原田ひ香のレビュー一覧

  • 彼女たちが眠る家

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    ネタバレ

    虫たちの家。インターネットにあられもない姿を晒され日常生活を送れなくなった女たちがひっそりと暮らす場所に、新たに加わったアゲハとミツバチが島での日常にゆっくりと影を落とす。

    テントウムシの視点での物語と、誰かの幼少期のカウンセリングの回想が交互に書かれて進んでいく。回想で語っているのが誰なのか気になってしかたなかった。復讐のために嘘をついて虫たちの家へと行くのではなく、本当にリベンジポルノを起こしてまであの島に行こうとするのが執着の深さを感じられた。
    アゲハが何故事件の前に学校であんなことをしていたのか、理由は母親の影響で歪な人格形成をしてしまったからということなのか?テントウムシをライターだと信頼してアゲハのことを話したショコラが可哀想だなとちょっと思った。
    とても面白かった。けれど事件の首謀者であるはずの現代のミツバチの視点がないのが物足りなかった。

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    2024年10月10日
  • ラジオ・ガガガ

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    中学生から老女まで、ラジオ番組に耳を傾ける。
    一方的な喋りの中に笑いがあったり涙があったり。
    オールナイトニッポンは、いっ時、私も聴いていた。
    ラジオ番組と共に思い出す青春や日常が切なくなることもある。
    冒頭の「三匹の子豚たち」の母と三男の関係が良かったなぁ。

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    2024年10月09日
  • 彼女の家計簿

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    家計のやりくり的な内容を想像してたけど全然違って、日記がメインのストーリーって感じでした。

    内容は割と重めだったけど、原田ひ香さんの作品らしく、さらりと読みやすかったです。

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    2024年10月01日
  • ラジオ・ガガガ

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    「ラジオ・ガガガ」
    著者 原田ひ香

    装丁画にちょっと懐かしい気持ちになりますね。
    机に向かって勉強の合間にラジオ。昭和かな笑

    今は金曜日の午前中のラジオが好きで、家にいる時は何となく聴いています。好きな番組があると、その時間がワクワクしますよね。笑

    こちらの本は、私が思うラジオのワクワク感とはちょっと違っていましたが、一話一話に様々なドラマがあり、夜一話ずつ、ラジオドラマを聴くように愉しみました。

    六話の短編の中から、感想を少しだけ。
    「昔の相方」の夫婦の関係、いいですね。(*´ω`*)
    「We are シンセキ!」レモンさんのお悩み相談。若者の悩みの窓口があることで救われることもきっとありますよね。

    今はいつでもスマホで聴けますが、何となくポータブルラジオが欲しくなりました。ボタンではなく、つまみを回して合わせる、懐かしさですね。笑

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    2024年08月30日
  • ギリギリ

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    夫を亡くし、再婚した瞳。再婚相手の健児。元夫、一朗太の母親である静江。
    この三人の視点が変わりながら進む連作短編。

    すでにこの世にいない一朗太をそれぞれが思いながら進む妙な3人の関係。
    そういうことだったのかと、終盤にわかるタイトルの意味。
    共感はできなかった。今を生きればいいと思った。
    何が正しいのかわからない世界で生きるのって難しい。

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    2024年08月12日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    バブルの好景気を知らない自分からするとバブルって愚の骨頂みたいなイメージが強い。

    バブルの好景気に美味しい思いをしたミチルさん。
    45歳になってもその感覚が忘れられない。
    嫌な女のようでそうでもない、苦労知らずのようで仕事もできる、なんとも言えない人だ。
    (解説で「鼻持ちならない」と言われてて笑ってしまった。確かに…)


    そして元カレも順風満帆な人とそうでない人が出てくる。バブルの恩恵を受けたからってみんなが幸せな訳ではない。

    ミチルさんみたいな華やかな時代を生きてきた美魔女がポスティングの仕事なんてするか?と何度も思ったが、多分、彼女は自分が抱えてる何かから解放されたかったのだろう。優奈ちゃんとの出会いで呪縛から解放されるシーンはこっちまで胸がスーッとした。

    登場人物の中でミチルの元夫と光浦だけは最後まで好きになれなかった。
    光浦、お前は自分の年齢を考えろ。笑

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    2024年08月11日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    有名な建築家が建てたマンションを巡って、様々な人の物語が展開されていく。
    終の住処として購入した夫婦や建築家の娘、建築家とともに一緒にこのマンションを建てた男などなど。
    それぞれの人生が語られていて面白かったです。

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    2024年07月26日
  • はじまらないティータイム

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    この状況では、ティータイムははじまらないな。始める状況でもないな。どっちかというと佐智子さんの立場で考えてしまいそう。

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    2024年07月11日
  • アイビー・ハウス

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    激務に疲れてセミリタイア的な生活を送る男性、その妻と友達とその妻。ちゃんと作ったご飯を美味しく食べる生活。忙しい現代を生きる等身大の姿を食べ物を交えながらリアルに描いた作品。

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    2024年07月08日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    「おっぱいマンション改修争議」の改題。
    旧タイトルの方がインパクトがあって親しみが持てるのになぜ変えてしまったのでしょうか。

    デザインに重きを置いた有名建築家のマンションの末路。現実世界でも聞いたように思います。

    建築家小宮山が亡くなってからもなお、反抗的な態度を崩さない娘のみどり、一方でそれを静かに見守る小宮山の弟子岸田。住民のおっぱいマンションへのそれぞれの思い、人間模様が交錯し、深い内容となっています。

