原田ひ香のレビュー一覧
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匿名
購入済み考えさせられました
読んでいて独居の母の事が頭から離れませんでした。続きが気になり一気に読みましたが、母の事を前より気にかけてあげなければ…と思いいろいろと考えさせられる内容でした。
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Posted by ブクログ
前作は主人公・りさ子さんがロンダリングをする様子をメインに書かれていましたが、今回は主にロンダリングにまつわる人々(事故物件の大家さんや、失踪者を探すお仕事をしている人など)に視点を向けて書かれていました。
でも、またりさ子さんや亮さん、相場さんやまーちゃんが登場していて嬉しかったです(*^^*)
特に相場さんが、わたし的には今回すごくカッコよく書かれているなぁと思いました。あと、仙道さんのセリフに対する返事が面白かったりして、ユーモアも溢れてるなぁと。
相場さんのファンになりましたが、続編はおそらくもう無さそうですよね…残念(;ω;)
☆5にしたかったのですが、亮さんがちょっと不憫すぎて…。
結婚の返事ももらえてないし、りさ子さんはロンダリングもまたしばらく辞めないでしょうし。
紙一枚の結びつきかもしれないけど、それがあるのとないのとではやはり安心の度合いが変わってくるのではないでしょうか。
あと「怖いのは幽霊よりも、東京の家賃です」というセリフが心に残りました。
わたしは幽霊も怖いし、家賃が払えるかどうか毎月悩むのも怖いので、東京には住みません…たぶん:(´◦ω◦`):ガクブル -
Posted by ブクログ
題名に惹かれて読みました。自分も、今は施設に入っている母に、結婚してから何度も小包を送ってもらったので。
スーパーで、安く買い溜めておいた、食べ物。レトルトや、缶詰や,お菓子や、コーヒーや。そして洋服、隙間を埋めるタオルなんかもありました。いつも送ったよと電話をもらったら楽しみに待っていました。
ところでこの短編集の中では、1話目は、新しい環境に入ったときこんな感じだよなと思ったり、3話と4話は繋がりがあり面白く、6話でお母さんが、自分が具合悪いときに、娘を思い食料とともに使いかけの風邪薬や、解熱シートなどを送るくだり、なんかわかるなあと思いました。 -
Posted by ブクログ
現代の時間軸とは別に、戦時中の家計簿(とはいえほとんど日記のようなもの)の話もあり、登場人物の関係性も絶妙に複雑で、読むのに時間をかけてしまった。巻末の解説は、ネタバレなしであらすじがまとめられているので、先にこちらを読んでしまうのもありです。
子供がいても(いなくても)様々な理由でひとりで子育てや生活をこなしていかなければならないのは現代では最早驚かれることでもない話。
誰かと一緒に生活するということは、新しい役割が生まれるということ。妻であり、母であり、学校の先生であり、それでもひとりの人間として、いちばん自分らしく生きられる道をどうやって選択していくのか。最適解は人それぞれで、自分は納得しても周りからは良く思われないかもしれない。実はいちばん近い家族からの理解を得られないことも往々にしてあるので、妥協して家族をこなしている人も、多いのではないでしょうか。
誰もが気になった加寿さんの行方ですが、後半から展開が読めて予想通りでした。そのような結末になったきっかけがまた複雑というか…自分の思い通りには上手くいかないものだなぁ。個人的には木藤先生との控えめなロマンスは好きでした。 -
Posted by ブクログ
事故物件に数か月住んでロンダリングする仕事をしながら生活している主人公の女性。
住民が事故や病気で物件の中で亡くなると『事故物件』として不動産業者はその事実を次の店子に伝える義務があるらしいが、一度誰かが住めばその義務が無くなるため、主人公は家賃ゼロ、日当も出るというのを引き換えにその物件に短期間住むという仕事をしている。そうやって物件が浄化(ロンダリング)されるという。
そんなことを仕事としておこなうなんてことはありえないだろ?…最初はそう思ったが、いやあるかもしれない…と思い直した。
賃貸物件に住む際に、前の住人はどんな人でしたか?と不動産屋に聞くことはあっても、その前は、またその前は?…人が死んだりしてませんか?とは聞かないからなあ…
事故物件の部屋に住むだけで、生活ができて稼ぎまでもらえるなんて、オイシイ仕事だ…そう思えるかだよなあ…普通の価値観の人は無理だと思うけどね。
主人公の女性は夫に騙されて離婚することになり、半ば人生そのものに投げやりになっていた時期だったから引き受けたのであり、やがて普通の生活に戻っていく人だと思う。