原田ひ香のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
孤独のグルメにおじさんドラマを足したような作品。
恵まれた環境で育ち、特に大きな挫折もなく生きてきた元サラリーマンが、早期退職後に喫茶店巡りをして過ごしていく物語。
家族との関係や老後の生きがいといったテーマが描かれてはいるものの、深く掘り下げられることもなく、“ふわふわたまごサンド”のように軽やかに流れていく。
すごいなと思ったのが、主人公の姿勢だ。周囲とのすれ違いに直面しても、深く悩み込むことはせず、美味しいコーヒーを飲みに行くというシンプルな行動をとって心落ち着かせる。その鈍感さが、ある種の強さに思える。
将来への不安や他人との比較に縛られがちな現代において、こうした力を抜いた生 -
Posted by ブクログ
原田ひ香さんの小説が好きなので読んでみました。男性が主人公って珍しいような?
ちょっと、思ってたんと違う…というのが最初の感想。
無意識のうちに妻や娘の目線で読んでおり、主人公の、のほほんとしたところにイライラしてしまいました。
しかし、見方を変えてみると、私も年齢、性別こそ違えど、サラリーマンとして日々を過ごし、段々と子どもとの距離ができてきて一抹の寂しさを覚えてきたところで「あれ?わたし、むしろ妻や子供より純一郎と重なるところがあるかも?」と。
そういう目線で見てみると、「ま、いっか」で物事を済ませられることに羨ましさすら感じたり。結末はなんだか肩の力が抜けて、こういうのもありなのか -
Posted by ブクログ
この本を見たとき「三千円って何代?」「それに使い方ってなんだ?」
一応読んでみよう。
というので買ってきた。何時もの好奇心+知りたがり。
読みやすいのですぐ終わったが、三千円のおこづかいの使い方ではなくて、家庭の財政管理の仕方が主で、長いような短い人生いくら必要か。学費から始まって結婚、育児、老後に必要になるだろう特に介護の費用。
これからは老後の備えかな。今は健康第一。老化は日々忍び寄っている。
そのためにはきちんと計画して貯蓄をし、節約してお金をため、将来に備える有効な方法も書いてあった。なるほどそうすればこれからの人生憂い少なく進んでいくのだ、確かに。