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如月夫妻の春夏秋冬
京の片田舎で苦労人の小春は帝都の軍人様に嫁入りをした。 結婚式の日に始めて顔を合わせた旦那様の如月信に小春は一目惚れをした。けれど初夜、小春は離婚届を渡されて、別々の部屋で朝を迎える。 訳ありそうな信は小春と距離を置こうとするけれど、小春は信と夫婦になりたくて試行錯誤を繰り返す。季節の食材でごはんを作り、行事を大切にする小春の温かい心配りは、いつしかかたくなな信の心を溶かしはじめて――。 春夏秋冬を通じて、不器用すぎる二人が本当の夫婦になるまで。 -
木崎夫婦ものがたり
木崎ゆすら、職業文筆家。先日結婚しました。旦那さんは毎日美味しいご飯をつくってくれます。天気がいい日も悪い日も、普通の日もお祝いの日も、私が書けても書けなくても。父が残したこの家で。ゆったり夫婦の物語 -
吉祥寺のパン兄弟
唯一の支えだった祖母の死をきっかけに、絶縁状態だった二人の兄弟が再会。祖母が残した「やどりぎ手帖」を元に、ベーカリーを復活させようとするが……? 凸凹兄弟がパンと一緒にお届けする、心あたたまる物語。 -
奇貨屋フヨウ庵のお客たち
必要とした人しか見つけることができないが、そこに行けば確実に必要とする品が手に入るという、奇妙な雑貨屋「奇貨屋・芙蓉庵」。そこで働くことになった青年遼太が見たのは、訪れる客が心に抱える傷と闇だった。 -
喫茶アデルの癒やしのレシピ
路地を曲がるとそこは――不機嫌な“魔女”がつくる癒やしのお菓子のお店。病気の祖母に頼まれ、神楽坂にある菓子店「アデル」を訪ねた茅由。店主を名乗る傍若無人な青年・輝はなんと“魔女”を名乗り……!? -
キッチンカー鎌倉、推して参る
柴田晃26歳、料理人。突然の交通事故で蘇った前世の記憶――どうやら僕の前世は源頼朝らしい。導かれるように鎌倉を訪れた晃は、再び鎌倉に根ざすことを決めるのだが、かつての自分を知る人々と再会して――? -
狐の婿入り
クリスマスを目前に、沙苗は突然恋人に別れを告げられた。浮気をされていたのだ。冬空の下、ヤケ酒しながらたどり着いた不思議な神社で「スパダリな旦那様をください」と神頼み。翌日、目が覚めると自宅には見たこともない美青年、なつめが朝食を作っていた。 「初めまして、僕のお嫁さん」 沙苗は妖しすぎるなつめを拒絶するのだが、彼の左手の薬指にはいつの間にか沙苗とお揃いの指輪が輝いていて……ってこの指輪、はずれないんですけど!? 狐系男子の癒やしが待つ、極上至福のラブストーリー! -
君と綴った約束ノート
大学受験に失敗した春先、亮介は初恋の人、奈緒と再会した。やがて付き合い始める二人。ところが連絡手段は彼女から渡された1冊の古めかしいノートだけ。それは書かれた願いの叶う、不思議なノートだと知って……? -
君に叶わぬ恋をしている
バーを営む伊吹は、八年前のクリスマスに妻を亡くした。もう一度妻に会いたいと願う伊吹の前に現れたのは、「吾輩」と名乗る一匹の黒猫。黒猫は、客を感動させる酒をつくったら死んだ者を呼び寄せてやると言い――。 -
きみの分解パラドックス
物をバラバラにすることに異常な情熱を持つ少女・玲夏と幼なじみの少年・友紀は、総合パズル研究同好会に入部する。とあるバラバラ連続殺人事件の謎を調査する友紀たちだったが、校内で1人の生徒が殺害され――。 -
宮廷書庫長の御意見帳
あらゆる『書』を収集・管理する機関、宮廷書庫室。その書庫長である呈舜は、部下にしてお目付け役の『戦う司書』甜珪に発破をかけられながら、今日も終わらない書類整理に明け暮れる。そんな呈舜には、宮廷内のどんな相談も受け付ける『御意見番』というもう一つの顔があった。 その日持ち込まれたのは“仙人の宝物の地図”にまつわる相談事。呈舜が怪しげな依頼を尋ねると、それが大事件の始まりで……? 謎多き書庫長が『書』にまつわる陰謀を解き明かす、中華バディミステリー! -
暁花薬殿物語
下級貴族の生まれながら、人数合わせで急遽入内することになった暁下姫(きょうかひめ)。大貴族出身の后候補が揃う宮廷で、若き帝を巡る女たちの争いに巻き込まれるのだが……。 女性だてらに薬師を目指していた暁下姫は『ゴールは帝と円満離縁』とばかりに、香(こう)や召し物に医薬の知識をフル活用した工夫を施し、あの手この手で帝を遠ざける。しかし、そのことが宮廷を巻き込む大貴族の権力争いにまで発展し――? 降りかかる火の粉は医薬で振りで払う! 薬師(くすし)を志す姫君の、“皇后を目指さない”平安宮廷ファンタジー開宴! -
今日から、あやかし町長です。
龍神の末裔だけど、ただの青年・七生は、人とあやかしの共存計画に巻き込まれる。失敗すれば人口が少ない町は消滅、あやかしは行き場をなくす。異種族間トラブル解決、共存成功のため、七生の“町長業務”が始まる! -
京都の心臓
30歳を目前にして夫から別れを切り出された旭日。呆然とする旭日の前に現れたのは、恋に悩む日本男児な剣道少年・佐竹と不思議な紅い石、そして烏帽子姿のおじさん安倍晴明だった――。京都を巡る、恋と冒険の物語 -
京の花嫁
京都旅行で亡き祖母ゆかりの老舗料亭を訪れた明梨。そこで、突然番頭に「大旦那様の遺言で、あなたが料亭の跡継ぎです」と言われる。料亭の三兄弟から婿を選べと迫られ断るけれど、なりゆきで若女将をすることに!? -
霧雨ホテルでおもてなし
祖母が若い頃経営していた「霧雨ホテル」を相続した芽衣。しかしホテルは八尋という謎の支配人により、「人ではない客」をもてなす宿になっていた。ホテルを取り戻すため、八尋の嫁としてあやかし達をおもてなし!? -
御苑筆姫物語
呑気な隠居を夢み、円満退職を願う代筆係の采女・蒼月。期せずして皇帝から六人の姫へ贈る恋文と、物語の執筆を頼まれることとなる。蒼月は六つの物語作りに奮闘するはずが、祖国の反乱に巻き込まれ――? -
熊本くんの本棚
顔よし、体よし、性格よし。そのうえ読書家。なんだか現実味のないイケメン、熊本くん。仲のよい大学生・みのりは、同級生から彼の噂を聞く。どうやら熊本くんが、ゲイ向けアダルトビデオに出ているというのだ――。 -
クリーニングでお困りですか?
