原田ひ香のレビュー一覧

  • ギリギリ

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    まかさ、こんな関係が…
    夫の一郎太が急逝し、その寂しさを紛らわすために、同窓会で再会した健児と再婚した瞳。
    健児はまだ無名の脚本家で、仕事の忙しい瞳に代わって家事を担当している。
    そんな健児が仲良くしているのが、一郎太の母の静江。
    夫も息子も亡くし、天涯孤独の静江は瞳に連絡をしてくるが、不在の時には健児が対応する。
    健児は静江の困り事を手伝っている時、たまたま静江の伯母の思い出話を聞き、たまたまそれが脚本に採用され、忙しくなる。
    しかし、その話の内容の中に瞳が気になる部分があり…そこから健児と瞳の関係がぎこちなくなる。
    健児も仕事が忙しくなり、瞳のことにばかりかまっていられなくなる。
    不思議な

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    2025年05月21日
  • 人生オークション

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    ネタバレ

    本当にやったかどうかではなく、誰も「やっていない」と信じてくれなかったということが重要というのはすごくよく分かるなと思った。
    こういう時に「この人がそんなことするはずない」と誰かがかばってくれたら・・。
    いろんなことに自暴自棄になってしまう気持ちは分かるなと思った。

    物が多すぎる状態というのはいろんなやる気を失わせるけど、やる気がなくなるからこそ物が溜まっていってしまうこともあるんだろうな。
    姪やひよこちゃん、オークションの人々とのやりとりで「信じられている」「認められている」という感覚を得られたこともおばさんを救ったんだろうなと思った。

    2話目の「あめよび」は煮え切らない彼氏にむむー!っ

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    2025年05月19日
  • 図書館のお夜食

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    面白かった。面白かったけど、え、ここで終わっちゃうの?という唐突な終わり方。そして、タイトルのお夜食っていうほどお夜食はメインではなかった。どれもこれも美味しそうだし、選ばれたお夜食の出典も私の好みだった。だけど、なんというかとってつけたようなお夜食で、あまり物語とは連動しているような感じがなかった。私の読み間違いかもしれないけど。面白い小説の作家さんという印象の原田ひ香さんだから、期待値が高かったのかもしれない。
    ここのところ、いつも評価高めの私にしては、星が3つの出番が増えた。読み手側の気持ちの問題?時間が経てば、また違った評価になるのかもしれないな。

    0
    2025年05月19日
  • 老人ホテル

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    えー!!
    途中まで、最悪な育ちを光子の知見で跳ね除けて、良い人生に向かって行こうと希望が持てていただけに、最後の後味が悪すぎるよ…
    山田さんに「逃げられないよ」なんて言わせて。

    しかも、その山田さんがとった可能性もある…というところに、
    ホテルの良心として応援してた山田さんにまで最後砂をかけられた気分。

    ファーストクラスラウンジは、その嫌な読後感に拍車をかける!
    あんなに頑張ってたのに、天使はこれからもずっと過去に怯えながら生きていくの?嫌だなぁ…
    彼女が幸せに生き抜けますように。

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    2025年05月18日
  • 東京ロンダリング

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    ネタバレ

    物語の中盤は、消極的な人生を送っていた主人公にいろいろなことが起こって、これからどう生きていくんだろう、どういう選択をとるんだろうとすごくワクワクしたが、最後強引に終わらせた感じがあった…アジア一の町にすることを目論んでる会社が建てたタワマンの地下に違法賭博が行われてたら、会社のほうが不利じゃない…?

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    2025年05月18日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    東京ロンダリングのスピンオフ?…読む順番間違えたかな…前半は読みやすかったけど後半は少しぐちゃぐちゃな気も…話は全部回収されてたのかな?

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    2025年05月17日
  • 老人ホテル

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    えー!!
    途中まで、最悪な育ちを光子の知見で跳ね除けて、良い人生に向かって行こうと希望が持てていただけに、最後の後味が悪すぎるよ…
    山田さんに「逃げられないよ」なんて言わせて。

    しかも、その山田さんがとった可能性もある…というところに、
    ホテルの良心として応援してた山田さんにまで最後砂をかけられた気分。

    ファーストクラスラウンジは、その嫌な読後感に拍車をかける!
    あんなに頑張ってたのに、天使はこれからもずっと過去に怯えながら生きていくの?嫌だなぁ…
    彼女が幸せに生き抜けますように。

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    2025年05月17日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    小説とエッセイで描く10の恋と食のアンソロジー。
    一穂ミチ「わたしたちは平穏」、原田ひ香「夏のカレー」、
    古内一絵「ワタシノミカタ」、山本ゆり「ゆかりと
    バターのパスタ」等を収録。

