哲学・宗教・心理の検索結果

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  • 佇む傍観者の哲学──ショーペンハウアー救済論における無関心の研究──
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ショーペンハウアーの『意志と表象としての世界』を「無関心」をキーワードに読み解き、その救済論が秘める可能性に迫る。
  • 情景と詩的哀感――情趣としてのもの悲しさとは
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わたしたちはどのようなメカニズムで「もの悲しさ」を感じているのか。情景を描写した和歌や能などの芸術作品を取り上げつつ、消費者行動研究における消費者美学の枠組みを基盤として、情景に対して感じられる「もの悲しさ」や「もの寂しさ」などの詩的哀感の生起について、普遍的な側面と文化固有の側面の両方からの説明を試みる。
  • 親切の人類史――ヒトはいかにして利他の心を獲得したか
    5.0
    人間の「利他の心」の存在はどのように説明できるだろう? 一筋縄ではいかないこの問いに、進化生物学と慈善の歴史という観点から挑みかかる。「利他行動」は生物学の難問の一つだ。ヒトをはじめ、他個体を利する行動をとる動物は実際に存在する。だがしかし、寛大にも他者を思いやる個体の遺伝子は、狡猾な個体に出し抜かれて繁殖機会を奪われ、淘汰されてしまうのでは? 生物学者たちはこのことにおおいに悩み、利他行動を説明できる理論を求めて奮闘してきた。ただし、人間の利他の心は、生物学だけで完全に説明することはできない。社会福祉制度や慈善活動などの方法で、血縁や地域を超えた「完全な赤の他人」にまで援助の手を差し伸べる動物は人間以外にいないのだ。ここには、何か特別な説明が必要になる。著者によれば、一万年の人類史における「七つの大いなる苦難」を、人類がどう解決してきたかが説明のカギだという。本書では、利他行動に関するいくつかの理論の要点とその妥当性を検討したのち、歴史を通して力を発揮してきた人間特有の能力を鮮やかに提示する。人類史上もっとも寛大な「思いやりの黄金時代」を生きる私たち。ここへ至るまでの道程を照らし出す、本能と理性のビッグヒストリー。
  • アセンブリ 新たな民主主義の編成
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    マルチチュードよ,自らの民主主義のための起業家となれ! 抑圧や専制に抵抗するだけでなく,真に自由で公正な社会を築くための集合=集会(アセンブリ)とは.金融資本の台頭による〈共〉の搾取と,広場を占拠する新たな運動の拡大――時代のうねりを受け止め,解放へのヴィジョンを描き出す.ネグリ=ハートの到達点.

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  • 「イタコ」の誕生 マスメディアと宗教文化
    5.0
    死者を呼び出し、生者へのメッセージを伝える盲目の巫女イタコは、1960年代のブームで一躍全国に知られる存在となった。その半世紀後、現実のイタコが高齢化した一方で、マンガやアニメでは少女イタコがシャーマンとして活躍している。東北の民俗宗教はいかにして新しい宗教文化になり得たのか? フィールドワークと資料の発掘、質問調査から丹念に追跡した貴重な論考。
  • フッサールの実存的現象学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フッサール後期遺稿の内に、実存哲学的論稿が豊富に残されていた。――本書は、世界に先駆け、後期の実践論的実存哲学の展開を具体的・体系的に究明し、「フッサールの実存哲学」を明らかにする。
  • 意志と表象としての世界ⅠⅡⅢ(合本)
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    ショーペンハウアーの魅力は、ドイツ神秘主義と18世紀啓蒙思想という相反する二要素を一身に合流させていたその矛盾と二重性にある。原書全4巻(認識論・自然哲学・芸術哲学・倫理学)を収める。
  • 存在と時間(合本版)
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    第一次世界大戦後の不安と動揺を背景に、有限存在としての個人を自覚する実存主義を概念化し、実存哲学を誕生せしめた大著。 20世紀最大の哲学者とも称されるハイデガーの主著。
  • 病いは物語である 文化精神医学という問い
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    なぜ臨床場面に民族誌(エスノグラフィー)が必要なのか? 著者は文化精神医学や医療人類学の方法論を精神科の日々の臨床にいかに蘇生させるかということを,ライフワークにしてきた。本論集はその集大成ともいうべき労作である。 かつてA・クラインマンは,台湾をフィールドとする著作のなかで,憑依状態で治療にあたる現地の童ケイ(タンキー)を,癒しにおいて間違いなく西洋医にまさるものと結論づけた。ここで作動しているローカルな知を現代医療において生かす方法は何かと著者は問う。現代精神医療の変容(「大きな物語の終焉」),物語論の始原へと遡るジャネの心的治療論,民俗学への架橋,そして医療自身のもつ文化をたどりながら,読者は対話場面で偶発的に溢れるように語りだされる患者や家族の「もう一つの物語」を聴くことになるだろう。 精神療法は文化とどこで出会うのか? 心的治療の多様性とは? 臨床民族誌という方法を理論にとどまらず身体技法として身につけるにはどうしたらよいか?……本書(本論集)はこれらを模索する試みである。

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  • 赤の書[テキスト版]
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    原寸大の美しく精密な複写が収録された『赤の書』原版が公刊されて5年。以来、より詳細な研究のために、持ち運びに適したテキスト版の刊行を求める声が高まっていた。本書はそうした要望に応え、手頃な大きさと価格で『赤の書』を提供しようとするものである。原版のテキスト、序論、注釈はそのままに、より読書に適した形に本文レイアウトを変更し、携帯可能なサイズにまとめた。ユング理解に欠かせない最重要テキストにじっくり向き合いたい読者にとって必須の一冊。
  • スーパービジョンで磨く認知行動療法 うつ病篇:全セッションの記録
    5.0
    CBT(認知行動療法)の専門家が、うつ病のCBTの全セッションと、そのスーパービジョンの様子を紙面に再現。「CBTを身につけたいけど、なかなか陪席やスーパービジョンの機会を得られない」という方をはじめ、CBTに興味のある方、これからCBTを受けようと思っている方にもおすすめの一冊です。
  • 危機介入の箱庭療法 極限状況の子どもたちへのアウトリーチ
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    心理療法の創始者たちが思い描いていた社会的ヴィジョン、そして彼らの熱意と理想を振り返りながら、世界中の危機的状況にあるコミュニティで深刻なトラウマを抱えた子どもたちに試行してきた独自の箱庭療法の事例を紹介する。訓練された専門家が不足し、設備が整わない環境下でも、イメージという非言語的プロセスに関わる箱庭療法の特徴を最大限に生かし、効果的な心理的援助を可能にした卓抜な方法論の実践記録。
  • 麻薬の心理学 痛みとモルヒネ耐性・依存性のコントロール
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 麻薬の鎮痛耐性と依存性への、学習心理学からの画期的アプローチ。本書は、くすりの効果の条件づけという新しいテーマに、正面から取り組んだ注目の書である。本書を読むと、くすりとこころの関係について抱くおぼろな惑いが氷解する。モルヒネの複雑な薬理的性質と、パヴロフ型連合学習の理論を駆使して、簡明で独創的な手法を用いて行われた実証的研究は示唆に富む。痛みからの解放のために、さらに有効な手段が増えることは患者にとっても福音である。
  • キリスト論
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 マルコ、パウロ、ヨハネらは、イエス・キリストをどう見ていたのか? という問いに対して、聖書学の立場から学問的水準を保ちつつ、真のイエスの姿を新約聖書の中に把握した問題提起の書。 【目次より】 目次 序論 問題の選択 信仰の立場 学問の立場 人の子 問題をめぐって 旧約の背景 「人の子」出所一覧 試金石の箇所 来たるべき「人の子」 受難の予告 地上の「人の子」 キリスト論上の結論 マルコ 序論 メシヤの秘密 復活とその前触れ 受難の記述 権威あるイエス 結論に代えて パウロ パウロの生涯 パウロの”福音”(ロマ1・2-4) 終末のキリスト 信者からキリストへ 普遍性 万物の支配者 御子 ヘブル人への手紙 手紙の概況 メルキゼデク型の大司祭 兄貴としての大司祭 ヘブル書はわれわれに何を教えるか ヨハネ 序論 イエスの時 栄光 真理 父と子 ヨハネ福音書の序言 先在 アンチオケのイグナチオ アレイオス カルケドーン公会議 現代の視座に立って 受肉について 時間におけるキリスト あとがき ネラン,ジョルジュ 1920~2011年。カトリック教会司祭。スナックバー・エポペ(美しい冒険)創立者・顧問。フランス・サン・シール陸軍士官学校卒業。 著書に、『我ら人生を論ず』『キリスト論』『盛り場司祭の猛語録』『おバカさんの自叙伝半分―聖書片手にニッポン40年間』『キリストの復活』『ま、飲みながらでも―貴方にキリストをご紹介します』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 杜詩とともに
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 杜詩の味わい、杜甫と日本文学、世界文学の中の中国文学、そして杜甫との触れ合いを求めた旅の数々を多彩に綴る珠玉のエセー。 【目次より】 はしがき 杜詩とともに 一 杜詩とともに 『杜甫の研究』に寄せて 二 杜甫の哲学 三 「春夜喜雨」詩小記 四 「遊何将軍山林、十首」覚え書 五 杜詩における景情一致について 六 杜甫における李白 七 「杜甫」「杜工部集」 八 杜甫と吉川先生とわたし 三笠の月 比較文学の試み(I) 一 三笠の月 阿倍仲麻呂の歌について 二 源氏物語と琵琶行 「桐壺」野分の段における月光描写をめぐって 三 杜甫と芭蕉 「行く春や」の句の出所について 四 富士川英郎『鴟〓庵閑話』 五 唐詩と三好達治 六 日本における中国文学(付華訳) 四川大学における講学 七 極東文学史の構想 悲哀と光明 比較文学の試み(II) 一 わが青春の読書 二 中国文学における悲哀の浄化について 三 文学としての『観無量寿経』 杜甫への旅 一 杜甫への旅 二 ヨーロッパ便り わが愛する小さなものたちに 三 ひとつの思い出 ミセス・オークスのこと 四 アグリゼントの春 五 薛濤の井戸 「音に見えしかそけき琴はかよひ来て」 六 杜甫紀行 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 黒川 洋一 1925-2004年。中国文学者。大阪大学名誉教授。京都大学文学部中国文学科卒業。文学博士。 著書に、『杜甫 中国詩文選15』 『杜甫の研究』 『杜詩とともに』など、 訳書・解説書に、『杜詩』『杜甫 鑑賞中国の古典』 『菅茶山・六如』 『杜甫詩選』『李賀詩選』 などがある。
  • 自由の論法(自由学芸叢書) ポパー・ミーゼス・ハイエク
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 科学的自由主義者たち(ポパー、ミーゼス、ハイエク)は、社会主義批判を核として、強力な論理構造を配備した。新しい時代の社会科学は、彼らの議論を批判的に乗り超えていかねばならない。本書は、20世紀における社会科学方法論を、思想闘争に対する問題解決という観点から問い直し、新たな自由の論じ方を豊かに提示する現代自由学芸の騎士による挑戦の書である。方法論が思想の機能を担う「方法の思想負荷およびその「脱思想化過程」という分析手法を用いて、資本主義と社会主義のシステム選択という経済思想の大論争に、斬新なメスを入れる。 【目次より】 まえがき 序章 科学の時代 一 問題精神としての科学 二 科学的自由主義の成立 三 体制問題をめぐる知性史をどう捉えるか 四 社会科学の転換点 五 以下の議論の構成について 第一部 方法の思想負荷性 第一章 方法論の理論 一 問題としての方法 二 方法論とは何か 三 方法論の機能分析 a 第一類型 正当化 b 第二類型 発見法 c 第三類型 領域設定 d 第四類型 自己了解 e 第五類型 限界論 f 第六類型 価値操作 四 方法の思想負荷性 第二章 思想負荷性の解釈 一 ポパー 二 ミーゼス 三 ハイエク 第三章 社会主義経済計算論争における方法の思想負荷性 一 論争の標準的解釈とD・ラボアの再解釈 二 論争の代替的整理 三 方法論との関係 第四章 反《歴史主義》方法論の内在的批判 一 ポパー批判 二 ミーゼス批判 三 ハイエク批判 第五章 方法から思想へ 第二部 負荷される思想の分析 第六章 個人主義の位相 一 方法論 二 社会論 三 思想 第七章 合理主義と功利主義 一 批判的合理主義 二 実践的合理主義と功利主義 三 反合理主義 第八章 政治経済の政策認識 一 部分社会工学 二 社会工学批判 三 介入主義 第九章 自由主義 一 自由の意味 二 ハイエクの自由論 三 自由の成長論 注 あとがき 残された課題 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 橋本 努 1967年生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科課程単位取得退学。博士(学術)。北海道大学大学院経済学研究科教授。シノドス国際社会動向研究所所長。専攻は社会経済学、社会哲学。 主な著書に、『解読 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』』『経済倫理=あなたは、なに主義?』『自由の論法 ポパー・ミーゼス・ハイエク』『帝国の条件 自由を育む秩序の原理』『自由に生きるとはどういうことか 戦後日本社会論』『学問の技法』など多数ある。
  • 市場の経済思想(現代経済学選書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 市場活動をルールの下での競争というゲームとして統一的に考察。古代以来の反市場思想を歴史的・批判的に分析した問題作。各務賞受賞。 【目次より】 まえがき 1 経済と市場 1 稀少性の出現 2 余分なものとしての経済 3 稀少性への挑戦 4 稀少性に対処するための社会システム 5 競争 6 市場 7 市場をめぐる経済思想 2 交換・貨幣・市場ゲーム 1 交換 2 交易と市場の起源 3 交換ゲーム 4 交換に先立つもの 5 交換の正義 6 貨幣 機能主義的アプローチ 7 貨幣 経済人類学的アプローチ 8 貨幣 情報システム論的アプローチ  9 貨幣と市場ゲーム 3 反市場思想および経済的自由主義のプロトタイプ 1 アリストテレスの正義論 2 利得は不正であるという説 3 マネー・ゲームは不自然であるという説 4 利子の否定 5 司馬遷の経済的自由主義 6 国家独占をめぐる問題 4 市場ゲームと正義 1 トマス・アクイナスの正義論 2 「交換の正義」再論  3 「公正価格」 4 中世の商業 5 商業利潤の根拠 6 利子をめぐる議論 7 「分配の正義」 8 ゲームの 「公正」 と初期条件の問題 5 「搾取」と「剰余」 1 市場ゲーム と利得 2 マルクス的「搾取」の概念 3 「剰余」の概念 4 「剰余」としての人間 5 交換システムにおける「剰余」 6 マネー・ゲームと「利潤」 6 「見えざる手」 の世界と 「ユートピア」 1 『蜂の寓話』 のパラドックス 2 自生的な社会的秩序  3 「見えざる手」 4 自然的秩序形成のメカニズムと「共感」 5 「見えざる手」の失敗 6 「市場の失敗」 7 反市場社会としての「ユートピア」 7 市場と国家 1 国家とその経済的役割  2 プラトンの「国家」 3 市場ゲームの抑制者としての国家 4「富国強兵ゲーム」 のプレーヤーとしての国家 5 経済的自由主義と国家 6 再分配ゲームの仲介者としての国家 7  国家による市場の制御 8 資本主義というゲーム 1 「マネー・ゲーム」としての「資本主義」 2 「資本主義」は不公正なゲームか 3 「搾取」についての再論  4 「反資本主義」のモデル 5 「社会主義」という名の「国家独占資本主義」 6 資本主義の否定がもたらす「国家の失敗」 7 非資本主義的市場経済としての「市場社会主義」の可能性 8 資本主義の「精神」 9 経済思想のドラマ 1 古代・中世の反市場の思想 2 「重商主義革命」と「アダム・スミス革命」 3 正統・異端・無神論 4 「ケインズ革命」以後 5 主要なパラダイムの比較 6 市場の擁護と資本主義の擁護 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 竹内 靖雄 1935~ 2011年。経済学者。成蹊大学名誉教授。東京大学経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。専門は、経済思想史、経済倫理学。 著書に、『マルクスの経済学』『経済学の認識』『経済学とイデオロギー』『競争はなぜ必要か』『日本型市場社会の知恵』『父性なき国家・日本の活路』『経済倫理学のすすめ』『市場の経済思想』(東京海上各務記念財団最優秀図書賞受賞)『正義と嫉妬の経済学』(山本七平賞受賞)『迷信の見えざる手』『国家と神の資本論』『イソップ寓話の経済倫理学』『世界名作の経済倫理学』『ミステリの経済倫理学』『経済思想の巨人たち』『「日本」の終わり』『諺で解く日本人の行動学』『「脱」宗教のすすめ』『チームの研究』『国家という迷信』『得する生き方 損する生き方』『衰亡の経済学』『法と正義の経済学』『あなたも「リーダー」になりなさい』『戦争とゲーム理論の戦略思考』など、 訳書に、D・ジョナス、D・クライン『幼稚化の時代1・2』G・ハーディン『サバイバル・ストラテジー』などがある。
  • NTJ 新約聖書注解 第1ペトロ書簡
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    日本語で書き下ろす聖書注解シリーズ。異邦の地にあるキリスト者に、試練に耐え、信仰を固く守って生きることを勧める「第1ペトロ」。先行諸文書とのつながりを踏まえ、原語で読むことの意義が明らかになるよう努めた詳細な注解から、現代に向けて本書簡が語りかけるポイントを考察する。
  • 人間の条件
    4.0
    「私たちが実際に行っていること」とは何か――。 労働(labor)、仕事(work)、活動(action)という三つの行為様式によって人間の条件を考察した著者の代表作にして、20世紀の古典を達意の新訳でおくる。古代から現代に至るまで、それぞれの行為様式がどのように発展し、互いに関係してきたかを西欧思想史への豊かで卓抜な目配りとともに分析。科学やテクノロジーによる経験の変容と政治的思考の救済という本書が追求したテーマは、今やいっそうの緊急性を増し、新たな思想と討議を喚起してやまない。 原書第2版(2018年)に基づき、ダニエル・アレン(ハーヴァード大学教授)の序文とマーガレット・カノヴァン(キール大学名誉教授)のイントロダクションを付した決定版。
  • THE ROBOT’S REBELLION ロボットの反逆 ヒトは生存機械(サバイバルマシン)にすぎないのか
    5.0
    読書猿絶賛!『ファスト&スロー』『利己的な遺伝子』の原点となる、認知心理学の伝説の名著が復刊! 私たち人間は本当に、遺伝子の乗り物=生存機械(サバイバルマシン)に過ぎないのか?『AIの時代にこそ読みたい一冊。
  • インテグラル心理学
    5.0
    発達段階(レベル)、能力領域(ライン)、意識状態(ステート)、タイプ、自己(セルフ)、病理、スピリチュアリティ、心身、認知科学、文化、社会システム…… ≪すべてのものに正当な居場所を与える。≫ “意識研究のアインシュタイン”ケン・ウィルバーが心理学の新たな可能性を示す 【“インテグラル心理学”がもたらすもの】 1.多層的で多面的な人の「心」「意識」についての骨格・全体像 2.心理学・心理療法を学ぶうえでの良質な羅針盤 3.「インテグラル理論」の心理的な側面についての学びを深める教科書 「ティール組織」「成人発達理論」そして、「インテグラル理論」は、私たちに希望をもたらしてくれました。 それは、 「人・組織・社会は、より高次のものへと発達・変容する可能性をもっている」 というものです。 では、実際に、私たちはどのような道筋を通って発達・変容していくのでしょうか? 健全な発達・変容を促すために、一体何ができるのでしょうか? そのひとつの手がかりとして、古今東西の人の「心理」「意識」についての洞察・考察を、統合的な視点で織り上げたのが本書です。 ピアジェ、ロバート・キーガン、カート・フィッシャー、スザンヌ・クック=グロイター、クレア・グレイブス、アブラハム・マズロー、エリク・H・エリクソン、エーリッヒ・ノイマン、ドン・ベック(スパイラル・ダイナミクス)、ルドルフ・シュタイナー、ビル・トルバート、キャロル・ギリガン、ファウラー、ハワード・ガードナー、ハーバーマス、ボールドウィン等 ――こうしたさまざまな卓越した理論モデルの本質的な洞察を包含し、ひとつに結び合わせることで、心の複雑さと可能性を読み解く「統合的心理学」の可能性を示します。 【目次】 第1部 基本となる要素 第1章 段階とは何か――大いなる入れ子、構造と状態、認知の発達 第2章 ラインとは何か――統合的サイコグラフ、ヒエラルキーとヘテラルキー 第3章 自己とは何か――近接自己と遠隔自己、支点と重心、自己の機能 第4章 自己に関わる諸段階の発達――自己の発達、道徳と支点の発達、タイプ論 第2部 統合的アプローチへの道 第5章 近代とは何か――価値領域の差異化と分離 第6章 近代と前-近代を結びつける――フラットランドから「全象限、全レベル」へ 第7章 統合的アプローチへの道――近現代の先駆者たち 第3部 インテグラル心理学の概要 第8章 自己の発達――各段階での典型的な病理とセラピー、サブパーソナリティ、統合的実践 第9章 各ラインの発達――道徳、動機づけ、世界観、感情、ジェンダー、美、複数の認知、複数の自己 第10章 スピリチュアリティは段階的に発達していくか――5つの定義と5つの答え 第11章 子ども期のスピリチュアリティは存在するか――たなびく栄光の雲 第12章 社会と文化の発達――進化に関する5つの原則 第13章 後-近代とは何か――解釈と構築、文脈とホロン、非視点性 第14章 心身問題を解きほぐす――意識研究への一人称的、二人称的、三人称的アプローチ 第15章 統合的な抱擁へ向けて
  • 阿含経を読む〈上〉
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安で静寂な世界はどこにあるのか。人間のもつ根源的<苦>から脱するにはどうすればよいのか。釈尊みずからの教説を精読し、西欧の思想とも比較しつつ、仏教の根本思想を明らかにする。

