原田ひ香のレビュー一覧

  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    「東京ロンダリング」の続編的な連作短編集。
    普通想像できない社会の暗部を、生業としている人たちがいるかもなと思ってしまう。いろんな登場人物が人間味があるのが救い。

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    2024年05月23日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    タイトルでミステリーかと思ったが登場人物の心の葛藤や変化を描いた小説だった。

    もし自分がその状況になったらー…

    と考えさせられる内容だった。

    怖い描写とかは無いので深夜でもコーヒーを飲みながらゆっくり読むことが出来た。

    事故物件と聞くと避けたいものだが、この小説ではあえて事故物件に住む人(住むしかない状況の人、自ら住む人、迷いながらも住むひと)にフォーカスを当てている。

    それぞれ住む人にはそこに至るまでの経緯や状況が書いており、その場合では私も住むかもしれない…と共感する人物もいた。

    住む事で不安になる者、前向きになる者、考え直す者、それぞれ違い、とても興味がそそる内容だった。

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    2024年05月20日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    おっぱいマンション。中銀カプセルタワーマンションを参考に書いたものと思われる。あれもカプセルを交換してずっと住み続けられるという話だったが、カプセル交換に多額の費用が掛かるので、交換されることもなく、解体されてしまった。それでも何個かのカプセルを移動して保存する動きもあり、芸術なんだろうと思われる。コレに限らず、マンションの解体工事には多くの費用と時間とお金がかかり、今後の課題である事は間違いない。

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    2024年05月16日
  • アイビー・ハウス

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    一緒に住んだ時間が
    長いのか・・・
    短いのか・・・
    そして、バラバラになってしまった事が
    良かったのか・・・
    悪かったのか・・・
    これから先の方が長い人生だからなあ

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    2024年05月15日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    ミチルさんは少し年下だけど、時代的にはかなり近いので分かる部分も多々。
    バブル期、男性で年上とあらば奢ってくれるのは当たり前、車はいい車じゃなきゃカッコ悪いし、女性は似合う、似合わないは置いといて、ワンレン、ボディコン、誰もが真っ赤な口紅で戦闘モード、何と戦っていたのか?どうなりたかったのか?今の若者よりは夢や希望があった気がするけど、ミチルさんと同じく答えは出ていない。
    経験は生きていると信じて前進!

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    2024年05月14日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    ネタバレ

    事故物件に住一時的に住む仕事、ルームロンダリングにまつわる短編集。

    もっとホラーっぽい話かと思ったら社会生活や家族問題とかそっちがメインだった。
    初っ端からクソ旦那が出てきて引きつつも影の説明だったり導入として分かりやすかった。

    失踪者を探す専門の仕事とかも面白かった。

    森脇智弘でどんどん繋がりが出てくるのホラーすぎ。結局あの二人の正体だったり真相はぼかされてたから気になる。

    解説読んで知ったけど前作があったんだ。りさ子さんがメインっぽくてそっちも読みたくなった。

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    2024年05月13日
  • 口福のレシピ

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    美味しそうなお料理がいっぱい出てきます。
    そこは楽しかったです。

    戦前の女性は本当に大変だったんだなぁと、切なくなりました。

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    2024年05月05日
  • ギリギリ

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    ネタバレ

    ギリギリ。なんだか不思議な関係の話だった。
    死んだ旦那さんのお義母さん、今の旦那さん、再婚した嫁さん、死んだ旦那さんの浮気相手。

    こんな人間関係ギリギリだよね。
    夫婦ってなんなんだろ。
    ほんと。。。なんていうかもっと自由になれればいいのになっておもった。
    やっぱり違った、ってなってもいいんだよ。
    うん。そう思った。

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    2024年05月01日
  • 彼女の家計簿

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    里里はシングル・マザーだ。妻子ある男性と付き合っていたが妊娠し、一人で生んで育てることを選んだ。都市銀行でプログラマーをしていたが、妊娠したので退職した。実の母親は里里には親らしい言葉をかけてもらったことが無い。妊娠したと言っても出産には反対で、手伝ってもくれないことは分かっていた。職探しをしたら女性向けの情報サイトに正社員として勤めることができたのは僥倖だった。実家の母親から大きな封筒が送られてきた。その中にもうひとつ封筒がある。中を見ると家計簿だった。その封筒の差出人の所には名前があり、三浦晴美とある。母からの同封のメモには、自分には必要がないものだからそっちで好きにしてくれたらいい、とい

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    2024年04月27日
  • 彼女たちが眠る家

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    リベンジポルノ、ネットへの流出…。

    どんなに好きな相手でも、恥ずかしい写真を撮りたがる男とは付き合わない方がいい!

