原田ひ香のレビュー一覧

  • 三千円の使いかた

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    さらっと読めた。読みやすい。
    細かな描写が、世代性別幅はあるのに、ありそうという感じがした。

    読んで残ったものは…
    日々大小のお金をさまざま使うが、
    それぞれのお金を何も考えず使っていないか。
    考えつくして使うなら、後悔はない。

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    2025年11月29日
  • 定食屋「雑」

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    多分、二人とも友達にはなれないタイプ。
    私も向こうからもそう思われるんだろうな。
    二人とも、それなりに欠点はあるけど、
    誠実で頑張り屋さんだって事はよく分かる。
    現実世界では接する事がないだろう二人の頑張りを
    高いところから見せてもらって、
    頑張れってエールを送りたい気持ちにはなってる。
    運動部の生徒さんが学校周辺を走り込んでるところに行き合って、頑張れって思う程度に。

    たまたま知り合った、世代も違う二人が、
    親子でもない、ベタベタしないけど互いに気遣い合う様な絶妙な関係性へ距離を縮めていくのが、
    羨ましくて好もしかった。

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    2025年11月28日
  • 月収

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    するすると読める読みやすい作品でした。三千円の使い方よりも、私は好きかなと感じました。
    女性のお金との向き合い方の話でしたが、男性バージョンも読んでみたいなと思いました。
    リアルな数字が出てくるところが、自分との比較もできて良かったです。

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    2025年11月28日
  • その復讐、お預かりします

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    人気作の多い原田ひ香さん。私はこちらの作品が初めまして。イケメンの復讐屋と恋に敗れた元秘書の軽いお仕事話ということで、復讐というとおどろおどろしいのかと思いきや思ったよりもライトな仕上がり。スカッとする感じの解決方法ではなかったが、人としてのあり方が窺える良き話だった。ただ根本の美菜代自身の話は少し不完全燃焼気味。成海との関係含め続編があれば読みたい。

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    2025年11月27日
  • 三千円の使いかた

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    ネタバレ

    この本も数年前に非常に多くの方がSNSに取り上げて話題になっていたように思います。

    私が手に取ったものも、文庫の初版から一年たった時点で19刷。一回の増刷でどの程度印刷するかは会社によって異なるようですが、少なくとも出版社の予想を少しづつ越えてきていたものと思います。

    ・・・
    まあ、一言で言えば、御厨家の女性たちの、お金(や人生)にまつわるモヤモヤを描く、といったところでしょうか。美帆、美帆の姉の真帆、彼女たちの母親たる智子(なお嫁)、そして祖母の琴子。

    正直、全体としては結構普通に感じました。

    ・・・
    一章:美帆は30手前だし、お金もお金の知識もないのはしょうがないけど、勉強しましょ

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    2025年11月27日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    なんだかんだ言ってもお金ってやっぱり大事。
    それで人生左右される。
    なのに学校では教えてくれなかった。
    お金で苦労してた親を見てたので、自分である程度勉強し向き合ってきた。
    投資って何が正解かわからないけど、知っているのと知らないのとでは大違い。
    この本の主人公たち、女性たちは逞しいけど、男性たちはお金にだらしない。
    そんなお金にだらしない人に振り回されるのはほんと腹立たしい。

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    2025年11月27日
  • 虫たちの家

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    過去に様々な被害により、ひっそりと離島で本名も隠し虫の名前をつけて暮らす女達。
    その中に毒を持った親娘が目的を持って入っていき、その平和な棲家を壊していく。
    最後にやっと人物の相関図がわかり、そうだったのかぁ〜と
    この作者にしては、毒のある人物が描かれているな、と感じた。

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    2025年11月27日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    バブルを満喫して、終わったことが分かっているのに認められないミチル。

    バブルを味わいつくす大人を指を咥えて見てた立場から見ると、何度も羨ましく妬ましく…
    もうちょっと早く産まれてれば私も…なんて思う人も多いんだろうなぁ。

    でもミチルが悩みつつも自分にできることを認めて進んでいく姿に何となく応援したくなって。

    やっぱり人って自分の持っているもの、経験を活かして生きていくしかないんだなぁって。
    何も持ってない人なんていない。
    なんて思った読後感だった。

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    2025年11月26日
  • 月収

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    ネタバレ

    様々な生活を送り、価値観も違う6人の女性それぞれの視点で語られる「月収」に関するストーリー。
    熟年離婚をした響子はギリギリの生活の中で、バー経営の男に頼まれ、生活費の足しにとミントを栽培し始める。
     新人賞を取り、1度ヒットを出した小説家の成美は、自分の好きなように小説を書くために、不労所得を目指し、賞金と印税をもとに不動産投資を始める。
     工場勤務の明海は、節約で浮かせたお金を新NISAで運用、月10万円使っても減らない永久機関を目指す。パパ活で、月に百万円近く稼ぐ瑠璃華はある女性と出会ったことで心境に変化が。
     実業家で月収300万円の菊子は夫を亡くしたことをきっかけにボランティアを始める