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  • キェルケゴール
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 実存主義哲学者キェルケゴールの思想にとって、キリスト教信仰はいかなる意味を持っていたのかを宗教哲学者でキェルケゴールを専門とする著者が、解き明かす。 【目次】 第一部 I キェルケゴール小論 II キェルケゴールにおける実存と現実 III キェルケゴールにおける「同時性」の問題 IV 神と実存 コウルリッジとキェルケゴールのことなど V キェルケゴールに関するノート 1 「選択」について 2 「教会観」について 3 「苦難の神秘主義」について 4 「ニヒリズム」について 5 信仰と実践 6 キェルケゴールとブルトマン 第二部 I いわゆる「史的イエス」の問題とキェルケゴール II 宗教と道徳の間 III 孤独と信仰 IV ニヒリズムとその克服 V 随想ノート 1 キリストにある生活 2 病気と信仰 3 ブルトマンの「創造神の信仰」に関連して 4 「ふさわしく」の倫理 5 キリスト教的内面性について 6 自覚の自己超越性 7 驚きと信仰 8 西田・田辺哲学とキリスト教 9 「非神話化」の問題に因んで ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 論理学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 アリストテレスから現代数学まで、古代から現代の「論理学」を一冊で解説する画期的な書。京都学派の重要学者による重要な書。 【目次】 序 凡例 第一部 論理学基礎論 第一編 論理学の本質 第一章 論理学の意義 第二章 形式論理学と記号論理学 第三章 経験的認識の論理学 第二編 概念 判断 推理 第一章 先論理的思惟 第二章 言語的思惟 第三章 論理的思惟 第三編 哲学的論理学 第一章 認識論的論理学 第二章 哲学的論理学 第四編 論理学の歴史 第一章 古代と中世 第二章 近代 第三章 現代(記号論理学の成立) 第二部 形式論理学と記号論理学 第一編 論理学の基本的考想 第一章 予備的説明 第二章 論理学の基本的考想 第二編 形式論理学 第一章 形式論理学の基本的考想 第二章 直接推理 A 定言命題に関する直接推理 B 複合命題に関する直接推理 第三章 間接推理 A 定言命題に関する間接推理 B 複合命題に関する間接推理 第三編 記号論理学 第一章 記号論理学の基本的考想 第二章 命題の計算 第三章 命題函数の計算 A  一変項命題函数の計算 B 二変項命題函数の計算 第四章 「クラスの計算」と「関係の計算」 A 「一変項命題函数の計算」より「クラスの計算」の導出 B 「二変項命題函数の計算」より「関係の計算」の導出 附.「関係の論理学」 第四編 形式論理学と記号論理学との連関 第四編の問題 第一章 記号論理学の適用 第二章 外延的解釈と内包的解釈 題 第三章 形式論理学の批判と改正の方向 高山 岩男 1905~1993年。哲学者。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都学派の全盛期に学ぶ。文学博士。京都帝国大学文学部教授ののち、神奈川大学、日本大学などで教鞭をとり、秋田経済大学学長を歴任。 著書に、『西田哲學』『ヘーゲル』『續 西田哲學』『文化類型學研究』『世界史の哲學』『日本の課題と世界史』『所の論理』『哲学と哲学的実存』『マルクシズムの超克』『場所的論理と呼応の原理』『道徳の危機と新倫理』『宗教はなぜ必要か』『二つの世界に抗して 文明の破局と人類の対決』『現代の不安と宗教』『道徳とは何か 倫理学入門』『国際的中立の研究』『現代の政治・社会思想 社会科における取扱いに関連して』『哲学とは何か』『教育と倫理』『実存哲学』『政治家への書簡 正・続』『西田哲学とは何か』『京都哲学の回想 旧師旧友の追憶とわが思索の軌跡』『高山岩男著作集』(全6巻)『西田幾多郎研究資料集成 第1・2巻 高山岩男集』など多数ある。
  • 人間を見る経験
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 明治の終りから昭和にかけて時代の大きな流れの中で生き抜いた12人の魂の肖像を端正な筆致で描きあげ、深い感動をよびおこす。 【目次より】 第一部 人間を見る経験 西田幾多郎 人間を見る経験 西田幾多郎先生の歌と書 田辺 元 田辺哲学の形成と西田哲学 全力的読書の一典型 高坂正顕 豊かな教養と教育実践 唐木順三 現代と伝統への還帰 真摯なニヒリズム克服の歩み 『無常』について 『良寛』について 亀井勝一郎 現代人と求道 橋本 鑑 キリスト教的実存の典型 河上丈太郎 河上丈太郎先生の逝去 キリスト教社会主義者の肖像 川本臥風 自然諷詠を呼ぶ無心 第二部 點鬼簿 次兄の死 父の思い出 姉の遺歌集 長兄の急逝 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 久山 康 1915~ 1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。 著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、 訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。
  • ペトラルカと対話体文学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 〈ことばの世話〉を重視するペトラルカの修辞学的対話は知情意の全てに訴える説得の術であった。その珠玉のことばは読者の内奥に強く響く。 【目次より】 まえがき ペトラルカ原典表 序論 西欧思想史と対話体文学の伝統 はじめに 一 対話体文学の伝統 二 対話体文学の変質 三 ルネサンス対話篇 四 中世対話篇の歴史的背景 五 対話体文学の新しい可能性 六 ルネサンス対話篇の歴史的背景 七 ペトラルカの場合 I 修辞学的対話 一 修辞学的伝統の再評価 二 修辞学的伝統とペトラルカ 三 ペトラルカと修辞学的文化の再生 四 人間形成と理想的人間像 五 フマニタスの人 六 人間形成と文学教育 七 「魂の世話」と「ことばの世話」 八 修辞学的対話 II 対話体文学論 『わが秘密』考 はじめに 一 『わが秘密』における対話の構造 二 著作の背景と時期 三 対話の人物 四 アウグスティヌス像 五 告白としての対話 六 『わが秘密』とルネサンス対話篇 おわりに III 「真理」の光のもとに 一 自己探究としての対話 二 対話の構造と探究 三 修辞学的対話 四 「真理」の臨在 五 「理解するために信じる」 六 「自己自身を知れ」 七 対話と愛 八 対話の「場」 おわりに 追記 IV 自叙伝と対話篇のあいだ はじめに 一 自叙伝のもくろみ 山頂の内省 二 「嵐」と「港」 三 未完の自伝 『後世の人に』 四 内なる戦い 『わが秘密』 五 倒錯せる意志 六 書簡体「自伝」と対話体「告白」 V ペトラルカとクザーヌスの対話篇 はじめに 一 執筆の動機と対話の設定 二 対話の人物と対話の構造 三 対話の人物と探究 四 対話の構造と探究 五 「一なる宗教」と宗教的寛容の思想 六 〈告白としての対話〉と〈啓示としての対話〉 VI ペトラルカ研究小史 一 出会い 二 研究ことはじめ 三 研究史の反省的回顧 四 原典へ 五 研究の今後のために 補遺 ペトラルカ関係邦語文献 あとがき 註 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 近藤 恒一 1930年生まれ。イタリア文学者。東京学芸大学名誉教授。専門はルネサンス思想史・文芸史。広島大学大学院文学研究科(西洋哲学専攻)博士課程単位修得退学。文学博士。 著書に、『ペトラルカ研究』(マルコ・ポーロ賞)『ルネサンス論の試み』『ペトラルカと対話体文学』『ペトラルカ 生涯と文学』など、 訳書に、ペトラルカ『ルネサンス書簡集』エウジェーニオ・ガレン編『ルネサンス人』カンパネッラ『太陽の都』ペトラルカ『わが秘密』『ペトラルカ=ボッカッチョ往復書簡』ペトラルカ『無知について』ロレンツォ・ヴァッラ『快楽について』などがある。
  • エナクトメント 精神分析の新しい考え方
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    エナクトメントは,精神分析における転移・逆転移の文脈で生じる無意識的な行動であり,重要な治療的意味を持つ。これは従来の「アクティング・アウト」や「アクティング・イン」に代わる用語で,言語を超えた治療的相互作用を捉える枠組みとして用いられる。フロイトの「行動化」に由来し,失敗が無意識の成功とされる視点と関係する。分析家と患者の関係性の中で役割が演じられ,失敗を通じてその意味が明らかになる。 エナクトメントは治療効果を証明する始まりである。  ジョセフによると,患者の夢や反応を通じて無意識の欲望や防衛を読み解き,治療者との相互作用に注目する。患者は治療者に無意識のプレッシャーをかけ,治療者も逆転移によって反応する。治療者が自身の内面を吟味することで,より自由な解釈が可能となり,治療が進展する。エナクトメントは両者の無意識的な共同作業として理解され,大きな治療的意義を持つといえる。本書には「エナクトメント」に関する,エルマン,レニック,グリーネーカー,サンドラー,ジェイコブス等の臨床理論的重要論文を収載している。