みさきは母が営む小さなクリーニング店を手伝いながら、推理小説家を目指して投稿生活をしている。 そんな彼女の日課は、お客様の様子を観察して、人となりや私生活を推察すること。 たいていのお客様のことは分かるけれど、ひとりだけ私生活がまったく見えないお客様がいる。 橘千尋様。 いつ見ても完璧な絶世の美女なのに、出されるクリーニング物は仕立ての良い男物のスーツのみ。 結婚しているようには見えないし、そもそも生活感すらまるでない。 そんなある日、クリーニング店でみさきが男性に絡まれていると、偶然来店中だった千尋が助けてくれた。 だけど「順番くらい頭の悪いクソガキでも分かりますよ」とすごんだのは男性の低い声! 完璧美女の橘さんは実は男性!? それがきっかけで、みさきと千尋はクリーニング店で起こる小さな謎を次々解決することに! 読めばちょっとだけクリーニングにくわしくなれる!? クリーニング屋さんで起こる、ふんわりほっこりミステリー。 -
緋狐様の花嫁御寮
“くれない様”を祀る生贄の家に五十年ぶりに生まれた娘、庭蔵蒼(にえくら あお)。 故郷を捨てて上京するも母からの無茶な見合い話に「くれない様と結婚した方がマシ」と答えたことで、くれない様の花嫁として常世へ招かれる。美しい狐神のくれない様こと茜は蒼が生まれた時から嫁入りを心待ちにしていたと言い、国を挙げて蒼を歓迎する。 同時に蒼の莫大な神気に惹かれ、常世の大妖怪も蒼を手に入れようと動き出す。男たちの甘やかな溺愛と執着に流されず蒼は自分の足で立とうと抗い――無力な娘が運命を切り開く和風ロマンタジー! ※特典として、発売記念書き下ろし短編「タピるとき、タピれ」を巻末に収録しています。 -
くれなゐの花嫁
■「朧の花嫁」のみちふむが贈る小樽の恋物語■ 老舗呉服屋で大切に育てられた繭子。しかし父が事故で他界し、さらに多額の借金を抱えてしまう。繭子は返済のため、身分を隠して”金にしか興味がない冷血漢”と噂の青山静也の会社で働くことに。 家業の経験と生来の聡明さから職場でも活躍し、やがて静也の秘書を務めることになる繭子。ともに仕事をする中で、噂と異なり真摯な静也の一面も知り、不器用に仕事に没頭する彼に惹かれていく。 静也も繭子に想いを寄せてくれるが、繭子は身分を偽り、借金も抱える身。彼の優しさに触れるたび、心は締め付けられて……。 ※特典として、「朧の花嫁」×「くれなゐの花嫁」書き下ろしコラボショートストーリーを収録。 ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 富小路繭子(とみこうじ・まゆこ)……老舗呉服屋の箱入り娘だったが、借金返済のため青山物産で働くことに。家業で培った気配りで青山を補佐する。 青山静也(あおやま・しずや)……小樽で貿易業を営む「青山物産」の若き社長。類まれなる商才を持つが、出自から社交界でつまはじきにされている。 -
黒公爵様の恋文代筆人
王と亡き王妃による恋物語の逸話にて《恋文文化》が花開く王国。 《恋文代筆人》ユーディの元に、恋文嫌いの貴族の男が依頼を持ち込む。 これをきっかけにマフィアの元締め《黒公爵》ヴィンセントに目を付けられたユーディは半ば強制的に、彼のお抱え恋文代筆人にされてしまう。 社交界に花街と様々な恋文に関わる中で、噂とは違う彼の本当の姿を知っていく。 ただユーディにも誰にもいえない秘密があって…… 偽る少女と悪役貴族が、恋文の裏を読み解き、心ある恋文をしたためるロマンス×ファンタジー。 -
契約結婚ってありですか
親の見合い攻撃から逃れるため結婚相談所を訪れた咲は、目の前の相談員に訴えた。年収も容姿も問わない。今すぐ結婚してくれる人で!「では、私はいかがでしょうか」って!? いきなり始まった結婚生活だけど――? -
獣姫の最後の恋
――伽羅族の当主は、子を産むと死ぬ。 時は四国時代。千を下らないとされる多様な種族がいる中、伽羅族と呼ばれる生殖に特化した一族がいた。悲惨な歴史を経て、突如一族を守る力を手にした伽羅族の当主は、その代償として子を産むと死ぬ定めを神より与えられる。 新たに当主となったレイラは、ある日、森で諜報活動をしていた他国の青年に一目で恋に落ちる。そして己の過酷な運命を知りつつレイラは彼の子を身籠って――。 僅かな時間で青年と心を通わせる彼女の、切なく眩しい溺愛物語。 -
月華の方士
