小説・文芸 - 潮出版社作品一覧

  • 世界一の地域医療を目指して 岩手医科大学物語
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    創学120 年の節を刻んだ岩手医科大学。 専門分野の垣根を超える「チーム医療」の先駆けとして、 いまや日本随一の地域医療の拠点として知られている。 その大学病院改革のキーパーソンを担ったのが、小川彰理事長である。 本書は、小川氏の一代記と、岩手医大改革の物語である。
  • ローザ・パークス自伝 「人権運動の母」が歩んだ勇気と自由への道
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    現在、アメリカでの黒人男性への白人警官による銃撃事件などに端を発したデモ活動が活発化している。 なぜ、黒人差別が存在するのか、そして、差別と戦った一人の女性の生きざまとは。 誰もが一度は名前を聞いたことがある、人種差別撤廃運動の原点とも言えるローザ・パークス氏の自伝が遂に文庫化。 「人権運動の母」が歩む勇気と自由への道、アメリカ史上最も偉大な自由への闘士が語る不動の信念を学ぶ!
  • おっさんたちの黄昏商店街
    4.0
    1巻929円 (税込)
    ただ、優しくて――笑いと涙が溢れてくる。 “昭和"が大好きなおっさんたちに、レトロな男子と奔放な女子高生が加わって、町おこしが始まった。 ザ・昭和な「映画館」「角打ち酒場」「歌声喫茶」などを舞台に綴られる、切なくも心温まる恋と人情の連作集。 廃れゆく商店街をなんとかしようと独り身のおっさんたちが「町おこし推進委員会」を結成したが……。 自らの過ちで娘を死なせた裕三は、二十数年の間、苦悩の底にいた。 いまや絶滅危惧種ともいえる謎のおっさん源次は、生死の狭間でもがいていた。 そして、平成生まれの高校生だけど昭和が大好きな翔太と幼馴染の桐子。 翔太は、レコード店の七海に恋をするが……。 それぞれが自らの弱さと向き合いながら、支え合い、真っ直ぐに生きる「昭和ときめき商店街」の仲間たち。その絆は、町おこしを通じて深まり輝いていく――。 その絆は、町おこしを通じて深まり、輝いていく――。◎解説=池上冬樹
  • ぼくは朝日
    3.0
    小学4年生の朝日は、父と10歳離れた姉・夕日の3人で暮らしている。母は朝日を産んだときに天国にとられてしまった。同級生の富樫くんや近所のカズ坊さん、町の人との交流によって少しずつ大人を理解していく朝日は、ある日、心を痛めた夕日の前で場違いな発言をし、事態が急変する――。 昭和の温もり溢れる家族の感動小説。 「解説文や書評や文芸賞の選考などなど、仕事で小説を読む時には、いつもペンを片手に持つ。気になったところ、面白かったところをチェックするためだ。 『ぼくは朝日』の文庫版ゲラもそうして読んでいたのだが、途中でペンを放り出した。素敵なフレーズ、面白ポイントにアンダーラインを引いていたら、どのページも線だらけになってしまったからだ」(荻原 弘 解説より)
  • 小さな神たちの祭り
    4.0
    1巻1,630円 (税込)
    「東日本大震災を風化させない」──。 そのような思いで東北放送60周年記念ドラマとして2019年に制作され、文化庁芸術祭賞優秀賞はじめ、日本民間放送連盟賞優秀賞、国際エミー賞最終候補作ノミネート、アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞受賞と、国内外で高い評価を得たTVドラマ『小さな神たちの祭り』。同作の脚本を執筆した内館牧子自らの手によって完全書き下ろし小説化!!! 【物語のあらすじ】 谷川晃(たにがわ・あきら)は宮城県南部の町、亘理(わたり)のイチゴ農家の長男。家業を継ぐ気はなく、東京の大学に進学することに。2011年3月11日はアパート探しなどのために上京していた。一緒に東京に行きたいとせがんだ弟を置いて──。その弟、両親、祖父母、そして飼い犬、晃を除く家族全員があの大震災での津波に呑まれてしまい、あの日から8年経った今も、まだ家族の誰一人も見つかっていない。 大学を卒業後、東京で就職するも志半ばで仙台に戻った晃の目には、周囲の人々がすっかり震災のことなど忘れてしまっているかのように映っていた。そんな晃を支えてくれたのは、恋人の岡本美結(おかもと・みゆ)。つき合って2年になる二人は結婚を意識する頃だったが、晃は家族のことを考えると、「自分だけが幸せにはなれない」と、美結との結婚に踏み出せないでいた。そんな時、二人の前に1台のタクシーが現れる──。 ドラマ作品では描き切れなかった物語の一つ一つのエピソードの詳細が、作者自らの筆で鮮やか紡ぎ出されていく──。 ドラマを観た人もこれからの人も、再び前へと歩む人々にやさしく寄り添った感動の物語を、存分に堪能できること必至!!
  • 内心被曝 福島・原町の一〇年
    -
    彼らが、原発事故によって負ったものは、外部被曝だけでも、内部被曝だけでもない。 なにより重たかったのは、心の奥底への“被曝”だった。 時を経て、2020年、世界はパンデミックに陥った。 目に見えないウイルスは「うすら寒さ」を与え、日常の平穏を脅かしている。 この「うすら寒さ」こそ、10年前に福島・原町の人々が感じた恐怖である。 原発事故から10年――放射能の脅威に曝されながらも 故郷に残り、戦った人たちのウイズ・シーベルトの日々を追う。 ウィズ・コロナ時代の必読の書! !
  • 増補新版 息子よ! 韓日に架けた「命の橋」の20年
    4.0
    あなたを忘れない! 新大久保駅転落事故から20年──。 新大久保駅事故から20年。韓国人留学生・李秀賢さんの母が涙で綴った2001年3月刊行の『息子よ! 韓日に架ける「命の橋」』の増補新版。韓国と日本の「架け橋」にと願った息子の遺志を受け継いだ両親の「あの日」から20年の歩み。 2001年1月26日、JR新大久保駅山手線ホームから転落した日本人男性を助けようと、李秀賢(イ・スヒョン)さんと日本人カメラマンが線路に飛び降りたが、3人とも電車にはねられ死亡するという痛ましい事故から、2021年1月で20年──。 その間、スヒョンさんの両親は韓国と日本の「架け橋」になることを夢見た息子の遺志を受け継ぎ、息子と同じ留学生のための奨学金を創設。これまでに18か国・地域998人を支援してきた(2020年10月時点)。 事故直後にスヒョンさんの母が涙で綴った手記『息子よ! 韓日に架ける「命の橋」』に、事故から20年の両親の歩みを加えた増補新版。
  • クレア・バーチンガー自伝 紛争地の人々を看護で支えた女性の軌跡
