原田ひ香のレビュー一覧

  • はじまらないティータイム

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     拘りの強い4人の女性たちの、奇妙な交流と心の解放を描いたヒューマンドラマ。
    原田ひ香さんの初期の作品で、第31回すばる文学賞受賞作。

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     個性的と言えるほど思い込みが激しく拘りも強い4人の女性が主人公です。ええー、そんな人いる⁉ 嫌だなあと苦笑しつつも、作者の仕掛けを読むのが楽しい作品でした。

     もともと思い込みや拘りの強い傾向があったのでしょうが、夫のせいでエスカレートしたと思われるのがミツエ・佐智子・奈都子の3人。 ( ミツエは多少自業自得の感があるけれど、佐智子の場合は完全に夫が悪いし奈都子の夫は狭量だ。)

     里美だけ異色で、努力を隠れ蓑に

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    2023年03月03日
  • 母親ウエスタン

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    どこにもいないような女の人の、フィクション!という感じの小説。
    原田ひ香さんの小説は2冊めですが、1冊めで読んだ『三千円の使い方』とは全く異なるテイストで、リアリティのなさが面白かったです(もちろん、こんな生き方をしてる人も実際にはいるのでしょうが)。
    血縁のない親子(のような)関係で、大人が子供を思って守る、というシチュエーションは『そしてバトンは渡された』に通じるものがある気がしましたが、こちらは心温まるお話ではなかったかな。
    でも、誰にも頼らずに生きる広美さんの潔さは気持ちよかった。

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    2023年04月09日
  • ラジオ・ガガガ

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    ラジオにまつわる短編六篇。ラジオはあまり聞くことはないんだけどたまには声に耳を傾けるのも良いかもと思わせる作品です☺

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    2023年01月30日
  • 虫たちの家

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    怖い。
    これは、タイトルからは思いつかなかった内容。
    気軽な感じで虫の名前で呼び合う女性たちの楽しげな共同生活、ではなかった。
    立ち直れないほど打ちのめされ、当時の居場所を失い、流れ着いた女性たちによる再生のストーリーが展開する。

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    2023年01月21日
  • 母親ウエスタン

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    母親を必要とする子供と、必要とされたい元母親の長い物語だった。
    25歳の広美の1番初めの話が、母親ウエスタンを始めるきっかけだったのではないだろうか。
    「母親」として扱われることに喜びを感じたのだと思う。
    ラストシーンは、「母親」としてではなく、「広美」を必要とされたことに安堵した。
    それが物語のきっかけとなった健介によるものなのが尚更よかった。
    裕理もあおいも「母親」として広美を受け入れようとしていたから、このままじゃ「広美」としての人生が死んでしまうと感じた。

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    2023年01月20日
  • アイビー・ハウス

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    ある一軒家で同居する二組の夫婦の話。
    よくわからないところもあって、三千円の使いかたと比べると少し物足りなさを感じた。
    大人の悩みなどの心情はよく描かれているように感じた。

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    2023年01月18日
  • アイビー・ハウス

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    ネタバレ

    途中のなんとなく不穏な感じ、日常が段々形を保てなくなる雰囲気は楽しめたけど結局何も分からないまま終わった…

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    2023年01月08日
  • アイビー・ハウス

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     価値観が同じ、共感できる、と思っても全てが同じという事はない。些細な違いがストレスとなり、自らを締め付けてしまう。そんな事を日常会話から描き出しているお話だった。
     絡みつき、生い茂った蔦を剪定することはできるのだろうか。

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    2022年12月22日
  • アイビー・ハウス

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    ツタに絡まれとらわれた家に住んだ結果、人々までツタに絡まれ身動きがとれなくなってしまったかのようだった。

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    2022年12月13日
  • 古本食堂

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    本が好きな人の話。
    本が好きな人がたくさん出てくる、
    本が好きな人が読むと楽しくなりそうな、
    そんな内容。

    それにしても、
    小説の中に本好きな人って
    割とよく出てくるように感じるのは、
    気のせいだろうか? 

