原田ひ香のレビュー一覧
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3月入ってからの気温差のジェットコースターと
花粉たちの攻撃にやられていたら
読み終わっていたことを忘れてしまっていた。
3月のいろいろな体制が変化する季節苦手だけど
少しずつ耐性ができてきましたが
早く気温が少し落ち着いて欲しいです。
そんなこんなでこの作品は東京ロンダリングの
続編ではありますが、地続きの世界での
短編集となってます。
前作キャラクターが出てくる話だけでなく
「失踪」した人を探す会社 「失踪.com」の
仙道というキャラクターが軸になっている物語かと
思ったら…
急にほんのりサスペンスというか前作の不穏さが
陰謀のように渦巻いているかと思いきや
風船のように萎むラストになっており
この作品のジェットコースター感に
着いていけず少しヘトヘトになりました(^_^;)
作品のキャラクターたちも少し宙ぶらりんに
なっているキャラたちにモヤモヤしましたが、
失踪する人を探す会社っていう設定は少しありそうだなと思いました。
失踪者って日本は増えているのかなと
調べてると
令和5年度の日本の失踪者数と行方不明者数は
90.144人と増加傾向らしいです
その理由はさまざまで、認知症や家庭問題、
または技能実習生の失踪などなど
失踪する原因は色々ありますが、身近に
その人が帰って来れる居場所を確保してあげることが大事なのかな。
失踪する前に周りが変化に気づくことも大切
だけれど、現代社会は個人化社会だから
中々その人の変化に気づきずらい…
1人、1人のメンタルケアがより気軽に
できるような仕組みなどを学校や会社で
設けていくのが必要なのかなとも感じました。 -
Posted by ブクログ
内容がよくわからないと思った原因が判明!
また続編から読んでしまったらしい(笑)
皆さんもお気をつけて!
1冊目を読んだら感想変えますー
神保町のビルで古本屋を商っていた兄が亡くなり、そのビルと店を(高円寺のおうちも)受け継いだ珊瑚さんと、お店を手伝う事になった兄の姪孫の美希喜のお話。
神保町の人たちとの繋がりや触れ合いが温かく、ほっとする。
1話目は、関係性がわかるまで色々な人が一気に出てくるからごちゃごちゃして読みにくかった。
あと、美希喜の性格が中二病みたいにちょっと幼すぎて、あまり好きになれなかった。
でも、話が進むにつれて、だんだん面白くなってきたかなぁ。
「兄の姪孫」とか、関係性がちょっと謎めいててまだ色々はっきりしない事も多いから、それが気になって続き読むかも。
出てくるお店が神保町に実在するみたいだから、一回行ってみたい!
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Posted by ブクログ
ロンダリングとは洗濯、洗浄という意味がある。
主人公のりさ子は、事故物件に少しの間住み
そしてまた別の事故物件に移り住んで
物件の「ロンダリング」をする仕事をしている。
持ち物は最低限で娯楽はミステリー本を
古本屋で買って、読み終わっては売りと
最初のりさ子の印象は
あまり本人の感情や心が読めないキャラクター。
ですが、とある物件の大家や定食屋の息子の
亮との関わりを通して
少しずつりさ子の心情が変化していくシーンが
印象的です。
定食屋「富士屋」の飾らない食事シーンも
よかったです。こしょう焼き食べてみたいな。
読み進めると夢中に読めました。
終わりまで読んでもう少しの物足りなさも
ありました。
もう少しこの物語を読んでいたいなと
思った本でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ朝のトーストも昼のうどんも夜のスナックも
全ての時間帯に行ってみたいル・ジュール
食べ物の描写が全て美味しそう
三姉妹で親が残してくれた元喫茶店のお店を経営しつつも、仲良し姉妹なわけではないのがトーストとうどんとご飯という全く異なる食べ物で伝わってくる
親が残したル・ジュールのおかげで繋がっている姉妹の形もいいなと思った
読んでいて勉がとにかく無理すぎて、まひるを応援したくなった
まひると子供たちの未来が明るくあってほしい
多くを語らない夜月がかっこいい
周りは振り回されて大変だろうけど、それだけ存在が大きいんだろうな
末っ子の朝日がいることで長女と次女の関係が悪くなりすぎていないのもあるだろうなと思った
三人いることで関係がマイルドになることもある
続編のサンドの女も読みます -
Posted by ブクログ
やっぱりあれですな