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    ディスクレシア( 読み書き障がい) を抱えながらアフリカ、中東など世界各地の紛争地帯を奔走。 貧困や飢餓、感染症に苦しむ人々に向き合うなかで、栄養失調の子供が1000人、提供できる食料は70人分という"命の選択"を突き付けられもした。 戦争という過酷な現実に苦悩し、PTSD(心的外傷後ストレス障がい)にも苦しんだなかで出会った 人生の師匠と、自身の原点となる言葉とは――。 ナイチンゲール記章受章、大英帝国勲章叙勲、20 世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」開催のきっかけとなる、看護に生きる一人の女性の感動の自伝。
  • 漱石センセと私
    -
    夏目漱石が松山時代を過ごした下宿先の孫娘「より江」は、幼い頃から漱石夫妻や正岡子規に可愛がられ、美しい才女へと成長。医学生だった久保猪之吉と出会う――。『吾輩は猫である』に登場する雪江のモデルとされ、泉鏡花、柳原白蓮とも親交があった俳人・歌人の久保より江。明るくしなやかに生きる少女の物語を、高浜虚子、寺田寅彦ら錚々たる文化人との逸話を盛り込みながら、情緒豊かに描き出す。
  • 大阪のお母さん 浪花千栄子の生涯
    4.0
    1巻750円 (税込)
    朝ドラ「おちょやん」主人公のモデル 貧しい家庭で育った南口キクノは5歳で母親を亡くし、父親は見知らぬ女と蒸発。過酷な丁稚奉公時代を経て、19歳になると知人に誘われ役者の道へ。やがて浪花千栄子として女優になり人気役者と結ばれるが、裏切られ離婚。苦悩の末に自殺を考える。しかし、それでも負けなかった浪花千栄子は、人々から“大阪のお母さん”として愛され続けるのだった。その波乱万丈の生涯を辿る。 宮本輝氏 絶賛! 「浪花千栄子は勝利者や成功者などではなく、最後まで負けなかった女性なのだと思う。ゆえに彼女は、舞台で人々を魅了し、人生を輝かせていくことが出来たのだろう」
  • 天涯の海 酢屋三代の物語
    4.0
    世界に誇る「江戸前寿司」はなぜ誕生したのか―― 「粕酢」に挑んだ三人の又左衛門と、彼らを支えた女たち。 江戸の鮨文化を一変させた変革と挑戦! 江戸後期。知多郡半田村で酒造業を営む五代・中野半左衛門の急死により、 婿養子に迎えられた半六は、酒造りの傍ら酒粕を使った粕酢造りを思いつく。 後に分家を許された三六は、又左衛門家を興す。 初代から二代、三代へと、粕酢造りは受け継がれていくが、彼らの行く手には 幾多の苦難が待ち構えていた。 三人の又左衛門は、いかにして粕酢を江戸中に広めたのか――。 いまや世界で愛される日本の「寿司-SUSHI-」。 その流行の淵源となった「粕酢」に生涯をかけた人々の歴史長編小説。
  • 武漢封城日記
    4.0
    NHK、英国BBC等で放送され大反響! 29 歳のソーシャルワーカーがSNS上に赤裸々に綴った「都市封鎖」という異常事態下の真実。 「今朝、目を覚ましてロックダウンのニュースを見て、誰もがすっかりうろたえた。 これは何を意味し、どれくらい続き、どんな準備をすべきか、予想しようがない」 「一つの都市は、瞬く間に動きを止めた。復活の日は来るのだろうか」 怖いほどの静寂に包まれた大都市・武漢。 猛威を振るう新型コロナウイルスへの恐怖と不安の中、耐え忍んで暮らす市民たち。 封鎖都市のリアルな実態がネット上に日々克明に記録された閲覧数191万に上る話題の〈武漢封城日記〉。 台湾で緊急出版されたベストセラーの日本語完訳!
  • 私が愛したトマト
    3.0
    1巻1,830円 (税込)
    登場する作家が生まれた頃から慣れ親しみ、今も所有している一つの火鉢に、有為転変の来歴を与える――「旅する火鉢」 「深紅よりもっと鮮やかな朱赤」と描写される椅子をモチーフにした――「ポンペイアンレッド」 オーロラ見物と白夜体験のためにアラスカを訪ねた主人公が、「ウルフとラッパー」と名乗る謎めいた人物と出会い、極地の真実を解き明かしていく――「夢の罠」 作家を思わせる語り手の女性が、人生の折々に鮮烈に現われたトマトとの関わりを追想する、表題作――「私が愛したトマト」 など、全11篇を収録。
  • さち子のお助けごはん
    3.6
    出張料理人さち子が、依頼者の悩みを料理で解決していく笑いあり涙ありの痛快ストーリー。 大御所の小説家を喜ばせた意外なレシピ、 依頼者の老いた母を元気にした魔法のスープ、 異国の来客に戸惑う両親とその息子を救った言葉……。 そんなさち子は老舗料亭「花菱」の一人娘だったが、 花板である父の死によって事態は最悪の展開に。 大好きだった父の味は滅んでしまうのか──。 食堂小説で大人気の著者が、料理、そして家族を愛する 全ての人に捧ぐ、渾身の連作短編小説。
  • プロペラのない飛行機
    -
    1巻1,324円 (税込)
    立ち上がれ、立ち上がれ! 苦しみによごれない勝利など聞いたことがない。悲しみに涙もない勝利など聞いたことがない――。ミュージシャンBOROの半生記。 母との思い出の核心に行き着くたびに、悔恨の涙が流れ出てきて止まらなくなったり、落ち込んだりした。 「お母ちゃん、自叙伝でつらいわ!」 でも、書きあげるしかない。 自叙伝――半生記。 いやこれは、私の反省記である。(「プロローグ」より)
  • 明日香さんの霊異記
    3.3
    奈良の薬師寺で働く高畑明日香の愛読書は、平安の僧・景戒が編纂した説話集『日本霊異記』。ある日、明日香は境内の絵馬に不穏な書き込みを見つける。母は殺された―。その後、彼女の周りで奇妙な事件が多発。その全てが『日本霊異記』に書かれた事象に合致していた。これらは何を訴えているのか。渾身の全6編を収録。
  • 森沢カフェ
    4.2
    短くて、ゆるくて、人生が明るくなるハッピーの花束みたいなエッセイ集 自分を変えたいときの秘訣 「真面目ニンゲン脱出法」 笑顔と幸せの関係 「最後に笑うのは誰だ?」 小説のような感動の実話 「おばあちゃんとハル」 嘘みたいな本当の話 「営業しないで売る方法」 など、読めば読むほど人生が楽しくなる74の珠玉のエッセイが収録。 幸せのハードルは低く―― <不治の病に冒された人や余命宣告を受けた人は、目の前の世界がきらきらして見えると言います。 おそらく彼らは「この世に生きている」という、多くの人たちにとっては当たり前のことに、しみじみとしたありがたみや幸せを感じずにはいられないのでしょう。 彼らは病気によって不幸を味わいますが、その一方では、幸せのハードルが一気に下がって、空が青いだけで泣けちゃうような感性を獲得したのですね。(本文より)>
  • 叛骨〈上〉 陸奥宗光の生涯
    3.0
    外交のカリスマ、いざ政争へ 盟友・龍馬の死と不遇の青年時代を乗り越え、近代日本を創った男の怒涛の前半生を描く! 陸奥宗光の生涯を通じての行動は、前途を塞ぐ不正な権力を打破することであった。 宗光は、父・宗広から受け継いだ非凡な知能と先見性を武器に、政争に敗れた父の仇を討つべく、勉学に励みながらも尊王攘夷運動に没頭し、やがて海軍熟で学ぶと、その後は海援隊で活躍する。 しかし、坂本龍馬の暗殺によって唯一の後ろ盾を失ってしまい、窮地に陥るが……。
