原田ひ香のレビュー一覧

  • 彼女の家計簿

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    ひとりの女性の家計簿を軸に、二人の女性主人公の生き方を描く内容。まず構成がなかなか面白かった。読み手もその家計簿を一緒に読み進める形になっていて、登場人物と同じ体験を追っていくような作りになってる。

    全体を通して圧倒的な女性視点の作品で、ベクデルテストを性別を入れ替えて考えてみると、登場人物のほとんどが女性で、男性がほとんど出てこない。ジェンダー的にも完全に女性寄りの作品だった。

    一人で生き抜こうとする、仕事を愛する女性たちへの応援歌でもあり、ラストで明かされる仕掛けも、仕事が女性にとってどれだけ大きな意味を持つのかに繋がっている。女性讃歌でもあり、シスターフッドの物語でもあると思う。それでも男性の俺が読んでもちゃんと面白い一冊だった。

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    2025年08月12日
  • 三人屋

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    ネタバレ

    三人姉妹が営むお店。
    朝は三女朝日が焼きたてパンとコーヒーのモーニング、お昼は次女まひるが讃岐うどん、夜は長女夜月がスナックを開店させ、商店街でもファンの多い客の絶えないお店になっている。
    もともとは両親が喫茶店として使っていたお店だったが、両親が他界し、今は三人で時間帯で分けてお店を営業している。
    夜月は若い頃から家出がちであり、朝日も自分のことばかり考えていて面倒なことは引き受けず、次女まひるが親の介護や葬儀等の家のことを引き受けることが多かった。
    話の中で、夜月がお店のお金を持ち出して家出したシーンがある。まひるはそんな夜月に苛立つ部分と、本当は夜月を慕っている自分に気付き、お店の新たなスタートを予感させながら本編ストーリーは終わっていった。
    商店街に住む客たちそれぞれの視点から、三姉妹のことが描かれたり、三姉妹それぞれの視点から家族への思いが描かれていたりとても面白かった♪
    私個人としては、朝日のモーニングのコーヒーが飲みたいなぁと感じた。
    このあとすぐに続編を読む予定!楽しみ!

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    2025年08月05日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    母親からの小包の内容がリアルに想像できて、一人暮らしの時期を思い出した。
    箱いっぱいに愛情が詰まってるんだよなぁ。

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    2025年08月03日
  • DRY

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    ひえー、壮絶。原田ひ香ってこんな桐野夏生みたいなのも書けるんだ、すごい。貧困の連鎖やそこに落ちていく女性が出てくるから、どうせ売春とかだろと思って読んでたら、そんなもんじゃなかった。動機は違うがマイホームヒーローみたいな展開には圧倒されて、読む手が止まらなかった。女性の生きづらさや貧困や介護、親子関係、吊り橋効果やシスターフッドなど、様々な複雑なテーマを取り扱いつつもエンターテイメントとしてとても良かった。主人公が自分の子供たちに対しての愛情の希薄さに気付くところがなんともリアルで薄寒い思いがした。面白かった。

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    2025年08月02日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    タイトル、内容はやはり物騒だ、、
    なるべくなら自分は関わりたくない案件、、

    読み進めるとこの本は孤独に亡くなった人の物語である以上に、困難な中にも「勇気をもって生きること」の大切さを原田さんは伝えてくれる。
    個人的には妻に愛想をつかされ、事故物件に流れそうになった会社員が、気持ちを立て直して「もう一度、きちんと謝ろう、自分には帰る家があるんだ」と目覚める物語に心が和らいだ。

    重たい話であるが、もしかすると自分もいつか関わるかもしれない大事な話。
    原田さんの描く物語にはそんな意味合いがいつも含まれている。

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    2025年08月02日
  • 図書館のお夜食

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    来年から社会人になるこのタイミングで読めてよかった

    あまり思い詰めすぎないで働いて、
    おいしいご飯を食べれば日々幸せに過ごせるかもって

    1人で全部やろうとしてしまうから
    社会人になる頃には
    周りに助けを求められるようになりたい
    この本に出てくる人たちみたいに支え合ってお仕事したいな

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    2025年07月28日
  • 彼女の家計簿

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    この方の作品は初めて読みましたが、色々な女性たちの生き様が興味深くて、あっという間に読み切りました。面白い、そしてこのようなNPOの取り組みにも、いつか関わってみたいと感じました。この作家さんの他の作品も読んでみたいです

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    2025年07月27日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    シリーズ2作目。今作もまったりと進むストーリー。娘と月1回は会えるなど色々進展もあった。
    ランチはやはりどれもおいしそうで、読んでいるとおなかが減ってくる。

