原田ひ香のレビュー一覧

  • 最後の晩餐

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    本の題名をテーマに書かれたアンソロジー。
    井上荒野さんのが特に良かったですが、江國香織さん、角田光代さん、原田ひ香さんが安定の面白さでした。寺地はるなさんは初めて読みましたが、気に入ったので、他の本を読もうと思います。
    知らない作家さんに出会えるのが、こういうアンソロジーの良いところかもしれないですね。

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    2026年07月12日
  • 老人ホテル

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    育児放棄のクズ親に育てられた女性が、ホテルの老人から資産形成を学んでいく話。子供が環境次第で全く浮かび上がれない世の中を頑張られてため息が出そう。話としては、終盤をもう少し丁寧に…と思ったら2種類あった。

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    2026年07月11日
  • #台所のあるところ

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    「台所のあるところ」というドラマを軸に、様々な世代、環境に生きる人たちの物語。台所の数だけ物語があるといったところ。
    それぞれ落としどころがあるような無いような。ちょっとだけもやっと感が残るところが、原田ひ香さんの持ち味だと思うけど、これもまさにそんな感じ。おもしろかった。

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    2026年07月11日
  • 喫茶おじさん

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    主人公は早期退職後、退職金を使って喫茶店を開業します。しかし、その夢は半年ほどで終わりを迎えます。

    その後の物語では、さまざまな喫茶店を巡りながら、コーヒーやフードを楽しむ様子が描かれていきます。

    離婚歴があり、現在の妻とも離婚することになるなど、決して順風満帆な人生ではありません。それでも喫茶店で過ごす時間には、不思議と落ち着いた空気が流れています。

    この作品で特に印象に残ったのは、コーヒーだけではなく、喫茶店で提供されるフードの描写です。どれも魅力的で、ページをめくるたびにお腹が空いてきました。

    また、登場する喫茶店は実在のお店をモデルにしているのではないかと思わせる雰囲気があり、

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    2026年07月11日
  • #台所のあるところ

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    “キッチン”よりも“台所”の方が身近というか素朴というか、より生活感がある気がする。
    読みながら田舎のお祖母ちゃん家を思い出した。
    世代も境遇もバラバラな女性達の日常が、深夜ドラマ『台所のあるところ』を介してゆるく繋がっているところも良い。
    それにしても半殺しの餅が美味しそうだった。

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    2026年07月11日
  • 最後の晩餐

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    最後の晩餐をテーマにした7名の作家によるアンソロジー。

    最後の晩餐というと「死」を想像させるが、どれも重くならずスッキリする心地よい読後感だった。

    角田光代さんの「最後の鰻」はまさに父親がなくなる時という設定なのだが、最後のごはんがお粥になってしまう!と慌てて鰻を買いに行って皆で食べる姿に笑えた。

    好きだったのは寺地はるなさんの「小曾根幸子の送別会」
    「どう思われたってべつにいい」のスタンスで忖度しない小曾根さんがカッコいい。
    不要なものを持たず身軽に軽やかに進んでいく、あんなふうになりたい。

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    2026年07月10日
  • ほろよい読書

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    個人的には「ショコラと秘密は彼女に香る」/織守きょうや と 「初恋ソーダ」/坂井希久子の2作が好みだった。食べ物の美味しさの表現は原田ひ香に勝るものはいないと思う。
    最近はあまり晩酌をしていないけど、家でゆっくりお酒を味わいたくなる1冊でした!

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    2026年07月09日
  • 喫茶おじさん

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    主人公である純一郎の現状、家族や仕事、そして将来についてのどこか哀愁ただよう感じと、
    喫茶店の細やかな描写と、香りだかい珈琲と美味しそうな食事の描写によるあたたかくて心和ませてくれる感じとが、ひとつの話の中で同じ濃度で展開していくので、程好く中和されててすごく読みやすいなと感じた。

    ただ、それでもどうしようもなく物悲しさを引きずるような話も中にはあって、
    その時は作中の純一郎と同じく、喫茶店の存在に心が救われる感覚を同じように体験できた感じがして、それもまた良かった。

    珈琲はもちろん、珈琲と共に頂く食事の描写がすごく魅惑的で、特に作中何度か登場するサンドイッチ、それも「喫茶店のサンドイッチ

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    2026年07月09日
  • 三千円の使いかた

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    翔平の件は共感できなかったが、それ以外の話はよかった。

    このコーヒーこそ、無駄なのではないか。
    第1章の言葉だが、仕事の日はほぼ毎日カフェでコーヒーを買う自分にとっては少し耳が痛い話であった。

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    2026年07月08日
  • 三千円の使いかた