  • 『民衆こそ王者』に学ぶ 常勝関西の源流
    -
    ※2019年6月以前にご購入されたお客様は「My本棚」から閲覧可能です。重複購入にご注意下さい。 池田室長とともに、“まさかが実現”を成し遂げた昭和31年「大阪の戦い」。 そして不当な国家権力の横暴に勝利した「大阪事件」。 いま再び「常勝関西」の源流を当時の証言、記録から綴る感動のドキュメント! 『民衆こそ王者』を再構成し、待望のワイド文庫化! 『新・人間革命』の“副読本”として活用できます!
  • 深夜零時に鐘が鳴る
    -
    年の瀬の迫った北の街。29歳の堅物女・テンコはかつての同居人“ リコ” の元カレ・根上と再会する。ふいにテンコの前から消えたっきり行方知れずとなったリコはいま、どこでだれと過ごしているのか。追いかけても掴めない、リコの面影をさがす一歩一歩の道のり。 私たちはどこからきて、どうしていまここにいるのか。優しい出会いの物語が、再び始まる。
  • 桔梗の旗 明智光秀と光慶
    4.3
    2020年大河ドラマで再び注目を集める明智光秀、嫡男・光慶の視点からみる父・光秀の栄光と懊悩。 『一家がみんなひとつ屋根の下で暮らしていけるなら、本当に幸せなことよ。でも、今、そんな暮らしができる者はいない。守りたいもののために、自らのことを大なり小なり擲っているの。』 父上は何を擲っているというのだろう。そして、己は、これから、何を擲つというのだろう。
  • 嘉納治五郎
    3.0
    自らもJOC委員を務めた嘉納治五郎研究の第一人者・真田久が徹底解説! 嘉納治五郎の偉業は講道館柔道だけじゃない! 最先端のスポーツ力学を取り入れ、日本スポーツ近代化に大きく貢献した。IOC委員として、近代オリンピックムーブメントの立役者となった。 NHK大河ドラマ“いだてん”では役所広司さんが演じることでも注目を集める進取の気性に富んだコクサイジン!
  • きっと幸せの朝がくる
    4.0
    人生のどん底で知った、どんな苦難にも負けない広岡浅子の生き様に励まされながら、やっとの思いで書き上げた『小説土佐堀川』が、刊行から27年を経て、朝ドラ「あさが来た」の原案本となる。それまでの軌跡は、著者自身の蘇生のドラマでもあった。「苦しんだ人こそ幸せになれる」を信条に生きてきた、85歳の「答え」がこの1冊に凝縮!
  • 金栗四三 消えたオリンピック走者
    -
    2019 年大河ドラマ「いだてん」で中村勘九郎さんが演じることで注目を集める金栗四三。 日本人が出場した初めての国際大会「ストックホルム・オリンピック」(1912年)に日本代表としてマラソンに出場した金栗四三は、レースの途中で姿を消してしまい、「消えたオリンピック走者」として語り継がれることになる。 それから55年後、ストックホルム・オリンピック開催を記念する式典に招待された金栗は、競技場をゆっくりと走って、場内に用意されたゴールテープを切る。この時、「日本の金栗、ただいまゴールイン。タイム、54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3、これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」とアナウンスされる。この記録はオリンピック史上最も遅いマラソン記録となるのだった。 「箱根駅伝」や日本初のフルマラソン「福岡国際マラソン」の創設にも尽力した金栗だったが、そこには、西欧に遅れをとる日本の選手を世界のトップレベルで戦えるようにしたいとの強い想いがあった。 日本のマラソン王と称される金栗四三――「消えたオリンピック走者」の真相から、「箱根駅伝」創設、そして日本スポーツ界発展にささげたその生涯に迫る本格評伝。待望の文庫化!!
  • ぼくは風船爆弾
    -
    太平洋戦争末期、日本では女学生たちを動員し、ある兵器の製造が秘密裏に進められていた。 「ほくと号」と名付けられたぼくは、アメリカ本土を攻撃するための「秘密兵器」だった!!! 子ども・親・祖父母、三世代で読める事実をもとに描かれた物語。 戦争末期、有楽町の日劇の中で風船爆弾を作っているという噂を耳にしたことがあります。本書を読んで、全国各地で作られていたこと、そして高橋さんの体験を踏まえているだけに、材料や作り方や装置の描写が実に具体的で、この計画が真剣だったことを知りました。 戦争体験がどんどん風化していく中で、書き残しておきたいという高橋さんの強い一念が伝わってくる一書でした。―――津村節子(作家)
  • なぜ「官僚」は腐敗するのか
    -
    ふしぎな腐敗、「忖度」の裏側、サイバー犯罪対策の決定的遅れ。 超難関を突破した優秀な人材群であるはずの官僚たちは、なぜおかしくなっていくのか。 官僚腐敗の構造・裏側・深層に切り込む!
  • 戦争と広告
    -
    第二次世界大戦という極限状態の中で、ほかに類を見ない名コピーがなぜ次々と生まれたのか。 クライアントは情報局、大政翼賛会。仕事は戦意高揚を図るポスター制作。山名文夫、新井静一郎ら「報道技術研究会」の精鋭たちは、戦争という極限状況の中で、自らのもつ最高の技術を駆使して応えようとした。それは糾弾されるべきか、それとも表現者の業なのか。クリエイターである著者が、自らの問題として世に問うた衝撃の話題作。
  • 「玉砕の島」ペリリューから帰還した父
    4.0
    “ ペリリューの戦いは私には書けなかった。これは書くべき人が書いた本だ” ノンフィクション作家・梯久美子氏絶賛! 太平洋戦争の中で日米の精鋭同士が戦い、最悪の死傷率を出したペリリューの戦い。 「玉砕の島」でいったい何が起こったのか――。 15 年にわたる徹底取材から見えてきた真実。 遺族だからこそ成しえた元兵士たちへのインタビュー。 初めて語られる凄惨な歴史。 第5回潮アジア・太平洋ノンフィクション賞受賞作!!
  • 人生8勝7敗 最後に勝てばよい
    5.0
    大相撲の名解説で“おなじみ”の元・大関の尾車親方 全身麻痺を乗り越えた大感動のドラマ! ! 尾車親方の相撲人生は常に困難との戦いでもあった。 現役時代に2度、そして親方になってから全身麻痺と 3度もの大怪我を負う。しかし、不屈の精神で復活。 たぐいまれな経験を持つ尾車親方はどう逆境を乗り越え、前へ進むことができたのか――。
  • 一度は泊まりたい「粋な宿」「雅な宿」
    -
    小学館ノンフィクション大賞受賞の著者が贈る、 他のどこにもない「宿ノンフィクション」誕生! 全国から17の宿を厳選! 宿から浮かび上がる「日本の美」を読み解く。 世界に誇るブランドを持つ宿から、クラシックホテル、地元から愛される旅館まで一挙掲載。 「宿と旅」おあり方から見える日本人の特質とは何か? 豊富な知識と美しい筆致で宿に秘められた物語と日本文化の魅力に迫る! 佐久間旅館(埼玉)/ホテリ・アアルト(福島)/庵町屋ステイ(京都) 日光金谷ホテル(栃木)/大沢館(新潟)/あかん鶴雅別荘 鄙の座(北海道) オーベルジュ土佐山(高知)/五足のくつ(熊本・天草)/星野リゾート 青森屋(青森) 旅館 あづまや(和歌山)/皆美館(島根県)/箱根ハイランドホテル(神奈川) 加賀屋(石川)/島宿真理(香川・小豆島)/上高地帝国ホテル(長野) 十八楼(岐阜)/奈良ホテル(奈良)
