原田ひ香のレビュー一覧
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ネタバレ
子供も手離れし、引退した旦那はアフリカに単身赴任。1人になった妻55歳は早めの1人生活。冷蔵庫が壊れるが買い替えを渋ってるとなくても存外生活ができる。
娘が料理上手いねって帰ってきて言う。台所のあるところというドラマの1話と2話を見る。家のキッチンとそっくり。
同棲してるOL。相手はミニマリスト。NISAでS&P500だ!と言ってたと思ったらFANG+にしないと情弱だ!となり、ファイナンシャルプランナーに相談したりする。テレビを見るヤツは情弱だが、台所のあるところのドラマを見る。祖母の家に帰省して、やりたいことをやるようになった。
島に嫁いできた東京の女。その島は実は鈴木 -
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深夜ドラマ「台所のあるところ」を観ている女性たちの短編集。
台所って、それぞれの家庭の特徴が出る場所だと思う。実家の台所なんて、テーブルの上にお醤油やふりかけが置きっぱなしになっているような、昭和感満載の場所。もうちょっとすっきりさせればいいのに…とも思うけど、住んでいる人がOKならそれでいいし、それに懐かしさを感じる自分もいる。
ドラマに登場している台所も、おそらく懐かしめのものなので、そんな関係ないことを思い出しながら読んだ。
それぞれの短編はどれもちょっとモヤっとするものが多かったけど、日常ってそういうものかもしれない。そして、台所は家族の揉め事の舞台になりがちなのかも。 -
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台所の記憶が本来の自分を思い出させてくれる話もあれば、閉鎖的な風習に翻弄される人々を描いた不穏な話もあり、一冊の中にさまざまな人生が詰まった短編集だった。
温かな話もあれば、読後に毒のようなものが残る話もある。
その中でも、閉鎖的な風習が残る島を舞台にした一編はかなり異色で、風習そのものの異様さよりも、その環境の中で歪んでしまった人間の姿にぞくりとさせられた。
一方で、恋人の押し付ける「正しさ」から自分を解放したり、都会の価値観に縛られず自分の望む暮らしを選び取ったりする話には、視野が狭くなりがちなときに別の選択肢があることを示してくれるような救いも感じた。
子どもとの関係に悩むシングル -
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私は昭和生まれだけど、バブル期は知らない世代なので今回の話ははじめ共感しづらかった。
でも本は読みやすくて、前半こそスローペースだったけどお年寄りを助ける辺りから人柄が好きになり、そこからは一気に読んでしまった。
途中途中に出てくる元彼たちの気持ちが結局わからなくてイマイチ物語に入り込めなかったけど、チヤホヤされてたバブル時代をホントの意味で卒業出来たのには成長を感じた。
昔お世話になった上司の飯塚さん?とのやり取りがすごく好きで、解説にも書いてあったけど人生は短いのではなく長いのだから楽しんだもん勝ちという言葉はグッときた。
今この瞬間は二度と帰ってこないけど、私もアラフォー。これからの楽 -
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ネタバレ台所をテーマにした6つの物語。主人公はいずれも架空の深夜の30分ドラマ「台所のあるところ」を鑑賞している。
タイトルに『#』(ハッシュタグ)がついているのは、主人公がこのドラマについてのSNSを投稿するシーンが描かれているからか。台所は女性の戦場であり、ここにテーマを持ってきた意図はわかる。ただそんな凝ったことをせずに物語を展開するほうが読者にはよく伝わるように思った。テレビドラマのストーリーと、短編の物語のストーリーがパラレルに書かれているので、かえって話がわからなくなっているように思ったのが残念。
短編の中では、訪問介護の仕事しながら4人の子供を育てるシングルマザーの話『毎日、揚げ物』