原田ひ香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「そのマンション、終の住処でいいですか?」
原田ひ香
〜あらすじ〜
有名建築家による一等地の中古マンション。
誰もがうらやむその家はしかし、とんでもない欠陥住宅だった!
上手くいくはずの改修工事は新旧住民の様々な思惑が絡み合い、混沌の様相を呈していく。
デザイナーズマンションに人生を振り回された人々の胸中にあるのは、幸福か、絶望か、見栄か、プライドか。
誰もが身につまされる、終の住処を巡る大騒動。
以下ネタバレあり
黒川紀章の中銀カプセルタワービルを彷彿とさせるストーリー。
実話とフィクションが混じったような内容。
一等地のデザイナーズマンション。
しかしとんでもない欠陥があって、
建て替えするかどうかで揉める住人の話です。
マンションが結局どうなるか!?!?よりも、
住んでる人たちの裏事情を俗世的に楽しむような話でした。
そして、小宮山という天才建築士に対して、
羨望と、嫌悪感、両方同じくらい入り混じって複雑な感情を抱いている人が何人もいる。
賛否ある建築士なんだろうなぁというのが伝わる。
一等地の誰もが知る有名デザイナーズマンションに住むことへの執着やプライド、選民意識、お金のこと、色々な人間くささが良かったです。
短編集のような形で、
住人ごとにスポットライトが当たり、
そこまで重くならずに読める内容でした。 -
Posted by ブクログ
「ランチ酒」の第二弾、「おかわり」です♪前作を読んでいたなら「おかわり」したくなりますよね!主人公はアラサーバツイチ子供はいるけれど、前夫が引き取っているので一人暮らしの犬森祥子さんです。友人の亀山太一さんの「中野お助け本舗」の「見守りサービス」を補助しています。依頼者からの仕事を終えてからの「ランチ酒」を楽しみにしている女性です。
この作品でも第一酒から第十酒まで、美味しい描写がいっぱいです♪ある意味、というか、絶対的に羨ましいっ!!そして、原田ひ香さんってホント、美味しい描写が上手いんですよね!とっても読みやすいです。
でストーリーの方は、祥子さんにも動きがあるし…というか、まさか、まさかのモテ期到来なのかなっ♪祥子さんと角谷さんがどうなるか…気になります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレユニークな繋がりの3人の主人公
再婚だったり、知り合って間もなかったりで、好意があるのに3人は距離を取りながら、話は進んでいく
この距離感や遠慮がちな言動には共感してしまう 大切なことは言葉にしないと分からない それでも、それを後回しにしてしまう自分と重なってしまった
3人がバラバラになってしまう悲しいラストに、今の自分のままではいけないと焦ってしまうほど
身勝手な瞳さんには、全く共感できなかった 再婚よりも離婚はもっと慎重に、そして踏ん張らないといけないのではと思った 相手が優しすぎる健児だからなのかもしれないけど
展開はテンポ良く、意味をたっぷり含ませた文章に引き込まれていく
中村屋に行ってみたくなった!静江さんの手料理も美味しそう!さすが原田ひ香さん! -
Posted by ブクログ
ネタバレご飯系のお話はやさしい気持ちになれるものが多いのだが、このお話はずっと重かった。
作中の皆の閉塞感や不安、ピリピリとした空気が伝わってきそうだった。ご飯がある時だけは少し和らぐのだけど、予想とは違う。
家政婦さんは部外者かと思ってたんどけどな。最初から欠けたメンバーが解決してくれるのかと思ってたら逆だった。欠けたメンバーはある意味重要だが、必要ではない。彼のおかげで今があり、彼のせいで今がある。
収束に向かう話の先は漸く霧が晴れるようだった。彼らの門出がよいものとなればよいな。
ご飯系のお話なので作中ちょいちょい出てくるのだが、鯛めしと玉子焼きが美味しそうだった。いいなあ。