんの店のいいところになると思うの》p.45。
    >店の将来展望。
    >店の改装。
    >珊瑚と美希喜にちょっとした軋轢。
    >隣の美波さんちは文壇バーなんかも意識しているらしい。
    >文壇バーの定義は?
    >健文さんの見つけた台湾の作家をメインにすえたブックフェアを美波さんとこでやることになった。
    >東山さんが怪我をし心配した珊瑚が帯広に帰ってしまい残された美希喜は不安。
    >美希喜、大我と話す。
    >美希喜と珊瑚の対話。
    >珊瑚の、二つの、いや三つかなの決心。

    ■鷹島古書店についての簡単な単語集

    【岡田三

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    2026年02月20日
  • 老人ホテル

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    投資話的なとこは退屈してきたけど、特別収録されたスピンオフ短編のファーストクラスラウンジがすごく面白かった

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    2026年02月19日
  • サンドの女 三人屋

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    三人屋スピンオフの続編。男を寄せ付けない雰囲気のあった前作とは一転して、3姉妹の結婚絡みのドタバタを描き、三人屋が散り散りになってしまうお話。今回出てくるダメ男は小説を書かない作家くらいで、珍しく男がカッコいい原田ひ香の小説なのであった。

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    2026年02月19日
  • 古本食堂

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    『喫茶おじさん』に続いて手に取った原田ひ香さんの作品。
    古書店が舞台の話は三上延さんの
    『ビブリア古書堂の事件手帖』以来だったような。
    あちらは古書にまつわるミステリーだったけれど
    こちらはどんな感じかなと思いながら読み始めました。

    鷹島古書店にやってくるのはどれもクセの強い人ばかり。
    新米店主である珊瑚さんと親戚の美希喜ちゃんは
    慣れないながらも店の中にある様々な古書と
    神保町の美味しいグルメを仲立ちにして
    温かな関係を築いていく。

    それは亡くなった前の店主も含め
    皆が古書をこよなく愛する人たちだったからこそ
    心を通じ合わせることができたのだろう。
    ああ、自分も神保町の古書店と喫茶店巡り

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    2026年02月19日
  • 東京ロンダリング

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    事故物件に一定期間住み次の住人への告知義務をなくす(ロンダリング)仕事に就いた内田りさ子の再生を描いた小説。

    賃貸物件の告知義務を利用した職業設定が面白い。
    ロンダリングを”浄化”というのも、まるでお祓いみたいで可笑しい。

    泣くか寝るだけだったりさ子が立ち直っていくストーリーは、こちらも心が整えられていくようだった。

    「いつもにこやかに愛想よく、でも深入りはせず、礼儀正しく、清潔で、目立たないように」
    このロンダリングの心構えは、周りとうまくやるためというより、いなくなっても違和感を持たれないためのものであると思う。

    そんな希薄な人間関係がずっと続いたら、物足りなくなってくるのでは?

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    2026年02月18日
  • その復讐、お預かりします

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    成海のセリフの言葉遣いがゆれていて(二面性のあるキャラなのはわかるか、ゆれ方が曖昧すぎて一貫性がなく、キャラクターの実像が掴みにくい)そこだけがかなり気になったが、話の筋はけっこう好きな感じだった。

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    2026年02月18日
  • 定食屋「雑」

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    原田ひ香さんの作品は,美味しいものを「読みたい」時に手に取る.
    『あさ酒』で,見つけてしまった楽しみは,中毒性があるのだ.
    さて,この作品,『あさ酒』が,ぶっちゃけ,ストーリーより美味しい描写にすっかり心を奪われてしまって,ストーリーそっちのけ・・・とまでは言わないけど食べ物が主役だったのに対し,本作は「ちょっとだけ」人物描写に力点が置かれている・・・あれ?なんかまた失礼なこと言ってるな(笑),シンプルにじわっとくる感じは,これまた味わい深いもんで.作中に出てくる料理たちと一緒で,大きなドラマ性があるわけでもなく,誰にでも起こりうる普通の人生の,ありきたりな山や谷・・・でも,それがなんとも心地

