原田ひ香のレビュー一覧

  • 三人屋

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    久しぶりに再読。反目していても、どこか通じ合う、こんなに心温まる本だったのかと再認識した。朝日がモーニングの内容を説明するシーンが好き。朝日のモーニングの常連になりたいな。

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    2025年11月16日
  • その復讐、お預かりします

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    スマートで容姿端麗だけど、一件すると
    軽薄で金の亡者然とした復讐専門探偵の成海。

    男性社員に騙させて退職を余儀なくされた
    秘書のめぐみは、憎い相手への復讐心を
    募らせてか成海事務所に無理矢理転がり込む。

    『復讐するは我にあり』

    一度は復讐を決めた人たちの心の変遷の物語。

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    2025年11月15日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    本来ならほのぼのする話なのかもしれないが、寄る辺ない高齢者の悲哀をひしひしと感じてあまり楽しく読めなかった。未婚で親兄弟もおらず、持ち家もなく、年金と最低賃金で一人暮らしをする高齢者がその仕事さえもなくなったらどれだけ不安なことか。刑務所は3食と寝る場所が確保されていて安全も保障され、具合が悪くなれば医者にも診てもらえる。本作でなくとも仕事のない前科者が再犯によって刑務所に戻りたがるという話もよく聞く。主人公が他人に迷惑をかけないために刑務所に入ろうと犯罪を検討する描写は微笑ましくもあるが、やはりその背景に思いが至ってしまうと笑えない。
    最後はハッピーエンドで終わり、それは主人公の人柄によって

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    2025年11月14日
  • 東京ロンダリング

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    ネタバレ

    いわゆる事故物件に住むことで、その部屋にまた人が住める状態にするという特殊な仕事をしている人のお話。そんな仕事をすることになった理由は思ったより自分のせいって感じだったけど、それよりも、自分のやりたいこと、生き方を改めて見つけていく姿が興味深かった。

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    2025年11月13日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    「三千円の使い方」が面白かったので読んでみた。
    前作の内容を忘れかけているけど、こちらはネガティブな要素を多く感じ、少し読んでいてつらかった。
    続きが気になるような書き方だったので最後まで読めたけど、「勉強になったなあ!」というようなポジティブな気持ちにはあまりならなかった。
    でも面白かった。

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    2025年11月08日
  • 三人屋

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    物語に出てくる食べ物が美味しそうだった。3人姉妹のそれぞれの性格の違いや関係が徐々に変化していくところには面白さを感じました。別のシリーズも気になります。

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    2025年11月08日
  • 三人屋

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    こんなお店があったらいいなと思うくらい食べ物の描写はワクワクした。
    さらっとは読めたけれど、三姉妹以外の登場人物の結末がどうなったのか気になってしまった。きっと幸せであると思いたい。

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    2025年11月08日
  • まずはこれ食べて

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    仕事に行き詰まったり迷ったり悲しんだりした時は、たいていご飯が助けてくれる。
    味覚も嗅覚も胃も掴まれたら幸福感に満ちてよしって立ち上がれるもんね。

    意外にもこの連作短編は少しミステリー寄りで食より人間関係の複雑さが突出していた気がする。

    人を支配してやろうという邪な心を持つ人は結果的に誰も寄り付かなくなるんだから、平和に生きていきたいね。

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    2025年11月07日
  • 定食屋「雑」

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    全人類があったらいいなと思っている、理想の定食屋を見事に具現化してくれていた。
    そこにいる店主、店員、常連客など、そこに集まる人たちにはそれぞれに様々な人生があって、そんな中で定食を食べてお酒を飲んでみんなで幸せになれることが尊いものだと、そう思えた良作でした。

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    2025年11月06日
  • 定食屋「雑」

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    きちんとした性格の沙也加はある日突然夫から離婚を切り出される。理由がわからない彼女はオットが頻繁に立ち寄るという家近くの定食屋「雑」に理由があるかと思いパートで働くことにする。
    そこで彼女が体験した事は。
    何事もきちんとした沙也加と、そんな彼女に窮屈さを感じる夫。そのすれ違いがなんとも痛々しい。
    「雑」で働き始めて沙也加も少しずつ変わっていくが夫の気持ちは変わらないまま。離婚は忌避できないのか。
    沙也加と「雑」の店主ぞうさんとのやりとりや店で出される料理が本当に雑な感じがして、でもそこがいい。

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    2025年11月05日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    お金の使い方、お金との向き合い方を考える。
    なかなか人のお金の苦労や悩みを細かにみることはできないから、面白かった。

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    2025年11月05日
  • 図書館のお夜食

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    ゆったりした空気なのに、たまに冷たいかぜが吹く、そんなお話。(個人的感想)
    シリーズ化して欲しいなぁ。
    登場人物たちがようやく動き出したところなんだもの。
    みんなの行く先を見たい。

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    2025年11月04日
  • 三千円の使いかた

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    女系家族三世代のおカネ事情と人生。
    丁寧に描かれているので嫌らしさとか下世話な感じにならないのがよい。

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    2025年11月04日
  • 月収

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    お金だけでないほっこりした幸せを感じられる一冊
    ただ、お金に対し少しシビアで現実的な話が多く
    生活が不安に感じてしまう一面もあるため、
    小説の中の話と割り切りは必要…

    原田さんの作品は全てが少しずつ繋がって出てくる人全てが温かいのが特徴です。
    世界は人の繋がりで回っていると感じられる本です。

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    2025年11月04日
  • その復讐、お預かりします

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    復讐屋とは言いながら、復讐するは我にあり、と神に任せて何もしない。でもちゃんと依頼人は納得していく。
    実は何もしてないようでしてるのかな?とか過去のことがもっと絡んでくるかな?とか思っていたけど、もう一つ展開があったら良かったなぁ

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    2025年11月03日
  • 老人ホテル

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    天使が成り上がっていく姿は見ていて面白かったのだがラストの展開はリアルを感じて少し儚かった。
    それほどまでに現代のリアルを伝えてくれた本だった。

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    2025年11月03日
  • 月収

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    ネタバレ

    3,000円の使い方が面白かった著者 原田ひ香さんの作品。
    月収4万円~300万円の女性の生活をリアルに描いていて面白い。欲しいもの、不要なもの、お金では買えないもの。。。

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    2025年11月03日
  • 三千円の使いかた

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    正直、最初は内容が「軽い、薄すぎる、これは女性誌の特集記事の文章か?」と思いましたがだんだんと深みが出て続きが気になってきました。
    若い方には特に刺さる内容の作品かもしれません。

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    2025年11月02日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    77歳の一人暮らし女性が主人公。タイトルから次々と犯罪を成功していく話かと想像していたが、全く異なる。
    一人になって、刑務所暮らしを夢見て、企図はするが、一件も成功しない。一件は未遂だが警察に事情を聞かれ、仕事を失う。しかし結果的には周りから助けられ、幸せに暮らしてえ行けそう、となる。結局真面目に働いて、なんとなく助けてくれる人に巡り会えればいいということだが、後者はそう簡単ではないのでは。
    原田ひ香の他の小説に比べて今一つ。

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    2025年11月01日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    一橋桐子は年金生活で一人暮らし。不動産会社の清掃部門に勤めている桐子とハワイの大学を辞めて帰国した榎本雪菜が「猿山団地」の住み込み管理人をする事になる。団地に住む人たち難しいこと。町内の件も現在社会問題になっている。その時発覚した他の理事長たちが損益費、修繕費、使い込んでいた難しいことが多いが、町内は進めて行なくてはならない。大変だけど、頑張って欲しい。

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    2025年11月01日