原田ひ香のレビュー一覧

  • 老人ホテル

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    ネタバレ

    天使と書いて「えんじぇる」と読ませるのはまだ良いとしても、堕天使が「るしふぁー」は子どもの名前としてあんまりではないかと思いました。天使と資産について教える光子のやり取りが主だと思っていたら、天使が経験したバラエティ番組のくだりがけっこう長かったです。長編で「まぁ、このまま天使はお金を貯めていくのかな」と思わせておいて、スピンオフで「罪からは逃げられない…」という暗雲立ちこめるラスト。そもそも天使はやってないのだから逃げちゃあかんだろう。明るいんだか、暗いんだか、分からない読み心地でした。オチは好みです。

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    2026年03月14日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おもしろかったです。著者はやっぱり投資信託よりも住宅推しですよね。子育てをがんばるお母さんの話だと思ってたら、ちょっと合ってて、だいぶ違ってました。タイトル通り、お金に悩む男女の間をイニシャルが入ったヴィトンの財布が躍ってて、こういうタイトルの使い方が本当に好き。みづほが夫を見限るタイミングはもっと早くてもよかったくらいですが、山場として最後に持ってきたかったんだろうなと思いました。最初からモラ気質で良いところが何一つないもん。著者の作品は一部しか買えてないので、他の作品も買いたいです。楽しい読書でした。

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    2026年03月14日
  • サンドの女 三人屋

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    前作は読まずにいきなり読んでしまったのが失敗だったかも。3人姉妹の基礎知識がなく、あまり思い入れがもてなかった。話としては読みやすい。
    たまごサンド食べたくなった。スナックメニューも美味しそう。

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    2026年03月11日
  • 古本食堂 新装開店

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    内容がよくわからないと思った原因が判明!
    また続編から読んでしまったらしい(笑)
    皆さんもお気をつけて!
    1冊目を読んだら感想変えますー

    神保町のビルで古本屋を商っていた兄が亡くなり、そのビルと店を(高円寺のおうちも)受け継いだ珊瑚さんと、お店を手伝う事になった兄の姪孫の美希喜のお話。
    神保町の人たちとの繋がりや触れ合いが温かく、ほっとする。

    1話目は、関係性がわかるまで色々な人が一気に出てくるからごちゃごちゃして読みにくかった。
    あと、美希喜の性格が中二病みたいにちょっと幼すぎて、あまり好きになれなかった。

    でも、話が進むにつれて、だんだん面白くなってきたかなぁ。

    「兄の姪孫」とか、

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    2026年03月13日
  • その復讐、お預かりします

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    復讐の果てに見つけた、自分を取り戻すための処方箋


    「裏切られた」という消えない傷を抱えたとき、人はどう生きるべきか。本作は、自分を裏切った者への復讐を誓い、あえて「復讐屋」の門を叩いた主人公の心の軌跡を描いた物語です。

    復讐という鏡に映る「自分の人生」
    物語の軸となるのは、復讐屋として淡々と依頼をこなしていく主人公の姿です。皮肉なことに、他人の恨みを晴らす「仕事」を重ねるうちに、主人公は置き去りにしていた自分自身の人生と向き合い始めます。
    また、復讐屋事務所の所長・成海というキャラクターが、物語に絶妙な奥行きを与えています。初めは掴みどころのない、どこか冷淡な印象を与える彼ですが、物語が

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    2026年03月11日
  • 東京ロンダリング

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    ロンダリングとは洗濯、洗浄という意味がある。

    主人公のりさ子は、事故物件に少しの間住み
    そしてまた別の事故物件に移り住んで
    物件の「ロンダリング」をする仕事をしている。

    持ち物は最低限で娯楽はミステリー本を
    古本屋で買って、読み終わっては売りと
    最初のりさ子の印象は
    あまり本人の感情や心が読めないキャラクター。

    ですが、とある物件の大家や定食屋の息子の
    亮との関わりを通して
    少しずつりさ子の心情が変化していくシーンが
    印象的です。

    定食屋「富士屋」の飾らない食事シーンも
    よかったです。こしょう焼き食べてみたいな。 

    読み進めると夢中に読めました。
    終わりまで読んでもう少しの物足りなさ

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    2026年03月07日
  • 三人屋

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    ネタバレ

    朝のトーストも昼のうどんも夜のスナックも
    全ての時間帯に行ってみたいル・ジュール
    食べ物の描写が全て美味しそう
    三姉妹で親が残してくれた元喫茶店のお店を経営しつつも、仲良し姉妹なわけではないのがトーストとうどんとご飯という全く異なる食べ物で伝わってくる
    親が残したル・ジュールのおかげで繋がっている姉妹の形もいいなと思った

    読んでいて勉がとにかく無理すぎて、まひるを応援したくなった
    まひると子供たちの未来が明るくあってほしい

    多くを語らない夜月がかっこいい
    周りは振り回されて大変だろうけど、それだけ存在が大きいんだろうな

    末っ子の朝日がいることで長女と次女の関係が悪くなりすぎていないのもあ

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    2026年03月06日
  • 人生オークション

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    『人生オークション』と『あめよび』からなる中編小説です。

    人生オークションは、りり子さんが人生のどん底から、断捨離をきっかけに再スタートをきります。断捨離はただ過去を捨て去るのではなく、過去を思い出しつつも今の自分を考えるきっかけを与えてくれるのかもしれませんね。

    あめよびは、正直、30歳前後でよく起こるドロドロの恋愛模様だなと胸焼けする思いで読み終わりました。ただ、解説で見え方が変わりました。全然わかっていなかったです。解説も必読です。

