原田ひ香のレビュー一覧

  • 母親ウエスタン

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    どういう風に転がるか分からないスタートで、だんだん薄皮がめくれるように色々な事が明らかになっていき、柔らかな着地点に到達する、まさにエンタメ小説のお手本のような一冊。

    個人的にはNHKでやっていたECDのドキュメントと被る部分も有ったり。
    血の繋がりが有る一般的な家族であれ、そうではない家族であれ、最終的にはやはり皆1人1人の個人。だからこそ愛しいし、憎たらしい。
    母親がいないという共通点はあるものの、住む場所も生活のレベルも違う、登場人物達の様々な家族像を作者は見事に描き出しています。
    ドライとウェットが入り混じった家族という関係性の特別さにあらためて感じ入りました。

    主人公の広美は果た

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    2019年08月16日
  • 彼女たちが眠る家

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    様々な理由から過去を消したい、逃げたいと思っている女性たちが暮らす「虫の家」というグループホーム。本名や過去は明かさず昆虫の名前で呼びあう。似たような傷を持ち、ひっそりと暮らしたいとだけ願っている。心の救いとは何か。過去から一歩を踏み出すことができるのか。辛かったことが消えることはないのかもわからないし、この先も楽ではないのかもわからないけれどそれでも生きていくしかないという現実に押しつぶされそうになりながらも必死に立とうとする姿がいい。

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    2019年05月15日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    失踪という自分からは思いもつかない世界と事故物件という世界を少し垣間見える作品でした。
    人が何かを決める時には、人と人とのつながりや温かさがあるのだと感じることができる話たちです。
    怒っている事件は普段とは違うのだけれど、それを取り囲む人たちは自分たちと同じ人間なのだと気がつかせてもらえました。

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    2019年03月10日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    東京ロンダリングの続編

    最初は前回の話が続きで読めると思い読んでいたが、少しズレる感じで、短編となっていた。
    ちょこちょこ前回の人が出てくるが、違うものなのかと思い、読み進めた。



    しかしだ!
    終わりが凄かった。

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    2017年11月09日
  • はじまらないティータイム

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    途中でやめられず一気に読んでしまった。他人の家にこっそり入ることが楽しみなんて衝撃。すごく面白かったのに、えっ!?ここで終わりなの!?とちょっとモヤモヤが残る。どんな酷い手段を使っても子供を産む者が勝者って・・・そうなのかも。

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    2017年04月07日
  • 虫たちの家

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    傷ついて、さらされて、私は名もなき虫となる。ここに生きる覚悟で・・・ってなんのこっちゃ?と思ったら、リベンジポルノの被害者が島で身を寄せ合って共同生活ってか。
    いつも目の付け所がいい作家さんだこと!w
    それでお互いのことも詮索せずに生きられるよう虫の名で呼び合ってるのね。なかなか好みの設定だわ♪

    しっかし、ミツバチとアゲハの親子、コワ~!!
    でも、いるんだろうな~、こういう親子って・・・この人たちは常軌を逸しちゃってるけど。

    テントウムシが穏やかな余生を送れるといいな。

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    2016年10月01日
  • 虫たちの家

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    ネタバレ

     この本は新聞の紹介欄で知りました。
     九州から船で20分の小さな孤島に「虫たちの家」と名付けられたシェルターはあり、そこでは、テントウムシやオオムラサキ、ミミズと名付けられた女性たちが過去を一切明かさずに暮らしている。
     その女性たちはリベンジポルノ等と言われるネットに流された写真で普通の生活が営めなくなり、逃げ場を求めてやってきた人ばかり。
     そんな中に「アゲハ」という高校生くらいのとっても綺麗な娘とその母親「ミツバチ」がやってきて、それまでひっそりと営まれてきた「虫たちの家」の生活が脅かされそうになる。
     「虫たちの家」に終の棲家を求めるテントウムシは危機感を覚えて、「アゲハ」の過去を探

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    2016年08月13日
  • 虫たちの家

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    一気に読んだが、こんな結末にする必要があったんだろうか?
    なんか、解釈間違ってるかも知れない・・・

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    2016年07月30日
  • はじまらないティータイム

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    原田ひ香さん、「三人屋」「アイビー・ハウス」に続く3冊目「はじまらないティータイム」を読みました。2008.1発行。結論は、とても面白かったです。147ページの作品です。最初から82ページぐらいまでは、物語の背景の説明が続き、タイトルの意味もわからない状態でしたが、82ページからどんどんひきこまれ、もう夢中になりました(笑)そして、144ページになって、「タイトル」、了解しました!(笑)

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    2015年12月18日
  • アイビー・ハウス

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     いつもこの作家さんの本を読み始める時に、はらはらする。あらすじを見ても、自分の好みではない題材を取り扱っているように見えるから。
     アイビーハウスと呼ばれる家で暮らす2組の夫婦の物語と言うと簡単なのだけれども、4人のパワーバランスと言うか、絶妙なかみ合わなさはそれだけで面白い。
     1場で出来る舞台になりそう。それはソレで見てみたい。

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    2015年09月03日
  • はじまらないティータイム

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    夫を略奪された佐智子、その夫博昭のいとこ奈都子、奈都子の母ミツコ、博昭の新しい妻里美、この4人の物語。