方士の素月は、幽鬼を祓うことが生業だ。 今回の仕事はひどい家鳴りの調査。 屋敷では若い夫婦と、その幼馴染の男・耀天が待っていた。 方士を敵視する耀天に見張られながら、素月は悲しげな女の幽鬼が原因だと探り当てた。 幽鬼に導かれ地面を掘り返すと変死体が見つかる。 ――彼女の遺体らしい。 耀天は「この先は俺の仕事だ」と言う。 彼は捕吏、犯罪を取り締まる役人だった。 仕事を取るなと憤る素月も譲らず、二人はともに屋敷の前の持ち主を訪ねるが――。 人間嫌いの方士と敵を追い続ける役人が挑む、中華ファンタジー。 -
恋するアクアリウム。
26歳のOL・桐子がある事情で同居することになったのは、水族館や古代魚が好きな幼なじみの大学生・佐倉井真也。一緒に出かけた水族館、熱帯魚ショップ、展望台。日々を通じて知らなかった互いの一面に触れ――。 -
恋テロ
幼馴染み、クラスメイト、先輩と後輩、上司と部下、恋人、夫婦――。人の数だけ、いろんな恋がある。でも、どの恋も、きっと私は知っている。人気作家の書き下ろし短編やコミックも入った、贅沢な20人の恋物語。 -
恋と、嘘つき
母親の再婚で伯爵令嬢となった九条綾音。 しかし学友の罠で婚約破棄となり、義父から勘当を言い渡されてしまう。 ――もう我慢はやめだ。 綾音は『小野綾音』として人生を再スタートする。 横濱のカフェーを間借りして始めたのは代筆屋。 依頼人のため危ないことにも首を突っ込む綾音を、いつもは飄々と綾音をからかうリヒトも心配する。 常連客の実や店主も見守る中、綾音を罠に嵌めた元学友の薔子が現れて……? 「手紙を書いて欲しい」 依頼が呼ぶのは恋か事件か、過去の自分か? 元令嬢が奔走する横濱大正浪漫! -
後宮一番の悪女
地味顔の琳麗は化粧で化ける。化粧品を愛し、愛が高じて自分で開発し都の人気商品にまでなった。 けれど婚期を逃しそうな琳麗を心配した父親の策略で、後宮に入れられてしまう。 一方、皇帝は我の強い妃たちが居座る金食い虫の後宮を解体したかった。 そんな中、寵愛を欲しない琳麗を皇帝は気に入り交換条件を出す。 それは「他の妃を後宮から追い出したら、後宮から出してやろう」というもの。 そのため琳麗は化粧で絶世の美女となり、後宮一番の悪女を演じることを決めた――痛快後宮恋愛ファンタジー! -
皇宮軍人の花嫁女官
触れた相手を安らぎに導く不思議な手を持つ撫子は、どんな子どもも眠らせるという評判から子守りとして男爵家に勤めていた。けれど孤独な身の上で、幼い頃から愛されることを知らなかった。 ある時、勤め先の主人に迫られていたところを皇宮軍人・朝霧優雅に助けられる。撫子の力を知ることとなった優雅に、「厳しい教育で心を患ってしまった帝の御子――幼い東宮さまの心を癒やしてほしい」と頼まれ、撫子は彼と契約婚を交わして女官として宮廷に上がることに。 新参者への風当たりは強いものだったが、宮中の文化に戸惑いながらも、ひたむきに仕事に励む撫子。その行動が、閉鎖的だった東宮御所にやがて新風をもたらしていく。 当初は東宮のための任務と割り切り、「妻としての役割は求めない」と言っていた優雅も、徐々に撫子に惹かれていって――。 愛を知らない少女と不器用な軍人の、帝都宮廷ロマンス! -
後宮碁妃の黒白なお仕事
暇つぶしが独碁のみの座敷牢で育った灰凛<かいりん>。 逃げ出した先で皇太子だという幼い星建<せいけん>と出逢うと、碁の師匠として慕われ、ずっと一緒にいるという約束を交わした。 しかし謎の策略により灰凛は命を狙われ、離れ離れとなってしまう。 それから10 年後、後宮へ身売りされた灰凛が目にしたのは、皇帝となった星建。 そして彼は、突然消えた灰凛に執着し拗らせまくっていた──。 後宮で隠れ暮らす灰凛だったが、ある日噂で聞いた戦の状況を碁に見立てて解いてしまったせいで、星建に存在を気づかれて─ !? -
後宮の黒猫金庫番
大雅国には伝説の女官吏がいる。 通称「黒猫金庫番」。華奢な体に黒い衣を纏い、琥珀に光る瞳で不正を見逃さなかったという――。 将来そう呼ばれるとはつゆ知らず、蔡月花は見合い話に頭を悩ませていた。 相手は若き天才、戸部尚書の柏偉光。 超のつく貧乏貴族の月花とは釣り合わないし、必死に立て直した家業もやっと軌道に乗り始め、結婚はしたくなかった。 断り切れず迎えた見合いの当日。月花は小銭を追って馬車から飛び降り「私、お金が大好きなんです!!」と本性をさらけだすも「規格外のご令嬢」と偉光に気に入られ……? -
後宮の薫香妃
