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-昆虫マニアの仏文学者が綴る辛口博物学随想 大空のアホウドリを見てボードレールを口ずさみ、鼈甲の笄に熱帯の海の夕焼けを思う。フランス文学者であり、ファーブル昆虫記の翻訳家として名高い、奥本大三郎氏が自然界の神秘的な色や形を綴った随想集である。深い生物への造詣と冴えたエスプリで人と自然を語る、異色の博物誌。サライ連載の『天然色見本』とガリバー連載の『旅の博物学』に加筆してまとめた47編を収録。 目次 天然見本色見本 嫌がらせの色 危険印のユニフォーム ピカ・ピカ/カツオの皮 黄金の人(オーレリアン) 透明も色のうち ほか 旅の博物学 ゴライアスの涙 大空の美しきもの 青春の蘇跌 海の向こうのカワカマス 砂漠からの大旅行団 ほか
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3.6過激派元昆虫少年3人の、井戸端子育て論議 解剖学者として、広い見識を持つ知識人として『バカの壁』をはじめとする数々のベストセラーを送り出している養老孟司。生物学者として、構造主義生物学論にとどまらない環境問題や人間の生き方についての著作でも知られる池田清彦。フランス文学者として、ヨーロッパや日本の文化、そして都市環境への高い関心を持ち、『ファーブル昆虫記』の翻訳も手がけた奥本大三郎。その3人が「虫好き」というたったひとつの共通項をもとに、子どもたちの正しい育て方と、人として生きるべき方向について語り合った。
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4.0
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-海軍軍縮条約をかいくぐり数的劣勢を覆そうと考えだされた、特殊潜航艇母艦を兼ねた水上機母艦興津と音羽の活躍を描く! 昭和16年12月8日、真珠湾とミッドウェイ同時奇襲攻撃敢行!! 甲標的と航空機を駆使し米軍を翻弄する――!!
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4.0ケイトの探偵事務所に、ある日怪しげな男がやって来た。失踪した妻を探してほしいと言う。破格のギャラに、ケイトは言われるまま名門厩舎を潜入捜査することに。疑わしいのは主人のアレックス・ケラーマンだ。彼自身の妻も以前に不審死を遂げている。ケイトは彼をひと目見た瞬間、その威圧的な瞳に息を呑んだ。しかしすぐ我に返り、自分を戒めた。いくらあの眼差しがセクシーだからって、惹かれては駄目。もしかしたら彼はふたりの女性を殺したかもしれないのに!
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-私はまだ彼を愛してる!婚約者と出席したパーティーで、ヘレンは昔の恋人ジョーと再会し、激しく動揺した。彼とは大学時代、ともに学び、語らい、そして愛しあった。なのにヘレンがその美貌でミス・シドニーに選ばれたことが原因で、破局を迎えたのだ。今、ヘレンのかたわらには婚約者が、そしてジョーの隣にも女性がいる。もう取り返しはつかないわ。そう自分に言い聞かせながらも、ひとたびジョーに触れられると、ヘレンは体が熱く燃え上がるのを抑えられなかった…。
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4.0【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】8年前、18歳の誕生日にペトラはケインと出会った。当時ケインは、20代の若さで金融界に名を馳せるやり手の投資家。才能と自信溢れるケインに、ペトラはたちまち恋をした。そして10歳の年齢差にもかかわらずふたりは想いを寄せあうようになる。が、そんなふたりの淡い恋を、ぺトラの育ての親である伯父夫婦が利用しようとしていた! 彼らはケインを罠にかけて金銭をひきだそうとしたのだ! そのせいでペトラは、ケインにおそるべき残酷な仕打ちを受けることになり…。
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-16歳の誕生日、アシュリーは兄妹同然に育ったジェイクに想いを伝える決心をした。幼い頃から憧れ続けた8歳年上の彼。今日までずっと、ジェイクの1番近くにはいつも私がいた。大丈夫、きっと彼も同じ気持ちよ。だがジェイクは少女の突然のキスに動揺し、激しく彼女を詰ってしまう。あの失恋から9年、深夜の電話でアシュリーは彼から思わぬ依頼を受けた。私の心を踏みにじっておきながら、こんな時だけ助けを求めてくるなんて…。だが結局は彼の求めに応じてしまい…!?
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2.0ママが若い男と駆け落ちですって!?レイチェルは信じられない気持ちでカリブ海の小島を訪れた。島の大半を有しホテルや農園の経営者でもあるマシュー・ブロディ――まさかママの恋人がこんなにセクシーで逞しい男性だっただなんて…。偽名を使い彼との接触を果たしたレイチェルだが、マシューに触れられるたび胸の奥が疼く自分に気づかされる。彼の甘い誘いに流されてしまいたい…。ついにレイチェルは、母親の恋人と知りながら、マシューに身も心も捧げてしまい…!?
