歴史・時代作品一覧
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4.0米太平洋艦隊司令部は移民などの影響もあり、真珠湾ではなくフィリピンに置かれた。そこから日本を牽制しようというのだ。その米太平洋艦隊の主力艦を分断するため、日本帝国軍は兵士と心理分析官たちからなる特殊部隊を編成した!
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-最強戦車、欧州見参! 日の丸戦車連隊が無敵独機甲軍団との壮絶な死闘を展開する! 1939年、世界水準から遅れていた日本の戦車開発に挑んだ男たちがいた。軍人、技術者の垣根を越えた男たちの熱き心は、満州の地で試製戦車を生みだす。日本はもとより、欧米の水準すら凌駕するその戦車は、「三式中戦車」と名づけられた。やがて日本は、ナチスドイツに苦戦する英米連合軍への三式中戦車の輸出に成功。地中海、そして欧州の戦場に送られた日本義勇戦車隊が、三式中戦車を駆ってドツイが誇る精強機甲部隊と死闘をくりひろげるのだった。今、日本戦車の「最強伝説」が始まる! ●陰山琢磨(かげやま・たくま) 1963年兵庫県生まれ。3歳のおり自衛隊の基地祭で、通りすがりの61式戦車と見つめあってしまい、初恋に落ちる。高校生の時、学祭のアンケートに「自分に似ていると思う芸能人は?」と書いてあり「ジオン軍のモビルスーツ」と答えたら、女子に変な目で見られるようになった。その後、軍事マニア(専門はAFV)を経て、1997年に『大反撃一式砲戦車隊』(飛天出版)でデビュー。架空戦記、SF小説など著書多数。
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-英米軍との激闘をくぐり抜け、マダガスカル島にて無事、戦艦大和以下、連合艦隊と合流したドイツ水上艦隊。ここに日独枢軸最強艦隊が誕生した! 架空戦記巨編上下巻同時発売!!
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-ヒトラー総統より戦艦ビスマルクをはじめ独水上艦隊を譲られた日本。だが、入渠改修中のビスマルクを英コマンド部隊が急襲する!
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-欧州ではヒトラーの誠意力が拡大。日米開戦の跫音が聞こえる中、山本五十六連合艦隊長官はふたりの少壮佐官に日本の未来を託し、ドイツ第三帝国へと送り込んだ! 遂に日本は米国に宣戦布告。緒戦を勝利するが、背後にはハルゼー率いる米機動部隊が……。架空戦記巨編、開幕!
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-欧州を支配したドイツは粛軍内乱に突入! 日独戦車兵が駆る鋼鉄の魔象がポーランドの荒野に吼える! 第二次世界大戦後、ソ連はドイツの電撃戦のノウハウを吸収し、巨大な機甲軍団を持つに至った。その脅威は、ヒトラーが統べるドイツ帝国をも震撼させた。ドイツは、ソ連機甲部隊の侵攻に備えるべく新たな駆逐戦車の開発を計画。ポルシェ博士をリーダーとし、日本の資金と技術協力を得て究極の駆逐戦車を完成させた。その名は、駆逐戦闘重機械「マンムート」。ガス・タービン・エレクトリック駆動で90トンの巨体を疾駆させ、二連装60口径12.8センチ砲でいかなる戦車も破壊する鋼の魔物である。時に1947年、ドイツではクーデターが発生。ヒトラーは山荘ごとA4ミサイルで爆殺され、内乱に突入した。新政権に対して蜂起した武装SS戦車部隊を迎え撃つため、ドイツ派遣の日本戦車兵が駆る「マンムート」が出撃した。 ●陰山琢磨(かげやま・たくま) 1963年兵庫県生まれ。3歳のおり自衛隊の基地祭で、通りすがりの61式戦車と見つめあってしまい、初恋に落ちる。高校生の時、学祭のアンケートに「自分に似ていると思う芸能人は?」と書いてあり「ジオン軍のモビルスーツ」と答えたら、女子に変な目で見られるようになった。その後、軍事マニア(専門はAFV)を経て、1997年に『大反撃一式砲戦車隊』(飛天出版)でデビュー。架空戦記、SF小説など著書多数。
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-〈真珠湾攻撃のない対米開戦!――人気シリーズ一気読み!〉 資源獲得のため仏印に進駐した日本に対し、米国は対日禁輸政策を強化、石油の輸出を禁止した! 一方同時期、ペトロパブロフスクのロシア帝国軍が反乱を起こした。日本はロシアの要請を受けて反乱鎮圧に助力するも、その際に米国の輸送船を誤射してしまう。怒る米国は日本に最後通牒であるハル・ノートを突きつけた! 対米開戦を決意した日本は、真珠湾攻撃を計画。だが図上演習の結果は日本の惨敗だった――。真珠湾攻撃がなかった太平洋戦争を描く。
