原田ひ香のレビュー一覧

  • 古本食堂 新装開店

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    慈郎さん亡きあと、古本屋を継いだ珊瑚さんとみさきちゃんの物語。
    少しずつ二人の色を出しながら、新たな古本食堂を作ろうとしていく。
    みさきちゃんはどんどん仕事に取り組もうとし、さんごさんは悔いのない人生を歩もうと選択していく。

    続きありますよね?と気になる終わり方。
    神保町のごはんがめちゃくちゃおいしそう。一度は行ってみたいといつも思う。

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    2025年08月18日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    老朽化した猿山団地の管理人として白羽の矢が
    立ったのが一橋桐子。名簿づくりから始めてみると、
    次々と”住人の闇”が見えてきて…。テレビドラマ
    「一橋桐子の犯罪日記」原作の続篇。

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    2025年09月14日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    誰かを好きになることと、食に対する気持ちは、深く関係すると思う。1日3食、喜びと美味しさを分かち合う食は思い出とセットだよね。

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    2025年08月17日
  • 喫茶おじさん

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    退職後のおじさんが喫茶店巡りをするゆる~いお話と思いきや。おじさんにもおばさんにも人生いろいろ。
    「わかってないのね」結構ずしりとくる。年をとったら色々わかってくると思っていたが、そんなものでもなく、いくつになっても人生手探りです。

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    2025年08月17日
  • 東京ロンダリング

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    ネタバレ

    自分の不倫を機に離婚した主人公が住まいに困り、不動産屋さんに勧められるがまま瑕疵物件に住むバイトを始める。
    バイトを開始して1年ほど経ち、日暮里近くの谷中の女性専用物件に住むことになったが、お節介な家主である夫人が知り合いの定食屋でバイトを始めるよう勧められ、嫌々始める。そんな折、元旦那の父親が主人公の元を訪れ、自身の不倫が実は元旦那が仕組んだものだったことを知らされ、見舞金を受け取る。定食屋店主と次第に親しくなり、プロポーズされ断るも、その夜、急遽新たな瑕疵物件であるタワマンに移り住むことに。
    タワマンでは移動を制限され、徐々に日常が狂いだすが、定食屋店主が出前を装い会いにくる。そこで己を取

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    2025年08月16日
  • 老人ホテル

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    原田ひ香さんの作品は毎回一気読みしてしまう

    とても読みやすい。ただ今回の作品で言うと
    決してハートフルでも、かと言って
    ミステリーとも違う。
    どちらかと言うとリアル感が先行していて
    タイトルを見た時に感じた違和感が
    そのまま当たってしまった。

    なにより驚いたのは単行本で発行されたものと
    今回の文庫本ではラストが異なる。
    加筆修正されたものが今回文庫化され
    更にスピンオフで主人公の「天使」の結末が
    わかるのか!と思ったもののスピンオフで
    更にモヤモヤが残ってしまったのが残念。

    結果的に最終最後でも天使を苦しめた
    人物も分からず、想像に任せます的な
    モヤモヤ感。うーーーん……。

    解説を読み

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    2025年08月16日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    失敗から這い上がる人、脱落する人、オムニバスな人生がヴィトンのお財布をキーアイテムとして交錯してるのかしてないのか、のお話し。奨学金返済の大変さが初めてわかっただけでもとっても勉強になった。読みやすいのですぐ読めるのも良い!ただ何回も読みたい本でもないかな。

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    2025年08月15日
  • 図書館のお夜食

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    原田ひ香さんの作品。
    彼女の作品、私は好きでよく読んでいるのですが…。

    この作品は「???」が散りばめられたままだな、と感じました。
    続編があるにしても、途中でぷつりと止まってしまった感があります。
    途中までは面白く、ラストがどうなるのか気になっていたので…続編があるなら、各登場人物がどのような未来を選んだのか知りたいです。

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    2025年08月15日
  • 老人ホテル

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    三千円の使い方の著者で面白そうな見出しで購入。
    だんだんいい展開になってきたところで、急展開。
    個人的にはいい方向で終わって欲しかったが、これが現実世界に近いのかもしれないです。

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    2025年08月15日
  • 古本食堂

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    ほのぼのとしたお話しで、心地良く読み終わりました。
    できれば滋郎さんが生きてる時のお話しも読みたかったな

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    2025年08月14日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    原田ひ香さんと言えば、「お金の話」の作家さんで私の中では定着しつつあります。

    途中まで読んで、「タイトル回収はそういうことか!」と納得しました。

    コロナ前ぐらいから現代までが舞台のようなこのお話は、日常描写があまりにリアルで共感箇所が沢山あると共に、そのリアルさに小説を読んでいるはずなのに辛い現実を思い出し、少し苦しくなりました。

