原田ひ香のレビュー一覧
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ネタバレバブル期を謳歌したミチルさん。彼氏のいなかった時がなく、美魔女と呼ばれるくらいのモテモテな女性。
45歳でもまだまだ現役!とばかりに自信満々でいたのに、三ヶ月前に彼氏にふられてからの落ちぶれ具合が痛々しい。仕事に無断欠勤して解雇、何もやる気が起きない。でも、何とかチラシ配りのバイトに就いて、前を向こうとする。
彼女の根っからの明るさが、この本の魅力だと思う。ちょっと鼻につくところはあるけれど、家賃値下げ交渉をする段になってからの活躍は、元々仕事のスキルが高い人だったんだなと思わせる。交渉術も巧みだし、人の機微を見て柔軟に対応できる。
彼女が「現役」の呪縛から解き放たれる瞬間は、読んでいて自分も -
Posted by ブクログ
ネタバレ原田ひ香さんは元々テレビドラマの脚本を書いていたとインタビュー記事で読み、だからかあ!と納得。いかにもテレビドラマ的な癖のある登場人物たちと、最後の謎と。ただ結局マンションは取り壊されずアスベスト問題は有耶無耶に……という結末は小説的で好みでした。
あと多くの人と同じく私も終の棲家探しをしているなかタイトルに惹かれて手に取ったので、単行本から改題したのは英断でしたね。おっぱいマンションってタイトルはさすがに手が伸びない。
レビュー見てると「終の棲家探しには役立たなかった」「具体的なお金の話は出てこなくて期待外れ」みたいな感想がちらほらあるけど、小説にそんなお役立ち情報期待しちゃだめよ(笑) -
Posted by ブクログ
この本のモデルになった建物調べたら、ものすごい不便な家だった。笑笑
誰かのブログのようなものをチェックさせてもらいましたが、冬は冷蔵庫のように寒い、お湯が出ない、水は飲めない、キッチンはない、窓開かない、湿気すごい、火器厳禁。などなど。。、
凄まじい家。
オシャレっちゃオシャレか?
ってなカプセルマンション。
いやいやいやいやいや、これ、小説より酷いじゃんか。って思ったわたしでした。
建築士一級の勉強してるわたしなので、ついつい建築がらみの小説はとても気になる。
なるほどなぁ。
どんな場所にもセンスってあるのよねぇ。
と、思ってしまったょ。
話すセンス、
作るセンス、
飾るセンス、 -
Posted by ブクログ
けっこう面白かった。ストーリーは、主人公「広美」の行動や思いを、過去と現在で交互に展開させながら進んでいく形式。
過去では、「母親のいない子供(たち)」の世話をするために、好きでもないその子供(たち)の父親と付き合い、そして数ヶ月、数年たって別れていく「広美」を、その父親の観点から描いている。また現在では、「世話してもらった子供たち」のうちの1人で、苦学しながら教員か公務員を目指す「祐理」とその恋人「あおい」が、「昔をあまり覚えていない広美」に対して抱く、深い思いや感情を描いている。
「広美」が何故、縁もゆかりもない「子供たち」を母親代わりに世話をするのか?はあまり重要ではない。小説の最後の方 -
Posted by ブクログ
ネタバレ書店で見てジャケ買い。
女とお金、貧困。
他人事のようで、身近な話題でもあるなぁ、と思い読んでみることに。
実際にこのような思いを抱えて生きている人は確かに存在する。最初はダメだと分かっていながらも足を踏み入れ抜け出せなくなる心理、共有してしまう秘密、介護に疲れノイローゼのようになってしまう若者。
男に頼らないと生きていけない女、幾つになっても惨め。
同じ女として、これから面倒を見なくてはならない親たちのことも考える。
やっぱり、お金はあったほうが良いし、ギリギリでの生活はいつ破綻するかわからない。
今は大丈夫でも、この先どうなるかなんてわからない、、
だからこそ、若いうちか