新潮文庫の100冊も今年の最後の一冊となりますと、なんだか一抹の寂しさを覚えますな
タイトルから想像されるように、お金の話ですな
金チャックと豆の木(いらないやつ)
中盤あたりまでは、財布をめぐる逆わらしべ長者的ストーリーやな
イソップの金の卵を産むガチョウなんて話も思い出すな(さすが、わい)
第一話で、ハワイで手に入れたブランド財布を夫の借金のため新品のまま手放すことになったみずほと、その財布を中心とした6話の連作短編集や
それでも、そのままじゃ終わらんのが原田さんや。
「金は天下の回りもの」という楽観でもなければ、
「濡れ手で粟」の一発逆転でもないんだよこれが
金チャック・ウィルソン(いらないやつ)
地に足のついた生活を選び取った人たちのところで、財布が踊り出すんだな
身の丈で暮らすという当たり前のことの強さと、
まあ、みずほっちは頑張ったな、という読後。
銭形平次は江戸時代の人やな。
銭形警部は ルパン三世 の世界の人やな。
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 は最近の話で、まだ読んでないな。
師匠よりも多めに回しておきました
『うちの旦那が甘ちゃんで7』のレビューを
底レビューとさせていただきました
……ひまー。m(_ _)m ゴメン
ダジャレじゃ攻められんかった。 -
Posted by ブクログ
本の帯に「家計簿には、生活と生きる知恵が詰まっている」と書かれていたのでてっきり節約術や生活の知恵的な本かと思ったら全く違った。ある日送られてきた祖母の家計簿(日記のような)から三世代の女性の生き方について考えていく話しだった。子供の頃から実母に愛されていなかった(と、感じていた)シングルマザーの里里が家計簿を読み解いていく中でこれからの生き方を見出していく。
家計簿はつけていないが、私も手帳に記録のようなものを書いている。(内容は軽いものだが) この本を読んであらためて手書きの記録っていいなぁと感じた。
捨て難いゴミになってしまうかもしれないけれど、いつか誰かが、読み返して何か感じることがあるのかなぁ〜 -
Posted by ブクログ
《今みたいに本を読んで、皆が楽しんでお話して買ってくれる。それがあたしの店の、いえ、あたしと美希喜ちゃんの店のいいところになると思うの》p.45。
>店の将来展望。
>店の改装。
>珊瑚と美希喜にちょっとした軋轢。
>隣の美波さんちは文壇バーなんかも意識しているらしい。
>文壇バーの定義は?
>健文さんの見つけた台湾の作家をメインにすえたブックフェアを美波さんとこでやることになった。
>東山さんが怪我をし心配した珊瑚が帯広に帰ってしまい残された美希喜は不安。
>美希喜、大我と話す。
>美希喜と珊瑚の対話。
>珊瑚の、二つの、いや三つかなの決心。
■鷹島古書店についての簡単な単語集
【岡田三姉妹】美希喜の母、芽衣子の親戚だが芽衣子はなぜか苦手にしている。長女は山崎幸子五十七歳、次女は皆川春子五十六歳、三女の野村秋子は独身で五十二歳。皆金持ち。特に三女は実業家。
【光太郎】美希喜の父、珊瑚の甥。
【後藤田】美希喜の院での指導教官で生前の滋郎と仲がよかった。
【佐倉井大我:さくらい・たいが】惣菜屋の息子。滋郎の恋人だった。
【佐藤夏菜子:さとう・かなこ】本田奏人が連れてきた。カルチャースクールの小説講座で知り合ったらしい。シナリオに関心があるがあまり本を読んだことがないらしい。
【珊瑚】滋郎の妹。帯広から出てきて試しに店を再開してみたがどうするかは未定。
【忍ぶ川】映画は観ました。中学生か高校生の頃観ました。地方都市の二番館三番館で二本立てでしたが併映の映画が「時計じかけのオレンジ」。なんちゅうセンスやと思った。ある意味凄い。
【燭台】文壇バー。
【滋郎:じろう】神田神保町の〈鷹島古書店〉経営者で突然亡くなった。
【鷹島古書店】舞台となる古書店。神保町にある。滋郎さんが始め、亡くなった後妹の珊瑚さんが受け継ぎ、元々大叔父である滋郎の書店に出入りしていた姪の美希喜ちゃんも正式に働くようになった。
【小鳥遊やよい】健文の見つけた台湾の作家をメインにすえたブックフェアにゲストで来た作家。美希喜も好きな作家。
【掌の小説】川端康成著。ルビは「てのひらのしょうせつ」となってたけど個人的には「たなごころのしょうせつ」の方がええやろうと思うのでその位置に入れときます。小さい作品がいっぱい。高校生くらいのとき星新一さんを読んでた流れでこれもショートショートかなあと買ってみたけど全然違って肌が合わない気がした。今読んだらどうでしょう? 案外面白く感じるかも?