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    2025年08月24日
  • ギリギリ

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    夫の一郎太を過労のため突然亡くした瞳、同窓会で再会し、その後瞳と結婚した健児、一郎太の母で瞳の義理の母だった静江の、3人の視点で物語が進んでいく。
    3人の心情がとても丁寧に描かれている。
    突然愛する人を失ったら、後悔もするし、思い出は美化して行くだろう。
    心に空いた穴を埋めるために、誰かにすがりたくもなるだろう。
    健児の書いたシナリオがドラマ化されることになり、瞳は家のゴミ箱に捨てていた原稿を読んで、自分と健児との再婚のことを考えてしまい家を出て行く。
    二人の間にすれ違いがあったとか嫌いになったというわけでもなく、結局自分が許せなくなったのではないのか。
    亡くなった夫が遺していったものに苛まさ

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    2025年05月11日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    サクッと読める。
    日々の繰り返しのように思えても変化はしていく。
    実在のお店が出てくるのも面白い。渋谷はあのパフェ屋だし、あのラーメン屋ですね…
    文章書きたくなるしおいしいご飯を食べたくなる。

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    2025年05月06日
  • ランチ酒

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    タイトル通りのランチ+お酒の美味しそうなお話!仕事終わりの祥子が、その街で吟味したランチと拘りのお酒を飲む描写がとても美味しそうで、お酒が弱くとも嗜んだ気になれる本。祥子の仕事エピソードと一日の仕事終わりのランチ+酒を主軸にストーリーが展開します。それぞれの仕事エピソードで構成された短編集の様なお話。祥子視点ではありますが、どちらかというとエピソード主体かな?読み進めるうちに祥子の本質的な部分も見えてきますが、全体的に深掘りせずサラッと進んでいきます。ビール片手に軽く読みたい本。

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    2025年05月06日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    2025.04.30

    BOOKOFFで見つけてまだ読んでないよなーとなんとなく買ってみた本。
    旅行中読むのにはぴったりな短編集でした。

    原田さんは何気ない日常の中の不穏さを描くのが上手いなーと思う。
    こちらは「東京ロンダリング」の続編のようですね。前作も読みたいと思いました。

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    2025年05月05日
  • 老人ホテル

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    ネタバレ

    文末の解説によると、単行本と文庫では結末の一部が異なるらしい。私も新郷さんの解説と同じくなぜ盗んだ金を戻すのかと疑問に思った。
    そして文庫版のみ収録されているスピンオフ。これはこれで辛い話だった。

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    2025年05月03日
  • まずはこれ食べて

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    大学時代の友人同士で立ち上げたベンチャー企業『ぐらんま』
    社員達は日々の仕事に忙殺され、不規則な生活に乱れた食生活、オフィスとして使っているマンションの1室は散らかり放題。
    荒んだ状況を改善するため雇ったちょっとぶっきらぼうな家政婦さんの作る美味しいごはんに社員達は癒されていく、ほっこりするお話。
    かと思ったら、最後はイヤミスのような…サスペンスのような…色々な要素がつまっていた。

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    2025年04月27日
  • 図書館のお夜食

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    本&料理の組み合わせは、読んでよかった古本食堂みたいなのではと思い期待したがテイストが違って少し残念だった。

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    2025年04月26日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    1棟のデザイナーズマンションに翻弄された人々と、そのマンションの建替をめぐる争議の物語。
    残された時限爆弾がどうなってしまうのか…気になる…。

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    2025年04月25日
  • あさ酒

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    ネタバレ

    ランチ酒シリーズをまだ読めていないので、
    スピンオフといってもついていけるかな?と
    少し思ったのですがとても楽しく読めました!

    コロナで人生が変わった人は大勢いると思います。かくいう私もその1人です。
    仕事もなく婚約破棄になり、さらにはコロナに罹患し落胆している恵麻。
    そんな彼女に手を差し伸べてくれたのは見守り屋の祥子、そんな彼女から誘われて恵麻は見守り屋の見習いになる。
    いろんなお客様を見守りつつ、祥子たちからも見守られ恵麻が少しずつ心の元気を取り戻しているようでホッとしました。
    お仕事終わりの朝にはおいしいご飯とお酒で、
    心も身体も一息ついている、そんな描写が暖かくて元気をもらいました。

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    2025年10月13日
  • ここだけのお金の使いかた

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    廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?
    は読んでよかったです。

    わらしべ長者の作り方
    は、仕事に対する姿勢が変わりました。

    印象に残ったのはこの2作です。

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    2025年04月23日
  • 母親ウエスタン

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    単純に好きか嫌いかと言うと、原田ひ香さんの作品の中では、好きではない。母親という存在が身勝手にも思えてしまうから。

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    2025年04月23日
  • 図書館のお夜食

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    3プラスです(*^_^*)刻みたい...

    シリーズ化してほしいな、と思います。
    この後の皆さんがどうなったのか、気になりすぎます。

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    2025年04月22日