原田ひ香のレビュー一覧

  • 彼女の家計簿

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    読むと何かを書きたくなるよ。日記でもエンディングノートでも雑記帳でも。何でも良いから文字が書きたい!!

    現代と戦時中を行ったり来たりするお話。
    その2つの時代の橋渡しをするのが、加寿さんという1人の女性が残した家計簿。この家計簿をキーに、過去と今を行ったり来たりするのだけど、家計簿を記した戦時中の加寿さんと、現代になって皆が語る加寿さんのキャラクターがどうしても私の中で繋がらなくて。
    私の中では、NPOを作ったのが加寿さん、て言われたほうが納得できた感じ。

    加寿さんが残した過去の家計簿から、今を生きる皆が何かを掴む、みたいな話じゃなく、いっそ潔く、加寿さんの一代記が読みたいな。
    家計簿、関

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    2024年08月17日
  • ギリギリ

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    夫を亡くし、再婚した瞳。再婚相手の健児。元夫、一朗太の母親である静江。
    この三人の視点が変わりながら進む連作短編。

    すでにこの世にいない一朗太をそれぞれが思いながら進む妙な3人の関係。
    そういうことだったのかと、終盤にわかるタイトルの意味。
    共感はできなかった。今を生きればいいと思った。
    何が正しいのかわからない世界で生きるのって難しい。

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    2024年08月12日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    バブルの好景気を知らない自分からするとバブルって愚の骨頂みたいなイメージが強い。

    バブルの好景気に美味しい思いをしたミチルさん。
    45歳になってもその感覚が忘れられない。
    嫌な女のようでそうでもない、苦労知らずのようで仕事もできる、なんとも言えない人だ。
    (解説で「鼻持ちならない」と言われてて笑ってしまった。確かに…)


    そして元カレも順風満帆な人とそうでない人が出てくる。バブルの恩恵を受けたからってみんなが幸せな訳ではない。

    ミチルさんみたいな華やかな時代を生きてきた美魔女がポスティングの仕事なんてするか?と何度も思ったが、多分、彼女は自分が抱えてる何かから解放されたかったのだろう。優

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    2024年08月11日
  • 口福のレシピ

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    お手軽で美味しそうな料理が出てきて、参考になるかと思いきやそれほどでもなかった。
    料理の才能がある人は、材料でぱっぱっとメニューが思いつき、手順も無駄なくできるんだろうなぁ。
    私は食いしん坊だけど、料理の才能はないのが残念だ。

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    2024年08月05日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    有名な建築家が建てたマンションを巡って、様々な人の物語が展開されていく。
    終の住処として購入した夫婦や建築家の娘、建築家とともに一緒にこのマンションを建てた男などなど。
    それぞれの人生が語られていて面白かったです。

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    2024年07月26日
  • はじまらないティータイム

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    この状況では、ティータイムははじまらないな。始める状況でもないな。どっちかというと佐智子さんの立場で考えてしまいそう。

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    2024年07月11日
  • アイビー・ハウス

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    激務に疲れてセミリタイア的な生活を送る男性、その妻と友達とその妻。ちゃんと作ったご飯を美味しく食べる生活。忙しい現代を生きる等身大の姿を食べ物を交えながらリアルに描いた作品。

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    2024年07月08日
  • 虫たちの家

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    九州の島に作った、虫たちの家。そこに来る人は現代の中で傷つけられたりして、避難してきた人である。本名を隠して、虫の名前が付けられているのもそのせいだ。ちょっと暗い話であるがなかなか良かった。

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    2024年06月30日
  • 口福のレシピ

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    昭和初期のしずえと現代に生きる留季子。二人を繋ぐことになった生姜焼きのレシピ。
    昭和の初めならしずえのような境遇になる人もいたのかもしれないけど、まあまあ裕福で学もありそういうお商売の人でもないのだから品川の2代目夫妻は罪作りだと思う。留季子のレシピアプリ試したい。
    今回もどれも美味しそうな料理がたくさん。で、坂崎さんとは結局どうなるんだろう。

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    2024年06月15日
  • 虫たちの家

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    自分の本当の名前を名乗るのが嫌になるほどの体験を我々はしているか。
    虫の名前を名乗って共同生活する「家」。そこでの関係にヒビが入る。
    プロットなどの点から見るとそこまでの衝撃はないが、人を人と思わない、正義や悪も娯楽のように消費していく現代の暗部が描かれている。

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    2024年06月12日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    お酒とツマミ、食事がすぐに飛んでいって食べたくなるような表現がなんとも言えません。
    地元の物もあったので、より親近感がわきました。
    美味しいと思ってたべることは大切ですね!

