作品一覧

  • 精神分析マインドの創造 分析をどう伝えるか
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    1巻4,158円 (税込)
    本書は,精神分析を知性化させたり形骸化させたりすることなく,患者にとって意味のある体験とするために,どのように実践できるかについて書かれたものである。 精神分析の治療成果である自己分析は,これまで分析家との同一化を通して獲得されると考えられてきた。しかし本書では,(分析家との同一化に依らずとも)自己分析の力を患者が獲得できるように支援できる方法が細かく丁寧に紹介されている。 関係性偏重にある現代の精神分析治療を再考し,ブッシュは私たちに日常的に行っている治療行為の意味を問うてくる。「なぜ質問をするのか?」「なぜ抵抗を克服させようとするのか?」「なぜ無意識を解釈しようとするのか?」 これまで精神分析を実践してきた治療者にとっても,力動的心理療法に関心のある人にとっても,治療における患者の自我の重要性を再発見できる一冊となっている。

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  • フロイト入門
    3.3
    1900年に謹か数百部で刊行された『夢判断』は世紀を超えて影響を与え続けている。エディプス・コンプレックスの発見と夢の分析を通した無意識世界への探究。フロイトが開花させた精神分析は、複雑な家族構成や葛藤に彩られた彼の生涯と思索の軌跡を映しだす鏡でもある。現代に甦るフロイト像を描きだす清新な入門書。
  • 大人のための精神分析入門
    3.8
    1巻789円 (税込)
    「お子様大人」が増えている。社会規範や相手の気持ちを無視して、自分の快不快や衝動で行動し、周囲を困らせる人々だ。しかし、振り返ってみれば、あなたも私も「お子様大人」なのでは? 大人として立派な行動をいつもとるのは難しい。誰でも感情的になって、ストレスに満ちた人間関係に巻き込まれ、それをどうしても繰り返してしまう。精神分析は、大人の心に子供や乳児がいることを発見した。それだけに、大人であることの難しさを知っている。なぜ、立派な大人であることは難しいのか。人間社会に密接に関係している「なぜ罪悪感はあるのか」「なぜヒトのセックスは特別なのか」「なぜ人は心の病にかかるのか」という、フロイトを悩ませた3つの問いから大人であることの難しさを考え、精神分析が何を考えているのかを解説する。生理学や生物学、進化論、社会学、文化人類学の知見を取り入れ、進化と歴史の文脈に適応させた、精神分析の入門書。

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ユーザーレビュー

  • フロイト入門

    Posted by ブクログ

    フロイトの人生を抜きにして精神分析は語れない、という言葉どおり、フロイト入門であり、精神分析入門である。
    精神分析は文脈の科学だと著者は言うが、確かにこの本は、フロイトそのひとの生い立ち、精神分析の創造過程におけるいくつかの文脈が交錯している。
    それらの文脈は、父との関係、子との関係、患者との関係に整理できるが、この整理じたい、オイディプスが孕む矛盾そのものである。
    精神分析はそもそも矛盾を孕むものなのだということが良く理解できる。
    エビデンスベースドを重視する認知行動療法と、この文脈の科学は対照的、というか、そもそも発想がまったく違うということがよくわかる。
    また、文脈の違いという点では、ア

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    2020年07月14日
  • 大人のための精神分析入門

    Posted by ブクログ

    文字通り、精神分析の入門書。

    2010年でDSM-Ⅳの頃なので多少古さを感じる記述があるものの、勉強になった。

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    2019年11月30日
  • 大人のための精神分析入門

    Posted by ブクログ

    精神分析というのはもちろん一つの学問ではあるのですが、部外者から見るとどこか秘教的なものがあるように感じられます。著者は、フロイトを中心とする精神分析特有の考え方を、生物の進化や人間の行動の社会的意味などの議論へと「開いて」いくことで、精神分析を部外者にも近づきやすいものにしようと努めています。

    また、精神分析はトータルな観点から人間の心理をあつかうという理解に基づいて、抗精神病薬や抗鬱剤といったドラッグ・サイエンスにまつわる問題点も指摘しています。

    フロイトの入門書などを読んでみても、「どうもしっくりこない」「どこか胡散臭い」と感じてしまい、精神分析の世界に入っていくことができないでいる

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    2017年12月23日
  • 大人のための精神分析入門

    Posted by ブクログ

    新書ということで軽いタッチで書かれたものなのかと思いきや、全然そんなことはなく、むしろしっかりとした内容のものになっていた。精神分析家と言われる人たちが、分析すべき相手の心を扱う人たちなのかと思っていたが、むしろ自分の心を分析され現状を知った上で客観的な判断をくだせるということは驚きであった。言葉、表情、行動など、どれもこれも単一なようでどこかでしっかりとつながっている。本人が自覚しているものもあれば、そうでないものもあり、それを冷静かつ適切に見抜けるようになるには、本当に骨が折れることのように思えてならない。人は人であるとともに、それと同じくらい動物的でもある。まだまだ自分も相手も未知数なこ

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    2011年05月01日
  • 大人のための精神分析入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ①セックスを楽しみましょう。②葛藤に目を向けましょう。③意図してうそをつく必要はありませんが、「うそ」ばかりの世界を容認し、だからこそ誠実さを大切にしましょう。④落ち込む
    こともあります。⑤病気は大切な経験です。…大人になるということが、そんなに簡単ではないことを様々な文献を引き合いに出して紹介してくれる良書だと思う。人間関係はもちろん、自分自身の中にある葛藤、不条理、不安…等に対して何らかのアドバイスを得ることができると思う。

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    2011年04月01日

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