  • 日本人はどこへ向かっているのか
    -
    混迷する現代社会をどう生きればいいのか。 山積する難局をいかに乗り越えればいいのか。 稀代の碩学が、日本人の進むべき道をわかりやすく照らし出す、 「山崎文明論」の真骨頂! 「歴史に耳を澄ませながら未来を見つめる本書は、日本人の羅針盤となる」 姜 尚中(東京大学名誉教授) 「山崎文明論」が21世紀の日本を斬る! 「この本が私の著書として過去に例を見ないのは、数編だが 私の身辺雑記に似たものが巻中に含まれていることである。 じつは半世紀にわたる私のもの書き生活の中で、つねに厳しく 自分に禁じてきたのが、みずからの私生活を語ることであった。 (中略) だがこの数年、老いの衰えをわれながら実感するなかで、 あえてそれを隠さずに生きることも一つのもの書きの 覚悟ではないか、と考えるようになった。(中略) このひそかな 覚悟の変化が私の表現活動にどのような影響を与えるか、 自分で自分に興味をいだいている。」 (「あとがき」より)
  • ラダックの星
    4.2
    1巻1,518円 (税込)
    もっとすごい星空、ここにあったよ。 なぜだろう、昔見た星空を思い出すとき、胸の内には星それ自体の美しさとは別に、ささやかなストーリーが浮かび上がってくる。 その頃大切にしていたものや身の回りで起きていたこと、揺れていた思いの一つひとつが、鮮やかに思い出されてくるのだ。(本文より) 『インパラの朝』から9年――待望の紀行ノンフィクション 北インドの秘境・ラダックへ――。 友人の死と向き合い続けた25日間の星空の旅。
  • 漱石センセと私
    3.6
    俳人・歌人の久保より江(1884-1941)の波乱万丈の半生を、名筆家・出久根達郎が情緒豊かに描いた長編小説! 漱石センセに恋い焦がれた少女時代、漱石の妻・鏡子との奇妙な絆、正岡子規から学んだ俳句、そして生涯の伴侶・久保猪之吉との出会い──。 松山に住む美少女が、漱石、鏡子、子規、高浜虚子、柳原白蓮らとの出会いや別れを通して、やがて大人の女性へと変貌を遂げていく。 「センセ」はどんな人なのか? 鏡子夫人は本当に「悪妻」だったのか? より江から見た、知られざる「夏目漱石」を描く!
  • 青い島の教室
    4.0
    1巻906円 (税込)
    島の子どもたちと“不器用”で“ぐうたら”な先生が織りなす感動の物語 夜回り先生 水谷修氏、絶賛! 「多くの教師たち、苦しんでいる生徒たちに読んで欲しい」 <あらすじ> 都内で中学教師を務めていた柏木真介は、体罰を問題視され伊豆諸島の離れ小島に異動を命じられる。「学校改革」を掲げる校長の岩崎は、柏木に協力を求めるが、やる気を無くしていた彼には、その想いは伝わらなかった。苛め、学級崩壊、保護者からの理不尽なクレームなどの問題が重なる中で迎えた夏休み……思いもよらない事態が起こるのだった。
  • あの世とこの世を季節は巡る
    -
    この世ならぬ存在と話ができる青年・日下慎治が怪奇現象に悩む人々のところへふらりと現れる! 人気のないプール、いつもと違う電車、使われていない教室、地下駐車場――。街の片隅にある「境界」に棲むあやかしたちに寄り添い、話を聞き、そしていつの間にか去っていく放浪の青年が秘めた過去とは――。 ストーリーを超えて絡み合う人物たちの“現在”と“過去”にあなたは気付けるか!? 『フェイスレス』『クラン』シリーズの著者が原点に立ち返った待望のホラー最新作!
  • 魂の図書館〈上〉――ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち3
    4.0
    第2作『虚ろな街』で、ミス・ペレグリンを救うばかりか、仲間たちを次々に見失ったジェイコブとエマは、ついに敵の要塞があるタイムループに潜入する。次々に襲い掛かる怪物たち、敵と味方が入り乱れる心理戦、時空を超えたジェイコブとエマの恋…。そして、「魂の図書館」での最終決戦の末、世界に平和は訪れるのか?傑作ダークファンタジーシリーズ、ついに完結! 奇妙なこどもたち(ピキューリア)の魂を喰らおうとする非情な敵・コールの魔の手から逃れたジェイコブとエマ。満身創痍のなか、コールに連れ去られた仲間とミス・ペレグリンを追跡して、敵の要塞のあるタイムループへ潜入する。しかしそこで二人が目にしたものは、この世のものとは思えない荒廃したピキューリアの巣窟だった。
  • 毒唇主義
    4.0
    日常生活の中の何気ないひとコマを、“愛ある毒”をスパイスに、ドラマとして鮮やかに切り取ってみせてくれる52編の痛快エッセイ。辛口華麗、愛情濃厚――。著者特有の「歯に衣着せぬ」筆致は、深い慈愛に満ち溢れているからこそ、読む者の心にストレートに響く。読めば、スカッと爽快!私たちが日ごろ忘れてしまいがちな大切なもの・ことを思い出させてくれる。
  • 「本を売る」という仕事
    4.0
    次々閉店していく街の本屋の中で生き残っている書店は何をしているのか――書店現場の知恵と情熱を追う! 全国100書店を徹底取材して見えてきた「これからの本屋のかたち」とは!? 〈街の本屋は次々と消えている。読書環境を保証する街のインフラともいえる存在が失われつつあるという事態には、危機感を抱かざるを得ない。私のように本屋に行きたい子らはいまもいるはずだ。では、どうすればいいのか。 だからこそ、街の書店に焦点をあて、なぜ書店経営が困難になったのかその理由を追いつつ、そんななか創意工夫をこらして地域の人々とともに歩む書店を紹介したいと思った。また、困難ななかあえて書店業に参入した人々に光をあてたいとも思った。それが本書の“旅”の目的だった。〉「あとがき」より 第1章 しぼむ街の本屋 第2章 地域と書店 第3章 街の本屋の挑戦 第4章 新しい本屋のかたち 第5章 震災を超えて エピローグ 山陰で出版人を育てる「本の学校」
  • 魔女と魔王
    -
    これは魔女がした残酷な選択の物語──。 あらゆる名称の記憶と引き換えに奇跡を起こす黄金の魔女王。 彼女は流産させてしまった恩人の子「迷子の魔王」という存在を救うため、太古と未来を巡り三つの国へ旅に出る。罪人と聖人が住まう「地獄と餓鬼の国」、血も凍る絶望の未来「科学と禁句の国」、魔女に究極の選択を迫る「夢と感情の墓場の国」。 やがて黄金の魔女王は、美しい女性の複製である白銀の魔女とともに、魔女を喰らう暗黒の魔呪王と対峙する。魔女がした選択、魔呪王の正体とは──。そして物語は、「男の国、女の国、獣の森」へとつづいていく……。