    微妙な関係性の4人が、じわじわと近づいていく。
    それぞれ、なんだか曲者で、でも、それぞれに思うところがあって、う~ん、女だなと言う感じ。

    ついに4人が相まみえて、さらに、一番問題の二人佐智子と里美を残して、話が終わってしまうなんて、うーっとなります。

    初読みの作家さん。
    読みやすく、女性心理をうまく描いているなと、興味を持ちました。
    誰に共感するか?が問われているようですが、どうにも、誰にも共感はできませんでした。

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    2015年08月21日
  • はじまらないティータイム

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    ネタバレ

    大手保険会社の元重役の夫の妻であるミツエ
    娘である奈都子は結婚6年目だが、子供には恵まれない

    他人の家に入る性癖を持つ佐智子は
    里美に夫であり奈都子のいとこである博昭を寝取られ、
    一方的に離婚を言い渡される。

    離婚を助長したことに佐智子に申し訳ないと責任を感じたミツエ
    結婚式に出席してくれないことを奈都子に説得する里美

    午後にお茶を飲みながらまったりと読むことができそうな
    ほんわりした本

    努力の意味を間違えると怖い)^o^(

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    2012年08月19日
  • はじまらないティータイム

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    世間一般に正しくないと思われる行為をしてしまった親戚への対応をめぐり、家族自体の関係が改善する話。欧米の影響を良くも悪くも受けている日本が、なんでもありになってきているという現状をよくあらわしていると思う。その中で、古き良き道徳なんかを大切にする日本人は、世間知らずで評判な神田うのなどが子供を産んだりすると、急に大人扱いされたりすることにとまどいを感じることなんかがある。そのなんで?という理解できない心情をよくあらわした作品。

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    2012年06月05日
  • はじまらないティータイム

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    キャラの立った女4人の四者四様がそれぞれの角度から描かれていて面白い。作り込みが完璧とは言わないが、それぞれの人物がよく練られていて、4人とも独特の魅力がある。中でも、一番凡庸っぽかったミツエの変化、変身ぶりには驚かされる。人間いくつになっても、変わったり成長したりできるんじゃないかと思えてきて、元気が出た。

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    2012年01月18日
  • #台所のあるところ

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    まったくあらすじを知らずに読んだ。

    「台所のあるところ」というドラマを一つの軸に、その視聴者たちの短編が描かれていく。最後にはそれぞれの登場人物たちのその後も描かれていた。

    もやっとするような短編もあったが、みんなそれぞれ台所こそ自分らしくいることを思い出せる場所なんだろうなと思えた。

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    2026年06月14日
  • #台所のあるところ

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    深夜ドラマ「台所のあるところ」を観ている女性たちの短編集。
    台所って、それぞれの家庭の特徴が出る場所だと思う。実家の台所なんて、テーブルの上にお醤油やふりかけが置きっぱなしになっているような、昭和感満載の場所。もうちょっとすっきりさせればいいのに…とも思うけど、住んでいる人がOKならそれでいいし、それに懐かしさを感じる自分もいる。
    ドラマに登場している台所も、おそらく懐かしめのものなので、そんな関係ないことを思い出しながら読んだ。
    それぞれの短編はどれもちょっとモヤっとするものが多かったけど、日常ってそういうものかもしれない。そして、台所は家族の揉め事の舞台になりがちなのかも。

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    2026年06月13日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    トイレに行っている間に財布を盗られるかもしれないから、誰と会う時でも、鞄は持って席を離れようと思った。 結婚する前に、貯金がいくらあるとか、お金の事は話しづらいけど、勇気持って話しておこうと思った。

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    2026年06月13日
  • #台所のあるところ

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    台所の記憶が本来の自分を思い出させてくれる話もあれば、閉鎖的な風習に翻弄される人々を描いた不穏な話もあり、一冊の中にさまざまな人生が詰まった短編集だった。

    温かな話もあれば、読後に毒のようなものが残る話もある。
    その中でも、閉鎖的な風習が残る島を舞台にした一編はかなり異色で、風習そのものの異様さよりも、その環境の中で歪んでしまった人間の姿にぞくりとさせられた。

    一方で、恋人の押し付ける「正しさ」から自分を解放したり、都会の価値観に縛られず自分の望む暮らしを選び取ったりする話には、視野が狭くなりがちなときに別の選択肢があることを示してくれるような救いも感じた。

    子どもとの関係に悩むシングル

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    2026年06月13日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    私は昭和生まれだけど、バブル期は知らない世代なので今回の話ははじめ共感しづらかった。
    でも本は読みやすくて、前半こそスローペースだったけどお年寄りを助ける辺りから人柄が好きになり、そこからは一気に読んでしまった。

    途中途中に出てくる元彼たちの気持ちが結局わからなくてイマイチ物語に入り込めなかったけど、チヤホヤされてたバブル時代をホントの意味で卒業出来たのには成長を感じた。
    昔お世話になった上司の飯塚さん?とのやり取りがすごく好きで、解説にも書いてあったけど人生は短いのではなく長いのだから楽しんだもん勝ちという言葉はグッときた。
    今この瞬間は二度と帰ってこないけど、私もアラフォー。これからの楽

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    2026年06月12日
  • 喫茶おじさん

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    初原田殿
    テンポよく進みました
    まさかの同い年 飲食店の端くれ あるある多数で
    これまた悲劇と言うか喜劇と言うか
    自分もこう思われてたりするんやろか 
    何もわかってないんですね はいそうですと
    開き直れる方たが 
    プロレスできないんですね こう言われたら凹むなあー 喫茶巡るかも

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    2026年06月12日