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    2025年11月25日
  • 定食屋「雑」

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    2025年40冊目
    登場人物の身勝手さにありえないと思いながらも、ラストに向けて少しずつ前向きになりかけてきたと思ったらコロナ禍突入…
    前向きなラストだったけど、なかなかしんどい物語だった。

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    2025年11月25日
  • 東京ロンダリング

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    ネタバレ

    離婚で行き場をなくしたりさ子は、事故物件に住みロンダリング=「浄化」する仕事を始める。移り住む先々での出会いが、孤独で無気力な彼女の心を解きほどいていく。

    菅さんの一件など少し不穏なところもあるけれど、終始ゆったりとした空気が流れている小説で、特に亮の食堂のシーンはほっこりとしたいい匂いが漂ってくるようだった。

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    2025年11月23日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    『三千円の使いかた』は登場人物に共感して、涙が出たけれど、こちらの本はそうでもなかった。主人公76歳だし、当然かも、、

    ストーリーは気になって最後まで読めたが、わりとあっさり終わってしまった感じ。

    独居の高齢者が増えて、孤独死という言葉も聞く。
    この本の主人公のように周囲の人と関係性を作れるのが理想なのだろうな、と思ったり。

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    2025年11月23日
  • 古本食堂

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    ネタバレ

    「古本を買って、カレー屋や喫茶店に入り、それを広げる時の楽しみはまた何ものにも代えられないものだ」

    喫茶店で本を開くというのは簡単にイメージできますが、カレー屋で本を開くとは考えにも及びませんでした。

    スパイシーなカレーの香りが漂うなかで、本を開くのもなかなかいいかもしれないと思いました。

    知識欲と食欲が満たされる街、神保町。いつか訪れてみたいと思いました。

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    2025年11月22日
  • サンドの女 三人屋

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    期待していたより三人屋の感じしなくてちょっと残念。理人のことなんとかしてあげてよ、豆腐屋!と思ってたけど、だんだん理人は逞しくなっていくし、イケイケだった大輔もやっぱり夜月一筋なんだよね…とかなんかすごく時の流れを感じた。流れていくというか、変わらないものはないのかな、みたいな。夜月と大輔のタイミング合わないの本当に人生!どこかでタイミング合ってくれ笑

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    2025年11月22日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    復讐をテーマにしたとても読みやすい小説。「復讐をするは我にあり」はいい言葉だと思った。
    成海は復讐屋という物騒な名前の職業だが、実際は普通に問題を解決に導か役割をしてる人という感じ。毎夜美女とどっか行くとか、母親のやつとかこれ必要だったか?というエピソードも多く、最後もいろいろフワッと終わった感じで消化不良感が否めなかった。

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    2025年11月21日
  • まずはこれ食べて

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    途中まで、あまり肌に合わないなぁと思っていたけれど、後半も後半、毛色が変わってきて、そこからあっという間にラストへ。ちょっと急展開すぎるような。
    よい終わり方ではあったけれど、ううむ。

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    2025年11月21日
  • 三人屋

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    勝手に仲良し3姉妹がやってる店かと…
    3姉妹それぞれ違った魅力があっていい。それなのに大輔とそれぞれエピソードがあったり。ラプンツェル商店街に全てが筒抜けな閉塞感と、客として来てくれるアットホームな感じ。いい面も悪い面もという感じがリアルでいい。まひるが夜月にコンプレックスあるのもいいし。思った以上に夜月が危なっかしくて最後読むまでハラハラだった。

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    2025年11月20日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    ネタバレ

    「〜の犯罪」がなかなか不穏で面白かったけれどこちらは原田さんお得意の経済的な内容だったので。
    思っていたのと、ちょっと違うかな

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    2025年11月20日
  • 古本食堂

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    神保町行ったことないんだよな。
    行ってみたい。

    紹介される本は、あまり馴染み無いものだけれど、読みたくなってくる。
    こんな風な書店があったら、通っちゃうよね。

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    2025年11月19日
  • DRY

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    離婚して実家に出戻った藍。祖母と母のイザコザに辟易する中、ヤングケアラーとして介護に人生を捧げてしまった、お隣の“みよちゃん”の優しさに救われ、墜ちてしまう。
    『女なのは、私たちが悪いんじゃないよ。生まれつきなんだから』
    彼女たちが自分の人生を取り戻すのを阻んでいるのは、周囲の人々の悪意なのか。十分な知識や愛情を得る機会を奪われたからなのか。
    覗いてはいけない袋小路を見たような、苦い後味が残る読後。

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    2025年11月17日