原田ひ香のレビュー一覧
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57歳のおじさん。早期退職して喫茶店を始めるも
あっという間に潰してしまい、奥さんからは離婚を突きつけられ、娘からもちょっと嫌われて、、こんな風に書くとなんだかかわいそうなおじさん。でも純喫茶巡りをしていて、しかもコーヒーを飲むだけではなく、ケーキやプリンやらサンドイッチやらフードもしっかり食べて無職なのに贅沢な感じです。
娘を始め、まわりの人たちから「本当に何もわかってない」と言われるおじさん。
悪い人じゃ全然ないけどちょっとイラッとしてしまいます。
純喫茶と喫茶店わたしには違いがよくわからないけれどちょっと行きたくなりますね。
☆は3.5くらいで -
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ネタバレ様々な月収の女性たちの生活を追っていくオムニバス。それぞれ繋がりがあって、スラスラ読める。
築年数が経っていても数百万で買えるかつすぐ入居者が決まるような家あるのか…?その月収でそこまで貯金できるのか?その家賃で住めるのか…?と疑問に思ってしまったりするのだが、果たして…
熟年離婚したキャリアのない年金暮らしの女性、時間とお金の余裕がない売れない小説家、投資で将来の資金を作ろうと節約に奔走する会社員、パパ活で億を目指す女性、有り余るほどのお金が入る元起業家の女性、起業する施設育ちの女性など、さまざまな階層の人たちが登場するので、飽きずに読める。
やはりお金がないと余裕はなくなるよなぁと思うが、 -
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ネタバレ夫婦2人暮らしの奈都子は、母親から従兄弟が不倫の末に離婚し、デキ再婚した話を聞かされるシーンから物語は始まる。
周りの期待に応えるよう真面目に生きてきた奈都子は、努力という名のもとに自己中心的に生きてきた新妻にある種の興味を持つ。一方で、過干渉で噂好きな性格から家族に疎まれている母・ミツエは、不仲な両親のもとで育ち、友達もいない子供時代を過ごした元妻には不思議と受け入れられた。
真面目で夫とも距離を保っていた奈都子は、新妻里美のような必死さが足りないと感じているし、里美は自分のしたことや新婚なのにうまくいっていない夫婦生活とこれから向き合わなければいけない。
元妻の佐智子は、自身の悪癖の原 -
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お酒が好きなのと読んだことのない作家さんを開拓したくて手に取りました。
一言にお酒をテーマにと言っても、お酒の失敗や作り手の跡取り、人それぞれの楽しみ方…いろんな視点からのお話が詰まったアンソロジーです。
初恋ソーダでは仲良くしていた山城という男性を主人公の家にあげて、手作りのお酒を振る舞う場面がありますが、短時間自分のテリトリーの中で過ごす中で価値観の違いにより主人公の女性が示す不快感がまざまざと描かれており面白かったです。自分の大切にしているものを雑に扱われるくらいなら1人の方がいいという気持ちはわかりますね。
また、原田ひ香さんの定食屋「雑」も面白かったです。丁寧な味の料理をお酒で流し込 -
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大手企業を早期退職して、退職金を注ぎ込み、喫茶店を始めたものの失敗。新たに職探しをする傍ら好きな喫茶店巡りをしながら色々模索する日々。主人公の純一郎は穏やかで誰からも好かれそうな普通のおじさんだが、家族や親しい同僚や知り合いからは何も分かっていないと先々で言われる…喫茶店巡りをする中でやっと気づいた自分の今まで恵まれていた環境。
新しい職場の退職や離婚など失ったものは大きいが最後は身の丈にあった小さい喫茶店を始める。
自分の本当にしたい事をして、贅沢はできないけれど
なんとか食べてはいける生活。憧れるけれど、ちょっとした勇気と前向きな諦めも必要だと思った。 -
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オーディブルで聴きました。
お金を増やす指南書的な本と思いきや、普通の家族の物語。借金で首がまわらない人は読まないほうがいい。借金がなくても想像してドキドキしてしまった。お金は大切。絶対に必要な時に必要な額がないことを想像するだけで絶望する。
自分の大切な人に大きな借金があったら、助ける?安生を許す?翔平を信じる?
究極の賭け。終わり良ければ⋯だけれど、終わりっていつだろう。
夫婦でお互いに助け合って年老いていくのは素敵だけれど、いつ一人になってもオッケーな状態であるか時々チェックしたほうがよい。男も女も。
この本の中の男たちはほぼ全部ダメ男。一人くらい真っ当なのが出てきてもよかったかも