原田ひ香のレビュー一覧

  • DRY

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    ネタバレ

    やだやだやだ、怖い怖い。
    …でも怖いのは作中の事件じゃない。「犯人としての美代子」でもない。

    藍と美代子の二人、いやもっと言えば藍の母や祖母の人生が…。恵まれた環境とは言えない中で、もがいても、もがかなくても…上手に浮かび上がれない感じ。

    介護がただ一つのアイデンティティかつ生活の糧になってしまった美代子。その行き着く先……

    胸がつまったのが、何人も徘徊老人を略取して軟禁してたわりに、その老人を真に心配して探していた(であろう)家族は1家族だけだったという点。

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    2023年09月25日
  • DRY

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    怖かった。
    原田ひ香さんよく読むのでこんな話になっていくとは思わず、でも、いつも通りの読みやすさはそのままで

    貧困に苦しむ人は、
    その人自身の責任なのかどうか
    犯罪が絡むし、グロテスクな表現もあるが、なんだかむしろ犯罪ぐらいを絡めないと、これをただリアリティに満ちた話で書くとそれこそ暗すぎる話になるんだろうなと思った

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    2023年09月25日
  • まずはこれ食べて

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    ネタバレ

    ご飯系のお話はやさしい気持ちになれるものが多いのだが、このお話はずっと重かった。
    作中の皆の閉塞感や不安、ピリピリとした空気が伝わってきそうだった。ご飯がある時だけは少し和らぐのだけど、予想とは違う。
    家政婦さんは部外者かと思ってたんどけどな。最初から欠けたメンバーが解決してくれるのかと思ってたら逆だった。欠けたメンバーはある意味重要だが、必要ではない。彼のおかげで今があり、彼のせいで今がある。
    収束に向かう話の先は漸く霧が晴れるようだった。彼らの門出がよいものとなればよいな。
    ご飯系のお話なので作中ちょいちょい出てくるのだが、鯛めしと玉子焼きが美味しそうだった。いいなあ。

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    2025年10月20日
  • 母親ウエスタン

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    慣れきった日常をキラキラした時間に変えるのは、外からの視点が必要。母親不在で壊れかけている家族に、野良猫みたいに、そっと入って来て、何とか持ち直した頃に、またそっと出てゆく。母親不在の荒れた家族に、ふらりとやって来て、またふらりと去っていく話。

    0
    2023年08月21日
  • DRY

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    貧困に喘ぐ親子3世代の女性の話。DRYというタイトルからcoolというか感情が乾いてるという話かと思ったら途中からとんでもない方向に。良い意味で裏切られた作品でした。

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    2023年08月07日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「ランチ酒」シリーズ、「三千円の使い方」の原田ひ香さんの作品。

    原田ひ香さんといえば、ふんわり優しい中に人生の奥行きを感じる作品というイメージを勝手に抱いてたが、本著はまたひと味違う。
    登場人物が抱えている闇が深い。
    誰にも共感できないのに面白い。どんどん読んでしまう。

    かつては流行の最先端であったデザイナーズマンションの老朽化、欠陥、建替問題を軸に
    建築家の娘、建築家の右腕とその妻、建築家に憧れと悔恨を併せ持ち入居してきた元教師、永年の入居者である元女優など様々な人生が交錯する。

    そして隠蔽されてきたアスベスト問題。
    親戚でアスベストが原因で亡くなった人がいるので、リアルに岸田の怖さを

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    2023年07月23日
  • ここだけのお金の使いかた

    購入済み

    色々な話が

    お金に纏わる、色々な作家の色々な話。えっ?と思うもの有ったけれど、大体、面白く読めた。最近、ちょっと、ハズレの作品に当たって、腐っていたので、こんな、パッチワークみたいな短編集も、良いと思った。

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    2023年07月14日
  • ここだけのお金の使いかた

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    お金がメインというより、お金にまつわる短編集。他人のお金の使い方を見れるようでそれぞれ面白さった。内容もトレンドをついていて、参考になったり。気楽に読めるし、ハズレもなし。

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    2023年07月01日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    お金にまつわる短篇アンソロジー。
    7名の人気作家たちのお話だけあって、それぞれ楽しめる。

    ○百万円分の無駄〜新津きよみ

    もし、自分が宝くじで当てたら誰かに言うだろうか?使い道は?と考えてしまった。
    元同級生のお店には行かないだろうな。


    ○一生遊んで暮らせる方法〜原田ひ香

    こんな相手との生活は耐えられないだろうな…と
    価値観の違い⁇
    投資人生って自分の中で全く想像つかない。


    ○12万円わんこ〜大崎梢

    ペットモデルの実情が少しだけわかった気がした。
    それを取材して得られたものは、覚悟や勇気や度胸で自分のスキルを磨こうと思えたことはよかったなと。



    ○廃課金兵は買い物依存症の夢を

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    2023年06月26日
  • ここだけのお金の使いかた

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    お金をテーマにした7つの話。
    短いですが、なかなか深い話ばかりでした。
    みんな面白いですが、『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』がちょっと怖くてゾワッとしました。
    『わらしべ長者のつくりかたの考え方』は参考になりました。

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    2023年06月23日
  • ここだけのお金の使いかた

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    福田和代さんの「わらべし長者のつくりかた」が良かった。健斗の祖父のような含蓄のある言葉を言ってくれる人が若者の周りにいてくれると、生きる方向を見失った時にいいだろうなと思った。

