原田ひ香のレビュー一覧

  • その復讐、お預かりします

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    復讐の果てに見つけた、自分を取り戻すための処方箋


    「裏切られた」という消えない傷を抱えたとき、人はどう生きるべきか。本作は、自分を裏切った者への復讐を誓い、あえて「復讐屋」の門を叩いた主人公の心の軌跡を描いた物語です。

    復讐という鏡に映る「自分の人生」
    物語の軸となるのは、復讐屋として淡々と依頼をこなしていく主人公の姿です。皮肉なことに、他人の恨みを晴らす「仕事」を重ねるうちに、主人公は置き去りにしていた自分自身の人生と向き合い始めます。
    また、復讐屋事務所の所長・成海というキャラクターが、物語に絶妙な奥行きを与えています。初めは掴みどころのない、どこか冷淡な印象を与える彼ですが、物語が

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    2026年03月11日
  • 喫茶おじさん

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    「人生の時間を潰す、というのも喫茶店の大切な役割だ」という言葉が印象に残った。喫茶店巡りをしたくなった。

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    2026年03月09日
  • 三千円の使いかた

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    読んでいくうちに、自分事として考えた作品です。『自分』は『自分』なのだけれど、自分を支えてくれる人の大切さを感じました。

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    2026年03月08日
  • 東京ロンダリング

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    ロンダリングとは洗濯、洗浄という意味がある。

    主人公のりさ子は、事故物件に少しの間住み
    そしてまた別の事故物件に移り住んで
    物件の「ロンダリング」をする仕事をしている。

    持ち物は最低限で娯楽はミステリー本を
    古本屋で買って、読み終わっては売りと
    最初のりさ子の印象は
    あまり本人の感情や心が読めないキャラクター。

    ですが、とある物件の大家や定食屋の息子の
    亮との関わりを通して
    少しずつりさ子の心情が変化していくシーンが
    印象的です。

    定食屋「富士屋」の飾らない食事シーンも
    よかったです。こしょう焼き食べてみたいな。 

    読み進めると夢中に読めました。
    終わりまで読んでもう少しの物足りなさ

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    2026年03月07日
  • 三人屋

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    ネタバレ

    朝のトーストも昼のうどんも夜のスナックも
    全ての時間帯に行ってみたいル・ジュール
    食べ物の描写が全て美味しそう
    三姉妹で親が残してくれた元喫茶店のお店を経営しつつも、仲良し姉妹なわけではないのがトーストとうどんとご飯という全く異なる食べ物で伝わってくる
    親が残したル・ジュールのおかげで繋がっている姉妹の形もいいなと思った

    読んでいて勉がとにかく無理すぎて、まひるを応援したくなった
    まひると子供たちの未来が明るくあってほしい

    多くを語らない夜月がかっこいい
    周りは振り回されて大変だろうけど、それだけ存在が大きいんだろうな

    末っ子の朝日がいることで長女と次女の関係が悪くなりすぎていないのもあ

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    2026年03月06日
  • 喫茶おじさん

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    食べ物の描写が丁寧でナポリタンは真似して作った

    生きてりゃ色々あるよな
    まだ遠いものだと感じている老後、
    本当にやりたいこと、

    それが見つかった純一郎は幸せで
    やっぱり何もわかってない

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    2026年03月05日
  • 三千円の使いかた

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    お金の価値って人それぞれあるものの...
    この本を読んで改めてお金というものを考え直す機会になったかも!

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    2026年03月04日
  • 三千円の使いかた

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    *********************************************
    三世代の女性たちの価値観と人生が描かれる物語。
    貯金、節約、自己投資、借金、浮かび上がる不安。
    それぞれの選択が未来を少しずつ変えていく。
    お金を通して本当に大切な価値を見出していく物語。
    *********************************************
    お金がテーマな割には軽くて読みやすかったけど、
    生活術としても小説としても、まあまあな印象。
    節約は幸せになる為の手段であって目的ではない。
    それぞれの人生に適した使い方使い道があるよね。

    個人的には安生の章と最終章には少し

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    2026年03月04日
  • 人生オークション

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    『人生オークション』と『あめよび』からなる中編小説です。

    人生オークションは、りり子さんが人生のどん底から、断捨離をきっかけに再スタートをきります。断捨離はただ過去を捨て去るのではなく、過去を思い出しつつも今の自分を考えるきっかけを与えてくれるのかもしれませんね。

    あめよびは、正直、30歳前後でよく起こるドロドロの恋愛模様だなと胸焼けする思いで読み終わりました。ただ、解説で見え方が変わりました。全然わかっていなかったです。解説も必読です。

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    2026年03月03日
  • 喫茶おじさん

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    プロットは氏の著作である「ランチ酒」シリーズと同じ。
    ただドラマに酒や居酒屋が絡むとほろ苦い少し影のある大人の物語になるが、コーヒーやレモンスカッシュ、クリームソーダ、スイーツなど喫茶店が舞台になると、同じようなドラマでも少し軽やかな爽やかな物語になるのは何故だろう?

