原田ひ香のレビュー一覧
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《今みたいに本を読んで、皆が楽しんでお話して買ってくれる。それがあたしの店の、いえ、あたしと美希喜ちゃんの店のいいところになると思うの》p.45。
>店の将来展望。
>店の改装。
>珊瑚と美希喜にちょっとした軋轢。
>隣の美波さんちは文壇バーなんかも意識しているらしい。
>文壇バーの定義は?
>健文さんの見つけた台湾の作家をメインにすえたブックフェアを美波さんとこでやることになった。
>東山さんが怪我をし心配した珊瑚が帯広に帰ってしまい残された美希喜は不安。
>美希喜、大我と話す。
>美希喜と珊瑚の対話。
>珊瑚の、二つの、いや三つかなの決心。
■鷹島古書店についての簡単な単語集
【岡田三 -
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『喫茶おじさん』に続いて手に取った原田ひ香さんの作品。
古書店が舞台の話は三上延さんの
『ビブリア古書堂の事件手帖』以来だったような。
あちらは古書にまつわるミステリーだったけれど
こちらはどんな感じかなと思いながら読み始めました。
鷹島古書店にやってくるのはどれもクセの強い人ばかり。
新米店主である珊瑚さんと親戚の美希喜ちゃんは
慣れないながらも店の中にある様々な古書と
神保町の美味しいグルメを仲立ちにして
温かな関係を築いていく。
それは亡くなった前の店主も含め
皆が古書をこよなく愛する人たちだったからこそ
心を通じ合わせることができたのだろう。
ああ、自分も神保町の古書店と喫茶店巡り -
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事故物件に一定期間住み次の住人への告知義務をなくす(ロンダリング)仕事に就いた内田りさ子の再生を描いた小説。
賃貸物件の告知義務を利用した職業設定が面白い。
ロンダリングを”浄化”というのも、まるでお祓いみたいで可笑しい。
泣くか寝るだけだったりさ子が立ち直っていくストーリーは、こちらも心が整えられていくようだった。
「いつもにこやかに愛想よく、でも深入りはせず、礼儀正しく、清潔で、目立たないように」
このロンダリングの心構えは、周りとうまくやるためというより、いなくなっても違和感を持たれないためのものであると思う。
そんな希薄な人間関係がずっと続いたら、物足りなくなってくるのでは?
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原田ひ香さんの作品は,美味しいものを「読みたい」時に手に取る.
『あさ酒』で,見つけてしまった楽しみは,中毒性があるのだ.
さて,この作品,『あさ酒』が,ぶっちゃけ,ストーリーより美味しい描写にすっかり心を奪われてしまって,ストーリーそっちのけ・・・とまでは言わないけど食べ物が主役だったのに対し,本作は「ちょっとだけ」人物描写に力点が置かれている・・・あれ?なんかまた失礼なこと言ってるな(笑),シンプルにじわっとくる感じは,これまた味わい深いもんで.作中に出てくる料理たちと一緒で,大きなドラマ性があるわけでもなく,誰にでも起こりうる普通の人生の,ありきたりな山や谷・・・でも,それがなんとも心地 -
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【あらすじ】
それぞれの月収に見合う生活を送る6人。
欲しいもの、不要なもの、そして、
お金では買えないもの――。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
年齢も境遇もバラバラな6人の女性たちが、それぞれの「月収」を軸に自身の生き方を模索する群像劇です。短編集に近い形をとっていますが、読み進めるうちに登場人物たちが意外なところで繋がっており、その構成の巧みさに引き込まれました。一見、赤の他人同士がどこかで影響し合っている様子は、まるで実社会の縮図を見ているようでした。
物語を通じて改めて感じたのは「お金があれば幸せで、なければ不幸せ」という単純な話ではないということです。もちろん、月 -
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その復讐、お預かりしますは、復讐代行という刺激的な設定ながら、実際には人の欲や矜持、再出発を描いた短編集。正直、私は長編派なので、「この程度のことでセレブでもない人が大金を払って復讐するだろうか」という設定にはやや違和感もありました。
物語自体にはそれなりの痛快さはありますが、全体としては少し浅い印象も受けました。短編同士が緩やかにつながっていたり、最後に思いがけない仕掛けがあったりする作品(たとえば青山美智子さんの短編集のような構成)が好きな私にとっては、やや物足りなさも残ります。
それでも印象に残る台詞はいくつもあります。「こんがらがった愛の糸をほどくキューピット」や「本当に大切なのは -
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ネタバレ最近よくあるスカッとものと思いきや、どちらかというとじんわり系。
憎しみに囚われた心をいつの間にか再生してくれるような物語だった。
実は美菜代が気づかないところで、誰かが影で動いているのかとか期待したが、そうでもないらしい。
出入りしていた謎の人たちは、なんだったのだろう。
少々未消化な部分が気になったけど、まぁおもしろく読めた。
要は依頼した段階で、復讐はほぼ成し遂げられたようなものなのだろう。
憎むべき相手がギャフンとなるところを知り爽快だったとしても、傷ついた心は元には戻らない。
理不尽な思いをする人は、基本的に心優しいから、逆に新たに傷ついてしまうのだろう。
こんな復讐もあってよいのか -
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大好きな「ランチ酒」シリーズの祥子さんのその後の話も少しあるのだが、
本作は新たな主人公、恵麻が中心。
恵麻が仕事も恋人も失うが、「見守り屋」として働きながら再生する様を淡々と描いている。
原田ひ香さんの文章は読みやすいなぁと改めて感じた。
しかし不満が、、食べ物のチョイスが、、、
カレーとたぬき蕎麦で酒は飲まないなぁ。
オムライスもつまみにはならない。
全体的に炭水化物多め。
惹かれるお店が少なかった。
あ、でもびっくりドンキーの「イカの方舟」は知らなかったのでそれはちょっと食べてみたい。
ランチ酒は
行ってみたい、
食べてみたい、
合わせてお酒を、ビールを、ワインを飲みたい!
と思うお -
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あなたは何も分かってない、毎回言われてるおじさん。
わたしはこう思ってるって何も言わずに気持ちを理解するってたとえ家族でも、友人でも難しいんじゃないかな。
自分の理想的な物差しで相手を計って、勝手に期待して勝手に失望してる人間模様をみるとちょっともやもやする。
自分からは見えてない面がほとんどなんだから、ほんとうの相手の気持ちや状況なんて分からなくて当然な気がする。
他人の芝生は青く見えちゃうんだ。
いいなあって思っても割にそうでもなかったり、色んなものの上になんとか成り立ってることもある。
ともあれ、喫茶店行きたくなった。
ひ香さんが書く食べ物描写はいつも美味しそう。
物語の中ではコーヒー -
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恋と食のある10の風景
小説新潮掲載作品から編まれた、
人気作家陣による〈恋〉と〈食〉をテーマにしたアンソロジー。
顔ぶれはなかなか豪華。
「わたしたちは平穏」 一穂ミチ
平穏なふりをする平穏が好きなふたり。
波風を立てず、壊さない距離を選び続ける関係性が、食卓の静けさとともに描かれる。
元妻の生霊だか怨霊だかの存在だって平穏
「ワタシノミカタ」 古内一絵
シングルマザーの漫画家と、その息子。
忙しさと不安を抱えるふたりのもとに現れたのは、救世主のような若いイケメンアシスタント。
外見だけでなく、心までイケメン。
仕事にも生活にも、さりげなく手を差し伸べる存在は、ふたりにとって確かに“