原田ひ香のレビュー一覧

  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    旅のお供として。まず関係ないけどこの本の写真?何でこんなに暗いのよ。お金に関するアンソロジー。概ねみんな面白かったけど、松村比呂美『二千万円の差額』は泣いてしまった。大切な人の死を自分のせいと思って、不安障害になったりパニック障害になったりするのはわかる気がする。うちの親はどうなるかなー。大崎梢『12万円わんこ』と福田和代『わらしべ長者のつくりかた』はうまくいき過ぎと思えるくらいいい話だった。でもこういう明るい話はいいものだ。特にわんこの莉々子のように明るくすがすがしく生きていけたらいいよなー。

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    2024年03月04日
  • 彼女の家計簿

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    シングルマザーの里里の元に届けられた五十鈴加寿の家計簿。本当の加寿はどんな人だったのか、と惹きつけられました。読み終わってみれば家計簿を通して戦前から戦中戦後の世の中の動きや思想の変化、一人の女性が自立していく過程を辿っていた。NPO団体「夕顔ネット」の晴美の過去も壮絶。二股相手の婚約者は裏切った婚約者とその相手に永遠に自分を忘れないようにあんな死に方をしたのか、愛情なのか憎しみなのか執着心なのか。
    みずきはこれからどうなるのかも気になった。

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    2024年03月01日
  • 母親ウエスタン

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    3最初2つの物語が区切られながら進んで行くので時系列とか話の理解に戸惑ったけど途中で糸が繋がるようになってきてそこから引き込まれて面白かった。
    広美は捨て猫のように何かしら問題を抱えている母親がおらず父と子供たちで暮らす家にすっと入り込んではしばらくするといなくなる。
    広美は何を考えているのか何を求めていたのか。

    以下心に残ったフレーズ。
    「だけど、あおいを悲しませたりしないから安心して」
    もう十分悲しんでいることが、祐理には伝わっていない。それがあおいには何より切ないのだった

    あーこれ恋愛あるあるーと思った

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    2024年02月24日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    見守りやを通じて知り合った人との関係も前作から掘り下げて、より繋がりが出てきていたり、祥子自身の思いや過去も深く知ることが出来たり。
    美味しそうなご飯と共に、どんどん引き込まれてついページをめくってしまう。

    ご飯もめっちゃ幅があって食べた事が無いものも出てくるので食べてみたくなる。

    思った以上に前作と繋がっていたので、あまり間隔を空けずに読んだ方が楽しめるかも。

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    2024年02月06日
  • 彼女たちが眠る家

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    なかなかの原田ひ香ワールドでした。最初はゆっくり読んでいましたが、途中から引き込まれてあっという間に読み終えました。少女時代の話しが少し納得出来てないとこもあるので、もう一度ゆっくり読み返してみたら納得出来るかな…。
    今の時代の生きることの難しさと、主人公達の生き抜く強さを感じました。

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    2024年01月29日
  • DRY

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    いつも原田ひ香さんの、美味しい描写がとても好きで読んでいるのです。今回もどんなかな~と思ったら、驚きました。
    DRYは貧困や介護といった社会のいわば歪みのような状況に追い込まれた女性たちの話でした。美味しい食べ物の描写はなく、カレーを食べるシーンも前後の話から全くもって美味しい匂いのするカレーではありませんでした。
    虐待の連鎖や介護による家族の犠牲といった、社会の歪みの犠牲者なのだけど懸命にもがき生きている人たち…。犯罪はいけないけれど、追い込まれると起こしてしまうんじゃないかとリアルなのかもと思いました。

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    2024年01月28日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    「そのマンション、終の住処でいいですか?」
    原田ひ香

    〜あらすじ〜
    有名建築家による一等地の中古マンション。
    誰もがうらやむその家はしかし、とんでもない欠陥住宅だった!
    上手くいくはずの改修工事は新旧住民の様々な思惑が絡み合い、混沌の様相を呈していく。
    デザイナーズマンションに人生を振り回された人々の胸中にあるのは、幸福か、絶望か、見栄か、プライドか。
    誰もが身につまされる、終の住処を巡る大騒動。






    以下ネタバレあり




    黒川紀章の中銀カプセルタワービルを彷彿とさせるストーリー。
    実話とフィクションが混じったような内容。

    一等地のデザイナーズマンション。
    しかしとんでも

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    2024年01月28日
  • 口福のレシピ

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    ネタバレ

    今はネットで簡単に見れるレシピを昔は自分の味覚、嗅覚、視覚で確かめて書き連ねているのを見ると1つ1つの料理をもう少し丁寧に作ろうと思うようになりました。

    昔の方の様々な人生観が垣間見れたのもよかったです。

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    2025年07月30日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    バブル時代にモテモテだった女性のバブル後の生き方のお話し。

    バブルは経験してないので、ミチルさんみたいな経験いいなぁと思いつつ読み進めていくと、同じバブル時代を生き抜いた人でも当時の感じ方は人それぞれなんだという事が分かります。

    男には男の、女には女のプライドがあって、それを自分の人生にどう生かしていくのかということが大事なんだなと。

    結論、ミチルさんみたいに芯が強い生き方は憧れる!年末年始に読んで元気が出た1冊でした。

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    2024年01月13日
  • ギリギリ

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    亡くなった夫を中心に母、妻、妻の再婚した夫のそれぞれの思いがあり家族というものを考える機会になった。

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    2024年01月08日
  • ここだけのお金の使いかた