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  • 病いのリアリティ 臨床民族誌の系譜
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    本書は,医療人類学や文化精神医学の知見を踏まえて,病いや苦悩をめぐる精神科臨床につなげていこうとする論集である。なぜ精神医療の領域のものに,民族誌(エスノグラフィー)といった,人文・社会科学系の場違いにみえる方法を持ち込もうとするのか? 今日,細分化され精緻化された専門領域の臨床マニュアルを携えてアプローチすれば済むことではないか? そう思われるかもしれない。しかし,一旦患者や家族,相談者の側にたつとはっきりするが,それだけでは病いや苦悩を抱えた人の経験の核心には届かないのだ。それを超えるリアリティを感じ,さらにはそれを手に入れるためにはどうしたらいいのか。 著者は,臨床人類学の物語論から,力動精神医学の歴史へとさかのぼり,さらに民俗学ないし民族誌学的な視点へと迂回する「北西航路」をたどろうとする。それは,あくまで人文科学系のアプローチであるが,じつは身体になじませ,「身体技法」にいたる,環境的で生物学的リアリティを含む部分をゴールに据えようとするものなのである。この領域の圧倒的先達であるクラインマンやグッド,土居健郎や中井久夫から,シャルコーやジャネやミッチェル,ドゥヴルーを経て,子規や柳田国男に導かれるこの一種の「回峰行」を,読者とともにたどれたらと思う。

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  • 病いのレジリアンス ナラティヴにおける虚偽主題
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    著者は,人間学的精神医学や現象学的精神病理学,ラカン派の精神分析,近年注目されているナラティヴ・アプローチの交点に位置づけられるような領域研究と,自らが築きあげてきた精神療法家としての素地を柱とした臨床経験の精華として本書を書き上げた。 各論稿では,クラウス,ヤンツァーリク,ラカン,エランベルジェ,等,独仏の碩学の理論を止揚し,病いに苦しむ人の自己(身体),他者,世界との関係を明らかにしようと試みる。臨床の現場においては,精神病患者の語りに耳を傾け,患者の痛みと苦悩の内的世界を再構築し,現代における統合失調症・うつ病の病理を問うている。 さらに,本書にはいくつもの鍵概念が提示される。ひとつは、患者の〈虚偽主題 Lugenmotiv〉である。これは、うつ病や統合失調症等の病的体験に出現する「うそをついた」といった発言や自らの偽りの自白を指す。次に,具体的実践的な治療論への展開のために「自己回復力」とも大まかに理解される「レジリアンス」という概念を援用する。さらに,本書のタイトルにもなっている「ナラティヴ(語り)」については,物語(story)には病いを癒す力があり、そこでは、病者は物語の語り手としての能動的存在であり、語りと聴取をとおして、病者と聞き手とのあいだで、深い次元での共感と了解にもとづく紐帯が作り出されると述べる。これら重要概念を解説しながら,著者自身の一貫した臨床研究テーマ「心の病いにとって治療とは何か?」に到達する。それは,物語論(ナラトロジー)の見地から,現象学的精神医学の再生を目論むことにもなるのである。

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  • ドイツ神秘主義叢書7:非他なるもの
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 15世紀ドイツの大神秘家ニコラウス・クザーヌスの思想をとりあげ、訳出。神秘主義のマグマの山容を、その内深く秘められた「息吹なす霊気」を通して体得する。 哲学者、法学者、神学者、教会改革者、説教者、数学者と多様な顔を持つクザーヌス。中世から近代への移行期である15世紀のなかにあって、神秘主義は「超越的実在への知的直観を問題としており、たとえばトマス・アクィナスは究極の心理である神への視であるとする。マイスター・エックハルトは、知的直観による観照的生が強調される。ルネサンス期には神秘主義にあって、この世界階梯秩序は神の意志決定によって生じたもので、「途上の人」である人間の認識能力の達しうる最高の知は、神の意志決定についての知、神の啓示についての知である。思弁的・観照的な神秘主義から、「愛の神秘主義」への変遷である。この新たな神秘主義への寄与を読み解く。 【目次】 凡例 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 第十一章 第十二章 第十三章 第十四章 第十五章 第十六章 第十七章 第十八章 第十九章 第二十章 第二十一章 第二十二章 第二十三章 第二十四章 畏敬すべき師父ニコラウス枢機卿の、『非他なるもの』の徳性についてのテーゼ 訳注 (塩路憲一) 解説 (塩路憲一) 解題論文 (松山康國) あとがき (松山康國) 文献目録 (塩路憲一) 索引 (松山康國) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ギリシア哲学史
    4.3
    全てはここから始まる――古代ギリシアで哲学はどのように始まったのか。人間と社会と自然を根源から問い、わたしたちの生き方・考え方を形作った知の原点。近年の研究成果を踏まえギリシア哲学史の枠組みを見直し、哲学者たちの思索を新たな視座から一望する記念碑的通史!
  • キリスト教古典叢書10:雅歌注解・講話
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「序言」より 「オリゲネス自身、人間関係の基礎となっている……神との関係を常に追い求める人であった.民数記講話において、彼は次のように言っている。 『神の知恵には、限界があるでしょうか。人は、それに近づけば近づくほど、そのうちに深遠を見いだし、それを探求すればするほど、神の知恵が名状し難く、理解し難く、評価し難いものであることを発見します……知識の火によって燃えている魂が、ゆっくり休むことができるときは、いつまでも来ません。魂は常に、善からいっそう善いことは、いっそう善いことからさらに超える高いところへ進むように刺激されています」(17・4) このような歩みの到達点は、神との完全な統合である。オリゲネスはさらに述べている。 『神が個々のものにおいてすべてとなられるのは次のようなことである。即ち、あらゆる悪徳のかすを清められ、あらゆる悪意の霧を取り払われて、理性的精神が考えたり、理解したり、思惟したりすることのすべてが神であり、神以外の何ものをも考えず、神を思惟し、神を見、神に固着し、神がそのすべての動きの基準および規範であるということである。』」(諸原理について』3・6・3) …… 敵にさえ及ぶすべての人に対する愛を生み出す神との一致―これはオリゲネスが一生涯追求した理想であり、すべての著作、特に雅歌についての著作において彼が教えることである」 【目次】 序言   P・ネメシェギ 緒言 オリゲネスの聖書解釈 『雅歌注解』 序文 第一巻 第二巻 第三巻 〔第四巻〕 『雅歌講話』 〔ヒエロニムスの〕序文 第一の講話 第二の講話 引用箇所の注 解説の注 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ルネサンス論の試み
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 15世紀、イタリアで花開いたルネサンスを、「近代」と「ヒューマニズム」のはじまりとして捉え、その人間観、哲学を再考する。 【目次より』 まえがき ルネサンス思想再考のために 一 ルネサンス思想研究の意義 二 ルネサンス思想再考のために 三 「開かれた学」の理念 四 「対話」としての探究 五 「市民的対話」 六 「観想的生活」と「行動的生活」 七 ―つの視点 ルネサンス思想史の試み 一 「最初の近代人」 二 中世的世界観と価値秩序 三 視線の逆転 四 〈融和〉の試み 五 フマニタス研究の理念 六 〈融和〉の達成 七 〈融和〉の破綻 八 ニヒリズム ルネサンス思想論の試み I ヒューマニズムの原点──ペトラルカ断想 一 ルネサンス的作家像の一典型 二 哲学的探究 II 文献学的精神 一 ヒューマニズムと文献学 二 ことばへの愛──文献学 三 「雄弁」への愛──修辞学 四 人間存在と「ことば」 五 対話への愛 六 作品観 七 歴史意識 八 権威主義からの解放 九 文献学と修辞学との統一 十 修辞学的対話としての探究 III 市民的ヒューマニズムの一典型 一 パルミニーリとフィレンツェ文化 二 『市民生活論』とフィレンツェ・ヒューマニズム 三 「良き市民」とその教育 四 「普遍人」の理想 五 教育方法と教育目的 六 自己自身の本性に従え 七 結論 IV ルネサンス的人間像 一 ルネサンス的人問 二 フマニタスの人 三 フマニタスの意味 四 「普遍人」の理想 五 市民的「普遍人」から制作的「普遍人」へ V ルネサンスにおける「自我」 一 「自我」の発見 二 近代的「自我」 三 ルネサンスの人間観 四 ルネサンスの「自我」 イタリア哲学史の試み I 予備的考察 一 イタリア哲学研究の意義 二 イタリア哲学の伝統と特質 三 イタリア哲学の歴史的概観 II ルネサンスの哲学 一 ヒューマニズム 二 プラトン主義 三 アリストテレス主義 四 自然哲学 III 一八世紀の哲学 一 ヴィーコ 二 啓蒙主義 IV 一九世紀の哲学 一 リソルジメントの哲学 二 実証主義とヘーゲル主義 1 実証主義 2 ヘーゲル主義 V 二〇世紀の哲学 一 新理想主義 二 その他の哲学 近藤 恒一 1930年生まれ。イタリア文学者。東京学芸大学名誉教授。専門はルネサンス思想史・文芸史。広島大学大学院文学研究科(西洋哲学専攻)博士課程単位修得退学。文学博士。 著書に、『ペトラルカ研究』(マルコ・ポーロ賞)『ルネサンス論の試み』『ペトラルカと対話体文学』『ペトラルカ 生涯と文学』など、 訳書に、ペトラルカ『ルネサンス書簡集』エウジェーニオ・ガレン編『ルネサンス人』カンパネッラ『太陽の都』ペトラルカ『わが秘密』『ペトラルカ=ボッカッチョ往復書簡』ペトラルカ『無知について』ロレンツォ・ヴァッラ『快楽について』などがある。
  • 後期シェリングと神話
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シェリングの哲学はドイツ観念論の枠内に留まるのか、カント以前の形而上学への逆戻りであるのか、それともドイツ観念論の枠を超えて現代に語りうる何かをもっているのか。特に後期シェリングに関して繰り返されるこうした問いを中心に考察する。
  • 美は救済たりうるか
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 われわれの平板な生を一瞬のうちに横切り、煌めく金の画鋲を撒きちらしていく孤独な疾走者の悲しみの世界。美と対話の中に救済を求め、孤独な陶酔と死への誘惑に揺れ動く魂の祈りと夢を、己れの生の言葉に焼きつくした青春のレクイエム。 【目次より】 第一部 一 対話 二 美について 三 詩人の運命 四 花なき里 第二部 一 夏目漱石 二 太宰治 三 川端康成 四 三島由紀夫 五 大江健三郎 六 高橋和巳 七 遠藤周作 第三部 一 ニーチェ 二 トーマス・マン 三 キェルケゴール 四 ドストエフスキイ ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐々木 徹 1941年生まれ。哲学者、評論家。追手門学院大学名誉教授。専門は哲学・比較思想比較文化論。 著書に『愛と死について』『美は救済たりうるか』『西谷啓治 その思索への道標』『魔的なるもの 美と信の問題』『こころの橋 - 詩と小品』『愛と別れについて』『近代文学と仏教』(共著)『悲の思想 文学にみる生老病死』『木下恵介の世界 愛の痛みの美学』『東山魁夷を語る』(共著)など。
  • 瑩山紹瑾『伝光録』全訳
    -
     本書は、瑩山紹瑾(けいざん じょうきん 1268-1325。日本曹洞宗開祖の道元禅師から第4世の法孫。能登總持寺の開山)禅師の主著『伝光録(でんこうろく)』を現代語訳して、注解を施したものです。  瑩山禅師は越前(福井県)出身の禅僧で、13歳のときに永平寺二祖の懐弉(えじょう)禅師に就いて得度したのち、宗派の壁を越えて仏法を求め修行を重ねるとともに、後進の育成にも力を注ぎ、教線が拡大していく曹洞教団の礎を築いた人物です。  その瑩山禅師の主著が『伝光録』(2巻)で、釈尊から自身の師である懐弉禅師までの「1仏+インド28祖+中国22祖+道元禅師+懐弉禅師」=計53人の仏祖を取り上げ(全53章)、お一人お一人にまつわる、(1)公案、(2)悟りのきっかけ、(3)その解説、(4)偈頌(詩で讃える)の要素でもって各章が構成されています。その筆致は、時空を超えて〈ローソクからローソクへ灯火をつないでいくように〉仏法を伝えてくださった53人の仏祖への敬意に満ちたものとなっています。  日本の曹洞宗においては、道元禅師と瑩山禅師を「両祖」と尊称して同格に位置づけています。なお、その禅風は、道元禅師の「厳しさ」に対して、瑩山禅師には「温かさ・優しさ」が感じられると著者は評します。そこには、「正伝の仏法」を継承するため出家僧侶の育成に努められた道元禅師に対して、瑩山禅師が、室町期以後に在家信者が増加していった曹洞教団を前に「正伝の仏法」を一般の人たちにも解りやすく伝えていこうとされた〈信者目線〉の姿勢があったのではないかと推察されます。  道元禅師ほどには知られていない瑩山禅師の思想や仏教観を、主著の読解によって学ぶことを通して、仏教に関心を寄せるわたしたちに、仏教が〈いま、ここ〉に伝えられているということの意味を教えてくれる一冊です。

