夫を略奪された佐智子、その夫博昭のいとこ奈都子、奈都子の母ミツコ、博昭の新しい妻里美、この4人の物語。
微妙な関係性の4人が、じわじわと近づいていく。
それぞれ、なんだか曲者で、でも、それぞれに思うところがあって、う~ん、女だなと言う感じ。
ついに4人が相まみえて、さらに、一番問題の二人佐智子と里美を残して、話が終わってしまうなんて、うーっとなります。
初読みの作家さん。
読みやすく、女性心理をうまく描いているなと、興味を持ちました。
誰に共感するか?が問われているようですが、どうにも、誰にも共感はできませんでした。