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    2024年06月09日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    「おっぱいマンション改修争議」の改題。
    旧タイトルの方がインパクトがあって親しみが持てるのになぜ変えてしまったのでしょうか。

    デザインに重きを置いた有名建築家のマンションの末路。現実世界でも聞いたように思います。

    建築家小宮山が亡くなってからもなお、反抗的な態度を崩さない娘のみどり、一方でそれを静かに見守る小宮山の弟子岸田。住民のおっぱいマンションへのそれぞれの思い、人間模様が交錯し、深い内容となっています。

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    2024年06月06日
  • ラジオ・ガガガ

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    これだけSNSが発達してしまったら、ラジオを聴くという行為は中々無くなると思われる中で、リスナーとしては番組を聴くのはある意味神聖な気持ちになれるし、話を聞いて想像力がつく。だが、今は生配信などあるのでスマホのおかげ?で世界は変わってしまった。

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    2024年05月29日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    「東京ロンダリング」の続編的な連作短編集。
    普通想像できない社会の暗部を、生業としている人たちがいるかもなと思ってしまう。いろんな登場人物が人間味があるのが救い。

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    2024年05月23日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    タイトルでミステリーかと思ったが登場人物の心の葛藤や変化を描いた小説だった。

    もし自分がその状況になったらー…

    と考えさせられる内容だった。

    怖い描写とかは無いので深夜でもコーヒーを飲みながらゆっくり読むことが出来た。

    事故物件と聞くと避けたいものだが、この小説ではあえて事故物件に住む人(住むしかない状況の人、自ら住む人、迷いながらも住むひと)にフォーカスを当てている。

    それぞれ住む人にはそこに至るまでの経緯や状況が書いており、その場合では私も住むかもしれない…と共感する人物もいた。

    住む事で不安になる者、前向きになる者、考え直す者、それぞれ違い、とても興味がそそる内容だった。

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    2024年05月20日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    おっぱいマンション。中銀カプセルタワーマンションを参考に書いたものと思われる。あれもカプセルを交換してずっと住み続けられるという話だったが、カプセル交換に多額の費用が掛かるので、交換されることもなく、解体されてしまった。それでも何個かのカプセルを移動して保存する動きもあり、芸術なんだろうと思われる。コレに限らず、マンションの解体工事には多くの費用と時間とお金がかかり、今後の課題である事は間違いない。

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    2024年05月16日
  • アイビー・ハウス

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    一緒に住んだ時間が
    長いのか・・・
    短いのか・・・
    そして、バラバラになってしまった事が
    良かったのか・・・
    悪かったのか・・・
    これから先の方が長い人生だからなあ

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    2024年05月15日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    ミチルさんは少し年下だけど、時代的にはかなり近いので分かる部分も多々。
    バブル期、男性で年上とあらば奢ってくれるのは当たり前、車はいい車じゃなきゃカッコ悪いし、女性は似合う、似合わないは置いといて、ワンレン、ボディコン、誰もが真っ赤な口紅で戦闘モード、何と戦っていたのか?どうなりたかったのか?今の若者よりは夢や希望があった気がするけど、ミチルさんと同じく答えは出ていない。
    経験は生きていると信じて前進!

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    2024年05月14日
  • ギリギリ

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    ネタバレ

    ギリギリ。なんだか不思議な関係の話だった。
    死んだ旦那さんのお義母さん、今の旦那さん、再婚した嫁さん、死んだ旦那さんの浮気相手。

    こんな人間関係ギリギリだよね。
    夫婦ってなんなんだろ。
    ほんと。。。なんていうかもっと自由になれればいいのになっておもった。
    やっぱり違った、ってなってもいいんだよ。
    うん。そう思った。

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    2024年05月01日
  • 彼女たちが眠る家

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    リベンジポルノ、ネットへの流出…。

    どんなに好きな相手でも、恥ずかしい写真を撮りたがる男とは付き合わない方がいい!

    恋なんて、その時だけでいつか覚めるんだから。

    愛してくれる人は、決してそんな写真やビデオは撮りたがらない。

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    2024年04月25日