原田ひ香のレビュー一覧

  • 人生オークション

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    断捨離をしたいが気分が乗らないため、手に取った本。だが、表題作「人生オークション」にはあまり心を動かされず…。

    収録されていたもう一篇「あめよび」の方が刺さった。本名(諱)を教えてくれず、6年付き合っても結婚を嫌がる彼氏。彼女目線で語られる歯がゆさと、彼氏の壮絶な事情…。
    「愛」をどう評価するか。そのものさしについて問われ、心に残る作品。

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    2025年08月13日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    作家読み中。
    近い将来の「老後」の生活が題材なので、桐子さんの不安にとても共感。自分の生きる道は読後も見つかってはいないけど、少し気持ちが落ち着いたかも。新刊も楽しみ。

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    2025年08月12日
  • 彼女の家計簿

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    ひとりの女性の家計簿を軸に、二人の女性主人公の生き方を描く内容。まず構成がなかなか面白かった。読み手もその家計簿を一緒に読み進める形になっていて、登場人物と同じ体験を追っていくような作りになってる。

    全体を通して圧倒的な女性視点の作品で、ベクデルテストを性別を入れ替えて考えてみると、登場人物のほとんどが女性で、男性がほとんど出てこない。ジェンダー的にも完全に女性寄りの作品だった。

    一人で生き抜こうとする、仕事を愛する女性たちへの応援歌でもあり、ラストで明かされる仕掛けも、仕事が女性にとってどれだけ大きな意味を持つのかに繋がっている。女性讃歌でもあり、シスターフッドの物語でもあると思う。それ

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    2025年08月12日
  • 三千円の使いかた

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    祖母、母、長女、次女。世代も立場も異なる女性たちが、それぞれの人生の局面で「お金」と向き合っていく物語である。
    小説ではあるが、読み進めるほどに「さて、自分はどうするべきか」と、人生設計について考えさせられる。節約に励む場面も多く登場するが、それ自体が美徳として描かれるわけではない。あくまで節約は手段であり、目的を持ってお金を扱うことこそが大切なのだと語りかけてくる。
    「三千円の貯めかた」ではなく、「三千円の使いかた」という題名も、なんだか前向きでよいと思った。

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    2026年01月02日
  • 人生オークション

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    中篇2話の小説。最初は人生オークションだけかと思った。人生オークションはりりこ叔母さんの再生の話と思った。多分、お金に無頓着=人生を投げやりに考えていたのだと思う。終盤にはりりこ叔母さんの事実がわかり、すっきりした気分になったが、もっとオークションでの売買について話が見たかったのは正直なところ。
    あめよびは好きだけど結婚できない。よくあるパターンの話で、それにまつわる理由を示しているのだと思うが、名前の話に引っ張られてよく分からなかったのが、あまり後味良い終わりではなかったので、正直個人的には人生オークションの方が好き。

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    2025年08月05日
  • 古本食堂

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    原田ひ香さんの小説は好きなのでこちらも読破。

    食べ物と本を紹介している小説で
    古本屋を受け継いだ妹と姪がそこに訪れる人に本を紹介しつつ、そこにしれっと食べ物を登場するお話。

    小説の中で他の本を紹介するという小説を前にも一度読んだことがあるのですが、紹介する本のことを相当好きでちゃんと分かってないと物語の中に組み込めないと思うんです。
    そしてこの小説ではその本がいくつか紹介されていて、それも紹介されてる本のジャンルも一つじゃない。この小説を読んでいる私はその紹介されてる本を読みたくなるという、この魅力がヤバイかったですね・笑
    基本、料理本にはまったく興味がないのですが料理本すらよみたくなるく

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    2025年08月05日
  • 喫茶おじさん

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     中身はTV東京系で時たま放送されている「孤独のグルメ」 の中身とほぼ一緒の様な物ではあるが、こっちの場
    合はそれに熟年離婚や娘が成人になった後、かつての自
    分の部下の男性と恋人になっている事が加わっており、
    旦那として父親としての主人公の思いが描かれている分、
    主人公の心境が伝わりやすい気がしました。

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    2025年08月05日
  • 三人屋

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    ネタバレ

    三人姉妹が営むお店。
    朝は三女朝日が焼きたてパンとコーヒーのモーニング、お昼は次女まひるが讃岐うどん、夜は長女夜月がスナックを開店させ、商店街でもファンの多い客の絶えないお店になっている。
    もともとは両親が喫茶店として使っていたお店だったが、両親が他界し、今は三人で時間帯で分けてお店を営業している。
    夜月は若い頃から家出がちであり、朝日も自分のことばかり考えていて面倒なことは引き受けず、次女まひるが親の介護や葬儀等の家のことを引き受けることが多かった。
    話の中で、夜月がお店のお金を持ち出して家出したシーンがある。まひるはそんな夜月に苛立つ部分と、本当は夜月を慕っている自分に気付き、お店の新たな