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4.3【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】今日はなんてツイてないの…。グレースは泥だらけの服を見下ろしため息をついた。出会い頭に車に泥水をはねかけられ、持っていた箱を落としてぺしゃんこにしてしまった。中身は高級ランジェリー――。ボスから頼まれた恋人へのプレゼントだ。私の給料では弁償なんて絶対ムリ! その時、車のドアが開きなかから神々しいほど美しい紳士が現れた。「代金は支払うから心配ない」グレースは男性を見るなり声を失った。マキシム・ロストフ! どうしてボスの仇敵がここに!?
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3.7ターシャは婚約者にふられた。やさしい父に慰めてもらおうと居間に駆け込むと、そこにいたのは意地悪な従兄のチャス。彼に破談のことを話せば、さらに傷つくのは明白だった。この堕天使の唇からこぼれるのは、嘲笑と皮肉だけなのだから。しかしターシャは観念して、目前の式を取りやめる面倒を嘆いた。するとチャスは、温かい笑みで花婿の代役を申し出る。やさしいキスに流され、ターシャは彼と結ばれることを望み、真相がわからないまま秘密の関係が始まった!!
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-帰宅して居間のドアを開けた瞬間、エリーは凍りついた。ブレット! いつ戻ってきたの?ブレットは、エリーの亡き恋人の親友だ。十一年前に恋人トムを事故で失ったとき、エリーは度重なる試練に追いつめられ、途方に暮れていた。そんなエリーに手を差し伸べてくれたのがブレットだった。“僕の家を提供し、経済的支援をしよう”信じ難い提案だったが、エリーは受け入れるしかなかった。そして今、医者としての長期出張を終えブレットは帰ってきた。またしても信じられないような提案をたずさえて……。
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3.3サラは意地の悪いいとこの罠にはまり、彼女と自分のフィアンセが抱き合う姿を目撃してしまう。ショックで茫然自失のまま部屋を飛びだしたサラは、気づくと会社にむかっていた。本当に最悪の気分だわ……。同僚のデスクで見つけたブランデーを一杯あおったサラは、出張中のはずのボス、アレックスが突然現れたので驚いた。サラは普段、プレイボーイの彼の尻ぬぐいばかりさせられている。たまには私がボスを困らせたってかまわないはずよ。サラはアレックスに全てをぶちまけると、大胆にも胸に飛び込んだ。
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-受話器から冷たく傲慢そうな夫の声が聞こえてきたとたん、キャサリンは後悔した。なぜ電話してしまったのかしら?夫のビートと別居して3年になるが、2人のあいだに、いまだ愛憎の炎が熱く燃えさかっている事実に彼女は愕然とした。富と容貌に恵まれたビートの周囲には常に女性の影がつきまとい、キャサリンはさんざん苦しめられた。でも、彼は息子の父親だ。息子のことで相談できるのはビートしかいないのだ。結局2人の話し合いは決裂し、キャサリンは失望するが、翌朝、彼女の家の前に興奮冷めやらぬ様子のビートが現れて……。
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2.3カレッジは唯一の肉親である祖母の手術費を捻出するため、職を求めて、大富豪ギデオンの屋敷を訪れた。面接の際、彼の男性的魅力に圧倒されたカレッジは、一方で奇妙な既視感にとらわれ、かすかな不安を覚えた。幸い職を得て順調にスタートしたかに見えた彼女の新生活は、ある出来事を境に激変する。カレッジは突然思い出したのだ──雇い主が“初恋の人”だということを。たぶん、ギデオンは私のことなんて忘れているわよね?
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-結婚適齢期をとうに過ぎて23歳になったラヴェンダーは、いつか幸せな結婚をすることを夢見ていた。理想の夫に思い描くのは、バーナバス・ハモンド。優美な顔立ちに気品あふれる物腰の彼はあまりにすてきで、ラヴェンダーはときおり挨拶をするものの、親しくなれずにいる。そんなある日、森を歩いていた彼女は聞き慣れない音を耳にした。息をひそめて近づくと、バーナバスが友人と剣の試合をしている。表情は真剣そのもので、体はしなやかでたくましい。その姿に見とれ、ラヴェンダーが誤って音をたてたとき、バーナバスにのぞき見していたところを見とがめられ……。■ドラマティックで華麗な物語で人気のニコラ・コーニックの作品をお届けします。ヒロインは『運命の遺言状』でヒーローをつとめたルイス・ブラバントの妹、ラヴェンダーです。
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-96年にフライフィッシングの入門書を上梓したのがきっかけとなり、以後フライフィッシング関係の取材、撮影、記事、著作を行うようになった著者によるフライフィッシング賛歌。フライフィッシング創世記の話、ビギナーだった頃の話、想い出の川などなど、過ぎてきた釣りの日々と自分の人生を気ままに振り返る。
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4.0大学教授で超霊媒者の妻に20年以上常駐する自然霊「十三丸(とみまる)」。著者と妻ユウコの不思議な結婚生活。「ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。でも、たった1つ違っていたのは、奥様は超霊媒者だったのです」。霊界の住人「十三丸」との日々の対話と問答を全面公開!