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  • デクステリティ 巧みさとその発達
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 運動はどのようにして環境に出会うのか。生態心理学、運動研究、認知科学の最先端で、運動のアフォーダンスとして注目を集める7論考。
  • A Bibliography of Christianity in Japan
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本におけるキリスト教関連(プロテスタント系)の書籍にどのようなものがあるのかを、網羅した貴重な資料集。 【目次】 Foreword Nobushige Ukai Preface Kiyoko T. Cho Editors' Preface Contents Explanatory Notes Books and Pamphlets(Alphabetical Order by Author) Supplement Articles and Studies Dissertations Index I Title II Author IIISubject ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • オンラインセラピーの理論と実践 インターネットを通じた個人・集団・家族・組織への介入
    -
    COVID-19によるパンデミック以降、オンラインセラピーが一気に広がったが、そこで新たな問いが生まれた。オンラインは対面の代替手段でしかないのか? 対面における「存在」「身体」とは何なのか? 人と人との出会いとはどのような現象なのか? 多くの精神科医や心理士、さらにグループのファシリテーターや組織コンサルタントなど、対人援助を行う人たちが抱える疑問や葛藤に理論面、実践面から幅広く応える待望の書。
  • 日本の近代思想を読みなおす1 哲学
    -
    近代の日本哲学のダイナミズムを気鋭の哲学者が活写 日本の近代思想において哲学を考えることは、日本の哲学的な経験を通じながら、そこに普遍化への努力をどう見ていくのかということになる。本書は、西洋哲学の受容と展開だけでなく、中国哲学やインド哲学などにも目配りをして、近代の日本哲学のダイナミズムを明らかにする。 【シリーズの特長】 ●日本の近代思想を15のテーマに分け、その新たな読みなおしを提案する。 ●近代を反映する重要テキストを精選・収録し、第一線の研究者が解説を付す。 ●危機の時代である現代において、時勢に流されることのない基礎的かつ確実な内容を提示する。 【主要目次】 総論 哲学という問題系 Ⅰ 日本哲学の系譜学 一 日本哲学と中国哲学 二 二つの啓蒙――福沢諭吉と中江兆民 三 霊魂不滅論争 Ⅰ 資料編 Ⅱ アカデミズムとしての哲学の成立 四 東京学派の哲学 五 近代日本における中国哲学 六 近代日本におけるインド哲学 Ⅱ 資料編 Ⅲ 帝国の哲学 七 京都学派の礎――西田幾多郎 八 世界史の哲学――高山岩男 九 帝国日本を支える論理――田辺元 一〇 フィロロジーの行方――和辻哲郎 Ⅲ 資料編 Ⅳ 脱出の方位 一一 偶然性と未来への志向――九鬼周造 一二 ディアスポラの哲学――三木清 一三 マルクス主義哲学――戸坂潤 一四 東北大学で展開した哲学――高橋里美と高橋ふみ Ⅳ 資料編 Ⅴ 戦後の哲学 一五 戦後民主主義――丸山眞男 一六 戦後マルクス主義哲学――梅本克己 一七 経験と思想――森有正 一八 神秘について――井筒俊彦 一九 立ち現われ一元論――大森荘蔵 二〇 共同主観性――廣松渉 二一 あわいの哲学――坂部恵 二二 装飾的思考――北川東子 二三 「自分」という謎――池田晶子 Ⅴ 資料編
  • 近代による超克 戦間期日本の歴史・文化・共同体(上)
    -
    第一次大戦後,資本主義の急激な高度化・都市化の進展によって引き起こされた社会変容は,日本の知識人に激しい衝撃を与え,20年代以降,文化的本来性をめぐる言説を大量に生み出した.西欧でも同時期に出現したこのあまりにも近代的な現象=「近代の超克」を新しい光のもとに捉え,日本の近代思想史像を一変した,衝撃の書

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  • デジタルゲーム研究
    3.0
    日本のゲーム研究を牽引する著者の主要論考をすべて集成 電子回路をもつゲームであるデジタルゲームを知覚や認知、ゲームプレイ、メディア、音、eスポーツ、文化資源などの視点から多面的に論じつつ、さらには大塚英志と東浩紀による「ゲーム的リアリズム」論争をも詳細に跡付ける、日本のゲーム研究を牽引する著者によるゲームを考えるための必読文献。 【主要目次】 序 ゲーム研究とはどういうものか I 知覚と認知――プレイヤーはゲームをどう感じるのか 第1章 スクロール 第2章 視点と空間 第3章 ゲーム空間の記号学――二重化する知覚 II ゲームプレイ――プレイヤーはゲームをどう遊ぶのか 第4章 ゲームプレイと他者への信頼 第5章 カウンタープレイ――ゲームに抗うプレイヤー? 第6章 ゲームと公平性――社会革新としてのプレイ III メディア――コンピュータで遊ぶ/コンピュータを遊ぶ 第7章 プレイヤーとキャラクター――ゲームにおける死の問題 第8章 メタゲーム――自己批評するゲーム 第9章 メディアとしてのゲーム IV 文化のなかのゲーム――多面化するゲーム研究 第10章 ゲームと音・音楽 第11章 eスポーツはスポーツなのか 第12章 ゲームの文化資源学
  • 未完のプロジェクトとコミュニケーション──アーレント,バトラー,ハーバーマス,カントを参照して──
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 モデルネという未完のプロジェクト――遂行するカギはコミュニケーション。コミュニケーションは、モデルネという未完のプロジェクト――規範の普遍主義的な基盤の実現を成し遂げることができるのか。アーレント、バトラー、ハーバーマス、カントの議論を手がかりとして、コミュニケーションの持つ可能性とプロジェクト遂行の道を探る。
  • C・G・ユングの夢セミナー パウリの夢
    -
    ユングと親交の深かった物理学者、ヴォルフガング・パウリ。ノーベル賞を受賞した賢人として知られる一方で、内面的には深刻な問題を抱えていた人物でもある。そんな危機を、ユングとユング派治療者の関わりによってパウリは乗り越えていくのだが、そこで大きな役割を果たしたのが、彼自身が見た夢やヴィジョンだった。本書は、ユングがパウリの夢について詳細に検討した、伝説的なセミナーの記録である。
  • 乳幼児観察入門 早期母子関係の世界
    -
    精神分析を超えて世界各地で参照されている必読テキストの待望の邦訳。乳幼児観察の基礎となる理論や方法論の解説に続き、8つの詳細な観察記録を提示。社会的階級や民族的背景、子育てに対する両親の考え方などがそれぞれ異なる多様な事例それ自体がもたらす衝撃から、乳幼児観察のエッセンスを学ぶとともに、乳幼児の複雑で豊かなこころの世界に触れる。心理、医療、福祉、保育など子どものこころの援助に携わるすべての人へ。
  • 創元アーカイブス 箱庭療法 基礎的研究と実践
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    《箱庭療法の理解を深める基本図書、新装復刊》 箱庭療法は、問題を抱えた子供や大人への有力な治療法として治療現場で活用されている。長きにわたり箱庭療法にたずさわってきた著者が、箱庭療法の成立や発展といった概説から、自身の基礎的研究、臨床体験にいたるまでを詳細にまとめた。治療のみにとどまらず、健康な学生の「自己表現」の手段としての箱庭の応用などの研究成果も収め、箱庭写真や図解、表を豊富に掲載。箱庭療法への理解を深め、それにたずさわる治療者への援助となる一冊。
  • 人工地獄 現代アートと観客の政治学
    -
    今日のアートにおいて「参加」、すなわち社会的関与を重視したプラクティスは、非常に重要な位置を占めている。日本国内でもすでに芸術祭やアートプロジェクトが百花繚乱の様相を呈しているが、国際的にも、社会的・政治的側面を重視したプロジェクト型アートの規模と影響力はもはや現代アートのメインストリームを占めているといってよいだろう。 一方で、倫理を逸脱した(とみなされる)アートは、ときに衝突と論争を巻き起こしている。こうした状況において議論される「アートの社会的関与はどの時点で達成といえるのか?」「アートにおける<参加>をいかに評価するか?」「芸術と倫理の衝突をいかに考えるか?」といった根源的な問いについて、いまだ確固たる答えは出ていない。 本書は、このようなアートと社会の関係性について考察を行なうものである。20世紀以降の芸術史から同時代のアートへと至る構成は緻密かつ類例のない大胆さをもつ。各章には著者クレア・ビショップが世界各国のプロジェクト型アートの実例に触れ、膨大な人物へのインタビューを行なってきた蓄積が存分に生かされており、彼女自身のアートに対する洞察の深化がうかがえる。 ビショップは「アートには社会から独立した役割がある」と確信するが、それはむろん「芸術が倫理を重んじなくともよい」という意味ではない。むしろ彼女は作者性と観客性、能動と受動、加害と被害、これらが本質として対立的にはとらえがたいものであることを強調し、複雑に転じていく位相をひもとくことで、より慎重かつ正確な理解を求めようとする。 「敵対」と「否定」に価値を見出しつつ、それらを多層的にとらえ直すビショップの鋭く豊かな思考は、「関係性の美学」以後のアートの構造を理解するうえで必ず踏まえるべきものといえるだろう。

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  • 千のプラトー 合本版 資本主義と分裂症
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    ドゥルーズとガタリによる最大の挑戦にして未だ読み解かれることのない比類なき名著。かつてない国家、戦争、技術、資本への問いから、平滑空間/条里空間の考察を経て非有機的生に向かう壮大な歴史哲学。 ※本電子書籍は、「千のプラトー 資本主義と分裂症 上・中・下」の合本版です。
  • おしゃべり・雑談の政治哲学 : 近代化が禁じた女たちの話し合いと〈講〉
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    近代国家はなぜ自由で対等な話し合いを禁じたのか?アーレントの"活動"概念を手がかりに、"講"や社会教育の話し合いグループの検討から、公共的空間の再構築の可能性を探る。