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  • 西郷隆盛 荒天に立つ山の如く
    -
    「英雄」と呼ばれた男の生き様 明治維新から150年 大河ドラマで大反響!! 英傑たちの視点で語られる西郷隆盛の知られざる姿、 大久保利通、五代友厚、坂本龍馬、相楽総三――ともに新時代を創った者たちの目に、西郷はどう映ったのか。 維新による天地鳴動は、男を「軍神」という名峰へと隆起させ、やがて崩壊させていった! 奄美流罪、倒幕、新政府との確執、そして西南戦争へ。鹿児島、奄美諸島での徹底取材で明らかになった新エピソードも収録!!
  • 定年待合室
    4.5
    上司の逆鱗に触れ「定年待合室」へ追いやられた、大手百貨店の敏腕営業マン大和田は、家族のためにと50代で早期退職した矢先に妻を喪い、生きる気力を失う。 そんななか、ふとしたきっかけで「人助け」に手を貸し始めるのだが、そこで出会った人々もまた、職場や家族でそれぞれの鬱屈を抱えていた……。ベストセラー『定年後』(中公新書)の著者・楠木新氏が「定年後の道筋のヒントを指し示す、リアルな物語」と大絶賛!
  • 龍馬は生きていた
    4.0
    著者が、およそ10年をかけて積み上げてきた、全国各地に残された史片や伝説、伝承を繋いで、紡ぎ出す“もう一つの維新物語”――。 1867年11月15日、京都・近江屋で暗殺されたのは、じつは坂本龍馬と中岡慎太郎の影武者だった。暗殺をかわした2人は討幕派の王政復古を阻止し、「翔天隊」を率いて、第3次長州征伐の休戦に奔走する。「生きていた」龍馬のその後とは。 坂本龍馬没後150周年におくる、歴史が10倍面白くなる本格的歴史シュミレーション小説。
  • あなた、そこにいてくれますか
    5.0
    ある日、目の前に現れた30年後の“僕”。“彼”が告げたのは、「最愛の恋人を失う代わりに、最愛の娘を授かる」という未来。 混乱と葛藤の中で、やがて2人の“自分”は一つの答えを出すのだが──。世界30カ国で第1位を記録したフランスのベストセラー小説がついに映画化。心を揺さぶる奇跡のラブストーリーに涙腺崩壊必至!
  • カンボジア孤児院ビジネス
    2.7
    「孤児院ツーリズム」の実態とは? 手掛けるのは旅行会社やNPO法人。子どもたちは、観光客のために可哀想な子を演じ、訪れた人々は同情を寄せて寄付やボランティアを願い出る――。 先進国と途上国、観光する側とされる側、富者と貧者、大人と子ども、それぞれの間に横たわる闇と溝に迫る。
  • オリンピックの真実 それはクーベルタンの発案ではなかった
    -
    すべては、ひとつの出会いから始まった──。イギリス野球に関心を持つ著者は、リバプールを目指す列車で老作家から、思いがけずオリンピックのルーツを聞く。世間で知られているピエール・ド・クーベルタンが、じつは近代オリンピックの父ではないというのだ。そこから興味は、一気にイギリス野球からオリンピックへと移っていく。 オリンピックとは何なのか、日本はいつから参加したのか、なぜ、世界的な大会となったのか、という多くの謎を追い求め、現地での貴重な証言や記録を元に「オリンピックの真実」を綴っていく。ベストセラー『史上最高の投手はだれか』の著者が贈る、渾身のノンフィクション。
  • 心に火をつける「ゲーテの言葉」
    4.5
    1巻1,069円 (税込)
    「自分をみつめる言葉」「他者とつながるための言葉」「価値創造のための言葉」「世界を理解するための言葉」などをテーマに、読みやすい白取訳でゲーテの言葉たちと出会う。寝る前やちょっとしたひと時に開けば活力が湧いてくる。『邦訳 ニーチェの言葉』の著者が新たに放つ賢者の201の箴言。