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2.5今日はアンバーの結婚式。イギリス田園地方の教会で、厳かに式は進んでいた。美しい花嫁アンバーの夫となるのは、伯爵家の御曹子。申し分のない家柄だ。が、アンバーが誓いを立てようとしたその時、静寂は力強い男性の声によって破られた。「この結婚に異議を申し立てる!」振り向いたアンバーの目に映ったのは、忘れもしない黒髪のイタリア人グイード。1年前、彼女がラスベガスで恋に落ちて結婚した「夫」だった。今さら何を…あの結婚は本物じゃなかったくせに!
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3.8両親亡きあと、必死で妹を育ててきたペイジ。社長秘書を務める彼女は、やさしいボスに密かな恋心を抱いていた。同行した出張先のロシアで、ボスの厚意から連れてきた妹がいなくなってしまう。夜の街をひとり探し回るペイジは、酔った男たちに追われ、謎の青年に間一髪助けられた。「恋人のふりをして追い払え」その助言に導かれて重ねた唇は、強い男に守られ支配される悦びをペイジに与える。けれど妖艶な男の正体を知って、彼に惹かれる心は背徳の欲望にひき裂かれた!
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2.7大富豪の隠し子として育ったカイラは、ある日父からラスベガスのホテルを譲られる。だがホテルはアンドレという男に買収されようとしていた。その件についてカリブの小島で直談判することになるが、ところがカイラとアンドレは出会ったとたん、互いにビジネスを忘れて情熱の一夜を過ごしてしまう。その結果、子を宿したカイラがアンドレに連絡をとると、彼は予告もなしにやって来て言い放った。カイラに近づいたのは、彼女の一族への復讐のためだったと。
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1.5もう頼れるのは彼しかいない――ガブリエラは覚悟を決めた。病気の父の代理でまかされていた会社が資金難に陥り、苦境に立たされた彼女は、かつての使用人の息子ヴィンを訪ねた。彼に対して、愚かにもワガママに振る舞った少女の頃の思い出が、ガブリエラの頭をかすめる。彼は今や大成功を収めた実業家となっていた。助けを求めるガブリエラに、「結婚が取引きの条件だ」と彼は冷酷に言い放った!彼はまだ私を憎んでいるんだわ。この結婚は復讐なのね…!
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4.0ビアンカの恋人チェーザレは、男らしく情熱的でハンサムな大富豪。多くの女性が夢みる理想の男だ。そしてもてる男はいつだって不実、女は飽きるまでのちょっとしたお楽しみの対象でしかない。決して深入りしてはいけない男だ。ビアンカの母はそんな男――ビアンカの父親に捨てられ、破滅の道をたどってしまった。なのにビアンカは、絶望的なまでにそんなチェーザレを愛してしまった。今日こそ別れを告げなくては。私たちは終わったわ、と。
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4.0雑誌記者イザベルは、高名な作家アニータからインタヴュアーに指名されブラジルを訪れる。アニータに彼女の娘婿として紹介された男性をひと目見て凍りついた。3年前にロンドンで出会い、情熱的な一夜を過ごしたあと、突然姿を消したアレジャンドロ。彼からの連絡を待ち続けていたのに他の女性と結婚していたなんて!見れば彼の顔には醜い傷跡が刻まれていた。動揺するイザベル。この再会は偶然ではない。彼の目的に思い至ったとき、イザベルは恐怖におののいた!
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3.0兄の戴冠式に出席するためクセイ王国に向かう途中、タヒールは墜落事故に遭った。怪我を負った彼を救ったのは、砂漠に住む美しいアナリーサ。タヒールは記憶を失っていたが、アナリーサの看護で体は回復していった。孤絶した砂漠で過ごすうち、お互いに惹かれあい、タヒールとアナリーサは体を重ねる。その翌朝、突然タヒールが侮蔑に満ちた言葉を投げつけ、冷酷に彼女を突き放したのだ。あんなにやさしかった彼が、いったいなぜ!?私の体だけが目当てだったの!?