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  • セネガルの宗教運動バイファル――神のために働くムスリムの民族誌
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    セネガルで成立したイスラームの神秘主義教団の一つ、ムリッド教団のバイファル。 イスラームの特筆でもある礼拝などを教義としていないことから、これまでは「逸脱」「異端」と等閑視されてきた彼らの実態を文化人類学的手法から解き明かす、世界初の試み。
  • 中国の科学思想(中国学芸叢書) 両漢天学考
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国の科学は西欧の近代科学と違い、神秘のベールに包まれてきたが、歴史上の三大発明や紙の発明、さらに中国の三大科学(天文暦数学・医学・農学)と三大技術(紡織・陶磁器・建築)など巨大な結果を生みだしてきた。中国の科学思想は漢代を中心に基本の枠組が形成され、以後二千年にわたり影響を与え続けた。本書はその中で中核的な役割を果たしてきた天文暦学の思想的分析により、中国人の科学的思惟の原型である、自然現象と社会現象を統一的に捉えようとする思考構造を明らかにする。 【目次より】 プロローグ 序章 中国の自然科学 一 中国科学と天文暦数学 二 漢代の科学 I 術数学 一 ビクゴラスと「数」の論理 二 術数学と数の二義性 三 経学と術数学 四 術数学とビタゴラスの数論 II 受命改正制 一 受命改制と顕頭暦 二 経今文学と三正説 III 太初改暦と司馬遷 一 太初改暦 二 司馬遷と史官の伝統 IV 劉畝の三統哲学 一 劉敵とその学術 二 三統暦の数理構造 三 劉畝の三統説と五行説 四 三統暦と経学 五 王葬革命と三統説 V 揚雄と『太玄』 一 揚雄と擬経 二 太玄暦の構造 三 八十一首の陰陽消息説 四 七百二十九賛の太玄占 五 『太玄』の構造 VI 後漢の四分暦と察蘊の律暦思想 一 後漢の四分暦と察蘊の律暦意 二 六十律 三 四分暦 四 律暦意の構造 終章 天学 エピローグ 注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 川原 秀城 1950年生まれ。中国思想研究者。東京大学人文社会系研究科名誉教授。 京都大学理学部数学科卒業、同文学部哲学科(中国哲学史専攻)卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は東アジアの儒学。 著書に、『中国の科学思想 両漢天学考』『毒薬は口に苦し』『朝鮮数学史』『数と易の中国思想史』など、 訳書に、杜石然『中国科学技術史 上・下』(共訳)銭宝そう『中国数学史』 高橋亨『朝鮮儒学論集』(共編訳)などがある。
  • 政治家への書簡
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 折にふれ問題となった事柄について、知友の政治家に送った書簡集、ひとり政治家のみならず国民大衆の教養識見に訴えんとする警世の書。 【目次より】 前篇 一 欠陥教育は半世紀後に民族の衰亡を 二 第二次世界大戦は何であったか その残した教訓 三 憲法を改正するには 四 アメリカ大統領制の平時と非常時 五 政党と派閥 六 「たてまえ」政治は政治というものか 七 科学的社会主義の自己矛盾 八 共産主義国の言動を理解するには 九 元首と象徴(天皇の御訪欧) 一〇  天皇の立憲的君主性(天皇の御訪米) 後篇 一一 権力の象徴と権威の象徴 一二 首相・総裁たるの資質 一三 選挙悪 一四 ”敵・味方“の政治 一五 国会の多数暴力と少数暴力 一六 軍人は軍国主義、文民は平和主義か 一七 奪うもならず捨つるもできぬ自衛権 一八 護憲論者は反革命の自由を擁護するか 一九 嘘は罪にならないのか 二〇 産業スパイと国家機密 二一 必要悪の善用 二二 秘密外交と民主主義 二三 十八歳選挙権への疑問 二四 「違憲」の乱用 二五 乱れる司法界の職域倫理 二六 冷戦とは何か、冷戦はもう終ったのか 二七 人民を人質にするストはストなのか 二八 自明なことが余りにも不明であり過ぎる あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 高山 岩男 1905~1993年。哲学者。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都学派の全盛期に学ぶ。文学博士。京都帝国大学文学部教授ののち、神奈川大学、日本大学などで教鞭をとり、秋田経済大学学長を歴任。 著書に、『西田哲學』『ヘーゲル』『續 西田哲學』『文化類型學研究』『世界史の哲學』『日本の課題と世界史』『所の論理』『哲学と哲学的実存』『マルクシズムの超克』『場所的論理と呼応の原理』『道徳の危機と新倫理』『宗教はなぜ必要か』『二つの世界に抗して 文明の破局と人類の対決』『現代の不安と宗教』『道徳とは何か 倫理学入門』『国際的中立の研究』『現代の政治・社会思想 社会科における取扱いに関連して』『哲学とは何か』『教育と倫理』『実存哲学』『政治家への書簡 正・続』『西田哲学とは何か』『京都哲学の回想 旧師旧友の追憶とわが思索の軌跡』『高山岩男著作集』(全6巻)『西田幾多郎研究資料集成 第1・2巻 高山岩男集』など多数ある。
  • 身体(叢書身体の思想) 東洋的身心論の試み
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 “心”と“身体”―デカルト以来の近代西洋哲学が幾度となく究明を試みたその問題は、東洋思想の照明を受けつつ、今日最もヴィヴィッドな課題として我々の前にあらわれている。哲学者であり、ユング心理学や「気」の研究の先頭走者でもある著者は、現象学、生理心理学との通路を縦横に結びつつ、東洋的「心身一如」論の現代的意義を浮かび上がらせる。 【目次より】 序説 研究の目的と問題の概観 第一章 近代日本哲学の身体観 一 和辻哲郎の身体観をめぐって 二 西田幾多郎の身体観をめぐって 三 東洋思想研究の態度と方法 第二章 修行と身体 一 修行とは何か 二 芸道論 三 道元 四 空海 第三章 東洋的身心論の現代的意義 一 現代の哲学的身心論とその問題点 1 ペルグソンの運動的図式 2 メルロ=ボンティの身体的図式 3 情動の問題 二 身心関係の二重構造 1 表層的構造と基底的構造 2 身心関係の日常的理解の逆転 三 東洋的瞑想の領域 1 心理療法と修行の比較考察 2 形而上学と身心論 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 湯浅 泰雄 1925年生まれ。東京大学文学部(倫理学科)卒業。文学博士。山梨大学・大阪大学・筑波大学教授、桜美林大学国際学部教授を歴任。 著書に『近代日本の哲学と実存思想』『和辻哲郎 近代日本哲学の運命』『日本人の宗教意識』『東洋文化の深層』『宗教経験と深層心理』『古代日本の精神世界』『ユングと東洋』『気・修行・身体』など。講談社学術文庫に『ユングとキリスト教』などがある。
  • 悪(叢書身体の思想)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 親鸞、ニーチェ、ドストエフスキーが悩んだ悪を正面から問いなおして、今日の人間の確かな生き方を提示する、悪の人間学。 【目次より】 序論 悪の自覚 悪の始まり 罪と悪 禍と悪 業 客観的ということと、正邪善悪 同一なるものそれ自身 当為 シェリングにおける悪の成立 当為は顛倒する 根本悪 本論 一 習俗 イ ギリシア的習俗 ロ ポリス 二 権力 イ マキアヴェリ ロ 権力の崩壊 ハ 主人と奴隷 ニ 反抗 三 自然と悪 イ 自然と人間 ロ 自然の主となる人間 一 西欧近代と自然 二 合理性は善で非合理性は悪である ハ 社会 一 ルソー 二 「自然」が悪に転ずる 三 ホッブズ 四 魔神的なもの ニ 結び 四 個人と悪 イ 個 ロ ひとりであること 一 フロイト 二 例外者 三 悪の表出 四 隠された悪 ハ 結び あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 樫山 欽四郎 1907-1977年。哲学者。早稲田大学文学部哲学科卒。文学博士。元早稲田大学文学部教授。専門は、ドイツ近世哲学、実存哲学。 著書に、『ドイツ精神の生成』『論理学』『哲学叙説』『ヘーゲル精神現象学の研究』『哲学概説』『ヘーゲル論理学の研究』『悪』『随想集 あたりまえのこと』『樫山欽四郎哲学論集 哲学の課題』など、訳書に、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ『知識学新序説』フォイエルバッハ『将来の哲学の原理』ヘーゲル『精神現象学』など。
  • キリスト教古典叢書8:主の山上のことば
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 キリスト教の教えの真髄を表す主の山上の説教を、常に自分の道徳上の欠点を自覚し、常に自分の道徳上の欠点を自覚し、他の人々の罪をゆるし、おのれの罪をゆるしを神に願おうと、ひたむきな追求をするキリスト者への助言であるとするアウグスティヌスの解釈は、中世はもとより現代に至るまで多くのキリスト者たちに深い感銘を与えている。キリストの教えを真に理解しようとする者にとって必読の書。 【目次】 緒言  P・ネメシェギ 主の山上のことば 一巻 一章 幸いなるかな心の貧しい人、天国はその人のもの(マタイ五・一―三) 二章 八つの真福の言葉(マタイ五・三―一〇) 三章 完徳の七つの段階(マタイ五・三―一〇) 四章 七つの真福と聖霊の七つのたまもの(マタイ五・三―一〇) 五章 迫害される人々への報い(マタイ五・一一―一二) 六章 地の塩、世の光(マタイ五・一三―一五) 七章 神がたたえられるように、光を輝かせよ(マタイ五・一六) 八章 律法の完成と遵守(マタイ五・一七―一九) 九章 大きな義、怒りの三段階(マタイ五・二〇―二二) 中略 一七章 誓い(マタイ五・三三―三七) 一八章 真の義の要約(マタイ五・二九―三七) 一九章 悪に逆らってはならない(マタイ五・三八―四二) 二〇章 不義の耐え忍び方(マタイ五・三九―四二) 二一章 敵に対する愛(マタイ五・四三―四八) 二二章 敵の罪と兄弟の罪(マタイ五・四四) 二三章 神はご自分に似るようにわれわれを招いておられる(マタイ五・四五―四八) 第一巻の注 二巻 一章 神にのみ気に入るために善行を行なえ(マタイ六・一) 二章 人の賞賛を求めないこと(マタイ六・二―四) 三章 祈り(マタイ六・五―八) 四章 天にましますわれらの父よ(マタイ六・九) 中略 一〇章 主の祈りの構成(マタイ六・九―一三) 一一章 主の祈りの七つの祈願、真福八端、聖霊の七つのたまもの(マタイ六・九―一五) 一二章 断食の行ない方(マタイ六・一六―一八) 一三章 正しい意向(マタイ六・一九―二三) 一四章 二人の主人(マタイ六・二四) 一五章 空の鳥と野のゆり(マタイ六・二五―三〇) 一六章 神の国と食物(マタイ六・三一―三三) 中略 二二章 人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ(マタイ七・一二) 二三章 狭い道(マタイ七・一三―一四) 二四章 実を見て人を知る(マタイ七・一五―二〇) 二五章 主から聞いたことを実行しなければならない(マタイ七・二一―二九) 第二巻の注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 型(叢書・身体の思想)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「私の「型」と社会との関わりについての作業仮説(本書第一章参照)を実証する例がいままさしくここ〔猿之助の名優は「後世に残る作品をつくった人です」という発言〕にあるという実感を強くもったことをありありと思い出す。猿之助がもし自演を実現しようと思うならば、彼は世阿弥のようにみずから脚本を書き、みずから演出し、そしてみずから演技をしなければならないのではないかと思いながら、彼は自分の歴史的位置を、「型」を破る人でありつつ、同時に「型」を創造すべき人、として見据えている、立派なものだ、と思った。・・・後世に残る作品は今までの歌舞伎の型とはある程度異なるであろうが、歌舞伎である以上、それはやはり「型」の芸能であろう。だとすれば、その型はいったいどういう型なのだろうか、という疑問と好奇心が起こってきたことも事実である・・・ (玉三郎は)歌舞伎の国際的な存在意義について「気候風土、生活様式の違いからうまれた表現をまず珍しがり、面白がる。それは差の認識であり、その次に地球人としての共通の芸術的な精神をどう感じ取ってもらうのかが問題になる。そこを追究したい」と語っている。その独自性・固有性を明らかにすること、それをするとともに、その独自の形の中に潜んでいる普遍性、人類としての共通性を明らかにすること、それを玉三郎は違った仕方で表現しているのだ。彼は「伝統とその現代化」という問題に真正面からとりくんでいる芸術家であり、歌舞伎の俳優としてその伝統の具体的内容を「型」という点に求めているのだ。・・・ ところでここで私が二人の個性的な発言を引用したのは、人間にとって「型」という問題のもつ二重性を、二人の発言は期せずして示しているからだ。この二重性をどう考えるか、これは簡単に結論の出る問題ではないが、このことを念頭に置きながら、本書では「型」の問題を論じてゆきたいと思う」(「はじめに」より) 【目次】 まえがき 第一章 「型」とは何か 第二章 「型」の前史 古代・中世における「身」と「こころ」と「わざ」の思想 第三章 世阿弥の能楽理論における「型」の問題 (附論) 「序・破・急」の問題 第四章 剣法論に見られる「型」 第五章 「型」と稽古 「型」と日本人との交わりの「型」 結び 「型」における心 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 終末論の系譜 ――初期ユダヤ教からグノーシスまで
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    この世の終わりには何が起こるのか――誰もが一度は夢想し、不安を覚えたことがあるに違いない。聖書の世界では、紀元前2世紀のユダヤ教のなかでこの不安が深まり、そして独特な終末論が生み出された。終末思想はいかにしてイエスに継承されていったのか。聖書正典のみならず外典・偽典その他の史料を渉猟し、さらにはベンヤミン、ガダマー、アガンベンなど現代思想家との対話も試みる。これまでの著者の思索を集大成した渾身の書き下ろし。
  • 共同討議 哲学とは何か
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都学派を代表する哲学者の高坂・西谷、科学史家の下村、倫理学者の三宅、西田幾多郎・フッサールに学ぶも京都学派とは距離をとった哲学者・務台ら、超一流の哲学者たちが、「哲学」について縦横無尽に語り尽くす。 【目次より」 第一章 哲学とはなにか 哲学の本質および方法 哲学の方法としての対話 第二章 物質とはなにか 自然哲学 問題への展望 下村寅太郎 第三章 生命とはなにか 生の哲学 問題への展望 三宅剛一 第四章 歴史とはなにか 歴史哲学と唯物史観 問題への展望 高坂正顕 ヤ革命観 二つの終末観の総合 第五章 人間とはなにか 人間学および実存哲学 問題への展望 西谷啓治 ハイデッガーのニヒリズム 死の問題 第六章 人間はいかに生くべきか 道徳的危機とヒューマニズム 道徳的危機の問題 編集後記 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 存在への問い 哲学の原点に根ざして
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 存在するとはいかなることか? 正義、幸福、愛、死、人間存在を徹底的に問い直した哲学的な考察。 【目次】 はしがき 1 哲学と人間存在 2 「ないものから何ものも生じない」 3 フェシスとノモス 4 人間は万物の尺度か 5 「汝自らを知れ」 6 正義の本質 7 正義と幸福 8 死後への希望とその根拠 9 愛に関する最古の哲学 10 プラトンのエロス論と『パイドロス』の主題 11 「学ぶ」ことの可能根拠 12 哲学の使命 あとがき 文献目録 ペレス、フランシスコ 1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。 著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 精神分析と乳幼児精神保健のフロンティア
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    ロバート・エムディは,世界乳幼児精神保健学会(WAIMH)の創設者で,現在WAIMH理事,乳幼児精神保健研究の第一人者として名高い児童精神科医,精神分析家であり,愛着理論で有名なボウルビーと同時代に活躍し,「3カ月微笑」「1歳半のNo!」の現象を発見したスピッツの正統な直弟子でもある。  本書は,本邦初訳となるエムディの代表的論集である。主要な研究業績である,生物行動学的観察と精神分析理論を用いて,乳児が母親の「情緒応答性」を得ながら,人間存在の中心となる「情動的中核自己」を形成していくプロセスについての論考,また子どもの心の発達には,R=Reciprocity(互恵性)E=Empathy(共感性)V=Value(価値)が大きな影響を及ぼすことを説いた「REV理論」について,詳しく解説されている。 エムディの理論は,日本のいじめ,自殺,無気力,不登校,引きこもり等,現代の日本の子どもたちが持つ多様化し複雑化する問題の本質を考える上で,有効な知見といえよう。  乳幼児精神保健や精神科医,心理士はもとより,広く子育て支援に関わる医療,保育,教育,福祉,司法,行政に携わる専門職必読の書。