「贖罪妃」薫香は祖先の罪を理由に後宮に幽閉されている。ある日、めったに人など訪れない自分の宮の前で宦官・黒曜が倒れていた。彼を介抱した薫香は、皇帝の赦しを得て一族の立場を回復したいと協力を頼む。一蹴されるが、薫香は黒曜の《秘密》を言い当てる。その根拠は「におい」。並外れた嗅覚に目をつけた黒曜は協力を承諾する。 翌日、薫香は一躍皇后候補となっていた。皇后になれば全てが叶うはずと語る黒曜の策略だ。しかし早速試練が。薫香は、皇后を目指す曲者ぞろいの四妃の前で、香の嗅ぎ当てに挑むこととなり――。 ==人物紹介== 薫香(くんこう) 後宮に幽閉された「贖罪妃」。 皇帝に祖先の罪を赦してもらうことを望んでいる。 並外れた嗅覚をもつ、においマニア。 黒曜(こくよう) 美貌の宦官。 嗅覚を失っており、薫香に探してほしい「におい」があるらしいが――。 不遜な性格。 東けい妃(とうけいひ) ※「けい」はくさかんむりに「惠」 凛とした美しさをもつ威厳のある妃。 北麗妃(ほくれいひ) 武術に優れる豪胆な妃。 西華妃(せいかひ) 計算高く、策謀を好む妃。 南貴妃(なんきひ) いちばん年若い妃。南の王家の養女。 -
後宮の人形師
黄鈴雨(こう りんう)は国で唯一、命ある人形「魂人形」を作ることができる。 けれど人が怖くて友達は魂人形の毛毛(マオマオ)だけ、祖母のくれた猫の仮面がないと人と話すこともできないひきこもりの十八歳だ。 ある日、帝から「不幸続きの後宮の妃たちを守れ」と勅命が下る。 鈴雨は猫の魂人形の毛毛を連れ後宮で働きはじめる。仕事はできるが感情が希薄すぎる官吏・李長雲に世話をやかれながら、妃たちと心を通わせ、鈴雨の世界は少しずつ広がっていく。 けれどその裏で国を揺るがす謀略が張り巡らされていて――。 絆と成長の傑作アジアン・ファンタジー、開幕! ※特典として、発売記念書き下ろし短編【毛毛散歩】を収録しています。 -
後宮の双子星
擂国を治める皇帝・桜狼は、残忍な皇太后や、いがみ合う妃嬪たちに嫌気がさし、後宮から足が遠のくばかり。 幼馴染みの宦官・紫燕に「お前と遊んでいたい」とこぼせば「だから<お飾り皇帝>と言われるのですよ」と口うるさい。 お飾りだなんて誰が言うんだーー。 「私です」「お前かよ!」 振り回される桜狼だが、右腕たる紫燕はとても優秀で、鮮やかに妃たちの悩みを晴らしていく。 一方で皇太后の悪事は留まることを知らず、ついに紫燕の命まで盾に。桜狼達は事件を解決できるのか? 上下逆転主従の痛快後宮譚! -
後宮の忘却妃
■あらすじ 汪国の妃、玲秋は敬愛する幼い公主、珠玉と共に確かに死んだ。皇帝に愛されることもないまま、突如国で謀反を起こした第三皇子、紫釉により生き埋めにされたのだ。 ――けれど、玲秋は生きていた。なんと二年も時の戻った状態で。 舞い戻った後宮で未来を変える方法を探ろうとした矢先、玲秋は後宮前でそこにいないはずの人物――紫釉と出会ってしまう。過去を思い出し警戒する玲秋をよそに、紫釉は珠玉の世話をする玲秋に対して好意的に接してきて……? 愛憎渦巻く後宮で数々の想いが交錯する、中華後宮輪廻恋物語! ■登場人物 ・玲秋(れいしゅう)…後宮の末端妃。後宮の片隅で物静かに暮らしていたが、謀反の際に生き埋めにされ死亡。二年前の後宮に舞い戻る。 ・紫釉(しゆ)…汪国第三皇子。突如謀反を起こす。玲秋が殺されたのは彼の命令らしいのだが……。 -
後宮も二度目なら
濡れ衣で後宮から花街へと追放されてしまった「白豚妃」珠麗。泣き暮らすしかない境遇――をばねに、貧民窟の若頭の礼央の保護のもとで、思いのほか充実した生活を送っていた。 しかし、苦労に磨かれ別人のような絶世の美女になった彼女は後宮に再収容されてしまう! 「バレたら処刑だわ!」珠麗は懸命に後宮からの脱走を図る。だが、脱出行動が裏目に出たり、花街と貧民窟で鍛えた処世術が役立ちすぎて、冷酷なはずの郭武官にうっかり妃候補として取り立てられるほど活躍を重ねてしまい――? <<<スクウェア・エニックス「マンガUP!」にてコミカライズ決定! 期待の新作、ついに書籍化!>>> (2021年7月時点の情報です) -
庚国偽宦官物語
繁栄と血の雨を齎した前女帝の治世から数年。現皇帝・明宗は傀儡と呼ばれ、国は姉の西安公主派と前女帝派に分かれていた。しかし明宗には秘めた想いがあった。彼が野望を抱く女性・紅琳と出会った時、変革は始まる! -
侯爵令嬢の嫁入り
両親を失い、財産も奪われ、『廃屋令嬢』と笑われながらも、誇りだけは失わず生きてきた令嬢・雛。彼女のもとに、冷酷で美貌の実業家・鷹が現れる。自らの復讐のため、家柄を利用させろと契約婚を申し出る鷹に、雛はある願いの成就を条件として、名ばかりの花嫁となることを受け入れた。 敵の多い鷹との生活でも、雛は両親から継いだ教養と感性で困難を切り抜ける。彼女の仕立てた服の噂が社交界に広まると、鷹の事業の助けにも繋がった。雛の賢明な生き方は、凍っていた鷹の心も少しずつ変えていって――。 -
紅茶館くじら亭ダイアリー