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4.5世界一のプロ・ゲーマーに学ぶ勝負哲学! ゲームファンから「神」と崇められ、「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されている伝説のゲーマー・梅原大吾が、初めて熱い想いを語る。 「小学生からゲームが好きだった僕は、勉強も部活もしてこなかった。だからこそ、ゲームを通して自分を成長させるのだ」との強い意志のもと、17歳で強豪を破って世界大会優勝。その後、一度ゲームを辞めた時の挫折感、そして復活、再び世界一になり、プロ契約、ギネス認定に至るまでのウメハラの全貌がここに明かされる。 ウメハラは「たかがゲーム」という世間の冷たい視線に耐え、「どうすれば自分を向上させることができるのか」を常に考え抜いてきた。「楽な勝ち方ばかりしていてはやがて勝てなくなる」「変化なくして成長なし」「最もライバルが多いゲームをあえて選ぶ」など、彼がこれまで実践してきた、勝ち続けるための勝負哲学は、ゲームの世界のみならず、いまの社会を強く生き抜くための指針でもある。ウメハラ渾身の作である本書は、ゲームの攻略本ではなく、人生の攻略本である。
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3.5日本国債暴落説のウソを正す! 日本政府の債務残高は1000兆円に迫り、GDPの2倍もある。やがて日本国債は暴落し、日本の財政は破綻するという説が国民に不安を与えている。しかし、これには大きな誤解や嘘が含まれている。政府や財務省は1000兆円という借金の額のみ強調するが、日本政府の資産は650兆円もあり、諸外国より図抜けて大きい。しかも、そのうち約400兆円は現金化しやすい金融資産だ。 また、国債の保険ともいえる金融商品であるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の保証料も、イタリアはもちろん、ユーロ圏を牽引するフランスと比べても日本は安く、これは日本国債に対する世界の金融市場の評価がフランスより高いということだ。 このような事実を無視して日本の財政破綻を唱える政府・財務省や、その影響を受けている学者の発言には、世論を増税容認に導く意図があるとしか思えない。その先にあるのは省益や天下り先の確保である。しかし、このデフレ化で増税するなどの愚かな政策を続ければ、日本の財政は本当に破綻しかねない。元・財務官僚のエコノミスト・高橋洋一が、国債を巡る日本経済の嘘と誤解を一刀両断にし、日本が進むべき道を明らかにする。
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3.8SNSであなたの個人情報が晒される!? テレビや新聞などのメディア力が低下する中、世界各国で影響力を増し続けるソーシャルメディア。“アラブの春”などで国を変える原動力となったFacebookやtwitterは、日本でも急速に普及したが、その利便性とネットワーク効果について肯定的にしかとらえられてこなかった。しかし、普及率が高くなると、ソーシャルメディアが持つ負の力や、情報弱者である一般庶民を危険に晒す可能性について議論が必要な段階となってきた。SNSで個人情報は守られるのか? 情報過多はユーザーの時間を奪い、創造力を減退させるだけではないのか? 本書では、アメリカのSNS事情にも詳しい筆者が、数年後に起こるメディア融合を見据えた上で、日本の一方的なソーシャルメディア支持の状況に警鐘を鳴らす。
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4.4この1冊で日本の電力問題は決着を見る! 東日本大震災そして原発事故から1年。放射線に汚染された国土は一向に回復の目処が立たない。それどころか汚染は蓄積され、今後百年以上福島第1原発周辺に人は住めないだろう。万が一同様の事故が起きたら、日本は消滅するかもしれない。にもかかわらず、なし崩しに原発再稼働に向けた動きが顕在化している。竹田氏は原発推進派が今も上げるその根拠を徹底検証する。そして原発がいかに日本に合わないか、さらには不必要であるかを明らかにし、原発の10分の1で同出力が得られるガス・コンバインドサイクル発電による代替を提唱する。明治天皇の玄孫である著者が「日本人の感性」や「日本人論」から原発問題の核心に迫った目からウロコの脱原発論。この1冊で日本の電力問題は決着を見る!
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5.0目に見えるものをリアルに描き、その奥にある「目には見えないもの」を想像させる薄気味のわるい物語11編。超自然現象、異常な幻覚、狂気錯乱など、作者自身の実体験をへて生み出された「怖い話」の集成。
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-職業と文学への志の食いちがいに悩む青年にむけて書かれた「若き詩人への手紙」は、たんなる芸術論ではなく、孤独について、職業について、家庭についてなど、幅のひろい人生論として、さまざまな刺激と励ましに満ちた書。第二部「愛する人たちへ」はリルケのさまざまな面を明らかにする書簡集である。
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4.0ラフィクはクセイ王国の皇族だった。しかし王位とは程遠く、若くして国を出て、オーストラリアで実業家として成功していた。ところが、思いもかけず兄が国王に即位することになり、国に戻る。そこで出会ったのが昔自分を捨て他の男と結婚したセラだった。セラの夫はすでに亡くなっていて今はラフィクの母親の侍女になっていた。セラの態度はよそよそしかったが、ある事故をきっかけにふたりは徐々に打ち解けていく。だが突然、ラフィクの兄が国王の継承を辞退して…!?
