原田ひ香のレビュー一覧
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ネタバレ虫たちの家。インターネットにあられもない姿を晒され日常生活を送れなくなった女たちがひっそりと暮らす場所に、新たに加わったアゲハとミツバチが島での日常にゆっくりと影を落とす。
テントウムシの視点での物語と、誰かの幼少期のカウンセリングの回想が交互に書かれて進んでいく。回想で語っているのが誰なのか気になってしかたなかった。復讐のために嘘をついて虫たちの家へと行くのではなく、本当にリベンジポルノを起こしてまであの島に行こうとするのが執着の深さを感じられた。
アゲハが何故事件の前に学校であんなことをしていたのか、理由は母親の影響で歪な人格形成をしてしまったからということなのか?テントウムシをライター -
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ネタバレ急に行くことになった 遠方の田舎町。
軽いタッチの小説で定評のあるこの作家さんを選んで
新幹線のお供にしました。
主人公はアルバイターの瑞希。
不倫相手の奥さんと警察沙汰を起こし 離婚されてしまった叔母りり子のところに通うことになる。
せまい部屋に積み上げられた山のような段ボール。
これを片付けるべくオークションを試みるふたり。
荷物をオークションにかけていくうちに 少しずつ叔母のかかえてきた気持ち
そして 「就職する」という世間のレールに乗り切れない自分の気持ちが靄の中から姿を現していく。
主人公と叔母さんの人生は まぁよく聞くような展開なのだけれども
・落札者へのちょっとしたメーッセー -
Posted by ブクログ
「ラジオ・ガガガ」
著者 原田ひ香
装丁画にちょっと懐かしい気持ちになりますね。
机に向かって勉強の合間にラジオ。昭和かな笑
今は金曜日の午前中のラジオが好きで、家にいる時は何となく聴いています。好きな番組があると、その時間がワクワクしますよね。笑
こちらの本は、私が思うラジオのワクワク感とはちょっと違っていましたが、一話一話に様々なドラマがあり、夜一話ずつ、ラジオドラマを聴くように愉しみました。
六話の短編の中から、感想を少しだけ。
「昔の相方」の夫婦の関係、いいですね。(*´ω`*)
「We are シンセキ!」レモンさんのお悩み相談。若者の悩みの窓口があることで救われることもきっ -
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読むと何かを書きたくなるよ。日記でもエンディングノートでも雑記帳でも。何でも良いから文字が書きたい!!
現代と戦時中を行ったり来たりするお話。
その2つの時代の橋渡しをするのが、加寿さんという1人の女性が残した家計簿。この家計簿をキーに、過去と今を行ったり来たりするのだけど、家計簿を記した戦時中の加寿さんと、現代になって皆が語る加寿さんのキャラクターがどうしても私の中で繋がらなくて。
私の中では、NPOを作ったのが加寿さん、て言われたほうが納得できた感じ。
加寿さんが残した過去の家計簿から、今を生きる皆が何かを掴む、みたいな話じゃなく、いっそ潔く、加寿さんの一代記が読みたいな。
家計簿、関 -
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バブルの好景気を知らない自分からするとバブルって愚の骨頂みたいなイメージが強い。
バブルの好景気に美味しい思いをしたミチルさん。
45歳になってもその感覚が忘れられない。
嫌な女のようでそうでもない、苦労知らずのようで仕事もできる、なんとも言えない人だ。
(解説で「鼻持ちならない」と言われてて笑ってしまった。確かに…)
そして元カレも順風満帆な人とそうでない人が出てくる。バブルの恩恵を受けたからってみんなが幸せな訳ではない。
ミチルさんみたいな華やかな時代を生きてきた美魔女がポスティングの仕事なんてするか?と何度も思ったが、多分、彼女は自分が抱えてる何かから解放されたかったのだろう。優