函館旧市街の外れ、坂の上の紅茶館「くじら亭」。人の心の動きを“匂い”で感じられる少女・彩は、同じ体質を持つ店主・怜二が営むその店で働く事に。やがて紅茶の香りに誘われ、不器用だけど優しい人々が訪れて―― -
紅茶館に転職したら、裏稼業が祓い屋でした。
新卒で入った会社を半年で退職し転職活動中の鈴音。運良く素敵な紅茶館で働けることになったけれど、初出社早々、本業は除霊や退魔だと知らされる。戸惑う鈴音は、さらに「あなた、誰かに呪われたわね」と言われ!? -
香魅堂奇譚
京都に居を構えるお香専門店《香魅堂》。「霊なんて存在しない」と言い放つ、慇懃無礼な十代目店主・辰巳のもとに持ち込まれるのは、やっかいなオカルト事件ばかりで……。霊感ゼロの辰巳は、どう解決するのか!? -
公務員で安泰のはずが、事故物件担当に異動します
区役所勤務で安泰のはずだった偲は、運悪く【事故物件係】へ異動となり、クレームに頭を悩ませていた。 もっと気が重いのは、物件の現場調査。そう、出るのだ。 見える体質の偲が霊を引き寄せてしまうと、そこへ冷酷と噂の不動産社長・天堂が現れる。彼も事故物件を探しており商売敵になるはずが、動けない偲をひょいと抱きかかえ助けてくれた。 忘れられない甘い声に「って何を考えてるんだ俺は!」と偲は混乱するも、やがて二人は再会。街の事件を解決するバディとなる――!? 注目のお仕事オカルトストーリー! -
黒医の公爵と死に戻りの聖女
――最後、全てがひっくり返る。 神聖なる聖女選定の儀の最中、4人の候補が殺された。 唯一生き残ったファウスティナは、腹黒い王太子から濡れ衣を着せられ、絶望の中で死んだ――はずが、目覚めると一年前に戻っていて!? 次こそ最悪の未来を回避しようと奔走するも、またしても同じ結末、そして巻き戻し……。繰り返すこと4回、次が最後と悟ったファウスティナは訳アリの第一王子フィデンツィオに助けを求める。彼の「検屍」の技術とファウスティナの「過去のループ」の記憶。それらを駆使し、誰も死なない未来への”最後の1回”が始まる! ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 ファウスティナ 5人の聖女候補の一人である子爵令嬢。殺人事件の犯人として冤罪で処刑されるも死に戻り、何度も未来を変えるために奔走することに。 フィデンツィオ 「屍公爵」と恐れられる訳アリの第一王子。医術を習得しており、その一環として遺体から死因を探る「検屍術」にも長けている。 -
黒塔の眠れる魔術師
スパニア国宮廷内の「黒塔」に囚われた少女、ティコ。彼女は、不老不死の術を知るとされる大魔術師の弟子ではないかと疑いをかけられていた。第三王子の側近であるグレンは、疑惑を頑なに否定するティコを懐柔し、真相を明らかにするよう命じられる。 怯えるティコに、グレンは目的を隠し真摯な態度で接する。ティコもその手を取った――ように見えたが、彼女にも疑いの目をかわして黒塔にとどまる理由があった。 攻防を繰り返しながら徐々に距離を縮める二人。しかし、宮廷の強大な闇に巻き込まれていき――。 -
小暮さんちのおいしいカタチ
難関大学を卒業しながら、ねじ職人になった小暮祐輔。 新聞記者の妻・祥子が現地滞在ルポの企画に抜擢され単身赴任することになり、祐輔は3歳の娘・風花のために期間限定で専業主夫になったのだが……。 家事は得意、ご近所付き合いも良好。 しかし風花に問題勃発。 幼稚園に行き渋ったかと思えば、突然好き嫌いが始まって。 一方、祐輔は祐輔で偏見に凝り固まったセレブママとの攻防が待っていた? 一日を越えるごとに、ちょっとずつ家族のかたちは変わっていく。 どこにでもある家庭の、それぞれに特別なかけがえのない日々――。 【感涙必至!応援の声続々!!】 「優しさに満ちたバトンを繋いでいける幸せを感じるお話に、涙が止まりません。」楠 秋生さん 「心が鷲掴みにされるお話。ハンカチ握りしめて読みました。」はる(haru8)さん 「家庭環境の変化、その変化に影響される心理描写は必見。涙するシーンはないはずなのに涙腺が緩む。」ゆうけんさん 朝の魔物に、ママ友付き合いに大奮闘の新米主夫。 その時ママは? 娘・風花は?? お互いを思い合う家族のかたちに、心温まる涙が溢れます――。 -
ここは書物平坂
上司のパワハラで絶望した奈美は、ある日古ぼけた店を見つける。そこは未練のある本が集まる、鬼の店主が経営する地獄の本屋だった。店主からのプロポーズは置いといて、奈美は様々なお客さんを相手に奮闘するが!? -
ここは墨田区向島、お江戸博士の謎解き日和