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4.0億万長者の婚約者、贅沢な料理、大勢の祝福――すべては完璧のはずなのに、なぜこんなに気が重いの?自分の婚約披露パーティーなのに、ヤスミンの気分は憂鬱だった。スキャンダルを起こしてクセイ国を追放されて13年。この婚約ですべてを許されて故国に戻れたのに、彼女の気持ちは晴れなかった。やがて招待客のなかに次期国王カリーフの姿を見つけたとき、彼女の動揺は頂点に達した。彼にきっと責められるわ…。“僕たちは13年前に結婚したはずだ”と。
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3.3モーガンアイルの王女ソフィーは、広いパーティー会場でアレクサンダー・ラトリッジの姿を目にして凍りついた。この10年、忘れることさえできなかった初めて愛した人。男性的な意志の強い瞳も、セクシーに乱れた艶のある髪も、あの頃と同じようにソフィーの心を熱くする。切ない思い出に浸った一瞬、ソフィーはこちらを見据える冷たい双眸に気がついた。確かに見えた復讐の炎を隠し、素知らぬ顔で彼女に近づいてくるアレクサンダー。彼はいったい何を考えているの!?
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4.0ギリシャの名門パルナッソス家の次期当主レオニダスをお披露目する壮麗なパーティー。給仕係のひとりであるエンジェルは自分の正体がバレないかとビクビクしていた。彼女はレオニダスによって没落させられた、対立する名家の令嬢。おとなしく働くつもりだったが彼に見つかり、あやうくキスされそうになる。一時は逃げ出したものの、父親の盗品を返すため邸宅に忍びこんだ彼女は彼につかまってしまう。罪を見逃す代わりに彼が出した条件は――「僕の愛人になれ」
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2.0画廊に勤めるソフィアは、ある男性と出会い衝撃を受けた。亡き父が描いた肖像画のハンサムな青年そっくりだったのだ。スティーブンと名乗る彼は、偶然にも翌日、父の遺作展を開催中の画廊に現れた。そしてソフィアが絵画修復の技術者だと知ると、自分の住むベネチアの宮殿へ来て絵画を見てほしいと強引な誘いをかけてきた。夢のような話にソフィアは舞い上がったが、スティーブンが彼女に近づいた本当の目的を、その時ソフィアは知るよしもなかった。
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3.0【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ユーリアは不安に震えていた。ある日突然、王女だと知らされ、ヘレニア王国に来た彼女は、環境の変化に加え、政敵から結婚を迫られているのだ。そんな時、ずっと想い続けているトビーが来てくれることに。でもこの恋心を彼に気づかれてはダメ。私は妹のような存在でしかないのだから。だが彼は、到着後間もなくユーリアの唇を奪った! いったいどういうつもり!? それに花嫁候補として狙われる私に近づいたら、彼の命も危ないわ。揺れるユーリアが下した決断は…!?
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3.7派遣社員のモーガン・フィールディンは、ジャマルバード国の母太后の話し相手を務めていた。そのモーガンを熱い視線で見ている男性がいることを、彼女はまったく気づいていなかった。ある日、モーガンは王のシーク・タージク母と一緒にジャマルバード国へ来ないかと誘いを受ける。好奇心からモーガンはその話を受け、ジャマルバード国に向かった。豪華な宮殿に着いたとたん、タージクは信じがたい宣言をする。「ミス・モーガンは私と結婚して、わが国の王妃となる!!」
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-理系少年のあこがれであった原子力発電は「人類の英知を集めた科学技術の結晶」であったが、2011年3月11日の東日本大震災での福島第一原発の事故を通じて、原子力発電を見直し到底実用化のレベルにいたっていない未熟な技術だという結論にいたった。ブログでこうした意見を発表した著者は、菅総理(当時)の目にとまり、官邸に呼ばれる。なぜ突然のストレステスト宣言をしたのか、これから日本が脱原発を進めるために必要なことはなにか、これから日本が進むべき未来はどこなのか、技術者としての立場から明らかにする。 「impress QuickBooks」(インプレス・クイックブックス)は、通常の書籍の30~90ページ程度の文字数でコンパクトに構成された、スマートフォンで気軽に読める電子書籍です。通勤や通学の車内や昼休みのちょっとした空き時間に、文庫本や新書のような感覚で、多くの人が興味のある旬のトピックについて気軽に読むことができます。
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4.0父の死はある大企業のせいだと考え、ペイジは、その会社のトップ、ブライス・レキシントンの調査を始めた。父を追いつめた証拠をつかむために秘書として潜入する計画を立てた。いざ面接の段になり、ペイジは宿敵の存在感に圧倒される――権力、富、そして端麗な容姿の見事な融合。心が一瞬くじけそうになったが、なんとか採用までこぎ着けた。だがそれは、ペイジの動きを事前に察知したブライスが彼女を見張るために巡らした策略にすぎなかった。