【辻堂】鷹島古書店のビルの二階と三階に入っている出版社、辻堂書店の社長。
【登場書籍:第一巻】小林カツ代『お弁当づくり ハッと驚く秘訣集』、本多勝一『極限の民族』、橋口譲二『十七歳の地図』、『お伽草子』、鹿島茂『馬車が買いたい!』、丸谷才一『輝く日の宮』。
【登場書籍:第二巻】ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』、森瑤子『イヤリング』、川端康成『掌の小説』、映画「珈琲時光」(侯孝賢・監督)、武者小路実篤『愛と死』、三浦哲郎『忍ぶ川』、松谷みよ子『モモちゃんシリーズ』、『Wの悲劇 フィルムストーリー』、雑誌『暮しの手帖』、伊丹十三『「お葬式」日記』『「マルサの女」日記』、『京都「木津川」のおひるご飯』。
【沼田】お隣の鉄道専門古書店〈汐留書店〉店主。
【花村健文:はなむら・けんぶん】上の階の出版社、辻堂書店社員でけんぶんと呼ばれることを好む、FIRE(早期退職&投資&まったり暮らし)したいがちょっと疑問も感じてる。
【東山権三郎】珊瑚さんが慕っていたようだが奥さんの介護を通じてだったので進展はしてない。
【文壇バーの定義】まず、自分で「文壇バーです」と名乗ること。新聞の書評委員たちが来ること。中央新聞の犬飼さんが来ること。
【本田奏人:ほんだ・かなと】小説家の卵で最近何を読んでも面白くないのでおもろい本を教えてほしいというイケメン。
【美希喜:みきき】珊瑚さんの意向を探れと母の命を受け書店に出入りしている大学院生。元々本好き。滋郎ともそれなりに親しかった。
【美波】お隣の〈ブックエンドカフェ〉店主。最近夜営業やったりお酒扱い出したりしている。文壇バー的なものを目指そうとかも考えているようだ。
【芽衣子:めいこ】美希喜の母、光太郎の妻。五十歳。リアリストで弁が立ち無料でもらえる景品類が好き。夫と娘は逆らうことを諦めているが岡田三姉妹は苦手。
【モモちゃんシリーズ】松谷みよ子さんの著書。大人になってから読んだんやけど、まあ、びっくりしました。え、これを子どもたちに向けて書いたの? と。
【山の上ホテル】半世紀前東京で暮らしていた頃、神保町に通うときいつも横目で見つつ、いずれ泊まりたいなぁとか思ってましたがついに果たせず。 -
Posted by ブクログ
『喫茶おじさん』に続いて手に取った原田ひ香さんの作品。古書店が舞台の話は三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖』以来だったような。あちらは古書にまつわるミステリーだったけれど、こちらはどんな感じかなと思いながら読み始めました。
鷹島古書店にやってくるのはどれもクセの強い人ばかり。新米店主である珊瑚さんと親戚の美希喜ちゃんは、慣れないながらも店の中にある様々な古書と神保町の美味しいグルメを仲立ちにして、温かな関係を築いていく。
それは亡くなった前の店主も含め、皆が古書をこよなく愛する人たちだったからこそ心を通じ合わせることができたのだろう。ああ、自分も神保町の古書店と喫茶店巡りを
してみたいなと思うような心温まるお話でした。