唯一の家族だった祖母を亡くした天涯孤独の大学生・祐里は、祖母の貸家に住む冴えない歴史ライター・桜介と出会う。二人は下町ならではの事件へ挑むが、一方で祐里は未だに祖母との喧嘩を悔やみきれずにいて――!? -
子育て陰陽師
ぽんこつ陰陽師・春明宅の玄関先で、女の子がジャンピングピンポンをしようと飛び跳ねている。「ここのお家の子になるの」というサヤカは、なんと春明と同じ見鬼眼の持ち主。二人と一匹の家族生活、一体どうなる!? -
こちら黒宮警備、オカルト対策班
運無く貧乏にあえぐ凛子は、無感情な御曹司・七々瀬との出会いで黒宮警備で働くことに! 業務は悪霊にまつわる警備をこなす班!? 嫌がる凛子だが、持ち前の職業知識と機転による思いがけない活躍に目を付けられ…… 【御曹司だけど無感情な上司とともに、あなたを悪霊から守ります!?】 有望な柔道選手だったが、不幸が重なり引退した凛子(りんこ)。堅実な道が一番だ!と、就活とバイトの日々を送っていた。おかげで色々な職業知識は豊かになったけれど、やっぱり優良企業に就職したい!! そんなとき無表情な御曹司・七々瀬(ななせ)と出会い、警備会社にスカウトされる。幸運と思いきや、配属先は悪霊対策をこなす班だった! 凛子は怯えながらも、持ち前の機転と柔道技で悪霊の成仏に一役買う。さらに、七々瀬が感情を失ってさえ悪霊浄化に打ち込む事情を知り――。過去の自分に重なる彼のため、凛子は現場で奮闘する。 -
こちらは、国内ワケアリ旅行代理店です。
【憧れの旅行プランナーは、怪奇旅行先ばかりを扱う守銭奴だった……!?】 地道に旅行会社で働いていた美紀は、実は霊媒体質。転職でついに憧れの旅行プランナー・白江正継が率いる旅行会社に転職! ……をしたはずが、白江の本性は人にも霊にも冷酷な守銭奴メガネ。 さらに入社研修先は怪異が起こるホテル。美紀の機転で悪霊問題は解決したものの、実は白江の会社は怪奇現象で有名な“訳あり旅行先”を扱っては人気観光地にしてきた会社だった! 日々「辞めたい」と訴えつつも、やりがいを感じはじめた美紀は、ある日、白江の片眼に隠された哀しい秘密を知ってしまい――。 -
この世界で、君と二度目の恋をする
私は、過去を変える。 それがたとえ――許されないことだとしても。 付き合っていた少年・新から、突然別れを告げられた少女・旭。 思い出を引きずったまま高校生になったある日、新が病死したという知らせを受ける。 彼がつけていた日記帳を受け取った旭は、その日記に書かれた驚くべき【秘密】を知ってしまう。 「何度でも――何度でも、新に、大好きだよって伝えたい」 旭はそう願うが、それはとても不幸せで、幸せな【初恋のやり直し】のはじまりだった――。 カクヨムWeb小説コンテスト受賞の大ヒット作品が、遂に文庫化。号泣必至のラブストーリー。 -
このままでは飛べません!
航空大手・カメリア航空の新たな部署「地上お客様係」に配属されてきた社員――安達彩夏。 彼女の働く職場は、税関で探知犬とともに働くイケメン・陸翔や、大学時代の同期で弁護士の尾崎斗哉をはじめ、個性的な面々ばかり。 当初は、合併元が違うメンバーどうしの諍いや、彩夏と弟が恋人だと誤解されたりトラブルが続出!? しかし、彩夏による気っぷの良いクレーマー対応や、大規模なロストバゲージを経て、しだいに地上お客様係の面々も変化しはじめて……。働き女子のための痛快お仕事ドラマ、開幕! -
この世の果てで、おもてなし
卒業と同時に無職住所不定の窮地に立たされた凜。偶然知り合った時雨の旅館で仲居の職を得るが……この旅館、あの世とこの世の境目に建つ死者のための宿で!? 現世の生き地獄より地獄のお膝元で死ぬ気で働きます! -
この世の土産さがしもの帖
霊感の強い未涼は、幽霊が見えることで幼い頃から苦労ばかり……。それが何故か幽霊相手の商売をすることになってしまい!?死者が心残りなく成仏できるよう、居候探偵・翠川と共に「この世の土産」探しに大奮闘! -
小料理屋いろりのお味見レシピ
空腹のあまり道で倒れた貧乏学生・真緒が目を覚ますと、そこは小料理屋『囲炉裏』。飯マズの店主・神代に頼まれ、真緒は得意な味見を武器にバイトを始めることになるが、どうも無愛想な神代が気になって……? -
五鬼乗家の婚姻について 蛇と従者の契約事情
両親を失い、病弱な弟とともに伯父のもとで女中として蔑まれる少女・浅。 負けん気の強さで揉め事に巻き込まれ、伯父に打ち捨てられそうになったところ、鬼を名乗る男・緋色から「その血と引き換えに、お前の下僕になってやる」と契約を持ち掛けられた。 伯父のもとから弟を助け出したい一心の浅は契りを結び、緋色に首筋を咬まれると、不思議な高ぶりに包まれて意識を手放した――。 「下僕ならわたしのこと守ってよ」 「お嬢の仰せのままに」 鬼と主従関係を結んだ浅だったが、それは実は花嫁となる契約で――。 -