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3.7なんて失礼な男なんだろう―それにあの氷のように冷たい目。ウィルトシアの領主館でガイドをしているスザンナは、公開されていない翼の回廊で初めてこの男に出会った。次に彼と会ったのはメイベルおばさんが倒れたとき。有能な脳外科医のバウアズベンティンク教授だと紹介される。力になれなかったことをわびる教授は、思いやりにあふれていた。おばを亡くし独りぼっちになったスザンナは、今まで住んでいた敷地内のロッジを立ち退くよう言い渡された。同時に仕事も失って途方にくれるスザンナの前に再び彼が現れる。彼は援助を申し出たが、スザンナはそれをはねつけてしまった……。
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-オリンピアは幼いときに両親を亡くし、引き取られた伯母の家でこき使われていた。男性との出会いもなく、結婚を夢見ることもない。そんな暮らしに、ある日、小さな事件が起こった。外出先の美術館でころんだオリンピアを、立派な紳士が助け起こしてくれたのだ。その紳士は高名なオランダ人医師ワルドーで、親切にもタクシーで家まで送ってくれた。それからワルドーはしばしば訪ねてくるようになり、驚いたことに、ほどなくオリンピアに結婚を申し込んだ。
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4.5コリーンは夫バリーの事故死で二年間の結婚生活を終えた。葬儀の日、背の高い男性テッドが冷たい目で彼女を見つめていた。いとこのバリーを殺したのはおまえだ。テッドの目はそう告げる。かつてコリーンの愛を受け取ってくれなかったテッドは、今また、世間の噂を信じて彼女を非難する。コリーンは打ちのめされ、つまずいて転びそうになった。とっさにテッドが彼女の肩をつかんで言う。「なんのまねだ?」「わざとじゃないわ。あなたにはなにひとつ求めていない……」彼はわざと耳元でささやいた。「昔求めた僕の愛さえも?」
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4.0もう、噂に人生を振り回されたくない。シーリアには、まじめな努力の末に昇進したのに、“枕営業”だとささやかれて会社を辞めた経験があった。今度の会社では実力を認めてもらいたい。そんな彼女の次なるクライアント候補は、業界きってのモテ男が経営する大企業。慎重に契約交渉を進めようとした矢先、その魅力的な実業家からリゾート島への同行を求められ……。周囲の目が気になって恋が立ち往生してしまう、悩める女子の物語。●本書は、2011年3月に小社より刊行された『日曜までフィアンセ』を改題・再編集したものです。
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2.0卒業式の夜にバージンも卒業――人生初の彼氏、ジェスにすべてを捧げるつもりでいたのに、ケイティのロマンチックな夢ははかなく散った。まさか断られるとは。わたしのなにがいけなかったの? そのナゾと赤面体験の記憶だけが残った。13年後、ひょんなことからジェスと再会を果たした彼女はある計画を思いつく。男としてのプライドを弄び、あの時の仕返しをするわ! 大胆さの裏に隠された純な想いを描くエロピュア系恋愛小説●本書は、2007年11月に小社より刊行された『したたかな仮面』を改題・再編集したものです。
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-たった一夜のSEXで妊娠。相手はよりによってリッチな遊び人の外科医。気の合う同僚だったベンが、あの夜は見たこともないほど絶望していて、カーチャはついほだされたのだった。だけど彼は私の事を好きなわけじゃないし、ましてや子どもなんて望むはずがない。女だから、妊娠したからといって、愛されたり完璧な母親になれるとは限らないのだ。カーチャは独り哀しい決断をするが……。男女の心の襞を優しく細やかに辿る感動作。●本書は、2009年8月に小社より刊行された『アマルフィの庭』を改題・再編集したものです。
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-顔やスタイルが悪いわけじゃない、と思う。男の人に好かれたことだってある。だけどピンと来る人はいなかったし、踏み出す事もなんとなく怖くて、いいオトナになるまで恋愛未経験のまま来てしまった。そんなエマが初めてときめいたのは上司として出会ったルカ。仕事ができて、ルックスがよくて、笑わせてくれて。でもそんな完璧な人と釣り合うはずないし……。そんな“恋愛後ろ向き大人女子”に贈る、希望とエールが込められた1冊!●本書は、2010年11月に小社より刊行された『秘書とボスの心得』を改題・再編集したものです。
