原田ひ香のレビュー一覧

  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    結婚歴がなく、バリバリ働いてきた訳でもなく、貯金もない女性が年齢を重ねて1人で生きていく不安や葛藤など、確かにその通りだと思った。
    不安が故に刑務所で面倒を見てもらいたい、と思ってしまうのも分からなくはないが、犯罪を犯すってなかなかに難しい。

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    2025年10月31日
  • 三人屋

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    父の残した店で三姉妹それぞれ朝昼晩で別の飲食店として営業する三人屋。
    男女間のもつれ、姉との確執など人間関係はままならないことばかりで、ハッキリとした答えや正解はない。そういうのが人生だよなぁと読んでしみじみ思った。

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    2025年10月31日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    原田さんの前作、犯罪日記が面白くてドラマにもなりました。その時の主人公2人が今回も活躍します。
    話がちょっとうまく行き過ぎのような気もしますが、まずは楽しく読めました。

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    2025年10月31日
  • 定食屋「雑」

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    定食屋を営むゾウさんという高齢女性と離婚を切り出されている30前後の女性が定食屋「雑」を切り盛りしながら、各自の悩みを解決していくお話。
    二人の女性、常連の客、それぞれの視点から、それぞれの問題が明かされていくが、丁寧な描写で楽しく読める。
    コロナ禍に突入してしまうので、終盤はイヤな暗さが出るが、当時もこうやって飲食店は苦しんでいたんだなぁと久しぶりにコロナ禍を思う。
    続きも読みたいけど続編はあるのかな⁇

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    2025年10月30日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    一穂ミチさんが好きで手に取りました。短編集は気になっていた作家さんをパッと読めたり、触れたことない作家さんに出会えるのでたまに読むようにしています。
    どの短編も読みやすかった。

    今回は前から気になっていた原田ひ香さんを次読みたいなと思いました。

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    2025年10月30日
  • 老人ホテル

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    天使が光子さんの指導で、前向きに進んでいく過程は読んでて爽快だった。ラストが駆け足気味で、「これで終わりか」と残念だった。

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    2025年10月30日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    身寄りもない、友達もいない桐子(76)が、刑務所に入るために犯罪を画策する‥という話で、なんか、他人事じゃない話すぎて、読んでて苦しくなってしまった‥。

    桐子の人となりの良さがあったからの結末にはなったけど、私も将来はそうなるかもしれないし、自分の母親もそうなるかもしれない。原田さんの本はこういうリアルな話が混ざってて、うおぉ〜となる。

    話自体はとてもほっこりするものもあって、雪菜ぁぁ!久遠ぉぉ!と、愛情爆発した。笑

    シリーズだから、79歳になった桐子がどんな人生を歩んだのか追っていきたい気持ちになった。

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    2025年10月30日
  • 三千円の使いかた

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    人は「自分」「パートナー」「お金」をよく理解することが大切だなというのが本を読んだときの感情。自分の幸せの軸があろうと、人と比べて一喜一憂するのも人生なのかなと感じた。本は読みやすくサクッと読めた。

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    2025年10月29日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    ネタバレ

    原田さんの作品ってお金の事はもちろん
    これからの老後の事だったりと色々と
    考えさせられるテーマなんだけど
    今回は限界団地。老朽化した団地で
    住んでる住人の平均年齢が60歳、団地の
    老朽化だけでもそこそこ問題なのに、
    住人の病気や借金問題、居住外国人に
    孤独死。なんか日本の縮図みたいな内容で
    終盤の理事会のごたごたなんかは
    意外と日本のあちこちで大小問わず
    問題になってそうな話でした。

    何だかんだと色々と落ち着いた桐子さんと
    雪菜ちゃんほんとによかったし、この団地の
    管理人に差配した久遠さんGJでした。

    後、なかなか難しいだろうけど桐子さんが
    提案するゆるい遺言みたいなシステムは
    これからの

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    2025年10月29日
  • 月収

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    月収4万から300万まで、月収の違う女性たちの視点で見ると、見えてくる世界も違う気がする。

    パパ活して収入を得ている瑠璃華は、月に100万円の収入が目標であり、それを何に使うかは特に考えていない。
    パパに買ってもらうブランド品より、自分の話を聞いてくれた菊子が『自分のためにつけなさい』と買ってくれたピアスの方が意味のある物だったと思う。

    菊子は亡くなった夫の財産を受け継ぎ、不動産や株、投資信託で利益を得ていて、お金には不自由しない。
    人助けでお金を出してあげることも苦にならない。
    だが、菊子は児童養護施設で給仕のお手伝いを頼まれ、そこで労働するうちに、お金ではなくもっと大切なものに気がつく