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    お金にまつわる話のアンソロジー。割と好きな作家さんが揃っていて予想通り楽しめた。価値観とは世代によって違うのは勿論、収入によっても異なるし、本当に人それぞれ。夫婦になる際はやっぱりそこが違うと後あとすれ違いのもとになるとつくづく感じる。ピッタリ合うということはなくとも許容範囲内でないといい関係は続かないと思う。

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    2024年01月03日
  • ここだけのお金の使いかた

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    妹が結婚した時、小さな頃から可愛がってくれた近所のおばちゃんに、「結婚生活はどう?」と聞かれ、「私ね、お金に困ってるのよ」と答えて大笑いされた事がある。お金の管理の仕方が分からずに困ってる、と言いたかったらしいけど、省略し過ぎて意味変わってるし。

    お金の問題って大切だけど、これほど個性が出る物もないなと思う。誰かの大切な物が、他の人から見たら無駄にしか思えなかったり、一般的に高価な物が関心のない人には全く無価値だったりする。だからこその面白さもあるな、と思いながら楽しく読みました。

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    2023年12月28日
  • ラジオ・ガガガ

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    老若男女の生活と、そこにスパイスを加えるラジオがテーマの短編集かな。

    私自身ラジオを生活のお供にしているけれど、登場人物たちのような濃いドラマはなく 少し羨ましいような思いもしました。

    1話の女性の三男の先生が端役として他のお話(私が確認できただけで2話)に、いずれも味のある役で登場していてほほうとなったり。

    人にされた酷いおこないに心を傷める表現があっても、後々そう言うことをするのにはその人なりの理由があるのかなって思うくだりがあるところに作者さんの懐の深さを感じたりしながら読みました。

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    2023年12月07日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    「わらしべ長者のつくりかた」の考え方が参考になった。おじいちゃんの「日本人の悪い癖だと思うんだが、仕事を楽しもうとしないんだな。働くことはしんどいことだと、自分で自分に呪いをかけてるんだ。」って言葉よかったな。楽しさや面白さは自分でつくっていくしかないんだよね。

    「二千万円の差額」も好きだなぁ。切ない家族系の物語にとことん弱い私なのであった…。

    お金というたったひとつのテーマで、全く違った景色を見させてくれる作家の方々には頭が頭が下がる思いです…!

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    2023年11月25日
  • ランチ酒 おかわり日和

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     「ランチ酒」の第二弾、「おかわり」です♪前作を読んでいたなら「おかわり」したくなりますよね!主人公はアラサーバツイチ子供はいるけれど、前夫が引き取っているので一人暮らしの犬森祥子さんです。友人の亀山太一さんの「中野お助け本舗」の「見守りサービス」を補助しています。依頼者からの仕事を終えてからの「ランチ酒」を楽しみにしている女性です。

     この作品でも第一酒から第十酒まで、美味しい描写がいっぱいです♪ある意味、というか、絶対的に羨ましいっ!!そして、原田ひ香さんってホント、美味しい描写が上手いんですよね!とっても読みやすいです。

     でストーリーの方は、祥子さんにも動きがあるし…というか、まさ

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    2023年11月21日
  • DRY

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    ネタバレ

    イヤミスが好きだから、読後感があまりよろしくないのもけっこう好きな感じだった。
    三世代にわたる女性の貧困が描かれている。お金がないからこそ心荒むし、言葉遣いも荒いし、暴力もある。意外とこういう暮らしを送っている人身近に沢山いるんだろうな。

    あと、タイトルのDRYは心が渇くとかそういう意味だと思ったのに、まさかミイラが関係してるなんて。衝撃的だった。

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    2023年11月12日
  • アイビー・ハウス

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    わずかな違和感から不穏さがジワジワと増していく…。人を思いやるってなんだろう?結局みんな自分視点からしか考えられないよね。と思いましたマル

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    2023年11月05日
  • ギリギリ

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    ネタバレ

    ユニークな繋がりの3人の主人公
    再婚だったり、知り合って間もなかったりで、好意があるのに3人は距離を取りながら、話は進んでいく
    この距離感や遠慮がちな言動には共感してしまう 大切なことは言葉にしないと分からない それでも、それを後回しにしてしまう自分と重なってしまった
    3人がバラバラになってしまう悲しいラストに、今の自分のままではいけないと焦ってしまうほど

    身勝手な瞳さんには、全く共感できなかった 再婚よりも離婚はもっと慎重に、そして踏ん張らないといけないのではと思った 相手が優しすぎる健児だからなのかもしれないけど

    展開はテンポ良く、意味をたっぷり含ませた文章に引き込まれていく
    中村屋に

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    2023年10月26日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    事故物件というのは良くあり、誰かが1ヶ月住めば、その次の人に貸すときは告知義務がないというのは知っていたが、ロンダリングという仕事があるとは思わなかった。様々な出来事があり、後から繋がっていくのがとても面白かった。

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    2023年10月26日
  • アイビー・ハウス

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    ネタバレ

    各々の微妙な価値観のズレが最後には決定的な亀裂となってバラバラになるのが読んでいてしんどかった。しかし、その絶妙な心理描写が非常にうまい。後味の悪い終わり方だが、もしあのまま何かを誤魔化しながらアイビーハウスに住み続ける結末だったらもっと恐ろしかっただろう。価値観の多様化が進みつつあった平成後半の時代を的確に表現した作品だと思う。十年後に読んだらまた感想が変わるかもしれない。

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    2023年09月27日