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-昭和19年、太平洋戦争は日米両国による核兵器の応酬によってその幕を閉じた。それから六年、独立成った朝鮮半島はふたたび戦火に見舞われる。中ソの後押しを得た北朝鮮が南進を開始したのだ。韓国に駐留する日本陸軍は防戦に努めるが、首都ソウルはあえなく陥落。日韓軍は後退を余儀なくされる。国際連合は北への武力制裁を決議。その総司令官に抜擢された山下奉文将軍は釜山要塞に死守命令を下し、在韓日本軍は新兵器の投入で戦線崩壊阻止を図った。陸には四式中戦車が疾駆し、空にはジェット戦闘機“震電改”が乱舞。そして海では戦艦“大和”が巨砲を轟かせ、一進一退の攻防が続く。やがて反撃の時が来た。仁川への敵前上陸だ。だが、その乾坤一擲の大作戦の背後には、同盟国アメリカと潜在敵国中ソの野望と陰謀が蠢いていた。新たなる“半島有事”を活写する架空戦記シリーズ。
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3.02005年、アメリカの代表的石油会社GP社は日本の最新技術を使い、尖閣列島付近で海底油田の採掘に乗り出した。そこはかねてより日本、中国、台湾、統一韓国が領有を主張している外交的には不可触領域だった。中国の林虎主席は軍部をバックに政権を奪取したが、内陸部の石油開発に失敗して経済は停滞し、国内の失政を外敵に振り向けようと画策した。中国陸軍の特殊部隊は、オイルリグに潜入し瞬くうちに施設を占領した。慌てふためく日本政府に比べ、共和党出身のアメリカ大統領ライアンは武力での奪還も辞さず、と激怒する。荒れ続ける東シナ海に中国海軍と海上自衛隊の艦船が集結を始める。やがてアメリカ第七艦隊も雄姿を現すだろう。極東の海域に戦雲をはらんだ怒涛が沸き起ころうとしている。果たして、激突の行方は?軍事アナリスト高貫布土が描破する近未来超シミュレーション小説。
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3.0偽同心が押し込み強盗。探索の居眠り源之助に将軍御曹子から影御用。 続く奉行所醜聞騒動の陰に三千石名門旗本家への将軍庶子養子入りの噂! 元筆頭同心で今は居眠り番、蔵間源之助が真相に迫る! 南町奉行所の同心を騙る侍一味による押し込み事件が江戸を騒がせている。北町の元筆頭同心で今は居眠り番に左遷された蔵間源之助に、奉行を通して、将軍御曹子から『影御用』が舞い込んだ。偽同心事件はじめ奉行所の権威を揺るがす醜聞騒動を追うなかで、三千石名門旗本家への将軍庶子養子入りの噂が浮かんだ。源之助は将軍御曹子を連れて町廻りに出かけたが……。
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4.0「戦後30年、私は未だ復員しきれていないような気がする。軍隊の理不尽に耐えていた期間と、生死のはざまをナロウ・エスケープした100日間の体験は、確かに私に終生のテーマとするものを怨念として与えた。それをフィクションとして表現したのが『人間の条件』であり、ドキュメントとして誌したのが本書である」(あとがきより)。日本帝国陸軍野望の象徴「関東軍」はかく壊滅せり! 元関東軍の兵士だった著者が怨念をこめて綴る力作長編。
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3.0戦記シミュレーション ヴィクトリー ノベルス 新創刊! “移動する島”――― 陸攻用空母、誕生! ハワイを占領せよ!! 「陸攻を空母で運用できれば最強ですね」──軍令部・樋端久利雄少佐の、この進言を聞いた海軍次官・山本五十六は唸った。この案なら、陸上攻撃機用巨大空母=「戦略空母」でアウトレンジ攻撃を実施し、ハワイを占領した上で、米本土への爆撃も可能になる。山本は即座に大艦巨砲主義者ばかりだった軍令部の人事を一新。戦略空母「魁鳳」を要とする機動部隊編制に着手した。 開戦劈頭、帝国海軍はジョンストン島とミッドウェイ島に奇襲攻撃を敢行。反撃に出た米第一六任務部隊に対し、完成直後の「魁鳳」が出撃する。そして、広大な艦上からついに一式陸攻が飛び立った!