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    2025年10月28日
  • 月収

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    楽しくかつ粛々と読める本。本書は様々な月収の女性たちを主人公に、お金にまつわる気持ちの変化を描く、連続短編小説。お金に関する実用書は端的に役立つ知識を授けてくれるが、この物語はお金に関する向き合い方を示してくれているように思えた。色々な登場人物に共感したり思いを馳せたりできる、良い小説だった。

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    2025年10月27日
  • その復讐、お預かりします

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    “復讐屋”という(架空の)職業のお仕事小説。
    主人公・成海慶介の信条は「復讐するは我にあり」。
    正確な意味を認識していなかったが、
    この作品を読めばよくわかる。
    軽い気持ちで読めるが、途中、ふと考えたり。
    第五話(最終話)はドキドキする展開。
    スカッとはしないかもしれませんが、
    私は、読後感はよかったです。

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    2025年10月27日
  • まずはこれ食べて

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    題名、そして各短編を通じての主人公である家政婦・筧が料理を通じて織りなす温かい小説……を想像していた。しかし、序盤の胡雪と筧のやりとりを読むにつけ違和感を抱いた。同じ大学で学んだ仲間と起業したIT会社。発起人の失踪後から物語は始まる。そこに、筧の暗い過去が「合流」し、重さが増していく。最後はマイルドなサイコパス小説のようで、あまり後味は良くなかったな~

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    2025年10月26日
  • 喫茶おじさん

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    ずっと読みたかった本だから
    やっと借りれて嬉しかった!

    おじさんの喫茶店巡り!
    コーヒーが好きな私もやってみたいな
    と感じた!
    自由なおじさんがすごくうらやましかった⭐︎

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    2025年10月26日
  • 図書館のお夜食

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    ランチ酒が好きでこの本も手に取ったが、ご飯のシーンが想像より少なかった。

    作者の本へ対する愛情が感じられた。
    知らない本ばかり出てきて、次読みたいリストにいれた。こうやって今まで自分だけでは知ることのなかった本を知りるのはとても嬉しく思う。

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    2025年10月26日
  • 喫茶おじさん

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    わたし、このおじさん(純一郎)はあまり好きじゃないなぁ…。いろんな人から「わかってない」と言われるけどどこかボーッとしてて。考えてることもなんだか独りよがりで。近くにいたらイライラしちゃいそう。でもその反面、そののんびりとした感じが純一郎の魅力なのだろうとも思う。

    喫茶店での食事の描写は「孤独のグルメ」のよう。美味しそう。モヤモヤしつつも喫茶店で美味しいものを食べて飲んでしてたら、まいっかってなっちゃう脱力感は嫌いではない。

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    2025年10月25日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    お金を貯めるアイディアが出てくるのかと思ったが、そこまでのレクチャー本ではなく、一つのルィヴィトンの財布をめぐっての物語だった。 

    第一話の葉月みづほの話は面白かった。
    夫からもらう5万円の生活費の中から2万円を貯金して、2年半後に家族でハワイ旅行に行き、念願のルィヴィトンの財布を手に入れる。
    それでもどん底まで落ちてしまうのだが、築古物件を自分でリフォームして人に貸し、会社を立ち上げ資産を築くまでに至る。
    簡単な話のようだが、利益が出るなら大工さんは皆やるだろうな。
    節約雑誌にコラムを載せている善財夏実の話も面白い。
    夏実のような人が近くにいたら、いろいろと知恵をお借りできるのになあと思う

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    2025年10月25日
  • 彼女の家計簿

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    お金の話かと思いきや三世代に渡った女性の人生の話だった。
    祖母は生まれた時代が違っていたら、いわゆるキャリアウーマンの人生だったんだろうな。そもそも◯◯ウーマンとか、◯◯女子とか、「女」を表す名詞の前に単語が入る風習がある時点で、今も差別が残っているといえるのかもしれない。

    最近では女性総理が誕生した。時代は確実に変わっていることを生きているだけで実感する。
    だけど社会で活躍したい女性にとって、今の時代は生きやすいといえるのかどうかはわからない。そのうち◯◯女子みたいな言葉を「女性だから」という境界線を引く用途で、自然と使わなくなる時代がきた時は、どんな社会になっているんだろう…といろいろ考

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    2025年10月24日
  • 東京ロンダリング

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    不動産の事故物件などに住む仕事をして生活する主人公。
    そんな仕事もあるんだなぁっと思いました。
    そんな物件に住みながら、町の人や大家さんとの関わりから、自分がどう生きていきたいか見つけていくのがいい感じでした。もどかしい部分もあるけど、読みすすめていくうちに主人公の気持ちも理解できちゃう感じですね。

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    2025年10月23日
  • その復讐、お預かりします

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    思っていた復讐の物語とは違う。
    何か推理やミステリー要素があるかと思うが、全くない。
    ただ、作品としての評価は良い。

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    2025年10月22日