原田ひ香のレビュー一覧
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大学の同級生とその妻のカップル2組が、二世帯住宅を買いシェアハウスをするというお話。
自分らしい生き方をする為に、経済(仕事)に捉われず好きな事、夫婦や友達と過ごす時間を大切にするという主旨。
順調にスタートしたその暮らしは、5年を過ぎた頃から歪みが出てくる。
エコノミックアニマルと言われた昭和の日本を肯定する隆と、失われた20年、経済は停滞し成長が無くなった現在を肯定する一樹。
隆より年上で子どもを産めない,産まないコンプレックス、その事に引け目を感じ夫の浮気を疑る薫、喫茶店でウェイトレスをやる事にやりがいを感じ、いつも冷静で達観しているが、実は保守的で子どもを産むことや一樹の仕事の安定を -
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ネタバレうちの部屋で人が死んだら
三木
不動産管理会社。
山中雄二
ちょっと体がひ弱そうで顔色の悪い年配の男性。一〇三号室。
康江
スーパーやしまで十時から三時までレジ打ちのパート。三十八歳。
美羽
康江の娘。
悠斗
康江の息子。
加島保隆
康江の夫。父親からアパートを相続した。
治
加島の父親。五十五歳に肺がんで亡くなった。
細田あかね
家賃保証会社。
遠藤圭吾
スーパーやしまのレジ打ち。二十七歳。早稲田大学卒業。不動産会社の営業をしていて体を壊し、退職。
君に栄光を捧げよう
田中保志
小さなメーカーの営業部。
皆川哲治
田中と同期。新人研修の初日に出会った。開発部。事故物件に -
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いわゆる事故物件に一カ月だけ住むことで不動産業者による説明責任を回避させる「ロンダリング」という仕事を軸にした8話
そこに失踪が絡み、それらの共通点を積み重ねていくと「東京大条例」と呼ばれる大きな意志が働いていることが浮かぶ
「ロンダリング」という職業は作者の創作したもの、というのが信じられないほどリアリティがある(本当にそういう職業があるのかなと思って読み進めていました)
各話の登場人物たちは「ロンダリング」に関わることがきっかけで、「結局自分はどうしたいのか」という問いの答えや出口をそれぞれ見つけて、自分の人生を軌道修正する
それは、もしかしたら私自身に向けられた問いなのかもしれなくて、