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    2026年03月03日
  • 定食屋「雑」

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    表紙に惹かれて、読みました。
    どれも美味しそう。内容も、読みやすくてよかったです。離婚の話は、こういう夫婦はたくさんいそうだなと思った。

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    2026年03月02日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    やっぱりあれですな
    新潮文庫の100冊も今年の最後の一冊となりますと、なんだか一抹の寂しさを覚えますな
    タイトルから想像されるように、お金の話ですな
    金チャックと豆の木(いらないやつ)

    中盤あたりまでは、財布をめぐる逆わらしべ長者的ストーリーやな
    イソップの金の卵を産むガチョウなんて話も思い出すな(さすが、わい)

    第一話で、ハワイで手に入れたブランド財布を夫の借金のため新品のまま手放すことになったみずほと、その財布を中心とした6話の連作短編集や

    それでも、そのままじゃ終わらんのが原田さんや。
    「金は天下の回りもの」という楽観でもなければ、
    「濡れ手で粟」の一発逆転でもないんだよこれが

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    2026年03月01日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    原田ひ香さんってお金の話をリアルに書くのが得意なのかなーとおもった。最初の設定を見てわたしだったら誰に復讐するかなーとおもったとき、嫌いな人とか嫌な気持ちになったことはたくさんあるけれども大金を払って復讐したい人はいないことに気付いて、わたしの人生悪くなかったのかもとおもえた。あと「復讐は我にあり」はなるほどなとおもった、人への復讐じゃなくて自分がどう変わるかが大切なのかな。
    本自体はおもしろくはあったけど誰かに勧めたいかと聞かれたらそうでもないかもなー

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    2026年02月28日
  • あさ酒

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    ランチ酒もとい、原田ひ香さんの作品が毒っけがなくてスラスラ読めるので好きであり、その続編ということで手に取った作品。
    自分はお酒を飲まないのだが、仕事終わりの、そして朝に飲むのっていいなぁと羨ましくなった。ストーリーはそんなに深くない。だけどそれが気楽で、そして食べ物や朝独特の店の描写が好き。

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    2026年02月27日
  • その復讐、お預かりします

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    20代の女性が読みそうな雰囲気。

    全体的にふんわりしたお話。
    復讐と謳ってはいるが、血なまぐささ皆無。
    そして「やりかえしたった」的なカタルシスも皆無。
    わりとモヤモヤ。「ホントにそれでいいの?」と。
    主人公の自身の復讐もまた然り。

    実写化されるならかもしれないけど、どうだろう。
    最近こんなのばっか。

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    2026年03月01日
  • 老人ホテル

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    最初のうち読みにくかったが(少し暗いからかな)、主人公の意識が変わると共に、読みにくさもなくなっていった。主人公の幸せを祈るばかり…

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    2026年02月26日
  • 古本食堂

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    珊瑚と美希喜の二人の主人公がそれぞれ一人称で語るスタイルにやや読みにくさを感じたが、ストーリーが進むに連れて没入出来るようになった。
    この作者さん、こういう作風の作品は初めてで、北村薫さんのような…と感じた。本への愛情が伝わる。続編も読んでみたい。

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    2026年02月26日
  • 定食屋「雑」

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    人に先回りされて決められるのではなく自分で決めたいと思うように決意が固まる主人公、そしてぞうさんも適当にやっているようで負けたくないものや願いはあった。

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    2026年02月26日
  • その復讐、お預かりします

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    書店でこの本を手に取って、モヤッとしてスカッとできたらいいなと思い、購入を決めた。
    良い意味で期待を裏切られた。
    確かに最近流行りのドラマなんかでも人生をかけて復讐して、それが成功してもスッキリしない終わり方が多いのは相手を自分の手で不幸にすることが本当の復讐ではないからなんだろうな。
    何を考えてるか分かりにくい成海の態度が美奈代と働くになるにつれて、少しずつ変化していくところも魅力的だった。
    『復讐するは我にあり』大事な言葉として覚えておきたい。

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    2026年02月25日
  • 定食屋「雑」

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    最初は彼女が苦手で、でも、自分のきちんとつくったご飯をきちんと食べて欲しい思いにすごく共感できて、自分のことに他の人間がエネルギーを注がれすぎると冷めるのも共感できて、
    最後にはもっと『雑』の、続きが読みたくなった良いお話。
    それでも、やっぱりコロッケは…買う派です。

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    2026年02月24日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    読後一番の感情は、恐怖。
    寒気がするほどの恐怖を感じました。
    特に終盤はキツかった...
    よくここまで人の悪意を言語に落とせるなと。


    一話ごとに人の黒い部分に触れるので、結構心にもきます。そもそも復讐ものなので、、


    ここからはネタバレなので悪しからず。
    一言、やっぱり復讐はしないと!
    スッキリしないですよね...

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    2026年02月23日
  • 古本食堂

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    一冊読むと古本食堂に行った気分になれる本です。
    神保町はまるでテーマパークのようです。
    カレー屋さんがたくさんあります。(ボンディさん、エチオピアさん、共栄堂さん等々)

    渋い喫茶店もたくさんあります。(ミロンガさん、ラドリオさんなど不思議な名前の)

    そして古本屋さんがあるのです。
    本書にでてきた中では、小林カツ代さんのお弁当の本とか、『極限の民族』というすごいタイトルの本が気になりました。
    神保町、そこにはたくさんの出合いがありそうです。

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    2026年02月23日