    私にとってフィクション小説を読む醍醐味は、「現実逃避がしたいから」も含まれているので、少し★低めなこの評価に。

    だけど1日でスルッと読めてしまう読みやすい1冊でした。

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    2025年08月13日
  • ランチ酒

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    深夜の見守りや
    いろんな見守りパターンがあるものだなぁ
    離婚して子どもと離れて暮らし、見守りやの仕事をし、昼間ランチ酒を楽しむという連作。
    最後特に今後どうなるのか解決とかなかったのが気になるけど

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    2025年08月12日
  • 人生オークション

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    人生オークションとあめよびの2つのお話が入っている。好きなのは人生オークションの方。あめよびは好みではなかったかも。

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    2025年08月12日
  • 喫茶おじさん

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    audibleにて。

    松尾純一郎、57歳。バツイチ。
    妻子はあるが現在別居中。
    55歳で大手ゼネコンを早期退職し 喫茶店を開くが、わずか半年で潰してしまった。
    再就職のあてもない状況だが、趣味の純喫茶巡りをしながら人生を見つめ直していく。

    「あなたって何も分かってないのね」
    周りの人に口々にこう言われるうだつの上がらない57歳のおじさん。
    だけど本人は、特に自覚もなくいたってマイペース。

    温和なおじさんなんだけど、思慮が足りないというかKYというか。。
    この人が旦那さんとかだったら、やっぱりイライラしちゃうだろうな。
    でもこういう何も考えてなさそうな人ほど 意外と人生それなりに上手

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    2025年08月10日
  • 喫茶おじさん

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    実在のお店が出てきて、その描写がそそる。
    登場するお店にとても行きたくなったし、孤独なグルメみたいな感じで楽しめた。深夜ドラマにぴったりだと思う。それにしても立て続けに喫茶店を2軒はしごするのはすごい。
    ストーリーは薄めで、もう少し登場人物たちの心情に踏み込んでほしかったかな。

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    2025年08月09日
  • まずはこれ食べて

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    家政婦みのりさんのご飯が素朴なんだけれど、丁寧な仕事をしていて、想像しながら読み進めていく。全てが、なんて美味しそうなんだろう!りんごを焼くだけデザートからはじまって、まるで野菜の煮物のような具たくさんけんちん汁、オマケの鯛のアラから作った鯛飯、お吸い物、、、全部全部食べてみたい。
    人はお腹が満たされると心も満たされていくんだろうなぁと感じた。美味しいものを腹いっぱい食べることは大事だ。
    ラストは意外な展開だったけれど、もっと深いエピソードがそれぞれあったらもっと面白しろくなるのではないかと思った。

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    2025年08月08日
  • サンドの女 三人屋

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    トーストとうどんやらなくなってしまったのは、残念だったけど、新しく始めた卵サンドも美味しそうでした。

    田舎とか商店街みたいな、街の人たちみんな知り合いって体験したことないけど、楽しそうで羨ましくもなりました。でもやっぱり隣人が誰かも分からないような方が、プライベートがあって私には合っているのかも。笑

    街で起きた出来事を他のみんなも知ってるってどんな感じなんだろう。助かる時もあるかもだけど、面倒くさくなることもあるのかもしれないと思いました。特に恋愛するの大変そうだ!

    シリーズ1で、森野さんから始まって、シリーズ2で森野さんで終わるのなんかいいと思いました。

    それにしても夜月さんは自由す

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    2025年08月07日
  • 古本食堂

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    まあ、タイトルから予想される通りのフワフワと暖かい話でした。良く言えば「期待を裏切らない」悪く言えば「ありきたり」。
    主人公は二人。亡くなった神保町の古書店の主・滋郎の妹の珊瑚。そして滋郎の兄の孫娘で大学の文学部に通う美希喜。二人は滋郎の古書店を仮に引き継ぎながら、神保町の隣人たちとの交流を深めて行く連作短編。
    主人公を二人置き、それぞれの恋バナを混ぜ込んだのが面白い工夫。ただ、二人とも「私」なので文節の初めにどちらか分からず、ちょっと戸惑ったりしましたが。
    この手の話はややもすれば神保町という土地柄に過度に寄りかかり、その案内書みたいになったりしますが、そこは適度に保たれてます。
    まあ、一言

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    2025年08月07日
  • あさ酒

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    この作品の前に三冊、祥子さんの話があったと読み終えて知る。そちらも読んでみたい。
    美味しいものを食べられるのはしあわせなことと思う。仕事の後の解放感と達成感も思い出せてよかった。

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    2025年08月04日
  • 喫茶おじさん

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    なんとなく、うだつの上がらないおじさん純一郎。
    会う人みんなに、「あなたってなにも分かってないのね」と言われてしまう。
    それは読んでいて何度か思ってしまう・・・。笑
    それでも、素敵な喫茶店を見つけるセンスはある!
    原田ひ香さんマジックのお料理の描写がこれでもかと詰まっていて、最高の本。

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    2025年08月03日