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  • 小説EV戦争
    3.0
    1巻1,812円 (税込)
    中国・安東省双慶市で計画される「EV(電気自動車)タウン計画」。 EV受注に名乗りをあげる日本政府主導の「日の丸連合」、大胆な案で勝負に出る韓国最大手企業、技術力に勝る大阪の中小企業の熾烈な入札闘争がはじまる。 そこに暗躍する中国政府の陰。複雑な利害の糸が絡み合う乱戦に勝つのは――。 城山三郎経済小説大賞作家がEV戦線の今をリアルに描く国際経済小説!!

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  • 虚ろな街 上
    5.0
    ウェールズの小島からイギリスへ渡ったジェイコブとエマ(奇妙な力を持つピキューリア)たちは、ハヤブサに変身したまま人間に戻れなくなったミス・ペレグリンを助けるため、ロンドンへと向かう。しかし、ロンドンに存在するタイムリープは怪物たちにことごとく襲撃され跡形もなくなっていた。すでに「虚ろな街」と変わる果てたロンドンで、ジェイコブとエマの新しい冒険が始まる!
  • 史上最高の投手はだれか 完全版
    -
    1920~40年代、ニグロリーグで最高の速球を投げ、生涯通算2000勝、シーズン105試合登板104勝、42歳でメジャーリーグデビューし、計6シーズンで28勝、最後の登板は59歳。同時代を過ごした人たちの証言などにより語られていく記憶の中のサチェル・ペイジ。第3回潮賞・ノンフィクション部門受賞作に大幅加筆修正した完全版。

