原田ひ香のレビュー一覧
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朝・昼・晩で店主もメニューもガラリと変わる不思議な店「三人屋」。
喫茶店、うどん屋、スナック……それぞれの時間帯に登場する料理の描写がとにかく美しく、圧倒的にお腹が空く作品だ。
森野俊生の場合。喫茶店のつもりが昼のうどん店に紛れ込んでしまった俊生の慌てようと、女店主・まひるのぶっきらぼうさの対比(笑)。そこに差し出されるエッジの立った美しい讃岐うどんの対比は鮮烈で、五感が刺激された。
私自身が三姉妹の末っ子ということもあり、彼女たちの関係性には特別な愛おしさを感じた。物心ついた時から一緒にいる同年代の仲間。「あの時あんなことがあったね」の一言で、他の誰とも共有できない同じ風景を頭の中に浮か -
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女性2人の人生を垣間見た小説2編でした。
『人生オークション』は離婚後の叔母の世話をすることになった姪が主人公目線で始まります。
引っ越しはしたが良いが段ボールがたくさん積み重ねてあり、寝る所もないからオークションで売って行くことになります。
叔母にとってどう言う物・事が大切かが、一緒オークションを出品して姪も分かってくるようになります。オークションで知り合ったヒヨ子との交流も描き、叔母と姪の関係も変化していきます。
人生再スタートさせるための、少しだけ元気が貰える話だと感じました。
『あめよび』は、アラサーの眼鏡店員の美子とハガキ職人(フリーター男)との恋愛だと思ったら、秘密を共有している -
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ネタバレ登場人物5人ほどがそれぞれの物語の主人公となって金銭感覚と性格、もとい人生について思考しながら展開するストーリーチックな本。
大学生の私にとっては、大変共感できる一人という人は見つからなかったものの、真帆のポイ活癖や、安生のなんとかなるさ精神など各々の登場人物の部分部分にとても共感した。
特に、最近なんとかなるさ精神では将来を考える時にどうしても不安定な人になってしまい、将来も一緒になる想像がつくような人にはならないだろうと思案していた私にとって私の一部分を反映した安生の態度は大変ぐさっとくるものであり、私もいつか自分の将来についてきちんと考えなければいけない時が来るのだろうと思う。
その時が -
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離婚して帰る場所を失った32歳のりさ子が、
事故物件(変死や自殺があった部屋)を住み継ぎ、
その部屋をロンダリング(浄化)する仕事を通じて、
孤独な無気力生活から自分を取り戻していく物語。
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大きく感情を動かされ、感銘を受けることもない。
けど設定が面白く、重くも軽くもなく読みやすい。
闇が垣間見える話だけど、登場人物みんな良い人。
かなりお節介な人も出てきて一旦ムッとするけど、
その世話焼きで人間として再生さ -
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57歳のおじさん。早期退職して喫茶店を始めるも
あっという間に潰してしまい、奥さんからは離婚を突きつけられ、娘からもちょっと嫌われて、、こんな風に書くとなんだかかわいそうなおじさん。でも純喫茶巡りをしていて、しかもコーヒーを飲むだけではなく、ケーキやプリンやらサンドイッチやらフードもしっかり食べて無職なのに贅沢な感じです。
娘を始め、まわりの人たちから「本当に何もわかってない」と言われるおじさん。
悪い人じゃ全然ないけどちょっとイラッとしてしまいます。
純喫茶と喫茶店わたしには違いがよくわからないけれどちょっと行きたくなりますね。
☆は3.5くらいで -
Posted by ブクログ
ネタバレ様々な月収の女性たちの生活を追っていくオムニバス。それぞれ繋がりがあって、スラスラ読める。
築年数が経っていても数百万で買えるかつすぐ入居者が決まるような家あるのか…?その月収でそこまで貯金できるのか?その家賃で住めるのか…?と疑問に思ってしまったりするのだが、果たして…
熟年離婚したキャリアのない年金暮らしの女性、時間とお金の余裕がない売れない小説家、投資で将来の資金を作ろうと節約に奔走する会社員、パパ活で億を目指す女性、有り余るほどのお金が入る元起業家の女性、起業する施設育ちの女性など、さまざまな階層の人たちが登場するので、飽きずに読める。
やはりお金がないと余裕はなくなるよなぁと思うが、