    本が好きな人が本を書いているわけだし、
    それを読むのも本が好きな人。
    本好きな登場人物に共感できるのも、
    もちろん本好きな人。
    もはや必然かな。

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    2025年12月06日
  • 三人屋

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     ほのぼのタッチの連作短編集。一話目では外からの目で「三人屋」を紹介し、次第次第に、三人姉妹の内側に入り込んでいく構成、ちょっとした謎が徐々に明らかにされていく構成は、よく計算されている。読んでいるうちに、なんとなく飽きる感じもするけど、一方で、いつでも気楽に読める感じもある。

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    2025年12月07日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    『3,000円の使い方』を読んで、淡々と軽やかな文体が結構好きで、リピート。

    前述した作品もさることながら本作も経済にまつわる描写があり、筆者は経済学部出身?と思ったけど、文学部卒なようでした。笑

    バブルの時代に入社し、一度は結婚したものの好きな男ができたからと離婚し、元旦那から譲り受けたマンションでいつまでもふらふらと暮らす40代のミチルさんが主人公。
    特に目標も持たぬまま、チヤホヤされ続けて今まで生きてきたせいで、この後の人生にもまだ期待しちゃってるミチルさん。イタい。
    そして正直いけすかない。

    自分の危うさに気付かないまま生活していく中で、新しい職場での出会いをきっかけに、少しだけ

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    2022年11月13日
  • ラジオ・ガガガ

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    ラジオリスナーとしては、少し悲しいストーリーが続くのがちょっとだけ寂しい。自分の内側に向いた、ラジオというものをうまく表しているとも言える。でも、もっとバカでのほほんとしたラジオもあるよ

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    2022年11月08日
  • ラジオ・ガガガ

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    ラジオにまつわる短編集。
    1話目が一番好きかな。近づきつつある道だからか高齢女性の話に敏感なこの頃。なんだかんだで良いじゃないと思っていたら切なくてグッときた。
    今まで時々ラジコで聞く程度だったけど、ラジオ聞きたくなりました。

    原田ひ香さん、他にも読んでみたい本が続々。

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    2022年11月03日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    東京ロンダリングの続きもの?という感覚で読み始めたが、また違った内容だった。面白かった。
    が、りさ子もでていて、りさ子のその後がわかってよかった。
    短編なのかなーと思ったが、最後は、この本を通しての謎も解決?してスッキリした!

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    2022年10月14日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    『東京ロンダリング』のスピンオフ的な短編集。オムニバス形式で8話が収録されています。

    事故物件を浄化する“ロンダリング”に関わる人達を巡り、各話が少しずつリンクしている構成です。
    様々な事情を抱えたロンダリング関係者達に、巧妙に近づいてくる、一見爽やか若しくは明るいけどどこか胡散臭い男女や、暗示的にちょいちょい出てくる自己啓発本・・・。
    後半の数話では、一連の話の背後に見え隠れするものを、失踪者探しを生業とする「失踪.com」の仙道さんが追求していくというミステリちっくな要素も加わり、その不穏な雰囲気に引き込まるものがありました。
    そして前作の登場人物の、りさ子さん、「相場不動産」の社長さん

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    2022年10月09日
  • ラジオ・ガガガ

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    ラジオ好きなので本書を手に取りました。
    原田さんはきっと深夜ラジオとNHKラジオドラマがとてもお好きなんだろうなあと分かりました笑
    ラジオで曜日感覚合わせる感じとか、番組表が頭の中に浮かんでくる感じとか、その辺の感覚に共感できて嬉しかったです。

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    2022年10月03日
  • 虫たちの家

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    ネタバレ

    インターネットで傷ついた女性たちがひっそり暮らす、九州の孤島にあるグループホーム「虫たちの家」。
    名前を捨てて生きていく場所ってこんな感じなのかな。
    ネット上で傷つく、と言うのはイマドキな話だが、媒体は違っても、同様に事件に巻き込まれたりして居場所をなくした人(特に女性)は、どうやって生き延びたのだろうか。
    パソコンは使っていても、実際そのような画像などを目にしたことがないのでピンとこないが、当事者にとっては世の中全てから隔絶されたような気分になってしまうんだろう。
    ミツバチとアゲハ母娘は脇役だと思っていたが、語られる異国での話の主役がミツバチだったとは・・・
    ラスト近くは理解に少々時間がかか

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    2022年09月17日
  • ラジオ・ガガガ

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    ネタバレ

    1番初めのお婆さんのお話が1番好きでした。
    あとは浅草キッドとオードリー若林さんのエピソードがいい話でジーンとしました。

    ラジオいいですよね。たまに聞きます。
    ラジオドラマ、高校生の頃聞いてたなぁー。
    青春アドベンチャー。
    あれで東野圭吾さんを知ったのです。
    そんなことを思い出しました。

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    2022年07月31日
  • 虫たちの家

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    2022.07.29

    ミツバチとアゲハとテントウムシの関係にびっくり。
    途中で入る回想はミツバチのもの。
    なんでテントウムシがミツバチのお父さんの膝に乗っていたかは謎。わりと最後はあっさり終わってしまった。
    最後ミミズの自己紹介はよかった。
    田中さんとテントウムシの出会いとかもう少し深く掘り下げて欲しかったかも。

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    2022年07月30日