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-一九四五年一月、日本の陸海軍協同プロジェクトチームによって史上最強・最高の爆撃機が初飛行に成功していた。その名は『富嶽』。そんな折、ソビエト連邦が原子爆弾を開発し日本を狙っているという情報が…。製造工場爆撃のため、怪鳥『富嶽』が出撃する!
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-上皇や摂関家などに仕える番犬のような存在でしかなかった武士層が、保元・平治の乱を経て、武力によって朝廷を左右する存在へと変貌した。なかでも源氏と並ぶ平家の総帥平清盛は、もともと皇位に就くなど考えられておらず、あくまで一時のつなぎ役でしかなかった今様狂いの後白河天皇と組んで、後白河の兄・崇徳上皇、摂関家ならびに源氏の勢力をつぎつぎに失脚させ、位人臣を極めるまでになる。だが、武力と財力を独占し、皇位継承にまでかかわりを見せ始めた清盛の存在に警戒心を抱いた後白河は、それまでの二人三脚の関係をかなぐり捨て、一転して旧勢力である上級貴族や寺社勢力とひそかに結び、平家の追い落としを企てようとしていた……。家族・一門の安泰のため、かつての藤原摂関家のような最高権力を掌中にしようとする清盛と、王権ならびに旧秩序回復のためこれを阻止しようとする後白河の、謀略を駆使した激しい確執、二人の権力者の心の葛藤を描く。
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4.0江戸の音が聞こえる。光がみえる。 花火で織りなす人生模様。 「祝言は挙げられない」簪職人のおりよは、突然許婚の新之助にそう告げられた。 理由はなんとなく思い当たる。新之助は形がよく、おりよは目が見えないから。 二人で歩いていると耳の後ろが熱くなる。女たちの視線が痛い。どうして私だけこんなことに――。 悔しさを押し殺し、手に残る感覚を頼りに仕事に没頭するおりよだったが……(「闇に咲く」)。 物語の舞台は愛知、山梨、長崎、東京、新潟、そして愛知へ。 のろし、弔い、には意味があるように、花火から生まれる時代小説もある。 音をテーマにした五感に響く物語。 遊女、船問屋、紙問屋、簪職人、花火師、旅籠屋…… 市井の人情を掬い取る、珠玉の時代小説。
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-江戸の平和を乱す、非道の盗賊どもを許すまじ 古物商の主従を皆殺しのうえ付け火、逃走する盗賊と出くわした一色又十郎。瞬時に五人をねじ伏せた又十郎は、その無想一刀流を見込まれ火盗改め与力となったばかりであった。そして捕らえた男を解き放ち、大物狩りを行おうとするが、賊の逆襲に与力が次々と血祭りに…。 火盗改めたちは、張り込みと尾行の末、ようやく頭目へと辿りつくが、又十郎の前に恐るべき敵が! 痛快時代小説、「切柄又十郎」シリーズ第1弾! ●えとう乱星(えとう・らんせい) 1949年熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年『中風越後』で小説CLUB新人賞佳作を受賞してデビューする。おもな作品に『黄金無双剣』、『裏小路しぐれ傘』(ともに学研)、『書院番殺法帖』(ミリオン出版)、『かぶき奉行』(ベストセラーズ)など著書多数。
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4.0慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。 軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑むための決死の策を練っていた。 江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。 和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。 二人は敵中を突破し西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰る。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。 三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのか――。 幕末最大の転換点、「江戸無血開城」。命を賭して成し遂げた二人の“麒麟児”の覚悟と決断を描く、著者渾身の歴史長編。