    恋なんて、その時だけでいつか覚めるんだから。

    愛してくれる人は、決してそんな写真やビデオは撮りたがらない。

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    2024年04月25日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    ネタバレ

    バブル期を謳歌したミチルさん。彼氏のいなかった時がなく、美魔女と呼ばれるくらいのモテモテな女性。
    45歳でもまだまだ現役!とばかりに自信満々でいたのに、三ヶ月前に彼氏にふられてからの落ちぶれ具合が痛々しい。仕事に無断欠勤して解雇、何もやる気が起きない。でも、何とかチラシ配りのバイトに就いて、前を向こうとする。
    彼女の根っからの明るさが、この本の魅力だと思う。ちょっと鼻につくところはあるけれど、家賃値下げ交渉をする段になってからの活躍は、元々仕事のスキルが高い人だったんだなと思わせる。交渉術も巧みだし、人の機微を見て柔軟に対応できる。
    彼女が「現役」の呪縛から解き放たれる瞬間は、読んでいて自分も

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    2024年04月23日
  • ギリギリ

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    夫が亡くなり、実は夫が浮気をしていたことがわかりその女と会ったり、様々な視点で描かれていてちょっとわかりづらい。

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    2024年04月08日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    ネタバレ

    原田ひ香さんは元々テレビドラマの脚本を書いていたとインタビュー記事で読み、だからかあ!と納得。いかにもテレビドラマ的な癖のある登場人物たちと、最後の謎と。ただ結局マンションは取り壊されずアスベスト問題は有耶無耶に……という結末は小説的で好みでした。

    あと多くの人と同じく私も終の棲家探しをしているなかタイトルに惹かれて手に取ったので、単行本から改題したのは英断でしたね。おっぱいマンションってタイトルはさすがに手が伸びない。

    レビュー見てると「終の棲家探しには役立たなかった」「具体的なお金の話は出てこなくて期待外れ」みたいな感想がちらほらあるけど、小説にそんなお役立ち情報期待しちゃだめよ(笑)

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    2024年03月30日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    この本のモデルになった建物調べたら、ものすごい不便な家だった。笑笑

    誰かのブログのようなものをチェックさせてもらいましたが、冬は冷蔵庫のように寒い、お湯が出ない、水は飲めない、キッチンはない、窓開かない、湿気すごい、火器厳禁。などなど。。、

    凄まじい家。

    オシャレっちゃオシャレか?

    ってなカプセルマンション。
    いやいやいやいやいや、これ、小説より酷いじゃんか。って思ったわたしでした。

    建築士一級の勉強してるわたしなので、ついつい建築がらみの小説はとても気になる。

    なるほどなぁ。
    どんな場所にもセンスってあるのよねぇ。
    と、思ってしまったょ。
    話すセンス、
    作るセンス、
    飾るセンス、

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    2024年03月26日
  • ラジオ・ガガガ

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    ANNリスナーなのでラジオがついているタイトルを見て即購入。現実を見たくない時、つまみを回すだけで私たちは音の世界に逃げ込める。ラジオから聞こえる声はどうしてあんなにも温かいのだろう。

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    2024年03月24日
  • ここだけのお金の使いかた

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    お金にまつわるアンソロジー。
    宝くじで100万円が当たったが、家族には内緒で浪費する。夫や子供たちの態度に、とても打ち明ける気になれなかった主婦の話やケチで信じられないことを言う夫や…
    日々の推し活にお金を注ぎ込む女性。
    仕事が続かずにいる孫の友達にアドバイスを送る祖父などなど…
    ムカッとする話や前向きになれる話もあって、アンソロジーの楽しさがある。

    2024.3.16

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    2024年03月16日
  • DRY

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    内容は暗く湿っているのに、登場人物達の思考は妙に明るくカラリとさえ感じるのがものすごく不気味。色んな意味でドライでなるほどと。
    底辺(と言いたくはないけど)にある人々のその日暮らしで先々を見通すことが出来ず、支援が無ければ墜ちていってしまう描写がリアル
    しかし誰にも共感できない本を読むのは辛い

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    2024年03月09日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    バブル期を知るミチルさん。当時の様子の話が懐かしい。色々な経験を経て人生を楽しんでいて、とても面白かった。

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    2024年02月22日
  • 虫たちの家

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    綺麗な装丁に惹かれて読みました。
    想像とは全く違う話でしたが読み始めたら止まりませんでした。
    ネットで辛い思いをし、九州の離島で虫の名前を使い共同生活している女性たちのお話。そこに新しい母娘が加わって、いろいろな意味で怖くなりました。
    リベンジポルノも怖いけど、自分以外の誰かから悪意がなくても漏れる事もあるネット。使い方はより気をつけなければとも思いました。

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    2024年02月21日
  • 人生オークション

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    日常なんだけど、でもありきたりではない日々を抜き出して描写するのが上手すぎる。どちらの話も珍しくない話なのに、引き込まれるし気になるし、登場人物のことを友達のように理解できる気がする。そこがすごく好き。

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    2025年03月06日