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  • 宛名のない手紙:チェルヌイシェフスキー哲学的論戦珠玉
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    「言葉をもって空気をふるわす」 専制体制下のロシアにおいて生涯をかけて、社会体制の変革と民衆=人民の解放に向けた言論活動を行なったチェルヌイシェフスキー。ここに集められた諸論攷の多くは一八六一年の農奴解放令に関連するものである。自由主義的な貴族や知識人からは「大改革」と称讃されたが、そこにはいくつか問題があった。農奴解放によって「農奴」は人格的自由を得たものの、同時に、分与された土地に対して膨大な額の支払い義務を負わされたことや、農村共同体の位置づけなどである。「土地つき解放」を求める彼の争点はここにあった。この「リベラルな」改革は真の意味での「農奴解放」とはいえず、圧倒的に不十分だったのだ。つまり、彼の闘争の矛先は、専制体制のみならず、不徹底なリベラリズムにも向けられている。 これらの論攷は、検閲を避けるべく意図的に晦渋な文章で紡がれることも相俟って、かなりわかりづらい。だが、彼の活動がナロードニキ運動やレーニンに影響を与えるように、われわれが今そこから汲み取るべきは、偽りの「解放」を摑まされることなく、真の解放を求め、言論活動によってそれを具現化せんとするそのあくなき魂である。
  • 悲劇とは何か
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    古代ギリシャ演劇からシェイクスピア、さらには思想史における悲劇論の系譜をたどりながら、人間と文化の根幹に迫る。
  • ケースフォーミュレーション 6つの心理学派による事例の見立てと介入
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    ケースフォーミュレーション(事例定式化)とは,クライエントが抱えている問題について,心理学的理論に基づいて仮説を提供することである。それは,クライエント個人の経験や人間関係,社会環境から当人が形成した意味を踏まえて協働して作られる「ベストな推論」であり,問題解決に向けて大いに役立つものとなる。 本書では,成人と子どもの2つの共通ケースについて,認知行動療法,精神力動的アプローチ,システム論,ナラティブ・セラピー,社会的不平等,パーソナルコンストラクト心理学の6つの立場からのアプローチによる定式化の実際が示される。 続く章では,複数のアプローチを統合した定式化,チームによる定式化の利用,身体的ヘルスケア領域での定式化について述べられ,最終章ではそれまでの内容を整理して俯瞰した視点から定式化について総括する。 代表的な心理学派の概要や介入法を学びながら,クライエントの立場に沿ったケースの多層的な理解が得られる対人支援職のためのスタンダードテキスト。

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  • 協働的/治療的アセスメント・ケースブック
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    協働的/治療的アセスメントとは,クライアントが生きている場で,クライアントごとに個別化された,クライアントが共同発見者となる「双方向的アセスメント」である。 成人の個人アセスメント(解離,自殺リスク,重度虐待)から,子ども・思春期・若者のアセスメント(里親養育,自殺願望,問題行動),特殊応用例(監護権評価,カップルセラピー)まで,多彩なケースをもとに,「ティーチング・ポイント」で経験知を補足しながら,クライアントの人生をポジティブに変える「協働的/治療的アセスメント」の方法と実践を解説する。