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    2025年07月25日
  • ランチ酒

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    見守り屋さんという少し特殊な仕事をし、ランチ(祥子の中では夜ご飯)でお酒を飲みながら美味いものを食べる。読んでるこっちまでお腹がすいてくる。読みやすくとてもよかった。

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    2025年07月14日
  • 彼女の家計簿

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    過去と現代を行き来しつつ、それぞれの女性が生きていく物語。
    原田ひ香さんの本はなぜか引き込まれてしまう。

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    2025年07月09日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    3部作フィナーレ...か?
    っていう終わり方で逆にこの後の展開は最新作の有無を置いておいて、読者に自由に考えさせてくれたのがすごくよかった。モヤモヤはしない、けど自由に妄想?させてくれる感じ。
    角谷さんがダンディー最強オジ(訳あり)なのが最高だな〜。

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    2025年06月29日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    古くなったデザイナーズマンション(集合住宅)の話。

    1つの話が、何人もの視点での短編が書かれてます。

    ちょっと最後のほうに、あらあら、と、話が明らかになったりします。

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    2025年06月29日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    もちろん美味しいんだろうけど、作家さんが書くとさすがに期待値がグンと跳ね上がりますね。シリーズも一段落かな。それにしてもうまそーだ。

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    2025年06月21日
  • ギリギリ

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    ネタバレ

    表題の意味が最後に分かる。なるほどね。気がついてもおかしくはないのだが、気づく人はなかなかいないだろうな。
    しかし上手い。こういうストーリーを次から次によく生み出すものだ。解説に書かれているが、作者は脚本を書いていたらしい。主人公の一人が脚本家。痛めつけられるその物語はリアルだが経験の賜物なのか。

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    2025年06月17日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    ミチルさん、思った人と違う!ってその線で進めてくれれば⭐️5個だったか?
    というのも、終盤の老人に対する優しさの手助けなんかもっと深掘りしてほしかった。逆に言うと最後の仕事のくだりはいらなかったかな?
    また、昔の男たちを呼び出すアイデアはどうかと思う。
    総合的に面白い作品だった。

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    2025年06月14日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    面白かったです。

    見守り屋の犬森祥子は、
    離婚して夫に残して来た10歳の娘に会い…
    父の妻に赤ちゃんが出来たことを少し不安になっているようだった。
    祥子が今、付き合っている亀山にも相談した。
    元夫に、新しい子どもが産まれ、娘の明里が居づらくなったら、自分が引き取りたいと思っていること、それには、今の見守り屋のような夜中の仕事は向かない。
    亀山は、エアビーを始めてみてはどうかと提案してくれ、亀山と同じマンションに引越してくれば、娘を引き取っても、一緒に面倒を見られると。
    迷いはあったが、とある見守り屋の客の話をきっかけに、祥子は、亀山のマンションに引越しをした。


    この本は、飯テロですね。
    夜中に読んでいるとお腹が減ってきます。
    つい、何か口にしてしまいます。

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    2025年06月10日
  • 図書館のお夜食

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    お夜食が物語の中心に据えられているわけではなく、各章ほんの数ページで描かれているだけなのに、なぜだが印象に残っている。

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    2025年06月01日
  • ランチ酒

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    温かくてお腹が空いてくる...笑
    温かくて美味しいご飯が食べられることがどれだけ生活を潤しているのかが感じられた。
    あまりお酒を飲まない私でも、さまざまなごはんとお酒を流し込む主人公の疲れが吹っ飛ぶような気持ちがわかる気がする。
    挫けそうになっても、悲しいことがあっても、逆に嬉しいことがあったとしても美味しいご飯とお酒が寄り添ってくれるのがいいと思った...!
    それぞれのお客さんの話もリアルで、「あ〜あるある」「そうなんだ...」とか感情移入しながら読めるのがよかった。

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    2025年05月30日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    今回も美味しそうなランチがたくさん。配慮のできる登場人物たちで読みやすい。「なくなるものや失うものもあるけど時に復活もする。」急がずに少しずつでいいよ。

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    2025年05月28日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    私はミチルさんより今の歳は上だけど、ミチルさんの現在の年齢は60くらいになるのかな。こんなお姉さんが近くに住んでいたらいいと思う。人生は長いか短いか。長くて、それまでの人生があったからこそ、楽しむ方法はいくらでもあるんだな。ちょっと前までいくらでも履歴書かけば仕事はあると思っていたのが、いつのまにかどんなに送ってももう仕事はないと気づいたけど、ミチルさんみたいな強みがどこかにあるかもしれないと希望ももらった。ミチルさんは常識人だ。バランス感覚も優れてる。だからこそ世代を問わず付き合える。しかも浅野温子かゆうこなみに綺麗だ。ああやっぱりご近所に住みたい。

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    2025年05月31日