原田ひ香のレビュー一覧
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『ランチ酒』シリーズ2作目。夜勤を終えた帰り、ランチとともに軽く (?) 酒を楽しむアラサー女性を描く連作短編集。第1酒から第10酒までの10話からなる。
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主人公は犬森祥子。
バツイチで「見守り屋」という一風変わった職に就いています。
仕事は夜勤中心でストレスが溜まる仕事だけに、仕事帰りにランチを兼ねてチョイ呑みするのが何よりの楽しみ。
そんな祥子の昼呑みランチを中心にしたライフスケッチがおもしろかった。感じとしては『孤独のグルメ』を思い出す作品でした。
朝や昼に気軽にとる食事。何を食べるかはその時々の気分次第。高級店での気取った料理でない ( -
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「お酒」を題材にしたアンソロジー5作。
・織守きょうや「ショコラと秘密は彼女に香る」
チョコレートボンボンに思い入れがありげな伯母を探る姪っ子は、その人物に会いに行く。
・坂井希久子「初恋ソーダ」
果実酒作りが好きなキャリアウーマンの話
・額賀澪「醸造学科の宇一くん」
実家を継ぐのが既定路線の酒造の一人娘は自分の将来に悩んでいて…
・原田ひ香「定食屋「雑」」
夫の好きな食事が許せない妻は離婚を切り出される。
・柚木麻子「bar きりんぐみ」
コロナ禍で昔の同級生からオンライン飲み会を依頼されたバーテンダー。
お酒がスパイス的に、過去だったり、これからだったりを見つめ直すきっかけにな -
購入済み
「その人」を表す三千円の使い方
「貴方は3000円貰ったら何に使いますか?」この大金とまでは言えなくとも、それでも何かやりたいこと欲しいものであれば何かしら出来てしまう。そんな金額だからこそ、その人となりが現れてくることに妙に納得してしまった。
就職、結婚、出産、定年。人生には様々な節目がある。そのいずれかを経験した人であれば、この作品に共感して頂けるかと思う。むしろどの節目を経験しているかによっては異なる印象を持つ作品で、いつ、誰が、何度読んでも「私もこんなことがあったなぁ」と共感できる作品。 -
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表紙の立葵があまりに美しいので〜
訳分からん。老化現象から読解力も落ちてる「あっ元々ないか。」
登場人物がみんな虫の名前だし
前半、導入のところでこの話は
てんとう虫さんのことだとばかり思ってるので「思い込み」騙された。
登場人物 マリア、てんとう虫、ミミズ、オオムラサキ
そこにミツバチ、アゲハの親子連れが入ってくる
みんななにがしらの辛いこと、誹謗中傷、事件に関わって
やっとマリア、テントウムシらの家にたどり着く
もちろんマリアもテントウムシも同じ。
自分も同じ環境で逃げ出して、ここで暮らしているような錯覚を覚え苦しく、怯えた。
アゲハのことを冷静に判断できずに、
アゲハ -
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自殺や事故死などがあた賃貸アパートなどの部屋を事故物件という。そんな事故物件は、次に借りる人が嫌がる。そこで、あえてお金を払って誰かに住んでもらい、賃貸の実績を作ってから新たに貸し出す。そんあ事故物件に住む人をロンダリングと呼ぶ。そういう設定でこの小説は始まる。
最初は、事故物件に関わるオムニバスと思わせるのだが、すべての話は伏線となっていて最後にうまくピースがはまる。
自殺者や行方不明者などに関する仕事をしている男が最後に真相を突き止めるのだが、突然大学時代の友人で今は都庁の重要人物というのが登場し、これからが丸く収まるのは、ちょっとずるいかな? -
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ネタバレ不遇の子どもがいると聞けば、どんな手を使おうともその父子家庭に入り込み、赤の他人の子どものために最善を尽くす女。そして自分の去り時だと思うと速やかに姿を消し、また次の家庭を探しては移る。
父子の父親のほうからはもう不要だと思われていたとしても、子のほうにとっては実の母親同然の存在。大人になった今も彼女のことを忘れられない子どもたちが、彼女を追いかける。
感情が読めないから彼女を理解しづらいけれど、母性とはこういうものなのでしょうか。不思議なタイトルに思い出すのは映画『シェーン』。「カムバック!」と言われたらそうしてもいいと思う。きっと、戻れる。
「借して」という誤字のせいでかなりテンショ -
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ネタバレ九州の離島ってどこかな〜
と九州住みの私は気になった(笑)
壱岐対馬とかかな〜と勝手に思い浮かべて読んだ
なにかから逃げてきた女性たちの暮らす
虫たちの家
リベンジポルノだったり
レイプだったり
読んでいて辛かった
ネット社会こわい
いつ餌食になるかわからないこわさ
直接暴力を振るう人だけでなく
ネットを通じて加担する不特定多数
ここ最近のtwitterでの誹謗中傷が問題になってるけど
もうネットの功罪だよね
今始まったことじゃない
人が死んでから騒いでもさ
それにしても
ちょっとオチが…
アゲハちゃんいくらなんでも
そこまでするかな〜?
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ネタバレ傷ついた女性たちが集まって暮らす虫の家。
自分たちの本名も過去も捨てて、お互いを虫の名前で呼び合い、できるだけ人との接触を避けての静かな暮らし。
そこにやってきたミツバチとアゲハチョウ親子。
娘のアゲハの島民にたいする奔放な態度を危惧したテントウムシが、自分たちの暮らしを守るためと
禁止されていたネットを使い、アゲハの巻き込まれた事件を知っていくまで。
ネタバレ。
テントウムシが子供だった頃、父親の海外赴任についていき、母親に言われるままにミツバチ親子に冷たくしていたこと。
テントウムシ一家によって自分の家族はバラバラになったと恨み続けていたミツバチが
大人になって娘のアゲハの巻き込