    自分も同じような年代。老後を真剣に考えるようになってきた。主人公に共感できるところが多い。おじさんの自分探しの物語。

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    2026年03月02日
  • 喫茶おじさん

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    原田ひ香にしてはそれほど面白くはなかった(もちろん普通には面白い)
    主人公の妻がテーブルにバックを置く癖があるとの記述があり、とても面白い描写だなと思っていたけど特にこのフラグが回収されることなる終わったのがなぜか気になった。
    なお、帯とか解説とかのセンスが喫茶おじさんだなあと思った。原宿あたりのことを「神宮前」という人って、喫茶おじさんだよなあと

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    2026年03月02日
  • 定食屋「雑」

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    表紙に惹かれて、読みました。
    どれも美味しそう。内容も、読みやすくてよかったです。離婚の話は、こういう夫婦はたくさんいそうだなと思った。

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    2026年03月02日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    やっぱりあれですな
    新潮文庫の100冊も今年の最後の一冊となりますと、なんだか一抹の寂しさを覚えますな
    タイトルから想像されるように、お金の話ですな
    金チャックと豆の木(いらないやつ)

    中盤あたりまでは、財布をめぐる逆わらしべ長者的ストーリーやな
    イソップの金の卵を産むガチョウなんて話も思い出すな(さすが、わい)

    第一話で、ハワイで手に入れたブランド財布を夫の借金のため新品のまま手放すことになったみずほと、その財布を中心とした6話の連作短編集や

    それでも、そのままじゃ終わらんのが原田さんや。
    「金は天下の回りもの」という楽観でもなければ、
    「濡れ手で粟」の一発逆転でもないんだよこれが

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    2026年03月01日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    原田ひ香さんってお金の話をリアルに書くのが得意なのかなーとおもった。最初の設定を見てわたしだったら誰に復讐するかなーとおもったとき、嫌いな人とか嫌な気持ちになったことはたくさんあるけれども大金を払って復讐したい人はいないことに気付いて、わたしの人生悪くなかったのかもとおもえた。あと「復讐は我にあり」はなるほどなとおもった、人への復讐じゃなくて自分がどう変わるかが大切なのかな。
    本自体はおもしろくはあったけど誰かに勧めたいかと聞かれたらそうでもないかもなー

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    2026年02月28日
  • 月収

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    月収の違う6人の女性たち。
    月収が4万円、8万円、10万円、100万円、300万円
    ピンとキリだ。平均値がない。私はいくらあればいいのだろう。どの人が理想なのだろう。
    年金のため生活を切り詰める。不動産投資、新NISA、と投資の情報ももらえる。1億円稼ぎたい、働かなくても暮らしていけるなんて野望を抱かせる人も現れる。
    お金の話、以前の3千円の使いかたのような内容だった。

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    2026年02月28日
  • 喫茶おじさん

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    ネタバレ

    同じ年齢だけに身に沁みる。

    自分は主人公の松尾より恵まれている。
    バツイチにもなっていないし、退職金を溶かしたりもしていない。
    しかし、退職金が出ない零細企業に勤めているし、貯金もない。
    経済環境は松尾と同じか。

    ラスト、松尾は二度目の離婚も決まり、家を処分し、小さなカフェを始める。

    これでいいのだ。
    と、思えるかどうか。
    世の中、比較に溢れている。
    成功と失敗、
    羨むような人生と、ああはなりたくない人生、
    頭の良い、悪い ——。

    人と比較せず、承認欲求をどう減らしていくか。
    やっぱり隣の芝生は青く見える。

    このままでいいのか、心配になる。
    自分の人生これでよいのか。
    このまま終わる

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    2026年02月28日
  • あさ酒

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    ランチ酒もとい、原田ひ香さんの作品が毒っけがなくてスラスラ読めるので好きであり、その続編ということで手に取った作品。
    自分はお酒を飲まないのだが、仕事終わりの、そして朝に飲むのっていいなぁと羨ましくなった。ストーリーはそんなに深くない。だけどそれが気楽で、そして食べ物や朝独特の店の描写が好き。

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    2026年02月27日
  • その復讐、お預かりします

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    20代の女性が読みそうな雰囲気。

    全体的にふんわりしたお話。
    復讐と謳ってはいるが、血なまぐささ皆無。
    そして「やりかえしたった」的なカタルシスも皆無。
    わりとモヤモヤ。「ホントにそれでいいの?」と。
    主人公の自身の復讐もまた然り。

    実写化されるならかもしれないけど、どうだろう。
    最近こんなのばっか。

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    2026年03月01日
  • 老人ホテル

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    最初のうち読みにくかったが(少し暗いからかな)、主人公の意識が変わると共に、読みにくさもなくなっていった。主人公の幸せを祈るばかり…

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    2026年02月26日
  • 古本食堂

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    珊瑚と美希喜の二人の主人公がそれぞれ一人称で語るスタイルにやや読みにくさを感じたが、ストーリーが進むに連れて没入出来るようになった。
    この作者さん、こういう作風の作品は初めてで、北村薫さんのような…と感じた。本への愛情が伝わる。続編も読んでみたい。

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    2026年02月26日