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    お金の使い方を考えさせられる話です。物語にも解説にも共感することが多くお金の価値観ってすごく大切で難しいことだなと改めて思いました。

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    2026年07月07日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    この身も蓋もない話(母の近所の噂話)が、気まずい朝食の席の時間つぶしになるだけでなく、不思議な安心感を美菜代に与えるのだ。これが必要なのかもしれない。
    人生は流れる。すごい速さで。それをほかの人たちの噂話で実感することが。

    女親と娘は習慣が、男親と息子は考え方が似てくるのだと祖母は言っていた。

    「だけど、人はすべてのことは選べない。人生で大きな選択をしたら、反対側の道には決して行けないのよ。いくら、夫たちにひどい目に遭わされたとはいえ、わたくしは家族を捨てて家を出た。でも、それで自由を得たの。そしたら、多少のさびしさに耐えるのは仕方ない」

    「遺産相続でもめ事が起きた時、後で必ず幸せになる

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    2026年07月07日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    別のシリーズを読んでわりと良かったのでこちらも手に取ってみました

    表紙とタイトルから、ほっこりする癒しの本だと思っていたけれど、ちょっと違いました
    でも、いただきますは、一人じゃなくてふたり、
    そう、だれかと一緒にしたいものですよね

    アンソロジー、良いものですね

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    2026年07月05日
  • 人生オークション

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    ネタバレ

    【人生オークション】
    他のものじゃダメ、これじゃなくちゃダメ、そんなふうに思ったことが私にはいちどでもあるだろうか。何か欲しいものが、欲しい。

    「どんなことでも、お金をもらうのって結構大変ね」
    「お仕事をしてお金をもらうのはもっと大変だと思うけどね」
    「わかってるわよ、そんなこと。でも、大変なばっかりじゃなくて、ちょっと楽しいこともあるわね」

    【あめよび】
    「おれの名前、本当の。諱(いみな)」

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    2026年07月05日
  • サンドの女 三人屋

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    章によっては面白かった(ゲイの人と携帯屋の店長の人)けど面白くない人は、誰これ?と他の人との関係がわからない人もいた。最終章は特に…よみかえしたけど、わからなかった。

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    2026年07月04日
  • その復讐、お預かりします

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    クズが不幸になるとは限らない。そうだよねぇ。
    でも、復讐するより自分の幸せを探した方がきっと良き未来がくる、とも思う。

    1話目はなかなかスッとしたけど、そこから先の話は地味目だったかなぁ

    2026.7.4
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    2026年07月04日
  • #台所のあるところ

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    台所のある風景の6話。
    そして、共通のTVドラマが展開する。
    女性にとって台所は自分の部屋の様なものかもしれない。
    自分のために、家族のために食事を作り出す台所。
    TVを観ながら#で話を共有するのも面白い。
    ドラマの中の料理も美味しいそうだったな。

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    2026年07月04日
  • 三千円の使いかた

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    思ってた内容とは違ったが、各世代のお金にまつわる考え、悩みもそうだが、どう対処、選択するのかがリアルでよかった。
    金待ちはケチだという言葉があるように、「お金持ちなのに」と貧乏人が言っているこの状況こそが格差なのだとよくわかった。
    いつだって使う使わないのポリシー、判断ができる人が豊かに暮らせる世の中。

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    2026年07月04日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    東京ロンダリングの続編。
    変化球的な裏があって、それはなくても良かったなぁと思ってしまった。
    事故物件に住む人々の話。前作は長編だったけど、これは連作集。大元で繋がっているけれど。それぞれ楽しく読みました。

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    2026年07月04日
  • はじまらないティータイム

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    複雑な関係性の4人の女性それぞれの視点で、離婚・再婚の物語が展開されていきます。絶妙に、人それぞれの嫌な部分が表現されていて、キャラクターに人間味がありました。一番面白そうなところで、話が打ち切られるのが、不完全燃焼な感じで残念でした。

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    2026年07月03日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食を通じて人との繋がりを描く短編&エッセイ集。

    一穂ミチさん、山本ゆりさん、原田ひ香さんがよかった。大谷翔平が云々という小説は興味がなさすぎて飛ばしてしまったのだけど、それ以外は全般良かった。

    特に原田さんの「夏のカレー」は、主人公の年代や時代背景にそこはかとない切なさを感じて、久々に泣いてしまった。そんなにものすごく特別な話じゃないのに、しかも短編なのに、読み終わるときには二人の幸せを願う気持ちにさせられる。映画一本見たような感覚。筆力がすごいな。

    小説とエッセイを一度に楽しめるのが贅沢。

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    2026年07月03日