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  • アジア主義 西郷隆盛から石原莞爾へ
    3.8
    戦後、侵略主義の別名として否定された「アジア主義」。しかしそこには本来、「アジアの連帯」や「近代の超克」といった思想が込められていたはずだ。アジア主義はどこで変節したのか。気鋭の論客が、宮崎滔天、岡倉天心、西田幾多郎、鈴木大拙、柳宗悦、竹内好らを通して、「思想としてのアジア主義」の可能性を掬い出そうと試みた大著。

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  • エーゲ海に強がりな月が
    3.8
    1巻1,324円 (税込)
    “失恋した傷は恋愛で癒すしかない”という周囲の気遣いで、大学時代の同級生と別れた私は、次の恋人と知り合うが、仕事優先の彼の振る舞いに、別れを決意した。 同じように悩みを抱えるOLの桂子に身内のような愛情を感じる私は、自身の少ない恋愛経験を語る。 証券会社でお互い投資家として出会ったという“カレチ”と桂子。親子ほど年の離れた男女の恋の駆け引きが始まる――。
  • 漫画のすごい思想
    -
    政治の季節からバブル崩壊まで、漫画は私たちに何を訴えてきたのか。つげ義春、赤瀬川原平、永井豪、バロン吉元、ますむらひろし、大島弓子、岡崎京子……すべては1968年に始まった!