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3.0★彼は自他ともに認めるプレイボーイ。この恋心は決して彼に知られてはならない。★親友二人と家事の請負会社を経営するサブリナ。今回の仕事は、エレクトロニクス会社の社員の家族向けに催されるハロウィーン・パーティのセッティングだ。ところが、そのパーティ会場で、そそっかし屋のサブリナは、社長のケイレブを殴り倒し、大怪我を負わせてしまった。大切な顧客を失っては一大事と、彼女はケイレブの自宅に謝罪に出向く。するとケイレブは償いとして、怪我が治るまでの身のまわりの世話と、結婚目当てに見舞いに訪れる女性たちの撃退を持ちかける。これも仕事のためと、サブリナはしぶしぶ提案を受け入れた。やがて二人の熱く甘い恋人ごっこが始まった。軽薄な男、不注意な女と、胸の内でひそかにののしり合いながら……。
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-★あんな衝撃的な出会いをどうして忘れられよう。たとえ記憶から消してしまいたくても。★ロミーは結婚式を明日に控えていた。ふしだらな母親に育てられたことにコンプレックスを抱く彼女は、堅物のマークを結婚相手に選んだものの、心は不安に揺れていた。そんな気分を収めきれずに部屋を飛び出し、エレベーターに乗った。そしてあろうことか乗り合わせた男の顔に目を奪われ、見つめ合う。明日結婚する身だというのに……。しかもまずいことに、エレベーターが途中で止まってしまった。意識し合う男女にとって、閉ざされた暗闇はあまりにも危険だ。二人は思わずキスを……。そのあとで、驚くべきことがわかった。男は、結婚式でマークの付添役を務めるドミニクだったのだ。彼は、知らなかったとはいえ自分に親友を裏切らせたロミーを憎んだ。そして復讐を誓った。五年後、ようやくその復讐の機会が訪れ、ドミニクはセント・フィアカーズ・ヒルの自宅に彼女を呼び寄せた。
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-ジョシーは地中海の島国、モンクレール王国のプリンセス。寄宿学校時代の親友の結婚式のためにカリフォルニアを訪れたが、彼女はいま大きな問題を抱えていた。二十五歳の誕生日までに夫を見つけなければ、王国の首相の悪巧みにより、大金持の狡猾な老人と結婚させられるのだ。親友の協力を得て結婚式の会場から抜け出し、ジョシーはロデオ大会が開かれている競技場に潜り込む。本当に結婚したい相手が現れるまでの数カ月、いくらかの報酬と引き替えに便宜結婚を承諾してくれる男性を求めて。幸運にもバックという男性に出会い、なんとか交渉が成立した。ジョシーは自分の身分を隠して彼と結婚式を挙げたが、実は、彼のほうも正体を偽っていて……。
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-★いったい彼女は双子の姉なのか、妹なのか?ラファエラなら人妻、でもレイチェルなら……★旧友ルークから、中米で墜落した自家用機の捜索を依頼され、マイカ・ドレイクは早速現地へと赴いた。飛行機にはルークの妹である双子のラファエラとレイチェル、そしてラファエラの幼い娘二人が乗っているはずだ。しかし、事故現場にはパイロットと女性一人の遺体しか見あたらず、子供たちの姿もない。ルークの話では、姉のラファエラは気が強く、派手で浮気性、妹のレイチェルは子供好きで地味な、おとなしいタイプだという。だからこそ、装身具を何も身につけていない遺体を見て、死んだのは妹のほうだと即座に断定したのだ。やがて子供連れの若い女性を捜しあて、彼女の勇気と美しさに、感動と場違いな欲望を覚えたとき、マイカはふと疑問を感じた。この女性は本当に姉のラファエラなのか?その問いに彼女はこう答えた。「わからない。何も思い出せないの」
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-★ミシェルはカリブ海クルーズに出発した。あとくされのない、旅先の情事を求めて……★人工授精の措置を受けるミシェルにとって、問題は子供の父親の顔だった。生物学的なことはよくわかっていても、見た目も、人柄もまったくわからない。それなら、いずれ顔を思い浮かべるときのためにケビン・コスナーのような人と恋をすればいい。そう思って、カリブ海豪華客船の旅に参加し、彼女は無事目的を果たした。偶然にもケビンというすてきな男性と姓も名乗らないまま、すばらしいひとときを過ごしたのだ。ところが、旅から戻って妊娠に気づいたミシェルは、訪れた病院で医師の白衣を着たケビンと再会した。彼女の妊娠を知ったケビンは、そして子供の本当の父親は……?■束の間の恋と知りながら愛し合い、別れたあと、むなしい日々を過ごしていた二人。奇跡を信じるあなたに、ディザイア期待の新人アン・イームズが愛と笑いと感動を送ります。
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-★若く美しく、天使のように無邪気なリリー。彼女を守るのはおれしかいない!★曾祖父が亡くなり、二十三歳のリリーにテキサスの風変わりな宿屋〈コーヒーポット・イン〉が遺された。その曾祖父から、今までそこを任されていたのが、無口でハンサムでたくましいブライアン。突然現れて〈コーヒーポット・イン〉に住み着いたリリーは、彼にとって、まさに降ってわいた災難だった。見かけはともかく、リリーはまだまだ子供だ。純真な乙女だ。現実の世界をまったくわかっていない。若く美しいリリーを見た男性客は、既婚未婚を問わず、皆息をのむ。そんな男たちから、誰が彼女を守る?気のないふりを続けながら、ブライアンはリリーの一挙一動に目を光らせていた。