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  • 明清文学の人びと(中国学芸叢書) 職業別文学誌
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 明清時代、文学の創作者・享受者の層は飛躍的に拡大すると同時に、作品にも実に様々な人びとが登場した。本書は、職業分化の進展したこの時代の文学を、身分・階層・職業別という独自の切り口で観察し、人びとと文学との関わりに焦点を当てる。著者は明末通俗文学の作者馮夢龍への関心を出発点に、白話小説を中心とする幅広い資料を探り、多様な視線が織りこまれた明清文学の魅力に迫る。作品の背景をなす社会の様相をも浮かび上がらせた文学的明清社会史ともいうべき、新しい文学史。 【目次より】 はじめに 一 本書の目的と構成 二 明清という時代 三 明清の文学 四 「俗」文学の時代 五 大衆化、大量化の時代 第一章 皇帝 一 「文」の主宰者としての皇帝 二 清代皇帝の文学 三 感傷的な皇帝像 四 遊ぶ皇帝 五 皇帝を描くリスク 六 皇帝に寄り添う影 宦官について 七 宦官のプラス面 八 文学作品中の宦官 第二章 受験生 一 読書人 二 士と庶 三 科挙の受験勉強 四 科挙の階段 五 試験場のありさま 六 合格すれば 七 科挙をめぐる小説 八 家庭教師のこと 第三章 官僚 一 科挙合格から 二 官僚の仕事 三 赴任途中の事故 四 官僚の身の危険 五 郷紳になる 第四章 農民 一 文学作品の中の農民 二 裁判文書に見える農民 三 農村の歌 四 農村の祭りと藝能 五 農民の物語 六 『紅楼夢』の農民 第五章 職人 一 文学の中の職人 二 工藝品の役割 三 玉職人の物語 四 園林を守る植木職人 五 歌の歌い手としての職人 第六章 商人 一 中国の士農工商 二 客商の場合 三 商人の伝記 四 詩を作る商人たち 五 中商人 六 小商人 第七章 医者 一 医者の地位 二 医者と文学 三 医者の詩、傳山の場合 四 小説に見える医者 五 『金瓶梅』の医者 六 笑話の中の医者 第八章 江湖の人々 一 江湖とは? 二 『水滸伝』 江湖の小説 三 小説の中の易者 四 旅藝人 第九章 奴僕 一 力を労する者 二 旅の道連れ 三 明末の奴変 四 阿寄の伝 五 奴僕の物語 六 悪しき奴僕 七 物語の中の婢 第十章 僧侶 一 明代の詩と仏教 二 清初における僧侶の詩 三 小説の中の僧侶 四 笑話の中の僧侶 五 破戒僧の肯定 参考文献 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大木 康 1959年生まれ。中国文学・文化学者。東京大学東洋文化研究所教授。 東京大学文学部中国文学専攻卒、同大学博士課程単位取得退学。文学博士。専門は、明代の通俗文芸、出版文化、科挙制度と知識人。 著書に、『明末のはぐれ知識人』『不平の中国文学史』『中国明清時代の文学』『中国近世小説への招待』『中国遊里空間』『馮夢龍『山歌』の研究』『明末江南の出版文化』『原文で楽しむ明清文人の小品世界』『明清文学の人びと』『「史記」と「漢書」』 『中国明末のメディア革命』『冒襄と『影梅庵憶語』の研究』『蘇州花街散歩 山塘街の物語』『馮夢龍と明末俗文学』『明清江南社会文化史研究』など、 訳書に、彭見明『山の郵便配達』 『中国古典小説選12.笑林・笑賛・笑府他』『現代語訳 司馬遷 史記』(編訳)などがある。
  • 中国詩文の美学(中国学芸叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 声律や対句などの技法により、緻密に構築された中国の詩と文。その表現形式を支える美の理念と原理に着目し、それが詩文の形式の創出にいかに生かされていったかを追跡。長い時間をかけて詩文形式が醸成されていくさまを俯瞰的に観察する。初めに、六世紀の文学理論書『文心雕龍』を美の原点にすえ、それが提起した問題点を、のちの理論家がどのように実践面で取り入れ形式美を創出していったかを、主に『文鏡秘府論』所収の文献から考察。その上で、律詩の形成過程を歴史的に考証して、五言律詩が漢代から六朝の宮廷詩人により形成される過程や、唐代の杜甫が試行錯誤を経ながら七言律詩を確立する過程に光を当てる。さらには、文に目を転じ、日本古代文学をも視野に、駢文文体の推移を論じる。明快な論述で文学創作形式の美に迫る必読書。 【目次より】 はしがき 一 創作技法論の展開 『文心雕龍』から『文鏡秘府論』へ 二 律詩の形成過程 句数と対句の側面から 三 五言八句詩の成長と永明詩人 四 四声八病から平仄対応ヘ 五 杜甫と七言律詩 ことに拗体詩について 六 遊宴詩序の演変 「蘭亭序」から「梅花歌序」に至る表現形式 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 興膳 宏 1936年生まれ。中国文学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科中国語学・中国文学専攻博士課程を修了。文学博士。文化功労者。 著書に、『中国詩文選10 潘岳 陸機』『中国の文学理論』『異域の眼』『風呂で読む陶淵明』『乱世を生きる詩人たち 六朝詩人論』『古典中国からの眺め』『中国名文選』『中国古典と現代』『杜甫 憂愁の詩人を超えて』『漢語日歴』『仏教漢語50話』『合璧 詩品 書品』『杜甫のユーモア ずっこけ孔子』『中国詩文の美学』など多数。
  • 知られざる神に 現代神学の展望と課題
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 宗教的人間(ホモ・レリギオスス)は、神なき現代社会をどうやって生きていくのか。人間の本質と現代神学の可能性を探求する。 【目次より】 序説 第一部 ホモ・レリギオスス 第一章 意識の交替 一 フォレスターの法則 二 神・人間・自然 三 調和について 第二章 現代と人間 一 ロマンチシズム 二 若者文化 三 ホモ・レリギオスス 第二部 現代神学の方向と課題 第三章 現代神学の問題 一 バルト、ブルトマン、ティリッヒ 二 いわゆるバルト後時代 三 神の死の神学と希望の神学 第四章 神学における主観 客観構図の克服 一 解放の神学 二 プロセス神学 三 解釈学的神学 第五章 哲学的神学について 一 哲学的神学の周囲 I 実存哲学の限界 II 構造主義 III  現象学 二 神秘主義再考(一) I 「イエスとキリスト」の問題と神秘主義 II 神秘主義の概念 III アナロギアとパラボレー 三 神秘主義再考(二) I 神秘主義における「境界地帯」について II 神秘主義の「一」について III エックハルトとクザーヌス 終章 一 東洋と西洋 二 解釈学的神学と哲学的神学 三 ソナタ風の結語 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小田垣 雅也 1929年生まれ。青山学院大学、ドルー大学卒。日本基督教団補教師、国立音楽大学元教授。哲学博士。著書に『解釈学的神学』『知られざる神に』『哲学的神学』『現代思想の中の神』『神学散歩』『ロマンティシズムと現代神学』『四季のパンセ』、学術文庫に『現代のキリスト教』など多数。訳書に『神への誠実』『文化史の中のイエス』などがある。
  • 神学大全1 第I部 第1問題~第13問題
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなるキリスト教神学の金字塔 1 神の存在と本質 (第1部)1-13問 『神学大全』邦訳序文 凡例 目次 序言 第一問題 聖教について──それはどのような性質のものであるか、またその及ぶところ如何 第一項 哲学的諸学問のほかになお別個の教えの行われる必要があるか ~ 第十項 聖書は一つの字句のもとに幾つかの意味を含むものであるか 第二問題 神について──神は存在するか 第一項 神が存在するということは自明的なことがらであるか ~ 第三項 神は存在するか 第三問題 神の単純性について 第一項 神は物体であるか ~ 第八項 神は自己以外のものと複合を構成するか 第四問題 神の完全性について 第一項 神は完全なものであるか ~ 第三項 被造物は神に似たものであることができるか 第五問題 善一般について 第一項 善はことがらの上で有と異なるか ~ 第六項 善を分つのに、貴いもの・有用なもの・快適なものという区分を以てするのは適切であるか 第六問題 神の善たることについて 第一項 善であるということは神に適合するか ~ 第四項 ものが善であるのはすべて神の善たることによってであるか 第七問題 神の無限性について 第一項 神は無限であるか ~ 第四項 多ということにおいて無限なものが実際に存在しうるか 第八問題 事物における神の実在について 第一項 神は万物において存在しているか ~ 第四項 遍在ということは神に固有なことがらであるか 第九問題 神の不変性について 第一項 神はあらゆる意味において不変なものであるか 第二項 不変であるということは神に固有のことがらであるか 第十問題 神の永遠性について 第一項 永遠とは、『果しなき生命の、同時に全体的な、完全な所有』である、という定義は適切か ~ 第六項 単に一つの悠久があるのみであるか 第十一問題 神の一体性について 第一項 一は有の上に何ものかを附け加えるか ~ 第四項 神は最高度において一なるものであるか 第十二問題 神は我々によってどのような仕方で認識されるか 第一項 被造的な知性は神をその本質において見ることができるか ~ 第十三項 自然的本性的理性によって得られる以上の高次な神の認識が、恩寵によって得られうるか 第十三問題 神の名について 第一項 神に適合する何らかの名称があるか ~ 第十二項 肯定命題が神について形成されることができるか ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 トマス・アクィナス 1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。
  • 愛と死について
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人がその一生で歌い続けるのは「愛の歌」であり、それは美しい思い出として蒼い宝石のように輝く。著者は詩人の心でその輝きをみつめ、その中に潜む愛と死について考察する。著者とともに流麗な調べにのって愛の彷徨におもくむであろう。 【目次より】 第一部 愛と死について 一 愛について(一) 二 愛について(二) 三 友情について 四 孤独について 五 死について 六 歳月について 七 別れについて 八 手紙について 九 告白について 十 愛の詩について 第二部 文学に現われた愛と死 一 ゲーテの世界 二 サン・テクジュペリの世界 三 人間的信の悲劇 シェイクスビア『オセロー』 四 情熱と神話 ルージュモン『愛について』 五 トルストイにおける芸術と自然 六 人間的愛の悲劇 ドストエフスキィ『カラマーゾフの兄弟』 七 キェルケゴールにおける詩と沈黙 八 キェルケゴールにおける愛と死 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐々木 徹 1941年生まれ。哲学者、評論家。追手門学院大学名誉教授。専門は哲学・比較思想比較文化論。 著書に『愛と死について』『美は救済たりうるか』『西谷啓治 その思索への道標』『魔的なるもの 美と信の問題』『こころの橋 - 詩と小品』『愛と別れについて』『近代文学と仏教』(共著)『悲の思想 文学にみる生老病死』『木下恵介の世界 愛の痛みの美学』『東山魁夷を語る』(共著)など。
  • 国富論 上下合本版
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    『国富論』1776年に出版されたアダム・スミスの『道徳感情論』(講談社学術文庫)とならぶ主要二大著作のひとつです。近代経済学の嚆矢とされ、社会思想史上の最重要古典でもあります。『国富論』の取り扱う主題は、多岐にわたり、 分業の役割、 貨幣の特徴、 労働と利子についての考察、 国家間貿易の意味、 国家社会の発展段階とその特徴、 分業と製造業の発展の関係、 国家における軍隊の維持、 道路、港湾、運河などのインフラストラクチャーの整備と維持、 税金の種類と意味、 会社による独占の問題、 重商主義と重農主義の検討、 公債についての考え方、 などなどです。 かつては、市場という「神の見えざる手」に委ね「レッセフェール(自由放任主義)」で、経済は自然と最善へと向かうと主張した書物と受け取られてきました。 しかしそのような読み方は単純にすぎます。 スミス『道徳感情論』とあわせて読むことで、真に国家が豊かになることの哲学を探究しています。
  • 【6冊 合本版】鈴木大拙 仏教論集
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    仏教入門から、禅と日本文化の深奥まで。代表作、重要作をおさえた合本版。『新版 禅とは何か』『日本的霊性 完全版』『無心ということ』『仏教の大意』『東洋的な見方』『華厳の研究』の全6点を収録。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • アカデミア叢書 夢の中の感情の心理臨床的有用性 実証研究によるアプローチ
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    誰もが経験する夢の中の感情は、心理療法場面でいかに活用できるか。文献研究、調査研究、メタ分析という多角的な視点から、夢の中で体験される感情の特徴を明らかにしながら、特に夢の中の感情が持つ機能や、夢の中の感情と覚醒時の感情との連続性と不連続性が持つ意味に焦点を当て、心理療法場面での有用性を探っていく。臨床心理学分野で不足している実証的知見に基づいた夢への新たなアプローチ。
  • 抵抗のカルトグラフィ 占領下日本/沖縄文学の身体と空間
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    2022年の「復帰50年」を経たいまなお、沖縄が抱える基地問題、女性への性加害、日本本土との経済格差などの諸問題は改善されず、「本土」対「沖縄」の固定的な図式で議論がなされている。 アメリカ軍による占領統治と戦後の日本社会によって形成された現在の地図的想像力を、私たちはどのように書き換えることができるか。新たな地図作成=カルトグラフィはいかに可能か。 大江健三郎や大城立裕、崎山多美など、占領を描いた戦後の日本文学と沖縄文学を丁寧に読み解き、法・人種・階級・ジェンダーという分断線が刻まれる私たちの身体性に着目する。政治的な主体から排除された女性や障碍者たちの複数の声を響き合わせ、「本土と沖縄」という空間を超えて新たな「抵抗の地図」を想像する文学研究の可能性。
  • 心の複雑さに向き合うとは、どういうことか 成人発達理論がひもとく痛みと成熟の心理学
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    ≪内容紹介≫ 【人の「器」の科学 成人発達理論×インテグラル理論が導く変容の地図】 リーダー、コーチ、コンサルタント、教育関係者、セラピスト—— 人と向き合い、人と共に歩むことをあきらめたくない全ての方へ。 「役に立ちたいと思って行ったアドバイスが、真逆の結果を招いてしまった」 「対話を重ねてきたが、どうしても理解し合えない」 「もっと本質的に関わりたいのに、表層で止まっている気がする」 変化はいつも「人」を通して生まれます。けれど善意から始めた関わりが、思いもよらぬ停滞や対立を生むことも、決して少なくありません。 あるいは自分自身についても、こんな感覚を抱いたことはないでしょうか。 「気づけば、同じ状況を繰り返している」 「分かっているはずなのに、変われない」 本書が扱うのは、こうした個別の悩みへの即効的な処方箋ではありません。 問い直すのは、それらを生み出している根本の構造です。 人の心は、なぜこれほどまでに複雑なのか。 そして、その複雑さに、どう向き合えばよいのか。 ◆ 心の複雑さを読み解く枠組み——成人発達理論 × インテグラル理論 著者マーク・フォーマンは、25年以上にわたり臨床の現場で人の心と向き合ってきた心理療法家です。 本書に書かれているのは、理論を振りかざすための言葉ではありません。支援の現場で実際に起きている葛藤、混乱、停滞、そして変化のプロセスを、成人発達理論とインテグラル理論という視点から捉え直し、丁寧に言語化した「実践知」です。 人はどの段階で、どのような痛みや課題を抱えやすいのか。 どの関わりが、その人にとって「今、可能な支援」なのか。 そして、変化を支える立場にある私たちは、どのような成熟を求められるのか。 本書は、こうした問いに答えを与えるのではなく「問い続けるための視座そのもの」を、読者の内側に育てていきます。 さまざまな問題が表出し、迅速で本質的な変化が求められる時代。「どう対処するか」ばかりが問われがちな現場も多いでしょう。 それでもなお——人を理解し、人と共に歩むことを、あきらめたくない。 そう願う方にとって本書は、自他の変化と向き合いながら、確かな一歩を踏み出し続けるための道しるべとなるはずです。 ≪目次≫ ※抜粋 第1章 インテグラル・サイコセラピーの原則 第2章 心理療法における四象限モデル 第3章 発達への衝動と三種類の無意識 第4章 発達のダイナミクス 第5章 発達のライン——認知・自己システム・成熟 第6章 プレパーソナル段階のアイデンティティ発達 第7章 初期・中期パーソナル段階のアイデンティティ発達 第8章 後期パーソナル・トランスパーソナル段階のアイデンティティ発達 第9章 プレパーソナル~初期パーソナル段階への介入 第10章 中期パーソナル~トランスパーソナル段階への介入 第11章 インテグラル・サイコセラピーにおける心の深層性 第12章 インテグラル・サイコセラピーにおけるジェンダーとタイプ 第13章 インテグラル・サイコセラピーにおける多様性 第14章 インテグラル・サイコセラピストの発達
  • 遠隔心理療法の理論と実践
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    Web会議システムを使った心理療法・カウンセリングなど、オンライン化が進む中、より安全で有効な支援のための指針を提示する。
  • 講話集 帰るべき世界
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    「生きとし生けるものが共に生き、共に救われる道」とは。還相回向の課題を明らかにせんと、人々と共に悩み共に歩んだ求道の記録である講演9本を収載。
  • 浄土論註講義 上
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    1~2巻4,400円 (税込)
    『浄土論註』の随所に埋め込まれた還相回向の課題を摘出し、その現代的意義について熱く語る。さまざまな文献にもとづき親鸞の思想史的解明に尽力した「幡谷法座」の集大成。親鸞教学の真髄がここに語り尽くされる。
  • 浄土三経往生文類講義
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    本願力回向の教学の大綱を、学究と求道の両面から究明した、著者ならではの浄土三部経論! さまざまな文献にもとづき親鸞の思想史的解明に尽力した「幡谷法座」の集大成。親鸞教学の神髄がここに語り尽くされる。
  • 唯信鈔文意講義
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    親鸞は『唯信鈔』をどう受け止めたのか。親鸞独自の解釈が随所に見られる晩年の思想の変遷を学ぶ! さまざまな文献にもとづき親鸞の思想史的解明に尽力した「幡谷法座」の集大成。親鸞教学の神髄がここに語り尽くされる。
  • 文類偈講義
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    『浄土文類聚鈔』から「文類偈」を取り出し、「正信偈」と対比させながらその異同を詳しく解説する。さまざまな文献にもとづき親鸞の思想史的解明に尽力した「幡谷法座」の集大成。親鸞教学の真髄がここに語り尽くされる。
  • 浄土文類聚鈔講義
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    『教行信証』と『浄土文類聚鈔』の成立の前後問題などの課題を綿密に検証! さまざまな文献にもとづき親鸞の思想史的解明に尽力した「幡谷法座」の集大成。親鸞教学の神髄がここに語り尽くされる。