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  • 東京湾ぷかぷか探検隊
    3.6
    海遊びってこんなに面白い! 爆笑コンビが繰り広げる愉快なエピソードと魚の「遊び方」「さばき方」「食べ方」が満載! さあ、いますぐ東京湾にでかけよう! 自由で粋でロッケンロールな読者の皆さんに捧げる、大人の探検エッセイ。 探検の舞台は、身近なようで案外知らない「東京湾」。小説家・森沢明夫と、イラストレーター・うぬまいちろうが、どこよりもユルく、誰よりも脱力感まる出しで、ときには海の上を、ときには渚を、ときには海沿いの町を、のんびりぷかぷか漂いながら遊び倒します。
  • 「トランプ時代」の新世界秩序
    3.8
    トランプ米大統領誕生は「歴史の必然」か!? 米国史上、もっともアウトサイダーな大統領のビジョンと日本の行く末を、気鋭の女性国際政治学者が読み解く。

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  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>
    4.0
    フロリダに住む孤独な少年ジェイコブ。彼の唯一の理解者が、古い写真とともに「おとぎ話」を聞かせてくれた祖父だった。ある日、祖父が「何か」に襲われ、凄惨な死を遂げる。ジェイコブは彼の最期の言葉に従い、ウェールズの島を訪れる。そこには「おとぎ話」通りに“同じ時間”を生きる奇妙なこどもたちと不思議な女性ミス・ペレグリンがいた。
  • 直虎
    3.0
    2017年長編ドラマで話題沸騰!!著者会心の書き下ろし歴史小説! 跡取り暗殺、政略結婚――女がゆえに仕掛けられる大国からの謀略。直虎は「女の誇り」を胸に、苦難を乗り越えていく。 独自の時代考証による、ドラマでは描かれない男たちの戦国乱世で戦った女性武将の新たな姿が浮かび上がる!
  • 黒い鶴
    3.8
    1巻763円 (税込)
    いま話題の乱歩賞作家の原点が詰まった、著者初の短編小説。「純文学ミステリー」の旗手が繰り出す、人間心理を鋭くえぐる全10話。名越康文氏絶賛!

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  • ふるさと革命 ”消滅”に挑むリーダーたち
    3.0
    "地方創生"成功論の決定版がついに登場! 33の地域を徹底取材して、衰退と再生の命運を分けた理由を精緻に分析する。

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  • 見えない鎖
    3.5
    1巻763円 (税込)
    切なすぎて涙がとまらない…! 失踪した母、殺害された父。そこから悲しみの連鎖が始まった。江戸川乱歩賞作家が贈る人間の業と再生を描いた純文学ミステリー

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  • 東日本大震災――創価学会はどう動いたか
    -
    〈3・11〉の夜、創価学会の各会館には近隣の被災者が続々と避難してきた。その数5000人。すぐに調達しなければならない食料・水・トイレ・ガソリンなどをどうするか――。近県の学会組織が即座に自発的に動き出し、驚異的な支援を繰り広げて行った。その全体像を初めて明かす迫真のドキュメント。
  • 五代友厚――蒼海を越えた異端児
    3.0
    平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」。ドラマの鍵を握る日本の近代化、大阪経済の礎を築いた男! 著者渾身の書き下ろし小説! ! 嵐に煙る桜島。薩英戦争で英国艦隊の捕虜となった五代は「薩摩の若者を留学させたい」と申し出る。攘夷主流の中、裏切り者の汚名を晴らし、藩論を覆して英国へ。そこで怪しげなフランス貴族と運命の出会いが――。帰国後、次の焦点は大阪と確信し、民間の立場で造幣局、商法会議所を設立。現在の大阪を「創った」男の奮闘を描く。

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  • 花森安治の青春
    4.0
    NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で話題沸騰! ヒロインのモデル・大橋鎭子と「暮しの手帖」を国民的雑誌に育てた名物編集長・花森安治その知られざる青春時代を描く!  解説:後藤正治
  • アラブからのメッセージ――私がUAEから届けた「3・11」への支援
    -
    UAE在住の著者が被災地への支援を決意し、思想の相違などの困難を乗り越えた体験記。2015年「潮アジア・太平洋ノンフィクション賞」受賞作。

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  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    4.2
    文庫・50万部突破!! 連続テレビ小説「あさが来た」原案本 宮本輝氏絶賛!! 「読んでいて溜息をつくほどの ひとりの女性の一念の凄さ、 そして鬼気迫る行動力!」 近代日本の夜明け。未だ女性が社会の表舞台に 躍り出る気配もない商都大坂に、溌剌たる女性がいた! 常に全力、七転八起を超える九転十起のがんばりで、 大坂の豪商加島屋を切り盛りし、命の重さに想いを馳せ大同生命を興す。 女性教育にも心血を注ぎ、日本女子大学の創立にも関わった さっそうたる女性の一代記!!
  • できるやんか!――人間って欠けているから伸びるんや
    3.4
    丁稚奉公から身を起こし、一介のお好み焼き屋から今日の地位を築き上げた秘訣は、ひとりの人間を徹して大事にすることだった――。

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  • ダルビッシュ有はどこから来たのか
    3.0
    ルーキーイヤーの2012年、不慣れなメジャー球と硬いマウンドに苦しみながらも16勝をあげ、今季開幕戦、惜しくも日本人初となる米球界での完全試合を逃した、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手。 本書はイラン人の父・ファルサと日本人の母・郁代との間に生まれたダルビッシュ初の評伝である。「ダルビッシュ セファット ファリード 有」という4つの単語からなる本名には、父の祖国イランの歴史が込められていた。そして、ダルビッシュとはペルシャ語で「人里離れた荒野で修業を積む托鉢僧」を意味することを知った著者は、そのことに関心とこだわりをもちながら、両親の出会いからダルビッシュの知られざる成長の軌跡まで、綿密な取材で数奇な人生を追った。 世界一の投手をめざすダルビッシュの“これまでと、これからがわかる”1冊である。

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