原田ひ香のレビュー一覧

  • 母親ウエスタン

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    面白かった。母親の心情を描く名手です。
    他人の家庭に入り込み、母親として溶け込んで行く様がとても自然でバリエーションに富んでいて飽きさせません。そしてその果てに何かあるのか、伏線の回収もあり楽しめました。

    主人公のおばさんと、その人に育てられた男のこ、児相の職員の男のまとめ方がハッピーで良かったです。

    様々な母親の形が実際にある人達で親近感も感じました。

    これは2012年初刊と古い作品でしたが、既に人気作家の片鱗が見えます

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    2024年10月15日
  • 母親ウエスタン

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    「広美」のキャラがたってて、次々と読み進めてしまった。母親とか、母性とかの重要性を考えさせらる。まったくもって「おそれいりましてございます。」でした。

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    2024年10月13日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    あの、マンションですよね?

    マンションの価値感は人それぞれ。
    いっそ、50歳以下しか住めないのならわかるけど
    終の住処には難しいだろうな

    ネチネチとした昔話を持ち出すのは
    いかがなものか...だが住宅への執着はさもりなん。
    これから中古マンションを買う計画うだが
    恐ろしくなってきた。

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    2024年10月11日
  • 彼女たちが眠る家

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    ネタバレ

    虫たちの家。インターネットにあられもない姿を晒され日常生活を送れなくなった女たちがひっそりと暮らす場所に、新たに加わったアゲハとミツバチが島での日常にゆっくりと影を落とす。

    テントウムシの視点での物語と、誰かの幼少期のカウンセリングの回想が交互に書かれて進んでいく。回想で語っているのが誰なのか気になってしかたなかった。復讐のために嘘をついて虫たちの家へと行くのではなく、本当にリベンジポルノを起こしてまであの島に行こうとするのが執着の深さを感じられた。
    アゲハが何故事件の前に学校であんなことをしていたのか、理由は母親の影響で歪な人格形成をしてしまったからということなのか?テントウムシをライター

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    2024年10月10日
  • ラジオ・ガガガ

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    中学生から老女まで、ラジオ番組に耳を傾ける。
    一方的な喋りの中に笑いがあったり涙があったり。
    オールナイトニッポンは、いっ時、私も聴いていた。
    ラジオ番組と共に思い出す青春や日常が切なくなることもある。
    冒頭の「三匹の子豚たち」の母と三男の関係が良かったなぁ。

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    2024年10月09日
  • 彼女の家計簿

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    家計のやりくり的な内容を想像してたけど全然違って、日記がメインのストーリーって感じでした。

    内容は割と重めだったけど、原田ひ香さんの作品らしく、さらりと読みやすかったです。

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    2024年10月01日
  • 三人屋

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    短い商店街の中ほどにある喫茶店の娘なら
    あることないことウワサに想像をトッピングして
    育っていくことは容易に想像できる。
    街を出るとき、薄紙を剥がしていくように
    「〜の娘」が取れていくのに、親の残した
    その場所から離れれれないのが、私には不思議。

    行き場のない年寄りや責任持たない男の
    溜まり場で、3姉妹の生活が支えられているのは
    優しい地元愛というわけではなさそう。

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    2024年09月29日
  • 人生オークション

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    読んだら断捨離したくなる本と思っていたら違った。
    どちらの話も読後スッキリ!って感じではないかな…
    完全に被害者ヅラした白石夫妻にモヤモヤするし、事情があるにせよ「諱」についても、結婚したくない理由もはっきりいわない輝男にもモヤモヤ…

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    2024年09月26日
  • ランチ酒

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    お酒を飲める人が羨ましくなっちゃいました❗今度生まれ変わったら、少しは飲めてお酒を美味しく感じたいな~
    ランチが美味しそうで、お腹が空いてきちゃうお話でした。何かあってもご飯なん食べようかな?って考えられる気持ちの余裕さえあれば生きていけるなってふと思っちゃいました。

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    2024年09月24日
  • 三人屋

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    美人な三姉妹。でも仲は悪い。それでもやっぱり原田ひ香さんの作品なので、ほっこり安心して読み進められました。最終話だけ、そんな綺麗事だけでは済ませてくれませんでしたが。。
    私にも姉と妹がいるので、自分ならどう思うか、どうするか重ねながら読めて、楽しかったです。

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    2024年09月23日
  • 人生オークション

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    ネタバレ

    急に行くことになった 遠方の田舎町。
    軽いタッチの小説で定評のあるこの作家さんを選んで
    新幹線のお供にしました。

    主人公はアルバイターの瑞希。
    不倫相手の奥さんと警察沙汰を起こし 離婚されてしまった叔母りり子のところに通うことになる。
    せまい部屋に積み上げられた山のような段ボール。
    これを片付けるべくオークションを試みるふたり。
    荷物をオークションにかけていくうちに 少しずつ叔母のかかえてきた気持ち
    そして 「就職する」という世間のレールに乗り切れない自分の気持ちが靄の中から姿を現していく。