ごちそうは残業のあとで
低迷する藤見屋百貨店吉祥寺店は、食品フロアのリニューアルに乗り出した。日向子も張り切ってB級グルメ企画を出すが、高級志向の四ノ宮課長に却下されてしまう。四ノ宮は逆に日向子の舌を鍛えると言い出して――? -
サマー・ドラゴン・ラプソディー
田舎町で育った少女・茜は、河原で不思議な石を拾う。そこから生まれた小さなドラゴンに「空」と名付け、二人は家族になった。 ところがある事件が原因でドラゴンの力が暴走、動揺した空が逃げてしまう。二人の思い出の場所へ茜が追いかけると、そこにはドラゴンの姿は無く、少年になった空が佇んでいた――。 空と共に平凡だけれど幸せな毎日を送る茜は、ある日、黒猫姿のドラゴンに出会う。故郷を探す旅の誘いに来たという黒猫の言葉に、大切なことに気づく茜。空を想い、心に秘めた決意とは――? -
三流調剤師、エルフを拾う
解呪の力を持つ特別な「イーの一族」。その直系の末娘でできそこないのイーリスは、里を出て出自を隠して調剤師をしている。 ある日、森で記憶喪失のダークエルフの子供ラグナルを拾う。 呪いで成長と記憶を封じられたラグナルを放っておけず、毎夜ひそかに解呪を進めるイーリス。 深入りしないよう距離を取るも、短期間でぐんぐん育つラグナルはイーリスの傍にいたがって――。 「俺は弟なんかじゃない」 平穏を愛する調剤師と意地っ張りで一途なダークエルフの攻防戦ファンタジー! -
式神仙狐の思い出帖
虚弱体質の療養のため、小学校卒業までを過ごした亡き祖母宅を訪れた嘉月は『思い出帖』という不思議な帖面を持つ三尾の狐のあやかし・仙狐と出会った。 仙狐は記憶を喰うあやかしで、喰われた記憶は忘れられ『思い出帖』に描かれるという。 親友を思い出せないことに気づいた嘉月は記憶を取り返そうとするが、仙狐が喰うのは「どうしても忘れたい」と願われた“辛い記憶”だけ。 嘉月が失った記憶には親友の秘密と仙狐の犠牲が隠されていて……。 懐かしさと切なさが胸を締めつける、あやかし郷愁譚。 -
下町九十九心縁帖
大学生の春人には後悔していることがある。それは謝れないまま祖父が亡くなったこと。以来祖父が愛したような古い品物も、人と深く関わることも、苦手になった。 しかし事故で古伊万里の壺を割った直後から、動物の姿をした付喪神が見えるようになる。割れた壺の付喪神・イマリに迫られ、彼の力を取り戻すため、春人は付喪神たちの願いを叶えて「神心」を集めることに。元の持ち主に会いたい、一度だけでも人の役に立ちたい、亡き持ち主の娘から本当の思いを聞きたい。奮闘するうちに、願いが春人の周りに縁を紡ぎ――。 ==登場人物== 春人 人と関わるのが苦手な大学生。 イマリには下僕と見なされている。 イマリ 元・古伊万里の壺の付喪神、現・春人のスマホの付喪神。 甘いものに目がない。 桜 春人が働くこととなった「古道具みやび堂」の孫娘。 しっかり者の高校1年生。 洋蔵 「古道具みやび堂」の店主で、桜の祖父。 初対面のはずの春人について、何かを知っているようで……。 -
七条家の糸使い
高校生の七条和臣は天才術者だった。 能力者の名家「七条家」の生まれ、天賦の才、それらをすべて捨てて「普通」を選んだのだ。 そんな中、学年一の美少女・水瀬葉月があやかしと戦う姿を目撃する。 面倒を嫌い死ぬ気で逃げた和臣だが、葉月が一人であやかし退治をしていると知り渋々後見人となる。 それがきっかけで異形との戦いの世界に舞い戻り、圧倒的な実力と奔放さで因習の世界をも震撼させていく―― 「七条家が術者、七条和臣! お勤め、全うさせていただきます!」 最弱にして最強の術者の伝説が今、始まる! -
執事の本棚は騒がしい
幼少から不思議なモノが見えた大学生・旭は、作家志望のくせに読書は大の苦手。 ある日、怪異現象が絶えないと噂の図書館を偶然訪れた旭は、「本の執事」を名乗る風変わりな司書・七士と出逢う。 七士は読書が嫌いだという旭に驚き「良い本と、それに相応しい人を結ぶのもお仕事です」と一冊の小説を手渡す。けれど読書が非効率的に思えた旭が、つい小説の あらすじを検索してしまうと、彼の周りでは奇怪な事ばかり起き始め……? 本の執事に、本嫌いな青年が助手となって怪異事件の謎を解く、非日常的ミステリー! -
社畜の品格
社会人三年目ともなると、春は憂鬱な季節。またパワハラに耐え、感情を殺す一年が始まる。そんな神川の前に現れたのは、元エリート支店の女傑・本庄。彼女の破天荒な仕事ぶりに困惑し、反発する神川だったが――? -
主婦やめます!