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    2026年02月22日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    原田ひ香さんの短篇が入っていたのと、帯に引かれて購入。

    どのお話もよかった。
    節約術が載っている訳ではなくて、お金との向き合い方だったりお金と人間関係の絡みなどが話に編み込まれていてお金について考えることができた。

    p213 わらしべ長者のつくりかた

    いったいいつから、どうせ自分なんて大した人間にはなれないと、世の中を拗ねたような顔つきで暮らすようになったのだろう。
    これから自分がどんな職業や生き方を選ぶにしても、一日、一日をきちんと生きていく。仕事を楽しむ。楽しめる仕事を探してみる。


    心に染みた。

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    2026年02月17日
  • 月収

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    【あらすじ】
    それぞれの月収に見合う生活を送る6人。
    欲しいもの、不要なもの、そして、
    お金では買えないもの――。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    年齢も境遇もバラバラな6人の女性たちが、それぞれの「月収」を軸に自身の生き方を模索する群像劇です。短編集に近い形をとっていますが、読み進めるうちに登場人物たちが意外なところで繋がっており、その構成の巧みさに引き込まれました。一見、赤の他人同士がどこかで影響し合っている様子は、まるで実社会の縮図を見ているようでした。

    物語を通じて改めて感じたのは「お金があれば幸せで、なければ不幸せ」という単純な話ではないということです。もちろん、月

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    2026年02月17日
  • その復讐、お預かりします

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    その復讐、お預かりしますは、復讐代行という刺激的な設定ながら、実際には人の欲や矜持、再出発を描いた短編集。正直、私は長編派なので、「この程度のことでセレブでもない人が大金を払って復讐するだろうか」という設定にはやや違和感もありました。

    物語自体にはそれなりの痛快さはありますが、全体としては少し浅い印象も受けました。短編同士が緩やかにつながっていたり、最後に思いがけない仕掛けがあったりする作品(たとえば青山美智子さんの短編集のような構成)が好きな私にとっては、やや物足りなさも残ります。

    それでも印象に残る台詞はいくつもあります。「こんがらがった愛の糸をほどくキューピット」や「本当に大切なのは

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    2026年02月16日
  • あさ酒

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    ランチ酒のスピンオフ
    朝から酒かぁと思いつつ、築地の漁師さんとかそうやったんかなーって思いながら読書。
    ランチで飲む酒の背徳感くらいが自分には丁度いいなぁと思いつつ、登場人物の悲喜交々はやはり惹きつけるものがあり面白かった。

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    2026年02月15日
  • 古本食堂

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    感想と思うと難しい、、

    読みやすくて、たのしい
    〝たのしい〟感じがする
    笑っちゃうような話ではなくて、
    ただそこにある現実と想像とそれぞれの想いが
    温かくも静かに存在している

    古書もご飯屋さんも神保町ももう親しみの中にある

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    2026年02月15日
  • 月収

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    生活して行くためのお金はいくら必要か?
    いくらあれば納得できるのか?
    東京の大学で、下から上がった友人達は大した努力もしないでも、良いところに就職が決まっていた、、、という所に頷きながら読んだ。
    大きなお金を持っていれば、新しくお金を生み出す仕組みを作れるのか?やはりその知識と、ガッツが必要だとは思う。パパ活で、お金を稼いでもコソコソしなければならない人生なんて、まっぴらだなと思った。

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    2026年02月13日
  • 喫茶おじさん

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    早期退職をしたおじさんが喫茶店巡りをしながら、今後の人生に向き合うお話。
    いろいろな喫茶店でコーヒーを飲み、食べ物を食べる、そのなかで色々な悩みに向き合う描写がベースになっている話なので、自分も喫茶店に行きそんな時間を過ごしてもいいな、と惹かれた。