    主人公と叔母さんの人生は まぁよく聞くような展開なのだけれども
    ・落札者へのちょっとしたメーッセー

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    2024年09月17日
  • 図書館のお夜食

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    ほの暗い印象の物語が得意な作家さん
    この作品も例外ではなかった
    スッキリ、しないけれど、それが現実に近くありのままだという気もする

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    2024年09月16日
  • サンドの女 三人屋

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    ネタバレ

    あまり仲のよくない美人三姉妹が主人公の話です。
    長女夜月、次女まひる、三女朝日。

    父親から引き継いだお店を夜はスナック、昼はうどん屋、朝は喫茶店とそれぞれの姉妹が切り盛りしてる所から話は始まります。

    ラプンツェル商店街を舞台に各章ごとに彼女達を取り巻く男達にスポット当てて話は進んでいく群像劇。

    三人姉妹と玉子サンドがどう結びつくか?
    構成がとても面白く読む進む事にグイグイと推進力が増してくる良作です。

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    2024年09月16日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    孤独死等による事故物件は、これから増えていく一方だと思うので興味深い内容でした。短編同士がラストで繋がるという構成だとは思うんですけど、あまり引き込まれる感じはしなかったです。

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    2024年09月13日
  • ラジオ・ガガガ

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    「ラジオ・ガガガ」
    著者 原田ひ香

    装丁画にちょっと懐かしい気持ちになりますね。
    机に向かって勉強の合間にラジオ。昭和かな笑

    今は金曜日の午前中のラジオが好きで、家にいる時は何となく聴いています。好きな番組があると、その時間がワクワクしますよね。笑

    こちらの本は、私が思うラジオのワクワク感とはちょっと違っていましたが、一話一話に様々なドラマがあり、夜一話ずつ、ラジオドラマを聴くように愉しみました。

    六話の短編の中から、感想を少しだけ。
    「昔の相方」の夫婦の関係、いいですね。(*´ω`*)
    「We are シンセキ!」レモンさんのお悩み相談。若者の悩みの窓口があることで救われることもきっ

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    2024年08月30日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    絶品ランチ×人間ドラマ
    3作目だったのか…いきなり読んでしまったから追いつけきれないところがあったのかも。
    「見守り屋」の女性の人間生活を描く。
    離婚した元夫、そこに置いてきた娘、仕事で出会った新しい恋人、、、それぞれと関わりに、依頼者との出会いが影響を与えていく。毎度の仕事の後に、ランチ酒を嗜む。
    人間ドラマが結構暗めではあるけれど、最終的には明るく終わってくれてよかった。

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    2024年08月30日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    短編になっていて読みやすくはあったけど、
    それぞれに登場人物が何人かずつ出てきて、あまり掘り下げない内容もあったり、深くは物語に入り込めなかったかな…。

    よく見たら『東京ロンダリング』という作品の続編みたいだったから、そもそも読む順番を間違えたかも。興味が向いたら『東京ロンダリング』も読んでみたい。

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    2024年08月21日
  • 彼女の家計簿

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    読むと何かを書きたくなるよ。日記でもエンディングノートでも雑記帳でも。何でも良いから文字が書きたい!!

    現代と戦時中を行ったり来たりするお話。
    その2つの時代の橋渡しをするのが、加寿さんという1人の女性が残した家計簿。この家計簿をキーに、過去と今を行ったり来たりするのだけど、家計簿を記した戦時中の加寿さんと、現代になって皆が語る加寿さんのキャラクターがどうしても私の中で繋がらなくて。
    私の中では、NPOを作ったのが加寿さん、て言われたほうが納得できた感じ。

    加寿さんが残した過去の家計簿から、今を生きる皆が何かを掴む、みたいな話じゃなく、いっそ潔く、加寿さんの一代記が読みたいな。
    家計簿、関

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    2024年08月17日
  • ギリギリ

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    夫を亡くし、再婚した瞳。再婚相手の健児。元夫、一朗太の母親である静江。
    この三人の視点が変わりながら進む連作短編。

    すでにこの世にいない一朗太をそれぞれが思いながら進む妙な3人の関係。
    そういうことだったのかと、終盤にわかるタイトルの意味。
    共感はできなかった。今を生きればいいと思った。
    何が正しいのかわからない世界で生きるのって難しい。

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    2024年08月12日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    バブルの好景気を知らない自分からするとバブルって愚の骨頂みたいなイメージが強い。

    バブルの好景気に美味しい思いをしたミチルさん。
    45歳になってもその感覚が忘れられない。
    嫌な女のようでそうでもない、苦労知らずのようで仕事もできる、なんとも言えない人だ。
    (解説で「鼻持ちならない」と言われてて笑ってしまった。確かに…)


    そして元カレも順風満帆な人とそうでない人が出てくる。バブルの恩恵を受けたからってみんなが幸せな訳ではない。

    ミチルさんみたいな華やかな時代を生きてきた美魔女がポスティングの仕事なんてするか?と何度も思ったが、多分、彼女は自分が抱えてる何かから解放されたかったのだろう。優

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    2024年08月11日