原田ひ香のレビュー一覧
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ひとりの女性の家計簿を軸に、二人の女性主人公の生き方を描く内容。まず構成がなかなか面白かった。読み手もその家計簿を一緒に読み進める形になっていて、登場人物と同じ体験を追っていくような作りになってる。
全体を通して圧倒的な女性視点の作品で、ベクデルテストを性別を入れ替えて考えてみると、登場人物のほとんどが女性で、男性がほとんど出てこない。ジェンダー的にも完全に女性寄りの作品だった。
一人で生き抜こうとする、仕事を愛する女性たちへの応援歌でもあり、ラストで明かされる仕掛けも、仕事が女性にとってどれだけ大きな意味を持つのかに繋がっている。女性讃歌でもあり、シスターフッドの物語でもあると思う。それでも男性の俺が読んでもちゃんと面白い一冊だった。 -
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ネタバレ三人姉妹が営むお店。
朝は三女朝日が焼きたてパンとコーヒーのモーニング、お昼は次女まひるが讃岐うどん、夜は長女夜月がスナックを開店させ、商店街でもファンの多い客の絶えないお店になっている。
もともとは両親が喫茶店として使っていたお店だったが、両親が他界し、今は三人で時間帯で分けてお店を営業している。
夜月は若い頃から家出がちであり、朝日も自分のことばかり考えていて面倒なことは引き受けず、次女まひるが親の介護や葬儀等の家のことを引き受けることが多かった。
話の中で、夜月がお店のお金を持ち出して家出したシーンがある。まひるはそんな夜月に苛立つ部分と、本当は夜月を慕っている自分に気付き、お店の新たなスタートを予感させながら本編ストーリーは終わっていった。
商店街に住む客たちそれぞれの視点から、三姉妹のことが描かれたり、三姉妹それぞれの視点から家族への思いが描かれていたりとても面白かった♪
私個人としては、朝日のモーニングのコーヒーが飲みたいなぁと感じた。
このあとすぐに続編を読む予定!楽しみ! -
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面白かったです。
見守り屋の犬森祥子は、
離婚して夫に残して来た10歳の娘に会い…
父の妻に赤ちゃんが出来たことを少し不安になっているようだった。
祥子が今、付き合っている亀山にも相談した。
元夫に、新しい子どもが産まれ、娘の明里が居づらくなったら、自分が引き取りたいと思っていること、それには、今の見守り屋のような夜中の仕事は向かない。
亀山は、エアビーを始めてみてはどうかと提案してくれ、亀山と同じマンションに引越してくれば、娘を引き取っても、一緒に面倒を見られると。
迷いはあったが、とある見守り屋の客の話をきっかけに、祥子は、亀山のマンションに引越しをした。
この本は、飯テロですね。
夜中に読んでいるとお腹が減ってきます。
つい、何か口にしてしまいます。 -
Posted by ブクログ
私はミチルさんより今の歳は上だけど、ミチルさんの現在の年齢は60くらいになるのかな。こんなお姉さんが近くに住んでいたらいいと思う。人生は長いか短いか。長くて、それまでの人生があったからこそ、楽しむ方法はいくらでもあるんだな。ちょっと前までいくらでも履歴書かけば仕事はあると思っていたのが、いつのまにかどんなに送ってももう仕事はないと気づいたけど、ミチルさんみたいな強みがどこかにあるかもしれないと希望ももらった。ミチルさんは常識人だ。バランス感覚も優れてる。だからこそ世代を問わず付き合える。しかも浅野温子かゆうこなみに綺麗だ。ああやっぱりご近所に住みたい。