    仕事を楽しもうとすること。仕事は大変なこともあるけれど、興味をもって、面白がってやっていけば、面白くなっていく。できなかったことが上手にできるようになったり、人に感謝されたり、世の中を支えたりすることも、楽しいこと。
    気づけば、いま、そのような仕事ができるできていることに改めて感謝の思いとなった。やはり自発で取り組むと楽しくなる。

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    2023年06月17日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    アミの会、お金にまつわるアンソロジー。
    どれもおもしろくついつい一気読み、週末で良かった…

    百万円分の無駄…新津きよみ
    一生遊んで暮らせる方法…原田ひ香
    12万円わんこ…大崎 梢
    廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?…永嶋恵美
    わらしべ長者のつくりかた…福田和代
    塾に行かない子どものための五つのクリンプス…図子 慧
    二千万円の差額…松村比呂美

    テーマがお金だからか現実的な話が多かったけれど、わらしべ〜は、ほんわか。
    図子 慧さんは初読みの作家さんでしたが、子供を育てる環境のあるあるとかすごくうまく描写されてて展開にドキドキしました。
    二千万円の差額は悲しい話でしたが前向きなラストが良かった

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    2023年06月04日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    アラフォーバツイチ女性のお仕事小説になるのかな?

    生きた年代がバブル世代のため、なかなかミチルさんに共感できずにいた。
    話が進むに連れて、最終的に、ミチルさんは自分を受け入れて、素直になっていく気がした。そんなミチルさんが素敵に思えた。
    『おばさん』を受け入れる姿勢に、こちらも見習わねばと思った。

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    2023年05月30日
  • ここだけのお金の使いかた

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    百万円分の無駄 新津きよみ
    一生遊んで暮らせる方法 原田ひ香
    12万円わんこ 大崎 梢
    廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか? 永嶋恵美
    わらしべ長者のつくりかた 福田和代
    塾に行かない子どものための五つのクリンプス 図子 慧
    二千万円の差額 松村比呂美

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    2023年05月29日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    何かで紹介されていた。

    有名建築家が設計したデザイナーズマンションが老朽化して住みづらくなって、建て替えか保全かという騒動を、居住者や建築家の関係者の視点で書いた話。登場人物の考え方や歩んできた人生などから、それぞれの立場や思惑が描かれている。

    モデルになっているのは黒川紀章の「中銀カプセルタワー」だということはすぐにわかる。そちらは解体されたが、合意形成は大変だったであろうと想像はつく。
    この話に出てくるマンションは赤坂駅徒歩すぐという設定で立地が抜群なので、老朽化しても必ず再生されるだろうが、全国には朽ち果てていくしかないマンションが多くあり、この先、深刻な事態になっていくだろう。

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    2023年05月27日
  • ここだけのお金の使いかた

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    アミの会と気になるお金の話ということで読んでみました。
    お金の話でも色々な切り口があって楽しめました。
    物の価値やお金で換算できない価値について考えさせられました。
    行き過ぎてもやはりダメですね。反省しないと。

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    2023年05月24日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    ある人目的で読んだ方、挙手。
    でもこの作品はあることに関して本当に丁寧に
    書いてあってさすがお金の人!!と思うことでしょう。

    ただし内容はスカッと系ですけどね。
    相手に思いやりがないクソ男はグッバイだわ。

    あとは最後の作品かな。
    あるトラウマを抱えて自分を失ってしまった母親のお話。
    救われないと思うでしょうが
    ちゃんと終盤に救いがあったのはほっとしたね。

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    2023年05月15日
  • ラジオ・ガガガ

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    ネタバレ

    登場人物の人生に寄り添うラジオ、って位置づけのオムニバス小説。タイトルの「ガガガ」は、『トクサツガガガ』みたいなもんなんだろうか?
    表紙が若い女性のイラストだったのに、第一話が70代の女性で驚いた。しかも心の中のツッコミが若くて混乱した。
    読み終わったあと、ラジオ聞きたくなってラジコ起動してみたけど、私のスマホでは音割れしてしまって聞きにくくてそっ閉じした(笑)

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    2023年05月06日
  • ラジオ・ガガガ

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    実在のラジオ番組、特に深夜番組が各短編にエピソードとして挿入されている。ラジオ好きにはたまらない。また様々な世代の老若男女が主人公となる。そして深夜ラジオだから若者がメイン?という単純なものではない。人生のいろんな岐路でラジオが寄り添い、励まし、道標となっているのだ。いい物語だ。またラジオを聴きたくなる。

    ラジオ小説?そんなジャンルはあまり聞いたことはないが、
    佐藤多佳子著「明るい夜に出かけて」 とか
    吉田篤弘著「台所のラジオ」とかも併せて読みたい。

    今またラジオの時代だと思う。

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    2023年04月30日
  • DRY

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    これ読み始めてから気が付いた!前にすでに読んでた・・・
    とはいえ、内容はかなり朧気だったので、再度読むことに。
    こんなグロ系の話だったとは!今回はそこらへんはかなり飛ばして読んだ。前回も飛ばしたのかな。だから覚えてないのか。

    みんな完全に間違っているけれど、そうするしかなかったのかな。
    「品の悪さ」って、自分には結局どうすることもできないのか?
    揃いも揃って頭が悪いなら、どうすることもできないのか。
    藍がねぇ。ただ不幸な子って感じではなく、自分でどんどん悪い方に行っている感じ。子どものことも不倫のことも理解できない。プライドとかないのか?

    最後もなぁ。満足感も爽快感もない。
    結局ずーっと底

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    2023年04月28日