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3.7★ひと夏の恋は終わっていなかった。彼女にとっては……そして彼にとっても。★大勢の客でにぎわうロンドンのナイトクラブでエロイーズは思いがけずマーカス・クーヴァリスと再会した。ギリシアの島で休暇を過ごしていた十九歳の彼女が、ひと目で恋に落ち……その後二度と会うことのなかったマーカス。初めてのデートを楽しんだ日の翌朝、彼は病気の父を見舞うため島を離れ、それきり戻ってこなかった。エロイーズは待った。彼からの連絡を待ち続けた――彼女の人生に影を落とす、ある事件が起きるまでは。あれから五年。マーカスも彼女を捜し続けていた。けれども、彼の胸を熱く燃え上がらせているのは恋ではなく、復讐の炎。彼をだましたエロイーズへの復讐心だった。そうとも知らず、エロイーズは彼とダンスをし、翌日のディナーの誘いにも応じた。ひそかな不安は胸にしまい込んで。
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1.0★たとえ禁じられても愛の炎は燃え続ける。ひそかに、熱く、激しく……。★十八歳でスーパーモデルとなったリディアは華やかな生活の中でブレインと出会い、たちまち恋に落ちた。婚約したのもつかの間、二人の仲を残酷にも引き裂いたのはブレインの父で実業界の大物ヘンリー・コールドウェルだった。二人がどうしても別れなければならない理由――それはヘンリーの口からリディアだけに語られ、彼女は黙ってブレインの前から姿を消した。あれから十三年。リディアはモデルとしてのキャリアを捨て、今では子供の世話を引き受ける人材派遣会社の共同経営者だ。あるとき、バミューダで十二歳の少年の世話をする仕事が舞い込み、彼女はリフレッシュを兼ねてその仕事を自ら引き受けた。バミューダの青い空の下で待っている少年の父がブレインだとは夢にも思わずに。
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3.0★もう二度と男性は信じたくなかった。あなたの銀色の瞳に引きこまれてしまうまでは。★勤めていた会社が倒産し、大手のケイン・エレクトリカルに、社長秘書の職を求めてキムは面接に行く。若くして結婚した夫と死別し、現在は、四歳になる娘と二人暮らし。短かった結婚生活は夫の暴力と屈辱に満ちていて、貧しくても平穏な今の生活はキムにとってかけがえのないものだ。社長のルーカス・ケインは、傲慢で冷酷な人物のようだった。その瞳はとても冷たく、キムを嘲笑っているようにすら見えたが、彼女は幸運にも採用された。娘との生活を支えるため、キムはいい秘書になろうと決心する。そしてときおり見えるルーカスの思いもかけない優しさに、夫の死後、閉ざしていた自分の心が少しずつ溶けていくのを感じる。かつて、夫の墓の前で誓った言葉は今も忘れていないのに……。
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4.0★映画監督の秘書として意気揚々とフランスへ。だが現実はまるで違って……。★ポリーは映画監督の秘書の仕事に応募して採用され、有頂天で南フランスにある監督の別荘へ向かった。ところが秘書とは名ばかり。実際には監督の妻にこき使われ、ある夜開かれたパーティーではメイド役をさせられる始末だった。ハリウッドスターが集まる華やかなパーティーで、フリルつきの帽子とエプロン姿のポリーはドアベルの音を聞いて、客を出迎えに玄関へ出ていった。ドアの向こうに立っていたのは……サイモン!サイモンは幼なじみで、ポリーの両親に頼まれ、自分の別荘へ行く途中、彼女の様子を見に寄ったという。サイモンが監督の妻にとって重要人物だとは夢にも思わず、ポリーは、彼とパーティーを抜け出し庭でおしゃべりしていた。それを監督の妻に見とがめられ、彼は婚約者だと言ってしまい……。
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-★幸せになるはずだった結婚。だが花婿は悪魔の心を隠していた。★十七歳のとき、リリーは火事で両親を失い、弟とふたり残された。その弟は三年前、ギター片手に家を出ていき、以来、行方がわからない。苦労の連続だったリリーだが、愛する人にめぐり合う。ハンサムで、ウエーブを描く赤褐色の髪がすてきなローナン。知り合って二カ月だけれど、ふたりは夫婦になる……。ところが、結婚式の当日、彼は髪を短く切りそろえていた。違和感が胸をかすめる。しかも式が終わると、夫が運転する車は空港ではなく見知らぬ邸宅へ。ここが新居だと言い、家を案内する夫はどこかよそよそしかった。けれど幸福の頂点にいたリリーに不幸の序曲は聞こえなかった。初めての夜のすばらしさ! 幸せな朝を迎えたリリーを待っていたのは、なんとローナンからの別れの言葉だった。「僕は出ていく。理由を知りたければ君の弟にきけ!」
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2.0シドニーのカフェでシャーニは、店に入ってきた男性を見て目を疑った。亡き夫レイに生き写しだ。顔も、歩き方から髪をかきあげるしぐさまで。もしかして双子の兄弟がいたとか?生まれたときに双子が別々の家族の養子になることはあり得る。彼女は男性のテーブルに近づき、おずおずと疑問を口にした。憶測はあっさり打ち消されたが、エイドリアンと名乗ったその男性は、彼女に誘いをかけてきた。5年前に夫を失って以来初めて、シャーニの心は男性に向いたが…。