  • 新版 噓、秘密、沈黙。
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    創立65周年記念、アドリエンヌ・リッチ三部作待望の復刊! 教育、仕事、倫理――沈黙を強いられてきた女たちが自分の言葉を語るために。現代アメリカを代表する詩人/フェミニスト批評家の60-70年代論集 女とは何か。女として生きるとはどういうことか。一人の女として、母として、詩人としての自らの経験を深く堀りさげ、母性神話について、異性愛について、女の教育と仕事についてラディカルに問う。そして、男によってつくられてきた歴史や文化のなかで、女の生きかたを解放する視点を明らかにする。つねにフェミニズムの原点にたちもどりつつ、その最前線を歩んできた詩人の論考を紹介。 教えることに私が興味をひかれるのは、たまさかの天才の出現のためであるよりも、言語をもたなかった人びと、言語をもてないほどに利用され虐待されてきた人びとによる、全面的な言語の発見のためなのである。(本文より)
  • スコットランド常識学派からプラグマティズムへ――英米思想史と哲学史の再構築――
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 哲学が疑い、克服すべき対象とされる「常識」。「常識」「コモン・センス」をキーワードにスコットランド常識学派とプラグマティズムの哲学を読み解き、 よくあるイメージに尽くされない豊かな英語圏の近代哲学史、思想史の解明に挑む。
  • 叢書パルマコン08 儒学者 兆民 「東洋のルソー」再考
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    学者ですら躊躇なく使う中江兆民の代名詞「東洋のルソー」。その由来ともなった『社会契約論』の翻訳『民約訳解』は、なぜ漢文で書かれていたのか。また、その翻訳に込められた兆民の意図とは何だったのか。『民約訳解』を単なる翻訳書ではなく、兆民の思想書として詳細に再検討することで、兆民がルソーを介して、在来思想としての儒教に回帰し、それを刷新しようとした「儒学者」であったことを鮮明にする、画期的な思想史研究。
  • 新・動物の解放
    3.5
    動物の権利運動の理論的基盤 不滅の名著、30余年ぶりの全面改訂版を完全新訳。最新のデータと議論にもとづき本文の3分の2を書き換え、さらに気候変動や新型ウイルスなど新たなトピックを盛り込んで、21世紀の緊急課題に応える。序論=ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』)。 各界識者絶賛 「すべての存在に公正な社会を目指す新世代の意欲をかきたてるだろう」──ホアキン・フェニックス 「70年代に本書を読んで以来、私は肉を食べるのをやめた。もしこの改訂版を読んでいたら、もっと早くビーガンになっていただろう」──ジェーン・グドール 「動物解放運動の原点ともいえる必読書が新たに生まれ変わった」──J・M・クッツェー 「シンガーの徹底した利他主義が我々を不快にするなら、それだけで本書を読む理由がある」──リチャード・ドーキンス 【目次】 序論 ユヴァル・ノア・ハラリ 二〇二三年版緒言 第一章 全ての動物は平等である  あるいは、人間の平等を基礎づける倫理原則が平等な配慮を動物たちにも広げるべきだと求める理由 第二章 研究のための道具  違う、これは人命を救うこととは何の関係もない 第三章 工場式畜産に抗して  あるいは、あなたの晩餐が動物だった時に起きたこと 第四章 種差別なき生活  気候変動と闘い、健康な生活を楽しみながら 第五章 人の支配  種差別小史 第六章 今日の種差別  動物解放への反論と、その克服による前進 謝辞 レシピ集 訳者解題 原注 索引
  • 心理療法において何が癒やすのか?
    -
    ユング派を代表する理論家が初めて心理療法の実践を主題として取り上げた著作。「魂」の領域において癒やしとは何を意味するのか、どのような要因が、いかにして、なぜ癒やしの効果をもたらすのか。癒やしの要因として治療者や患者の人格、自身を解放すること、治療者が依拠する理論などに焦点を当てながら、心理学それ自体の内的な論理を重視する独自のアプローチによって、「魂の作業」としての心理療法の本質を描き出す。
  • 西田幾多郎先生の生涯と思想
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都学派四天王の一人である著者が、京都学派の創始者である西田幾多郎の生涯とその思想を、謦咳に触れた経験をもとに論じきったもの。 【目次】 序 序章 『善の研究』の生まれるまで 第一節 先生の回顧 第二節 先生の日記 第一章 純粋経験の立場 第一節 若き日の体験 第二節 善の研究 I 純粋経験の性格 II 実在の真景 III 純粋経験と善 第二章 自覚の立場 第一節 純粋経験から自覚へ I 学の哲学と生の哲学 II 純粋経験の二義性 III 『思索と体験』 第二節 自覚の体系 I 自覚の構造 II 純粋思惟の体系から経験体系へ III 物質・生命・精神 第三章 場所の立場 第一節 自覚から場所へ I 先生の講義 II 直観主義と論理主義の結合 第二節 三つの場所 I 場所の論理 II 三つの場所 III 叡智的世界 第四章 弁証法的世界の立場 第一節 その頃の先生 第二節 『無の自覚的限定』の有つ二つの意味 I 場所から世界への過渡的意味 II 我と汝 第三節 哲学体系の試み I 弁証法的世界の図式 II 一即多、多即一 III 外即内、内即外 第五章 矛盾的自己同一の立場 第一節 晩年の先生 第二節 行為的直観の構造 I 身体・道具・言語 II 種の問題 第三節 大患・表現的体系の深化 第四節 絶対矛盾的自己同一の体系 I 物質的世界 II 生命的世界 III 歴史的世界 第五節 先生と宗教 I 先生の宗教観 II 先生の死 再刊にあたって(久山康) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • パスカル
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「人間はかんがえる葦である」で知られる17世紀の哲学者・数学者・論理学者など万能の天才はジャンセニストでもあった。偉大なる哲学者のキリスト教的意識の実態を探究する。 【目次】 著者のまえがき 第一章 メモリアル パスカルの生涯における宗教的危機 第二章 人間とその現実界における位置 第三章 自然と人工 第四章 かくれた神と心情 第五章 賭けの論証 一つの歴史的関連 第六章 パスカルの論争 訳者のあとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ハイデガーの哲学と気分の問題──人間存在の有限性の思索のために
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気分の問題は、ハイデガーの哲学とつねに密接な関係をもっていた。しかし、彼の哲学はけっして〈気分についての哲学〉ではない。むしろ彼にとって重要であったのは〈哲学のための気分〉であり、哲学の根本気分を喚起することは人間存在の有限性の明示化を意味した。ハイデガーの気分理解を探究することをつうじて、その人間理解に迫る論考。
  • 声なきものの声を聴く ランシエールと解放する美学
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    ランシエール美学の核心に迫る一冊。“声を持たないとされてきた者の声を聞こえるようにし、不可視とされてきた者を可視的にし、能力を持たないとされてきたものの能力を主張する。それこそが政治なのだ──” 【第4回東京大学而立賞 受賞作!】 本書ではフランス現代思想の重鎮、ジャック・ランシエールの美学・芸術思想を扱う。だが、取り上げるのはランシエールだけではない。ドゥルーズ、ブルデュー、カント、リオタール、グリーンバーグ、フローベールらを手がかりに、現代思想のあり方そのものを問い、日常生活のなかに息づく美や感性を見つめ直す。 若き俊英による待望の芸術論。 “声を持たないとされてきた者の声を聞こえるようにし、不可視とされてきた者を可視的にし、能力を持たないとされてきたものの能力を主張する。それこそが政治なのだ──” 【目次】 第一章 ランシエールとモダニズム/ポストモダニズム 第二章 シラー『美的教育書簡』を再起動する──《ルドヴィシのユーノー》と「宙吊り」の作用 第三章 崇高から美へ──ランシエールとリオタール 第四章 『哲学者とその貧者たち』の美学思想――ブルデューに抗してカントを擁護する 第五章 詩人の地位変化──ランシエールにおけるマラルメ 第六章 エクリチュールの複数の政治性──フローベール解釈の諸相 第七章 ランシエール、ドゥルーズ、自由間接話法 【著者】 鈴木亘 1991年生まれ。現在、東京大学大学院人文社会系研究科助教。専門は美学。主な論文に、「ランシエールの政治的テクスト読解の諸相──フロベール論に基づいて」(『表象』第15号、2021年)、「ランシエール美学におけるマラルメの地位変化──『マラルメ』から『アイステーシス』まで 」(『美学』第256号、2020年)。他に、「おしゃべりな小三治──柳家の美学について 」(『ユリイカ』2022年1月号、特集:柳家小三治)など。
  • ETHレクチャー 第2巻 1934 意識と無意識
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    大学に復帰した2年目、1934年に行われた講義の記録。ユングみずからが「意識と無意識」という考え方、世界と関わるための4つの機能「思考」「感情」「感覚」「直観」、「タイプ」によって変化する世界の様相、「言語連想検査」の方法とその事例、「夢の臨床」に関する事例を通じた解説など、ユング心理学を知るための入口となる基礎的な概念を一つ一つていねいに説く。入門の書であり、ユングの精髄が秘められた一冊。
  • 社会福祉学原理要綱
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    社会福祉学とは何か、その前提としての社会福祉とは何か。昭和から令和に至る今なお、実務の根底にある理論体系を追究する研究者のひとつの答えが、ここに開示される。L字型構造やブロッコリー型構造概念を確立した著者の、それを含めたその背景、根底にある学の体系としての社会福祉学を牽引する姿を目にすることできる。国、地方自治体、社会福祉協議会、日本社会福祉学会等の委員、理事、学会長等務めた著者による集大成ともいえる渾身の書き下ろし。 関連書籍
  • 熱い都市 冷たい都市・増補版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代アフリカの王国、『記』『紀』の日本の都、中国の都城、中世ヨーロッパの都市、近世都市としての江戸、アメリカの近代都市など、時間と空間を超えて都市のありようを捉え、哲学・思想を縦横に用い、人々の行為や経験が蓄積する場としての社会性を描き出す。
  • 全篇解説 日蓮聖人遺文
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    日蓮(1222-1282)が書き遺した著作や書簡、図録など(=遺文、御遺文、御書)などのうち、真蹟(真筆)であることが裏づけられる282篇について逐一解説したもの。主要著作だけでなく、普段はあまり顧みられることのない遺文までも繙くことを通して、日蓮の思想的全体像を明らかにしようとする試み。解説は1篇ごとに「読み切り」のため、辞書的にも活用できる。序論として日蓮遺文および日蓮思想の概説(写真8点付き)、巻末に参考文献・日蓮年譜・遺文索引を付す。
  • アカデミア叢書 〈私〉を生きる心理臨床 「水平性をめぐる動き」と「垂直性をめぐる動き」から
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    本書で〈私〉とは、自らの持てる可能性を最大限に発揮して生き、主体的に他者と深く関わり合いながら、認識を新たにしていき、常に変化に開かれた主体と考えられている。〈私〉を生きるとはどのようなありかたなのか、またそのプロセスを心理臨床家はいかに支えられるのか。〈私〉と近縁の心理学的概念との比較といった理論的検討に加え、水平性をめぐる動き、垂直性をめぐる動きという観点から事例場面の検討をおこない考察する。
  • 文学と宗教の間
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 キリスト教は日本の近代文学にどのような影響を与えたのか? 小林秀雄、宮澤賢治、島崎藤村、北村透谷、徳冨蘆花、堀辰雄を読み解く。 【目次より】 I 小林秀雄 小林秀雄とドストエフスキイ そのキリスト論を中心として 「芥川論」をめぐって 「パスカル論」をめぐって 宮沢賢治 宮沢賢治 その一側面 手帳をめぐって 「銀河鉄道の夜」をめぐって 島崎藤村 島崎藤村 その一側面 「新生」をめぐって 藤村 「若菜集」以前 II 透谷とキリスト教 評論とキリスト教に関する一試論 蘆花とキリスト教 「日本から日本へ」をめぐって 堀辰雄覚書 「聖家族」より「菜穂子」へ 太宰治と聖書 III 文学者のなかの神 二つの「沈黙」 漱石と宮沢賢治 植村正久と近代日本文学 濃情 透谷にふれて 八木重吉と草野天平 近代詩における求道的詩人の系譜 IV 大岡昇平 人と文学 佐古純一郎の芥川論をめぐって 小林秀雄 そのキリスト論 あとがき 佐藤 泰正 1917~2015年。日本近代文学研究者、文芸評論家。元梅光学院大学学長。早稲田大学文学部卒業。文学博士(早稲田大学)。 著書に、『蕪村と近代詩』『近代日本文学とキリスト教・試論』『文学と宗教の間』『日本近代詩とキリスト教』『文学その内なる神 日本近代文学一面』『近代文学遠望』『夏目漱石論』『佐藤泰正著作集(全12巻別巻1)』『中原中也という場所』『文学講義録 これが漱石だ。』『文学の力とは何か』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 悪の形而上学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「神の創造したこの世に何故『悪』が存在するのか?」古今東西の文学者、宗教家、哲学者たちは、この難問の解明に挑み続けてきた。本書は、真と善を存在の普遍的な属性と見なし、理性的絶対者が万物の究極的根源であると考える形而上学の立場から、人間の経験の枠を越える決定的な悪の可能性とその存在理由を深く考察し、悪の根本的解決の核心に鋭く迫る問題作。 【目次より】 第二版に際して はしがき 序論 第一部 予備的考察 一章 問題提起 二章 一般的な疑問 一 哲学的検討の正当性 二 エピクロスのジレンマ 三 神と人間の道徳律 四 積極的な理解の探求 五 神の全能について 六 ありうべき最善の世界 三章 悪の本質と存在理由についての予備的考察 人工的なものの場合 第二部 生物の諸種の悪とその存在理由 四章 動植物の自然的悪 五章 人間の被る自然的悪 六章 他人の不正による不必要な悪 第三部 罪悪とその存在理由 七章 罪悪の本質 八章 罪悪の存在理由 九章 決定的悪の可能性 十章 決定的悪の存在理由 むすび 付録一 戦争という悪について 付録二 決定的悪の解釈と人間観の根本的相違 文献目録 ペレス、フランシスコ 1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。 著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ロシヤ思想史
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ロシアの哲学者ベルジャエフは、反共に転向した後、神秘主義的哲学者として活躍したパリで、ロシヤの思想の特徴と歴史を纏め上げた。 【目次】 訳者序文 第一章 近代ロシヤ思想の淵源 ロシヤ国民類型の規定。東洋と西洋。第三ローマ・モスクワ。十七世紀の教会分裂。ピョートル大帝の改革。ロシヤ・インテリゲンチャの興隆。 第二章 スラヴ派と西欧派 歴史哲学の問題の決定的重要性。東と西。ロシヤとヨーロッパ。スラヴ派と西欧派。ロシヤ思想の二面性。ロシヤの普遍主義。国家と人民。ロシヤの歴史哲学。など 第三章 人格と社会 人格と世界調和との衝突の問題。ロシヤ思想史におけるヘーゲルの意義。その「現実」との関係。ドストエーフスキイの予言者的熱狂。など 第四章 ロシヤ人間主義 ロシヤには文芸復興的人間主義はなかった。ロシヤ文学の人間味。人間主義の危機。ドストエーフスキイにおける人間主義の弁証法。など 第五章 ロシヤ社会思潮 "ロシヤ思想の社会的色彩。ロシヤには資本主義的発達段階はない。サン・シモンとフーリエの主な影響。「何をなすべきか」。など 第六章 ロシヤ虚無主義 文化の正当性の擁護問題。完全な文化と完全な生活との矛盾。単純化。ロシヤ虚無主義。ラヴロフ。L・トルストイ。文明の不正と神的自然の正しさ。トルストイとルソー。無抵抗の意味。など 第七章 ロシヤ無政府主義 権威と国家。権威に対するロシヤ人の態度。。K・アクサーコフの無政府主義。スラヴ・メシヤ主義。クロポトキン。L・トルストイの宗教的無政府主義。無抵抗主義。ドストエーフスキイにおける無政府主義的要素。など 第八章 ロシヤ思想の宗教的性格 宗教的主題の決定的意義。思惟の全体主義的性格。理解力は精神諸力の調整であり、単に理性ではない。弁神論の問題。西欧合理主義批判。I・キレエーフスキイとホミャコフの哲学思想。ヘーゲル批判。ソフィア論。形而上学者としてのドストエーフスキイ。L・トルストイの宗教哲学。インノケント大主教。ブハレフ。ネスメロフの宗教的人間論。など 第九章 ロシヤ思想の終末論的要素 ロシヤ思想の終末論的予言者的性格。ドストエーフスキイにおける終末論とメシア主義。終末論的予言の条件付の性質に関するフョードロフの天才的観念。ソロヴィヨーフ、ロザノフとフョードロフにおける誕生と死の問題。正教における三つの流れ。など 第十章 二十世紀文化ルネサンス 二十世紀初頭の文化的文芸復興。インテリゲンチャの思想の変化。美意識の変化。哲学的関心。批判的マルクス主義と観念論。メレジュコーフスキイ。ロシヤ象徴主義とロシヤ詩の開花。神秘的なもの心霊学的なものへの関心。など ベルジャエフ 1874~1948年。ロシアの哲学者。専門は、神秘主義的な文化・歴史研究。 著書に、『ドストイェフスキイの世界観』『歴史の意味』 『近代世界に於ける人間の運命』『マルクス主義と宗教』『ドストイェーフスキイの世界観』『マルクス主義と宗教』『現代の終末』『愛と実存 霊の国とカイザルの国』『孤独と愛と社会』『現代の終末』『キリスト教と階級闘争』『ドストイェフスキイの世界観』『新しい時代の転機に立ちて 現代世界の危機とロシアの使命』『現代における人間の運命』『現代の終末』『真理とは何か 真理と啓示』『ドストエフスキーの世界観』『ロシヤ思想史』『ドストエフスキーの世界観』『ロシヤ思想史』『孤独と愛と社会』『霊的終末論』『ドストイェフスキイの世界観』『歴史の意味』『ドストエフスキーの世界観』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 〈色盲〉と近代 十九世紀における色彩秩序の再編成
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    一般的には「異常」や「障害」としてネガティブにとらえられがちな〈色盲〉。だが、そういったイメージは「近代」によって作られたものにすぎなかった――。 ドルトン、ゲーテ、メリヨン、ブルースター、ショーペンハウアー、ヘルムホルツ、ヘリング、スーラ、ホルムグレン、シュティリング、そして石原忍……。18世紀末から19世紀末までの近代ヨーロッパと20世紀前半の日本で〈色盲〉という概念の形成や色覚検査器具の開発に関わった有名無名の哲学者、芸術家、科学者たちの言説を渉猟することによって、現代の私たちが知るものとはまったく異なる〈色盲〉の姿を浮かび上がらせる。 哲学・医学・生理学・社会学・芸術学・メディア論など、様々な領域にまたがる豊富な資料を横断的に読解しながら、きたるべき「色覚多様性社会」の構想をも視野に収めた画期的な成果。
  • 新装版 モデリングの心理学
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    あまりにも有名なこの理論は現在も色褪せず数多の研究を支えている。その礎ともいえる名著が46年の時を経て新装復刊。

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