夫の突然のリストラ。子供は育ち盛り。困った松枝梨沙は、主婦友の奥竹美加子、汐田梅の3人で家事代行会社を立ち上げる。舞い込むのは手強いお客様ばかり。それぞれの事情に寄り添い、無事に仕事をやりきれるのか? -
招福招来
デビューから一作も書けていない小説家・斎宮祥太郎。売れっ子作家の祖父が亡くなり仕事場を引き継いだのだが、そこには一羽のフクロウがいて――「儂は縁起物の神である。おぬしは儂と招福活動をするのだ」って!? -
神獣札のかりそめ主
両親の海外赴任で、中学生の七尾(ななお)ちあきは獣医の兄とふたり暮らしを始めることになった。 その住まいに謎の男たち・猫宮十九朗(ねこみやじゅうくろう)と常葉(ときわ)が訪れたとき異変が起こる。彼らの捜していた特別な札の封印が解けてしまったのだ。それは、十二のあやかしが宿る神獣札だった。 あやかし達はちあきの兄の生命を盗み、街中に散ってしまう。死の危険が迫った兄に、十九朗は自らの命の半分を貸すと決断する。その代わり、ちあきが「札の仮初めの主」となり、あやかしと兄の魂を集めるように要求し――? -
シンデレラの靴職人
製靴会社で働く曜の夢は、オーダーメイドシューズのお店を開くこと。 しかし、日々の激務の中では夢は夢のまま――そう諦めかけていた時、偶然助けた女子大生・陽葵が曜の作った靴に一目惚れ!? 「絶対お店を開いた方が良い」という陽葵の言葉と熱意に背を押され、曜は夢へ一歩踏み出すことに! そうしてスタートした曜のお店『サン・メイド』には、様々な願いを抱いたお客様が訪れる。完璧を追い求める新婦、ピンヒールに憧れる青年、好きなものに一途な女の子……。 「あなたに寄り添う一足」をモットーに、新米靴職人がオーダーメイドの魔法でそのお悩みを解決します! ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 夏目曜(なつめ・よう) 夢追う新米靴職人。お客様一人ひとりの「理想」に寄り添う靴づくりを目標にしている。目標に向かって真っ直ぐに努力する、理想を掲げるロマンティスト 桜井陽葵(さくらい・はるき) 曜の夢を応援する女子大生。ヒールが折れ動けなくなっていたところを曜に助けられ、彼女の作る靴に惚れる。とある過去の出来事から、夢を見つけられずにいる -
地縛霊側のご事情を
大阪生まれ、負けん気が強くてドS。そんなあおいの勤務先は、曰くつき不動産会社。 彼女は、物件に棲みつく幽霊を恐喝――じゃなくて除霊を「しない」で、対話をして解決に導く除霊師なのだ。 イケメンの腐れ縁バディ・神代はあおいとは対照的で、いつでもマイペース。霊に気配りをしすぎてあおいを逆撫でさせることもしばしばだ。 そんな折、女子高生の霊・カノンを除霊する依頼が舞い込む。精一杯の抵抗を見せるカノンだが、その背景には未解決の殺人事件が絡んでいて……? 富士見ノベル大賞受賞作!! 霊に寄り添うオカルト事件簿! ※電子特典として、巻末に書き下ろしショートストーリーを収録! -
十年後の僕らはまだ物語の終わりを知らない
司書を勤める孝平は追い詰められていた。図書室だよりへ載せた書評が大炎上、廃刊の危機に晒されたのだ。そこへ当の作家・香耶が学校を訪れる。甘く懐かしい空気を纏う彼女は誰なのか?孝平は徐々に惹かれ始めるが… -
十番目のユナス 呪いの伯爵と死なない生贄
貧困にあえぐ少年ミーシャはある日、少女と間違えられその身を美貌の伯爵に買われる。これで貧乏から抜け出せる――そう思ったのも束の間。実は伯爵は”呪い”を生業としており、ミーシャはその生贄として買われたのだった! 家族が助かるなら死んでもいい。そう命を差し出すミーシャだが、既に9人の少女を犠牲にしてきた伯爵は、唯一の少年であるミーシャに《死なない生贄》になれる可能性を見出しており……。 「この私の、特別になってみせろ」 「僕は伯爵の特別になりたい」 孤独を抱えた二人が、やがて運命さえも分かち合う。異色のシンデレラストーリー、開幕! ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 ミーシャ 呪い返しを受ける生贄になった少年。伯爵のため、《死なない生贄》になれるよう試行錯誤中。 レノ伯爵 他者を呪い殺す力をもつ美貌の青年。高貴な者としての責任感が強く、時には犠牲も厭わない。 -
女王オフィーリアよ
「私は、私を殺した犯人を知りたい」 死の間際、薄れゆく意識の中で女王オフィーリアはそう願う。 すると、王冠の持ち主にだけ与えられる“古の約束”により、妖精王リアは十日間だけオフィーリアを生き返らせてくれた。 「一度は死んだ身よ。ならば今度こそやりたいことを全てやってやるわ」 オフィーリアを使って権力を握ろうとした夫、 周囲に流されがちで頼りない弟、 恋心を寄せてくる近衛騎士…… 数え上げればキリがない犯人候補たち。 女王を殺したのは誰なのか!? 生前の雪辱を晴らす強烈な平手打ちが炸裂する王宮ミステリー開幕!! -
女装王子の聡明にして華麗なたくらみ
隣国へ戻ったセレスタに想いを募らせるルイーゼ。そんな折、兄に隣国への使者を命じられる。しかし、意気揚々と赴いたルイーゼを待っていたのは……セレスタと他の男のお見合い話!? 女装王子、再びたくらみます!