原田ひ香のレビュー一覧
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三人姉妹にフォーカスしていた前回とはガラリと様相を変え、今回の続編は長女の夜月を中心に描かれている。
長女の夜月は、自分の思うままにこの世に漂い、ただ自然体に生きているようであるのに、何故か人に強い影響を与えてしまう存在だ。
豆腐屋の居候に甘んじて自分を見失っていた正人を見事に掬い上げ、彼女のヒモ的存在である作家の一也が「一行目が書けない」と悩んでいるとき、夜月がさらっと放った「二行目から書けば良いんじゃない?」という一言。これでふっと肩の力が抜けた一也が、自分のヒモ生活をそのまま書こうと思いつくくだりなど、彼女がそこにいるだけでみんなの強張った心が不思議と落ち着いていく空気感は唯一無二な -
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お金との付き合い方を考えさせられる1冊
節約は生きたいからしてるとか
自分を高めたいと言いつつ何も世間にアウトプットしていない登場人物にその事実を突き付けたり
三千円の使いかたで人生が決まるという表題通りの名言があったりと
更には、年代毎にいずれ立ち向かうであろう壁(更年期、老後不安など)も提示してくれている
お金って難しい
無駄使いはしない方が良いとしつつも、無駄かもしれないことに運命の出会いがあったり、禁欲的な生活してたら何の為に生きるているのか分からなくなる
この本の素敵なところは、
お金の使い方は、しっかり考えましょうとしつつ、何歳からでもスタート出来ると伝えてくれていること -
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実在する喫茶店のディテールが描かれていそうなので買いました。
関西在住なのでお店の具体はわかりませんでしたが、
「たしかにこういう店、あるよね!」と空気感まで伝わってくるような作品です。
主人公のおじさんについては、
「まあいかにもなバブル世代だよね・・・」
という雑な描かれ方に見えましたが、
それでも最後にはちゃんと自分の人生を生きられる一筋の希望
みたいなのが見えてまとめ方としては良かったんじゃないでしょうか。
「ちゃんと自分の人生を生きる」とか、世代によっては
そっちの方がタワゴトにしか聞こえないでしょうけど、
最近はそれが普通のテーマですしね。はい。 -
Posted by ブクログ
誰もが一度は妄想したことのある
「人生の最後に何を食べたいか」という問い…
一線で活躍する7人の作家たちが紡ぎ出す答えは
決して豪華絢爛なご馳走ばかりではなく
日常の片隅にあるささやかな味や
記憶の底に眠る思い出の味が
それぞれの登場人物の人生の愛おしさと共に
鮮やかに描き出されます
江國さんの淡い情緒
金原さんのひりつくような熱量
寺地さんの静かな優しさ…
一話一話の味わいが全く異なり
まるで極上のフルコースを少しずつ
味わっているかのような贅沢な読書時間でした♡
漆黒の背景に浮かび上がる
このミステリアスで耽美な表紙に一目惚れ!!
「食べる」という営みは、私たちが生きる