原田ひ香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読むと何かを書きたくなるよ。日記でもエンディングノートでも雑記帳でも。何でも良いから文字が書きたい!!
現代と戦時中を行ったり来たりするお話。
その2つの時代の橋渡しをするのが、加寿さんという1人の女性が残した家計簿。この家計簿をキーに、過去と今を行ったり来たりするのだけど、家計簿を記した戦時中の加寿さんと、現代になって皆が語る加寿さんのキャラクターがどうしても私の中で繋がらなくて。
私の中では、NPOを作ったのが加寿さん、て言われたほうが納得できた感じ。
加寿さんが残した過去の家計簿から、今を生きる皆が何かを掴む、みたいな話じゃなく、いっそ潔く、加寿さんの一代記が読みたいな。
家計簿、関 -
Posted by ブクログ
バブルの好景気を知らない自分からするとバブルって愚の骨頂みたいなイメージが強い。
バブルの好景気に美味しい思いをしたミチルさん。
45歳になってもその感覚が忘れられない。
嫌な女のようでそうでもない、苦労知らずのようで仕事もできる、なんとも言えない人だ。
(解説で「鼻持ちならない」と言われてて笑ってしまった。確かに…)
そして元カレも順風満帆な人とそうでない人が出てくる。バブルの恩恵を受けたからってみんなが幸せな訳ではない。
ミチルさんみたいな華やかな時代を生きてきた美魔女がポスティングの仕事なんてするか?と何度も思ったが、多分、彼女は自分が抱えてる何かから解放されたかったのだろう。優 -
Posted by ブクログ
タイトルでミステリーかと思ったが登場人物の心の葛藤や変化を描いた小説だった。
もし自分がその状況になったらー…
と考えさせられる内容だった。
怖い描写とかは無いので深夜でもコーヒーを飲みながらゆっくり読むことが出来た。
事故物件と聞くと避けたいものだが、この小説ではあえて事故物件に住む人(住むしかない状況の人、自ら住む人、迷いながらも住むひと)にフォーカスを当てている。
それぞれ住む人にはそこに至るまでの経緯や状況が書いており、その場合では私も住むかもしれない…と共感する人物もいた。
住む事で不安になる者、前向きになる者、考え直す者、それぞれ違い、とても興味がそそる内容だった。