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    2026年02月13日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    最近よくあるスカッとものと思いきや、どちらかというとじんわり系。
    憎しみに囚われた心をいつの間にか再生してくれるような物語だった。
    実は美菜代が気づかないところで、誰かが影で動いているのかとか期待したが、そうでもないらしい。
    出入りしていた謎の人たちは、なんだったのだろう。
    少々未消化な部分が気になったけど、まぁおもしろく読めた。
    要は依頼した段階で、復讐はほぼ成し遂げられたようなものなのだろう。
    憎むべき相手がギャフンとなるところを知り爽快だったとしても、傷ついた心は元には戻らない。
    理不尽な思いをする人は、基本的に心優しいから、逆に新たに傷ついてしまうのだろう。
    こんな復讐もあってよいのか

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    2026年02月13日
  • あさ酒

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    大好きな「ランチ酒」シリーズの祥子さんのその後の話も少しあるのだが、
    本作は新たな主人公、恵麻が中心。
    恵麻が仕事も恋人も失うが、「見守り屋」として働きながら再生する様を淡々と描いている。
    原田ひ香さんの文章は読みやすいなぁと改めて感じた。

    しかし不満が、、食べ物のチョイスが、、、
    カレーとたぬき蕎麦で酒は飲まないなぁ。
    オムライスもつまみにはならない。
    全体的に炭水化物多め。
    惹かれるお店が少なかった。
    あ、でもびっくりドンキーの「イカの方舟」は知らなかったのでそれはちょっと食べてみたい。

    ランチ酒は
    行ってみたい、
    食べてみたい、
    合わせてお酒を、ビールを、ワインを飲みたい!
    と思うお

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    2026年02月12日
  • 喫茶おじさん

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    あなたは何も分かってない、毎回言われてるおじさん。
    わたしはこう思ってるって何も言わずに気持ちを理解するってたとえ家族でも、友人でも難しいんじゃないかな。
    自分の理想的な物差しで相手を計って、勝手に期待して勝手に失望してる人間模様をみるとちょっともやもやする。
    自分からは見えてない面がほとんどなんだから、ほんとうの相手の気持ちや状況なんて分からなくて当然な気がする。
    他人の芝生は青く見えちゃうんだ。
    いいなあって思っても割にそうでもなかったり、色んなものの上になんとか成り立ってることもある。

    ともあれ、喫茶店行きたくなった。
    ひ香さんが書く食べ物描写はいつも美味しそう。
    物語の中ではコーヒー

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    2026年02月11日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食のある10の風景

    小説新潮掲載作品から編まれた、
    人気作家陣による〈恋〉と〈食〉をテーマにしたアンソロジー。

    顔ぶれはなかなか豪華。

    「わたしたちは平穏」 一穂ミチ
    平穏なふりをする平穏が好きなふたり。
    波風を立てず、壊さない距離を選び続ける関係性が、食卓の静けさとともに描かれる。
    元妻の生霊だか怨霊だかの存在だって平穏

    「ワタシノミカタ」 古内一絵
    シングルマザーの漫画家と、その息子。
    忙しさと不安を抱えるふたりのもとに現れたのは、救世主のような若いイケメンアシスタント。
    外見だけでなく、心までイケメン。
    仕事にも生活にも、さりげなく手を差し伸べる存在は、ふたりにとって確かに“

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    2026年02月09日
  • 口福のレシピ

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    ネタバレ

    美味しそうな描写がとても良かったです。しずさんが最後救われたなら良かった。祖母の描写ももう少し欲しかったです。

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    2026年02月09日
  • 月収

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    生きていくにはお金が必要。
    お金はあったほうがいいが、お金があるから幸せとは限らない。
    どうやって稼ぐか?
    どんな仕事に着いてどれだけ働くか。
    自分のやりたい事や生活スタイルは、
    他人とは違う。
    人と比べる必要はない。
    年齢も月収も違う登場人物が魅力的で、楽しく読めた。

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    2026年02月07日