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    2024年06月06日
  • ラジオ・ガガガ

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    これだけSNSが発達してしまったら、ラジオを聴くという行為は中々無くなると思われる中で、リスナーとしては番組を聴くのはある意味神聖な気持ちになれるし、話を聞いて想像力がつく。だが、今は生配信などあるのでスマホのおかげ?で世界は変わってしまった。

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    2024年05月29日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    おっぱいマンション。中銀カプセルタワーマンションを参考に書いたものと思われる。あれもカプセルを交換してずっと住み続けられるという話だったが、カプセル交換に多額の費用が掛かるので、交換されることもなく、解体されてしまった。それでも何個かのカプセルを移動して保存する動きもあり、芸術なんだろうと思われる。コレに限らず、マンションの解体工事には多くの費用と時間とお金がかかり、今後の課題である事は間違いない。

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    2024年05月16日
  • アイビー・ハウス

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    一緒に住んだ時間が
    長いのか・・・
    短いのか・・・
    そして、バラバラになってしまった事が
    良かったのか・・・
    悪かったのか・・・
    これから先の方が長い人生だからなあ

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    2024年05月15日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    ミチルさんは少し年下だけど、時代的にはかなり近いので分かる部分も多々。
    バブル期、男性で年上とあらば奢ってくれるのは当たり前、車はいい車じゃなきゃカッコ悪いし、女性は似合う、似合わないは置いといて、ワンレン、ボディコン、誰もが真っ赤な口紅で戦闘モード、何と戦っていたのか?どうなりたかったのか?今の若者よりは夢や希望があった気がするけど、ミチルさんと同じく答えは出ていない。
    経験は生きていると信じて前進!

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    2024年05月14日
  • ギリギリ

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    ネタバレ

    ギリギリ。なんだか不思議な関係の話だった。
    死んだ旦那さんのお義母さん、今の旦那さん、再婚した嫁さん、死んだ旦那さんの浮気相手。

    こんな人間関係ギリギリだよね。
    夫婦ってなんなんだろ。
    ほんと。。。なんていうかもっと自由になれればいいのになっておもった。
    やっぱり違った、ってなってもいいんだよ。
    うん。そう思った。

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    2024年05月01日
  • 彼女たちが眠る家

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    リベンジポルノ、ネットへの流出…。

    どんなに好きな相手でも、恥ずかしい写真を撮りたがる男とは付き合わない方がいい!

    恋なんて、その時だけでいつか覚めるんだから。

    愛してくれる人は、決してそんな写真やビデオは撮りたがらない。

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    2024年04月25日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    ネタバレ

    バブル期を謳歌したミチルさん。彼氏のいなかった時がなく、美魔女と呼ばれるくらいのモテモテな女性。
    45歳でもまだまだ現役!とばかりに自信満々でいたのに、三ヶ月前に彼氏にふられてからの落ちぶれ具合が痛々しい。仕事に無断欠勤して解雇、何もやる気が起きない。でも、何とかチラシ配りのバイトに就いて、前を向こうとする。
    彼女の根っからの明るさが、この本の魅力だと思う。ちょっと鼻につくところはあるけれど、家賃値下げ交渉をする段になってからの活躍は、元々仕事のスキルが高い人だったんだなと思わせる。交渉術も巧みだし、人の機微を見て柔軟に対応できる。
    彼女が「現役」の呪縛から解き放たれる瞬間は、読んでいて自分も気分が軽くなった。
    誰にでも、何かしら付き纏っている呪縛があると思う。そんな生きづらさを感じている人にオススメしたい。

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    2024年04月23日
  • ギリギリ

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    夫が亡くなり、実は夫が浮気をしていたことがわかりその女と会ったり、様々な視点で描かれていてちょっとわかりづらい。

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    2024年04月08日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    ネタバレ

    原田ひ香さんは元々テレビドラマの脚本を書いていたとインタビュー記事で読み、だからかあ!と納得。いかにもテレビドラマ的な癖のある登場人物たちと、最後の謎と。ただ結局マンションは取り壊されずアスベスト問題は有耶無耶に……という結末は小説的で好みでした。

    あと多くの人と同じく私も終の棲家探しをしているなかタイトルに惹かれて手に取ったので、単行本から改題したのは英断でしたね。おっぱいマンションってタイトルはさすがに手が伸びない。

    レビュー見てると「終の棲家探しには役立たなかった」「具体的なお金の話は出てこなくて期待外れ」みたいな感想がちらほらあるけど、小説にそんなお役立ち情報期待しちゃだめよ(笑)

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    2024年03月30日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    この本のモデルになった建物調べたら、ものすごい不便な家だった。笑笑

    誰かのブログのようなものをチェックさせてもらいましたが、冬は冷蔵庫のように寒い、お湯が出ない、水は飲めない、キッチンはない、窓開かない、湿気すごい、火器厳禁。などなど。。、

    凄まじい家。

    オシャレっちゃオシャレか?

    ってなカプセルマンション。
    いやいやいやいやいや、これ、小説より酷いじゃんか。って思ったわたしでした。

    建築士一級の勉強してるわたしなので、ついつい建築がらみの小説はとても気になる。

    なるほどなぁ。
    どんな場所にもセンスってあるのよねぇ。
    と、思ってしまったょ。
    話すセンス、
    作るセンス、
    飾るセンス、
    遊ぶセンス、
    楽しむセンス、
    どんなもんにもあるのよね。

    センスって、磨けるものなのか?
    生まれ持ってるもんなのか?

    第一話のオッパイマンションがとってもおもしろかった!!!!!!

    #原田ヒ香
    #おっぱいマンション
    #カプセルマンション
    #凄まじいな
    #鉄骨造だった!
    #萌える
    #にしてもすごい家
    #建築士目指してます!
    #鉄骨屋
    #建築本は気になる

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    2024年03月26日