原田ひ香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
三人姉妹にフォーカスしていた前回とはガラリと様相を変え、今回の続編は長女の夜月を中心に描かれている。
長女の夜月は、自分の思うままにこの世に漂い、ただ自然体に生きているようであるのに、何故か人に強い影響を与えてしまう存在だ。
豆腐屋の居候に甘んじて自分を見失っていた正人を見事に掬い上げ、彼女のヒモ的存在である作家の一也が「一行目が書けない」と悩んでいるとき、夜月がさらっと放った「二行目から書けば良いんじゃない?」という一言。これでふっと肩の力が抜けた一也が、自分のヒモ生活をそのまま書こうと思いつくくだりなど、彼女がそこにいるだけでみんなの強張った心が不思議と落ち着いていく空気感は唯一無二な -
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Posted by ブクログ
実在する喫茶店のディテールが描かれていそうなので買いました。
関西在住なのでお店の具体はわかりませんでしたが、
「たしかにこういう店、あるよね!」と空気感まで伝わってくるような作品です。
主人公のおじさんについては、
「まあいかにもなバブル世代だよね・・・」
という雑な描かれ方に見えましたが、
それでも最後にはちゃんと自分の人生を生きられる一筋の希望
みたいなのが見えてまとめ方としては良かったんじゃないでしょうか。
「ちゃんと自分の人生を生きる」とか、世代によっては
そっちの方がタワゴトにしか聞こえないでしょうけど、
最近はそれが普通のテーマですしね。はい。