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    2025年08月05日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    母親からの小包の内容がリアルに想像できて、一人暮らしの時期を思い出した。
    箱いっぱいに愛情が詰まってるんだよなぁ。

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    2025年08月03日
  • DRY

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    ひえー、壮絶。原田ひ香ってこんな桐野夏生みたいなのも書けるんだ、すごい。貧困の連鎖やそこに落ちていく女性が出てくるから、どうせ売春とかだろと思って読んでたら、そんなもんじゃなかった。動機は違うがマイホームヒーローみたいな展開には圧倒されて、読む手が止まらなかった。女性の生きづらさや貧困や介護、親子関係、吊り橋効果やシスターフッドなど、様々な複雑なテーマを取り扱いつつもエンターテイメントとしてとても良かった。主人公が自分の子供たちに対しての愛情の希薄さに気付くところがなんともリアルで薄寒い思いがした。面白かった。

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    2025年08月02日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    タイトル、内容はやはり物騒だ、、
    なるべくなら自分は関わりたくない案件、、

    読み進めるとこの本は孤独に亡くなった人の物語である以上に、困難な中にも「勇気をもって生きること」の大切さを原田さんは伝えてくれる。
    個人的には妻に愛想をつかされ、事故物件に流れそうになった会社員が、気持ちを立て直して「もう一度、きちんと謝ろう、自分には帰る家があるんだ」と目覚める物語に心が和らいだ。

    重たい話であるが、もしかすると自分もいつか関わるかもしれない大事な話。
    原田さんの描く物語にはそんな意味合いがいつも含まれている。

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    2025年08月02日
  • 喫茶おじさん

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    原田ひ香さんには珍しい、ヘタレなおじさん視点の本。主人公の純一郎の鈍感ぶりにイライラするが、華やかな出世街道に進めなかったおじさんはこんなことを考えて生きているのだろうか…。
    読んでいるとモデルになった喫茶店巡りをしたくなる。コーヒー、たまごサンド、アンプレス…想像するだけでどれも美味しそう。

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    2025年07月29日
  • 図書館のお夜食

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    来年から社会人になるこのタイミングで読めてよかった

    あまり思い詰めすぎないで働いて、
    おいしいご飯を食べれば日々幸せに過ごせるかもって

    1人で全部やろうとしてしまうから
    社会人になる頃には
    周りに助けを求められるようになりたい
    この本に出てくる人たちみたいに支え合ってお仕事したいな

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    2025年07月28日
  • 彼女の家計簿

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    この方の作品は初めて読みましたが、色々な女性たちの生き様が興味深くて、あっという間に読み切りました。面白い、そしてこのようなNPOの取り組みにも、いつか関わってみたいと感じました。この作家さんの他の作品も読んでみたいです

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    2025年07月27日
  • 古本食堂 新装開店

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    おもしろくはあったけど、女性陣みな我が強くて、読んでてちょっと疲れる。
    というか苦手な感じがするのか
    この作家さんの特徴なのかもしれないなぁ

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    2025年07月26日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    シリーズ2作目。今作もまったりと進むストーリー。娘と月1回は会えるなど色々進展もあった。
    ランチはやはりどれもおいしそうで、読んでいるとおなかが減ってくる。

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    2025年07月25日
  • 古本食堂 新装開店

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    美味しいごはんとあなたの物語がここに!珊瑚は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。

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    古本食堂 の続編。
    いよいよ、新装開店となり、様々な問題がでてきて、あれやこれやと忙しくなる美希喜と珊瑚。ときおり、美味しい話が混ざってくるのは、いつもどおりの展開。
    やっぱり

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    2025年07月24日
  • あさ酒

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    恵麻ちゃんにバトンタッチ。食べっぷり飲みっぷりが素敵!! 朝のみしてみたい。

    「見守る」にも色んな形があるんだなあ。

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    2025年07月20日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわる5つのドラマ
    主人公の年代や特徴が様々でよき
    私はは最後の「bar きりんぐみ」(柚木麻子さん作)がいちばん楽しく読めました。

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    2025年07月19日
  • あさ酒

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    ランチ酒シリーズの新章。主人公が水沢恵麻に変わるがランチ酒のときの祥子や亀山も登場する。恵麻も祥子同様魅力的な人物で物事をハッキリ言うしお酒も料理もかなり堪能するのでとても面白かった。このシリーズの今後の展開も楽しみです。

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    2025年09月19日