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-1942年6月のミッドウェー海戦は、日本がアメリカに大敗を喫し、太平洋戦争の転換点となった海戦である。この海戦の取材は著者の予想を越えて、約7年に及ぶ壮大なプロジェクトとなった。日米双方の戦死者を調査し、戦闘経過を史料から跡付け、敗戦原因の定説であった「運命の5分間」に異を唱えることとなったのだ。本書は、ときにミッドウェー島へ赴き、日本側3056名、アメリカ側362名の戦死者の生年、所属階級、家族構成などをあらゆる手をつくして突き止め、手紙やインタビュー等を通じて戦死者とその家族の声を拾い上げた圧巻の記録である。「彼らかく生き、かく戦えり」。全名簿と統計を付した第一級の資料。
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-張晋渓は蘇州で刺繍の名人として名があった。だが一八七〇年代、彼は新疆にいた。当時の新疆は流刑の地だった。張晋渓が新疆に着いてまもなく、新疆に動乱がおこった。ヤクブ・ベクが新疆に侵入してきたのだ。張晋渓はヤクブ・ベクの捕虜となり、その本陣トクスン城に連れてこられた。刺繍の技術を指導するように強制されたのだ。 新疆は乱れに乱れた。清朝の遠征軍派遣は遅れたが、司令官劉錦棠の巧みな戦術で、住民の信頼を失ったヤクブ・ベク軍は遁走してしまった。劉錦棠のトクスン城攻略の前に、張晋渓がひそかに製作した「金魚群泳図」が献上された。図には重要な軍事情報が秘されていた。はたして司令官劉錦棠は情報に気づくか? そしてその情報とは? 夜明け前の中国西端。動乱の新疆を舞台に名人刺繍工匠の秘話。
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-沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第5弾。 著者は琉球大学名誉教授であり、オモロ、組踊、琉歌、和文学、近代演劇など琉球文学全般をカバーする研究を行ってきた池宮正治氏。今回は近世の沖縄で活躍した和歌人、琉歌人、芸能者にスポットをあてている。 琉歌とは…。和歌が5・7・5、7・7の31文字からなるのに対して、琉歌は8・8、8・6の30音からなる(通称・三八六(さんぱちろく))。また特徴的な違いは、和歌集は原則として文字によって表現された文学である。しかし琉歌集は文字によって記載されているが、その背後にあるものは口承である。琉歌は人々の口から口へと語り継がれてきた文学なのである。これはその作者もしかり。それ故に琉歌は伝説を引き寄せる。 本書では近世の沖縄で活躍した和歌人、琉歌人、芸能者を四〇名(上下巻合わせて)取り上げ時代順に配列し筆者の解釈を加えた。近世沖縄の文学や芸能の歴史が、これらの人物を通してある程度知ることができるはずである。 「著者は家譜資料を縦横に駆使し、著者が近年精力的に収集した新しい文学資料や芸能資料を盛り込んで、これらの人物は、実在の生々した輪郭を鮮明にして我々の前に立ち現われる。小説を読むような意外な展開と研究者らしい緻密な論究が同居していて、興味尽きないものがある。それにこれらの人物は時代順に配列されていて、一読すれば近世沖縄の文学芸能史にもなっていることがわかる。 玉城朝薫や平敷屋朝敏の伝記についてはこれまでも紹介されたこともあったが、その他の人物については、本書がはじめてである。しかも朝薫や朝敏に対してもまったく新しい視点やこれまで知られなかった人間関係が指摘されている。本書の先駆的な意味はこのあたりにあろうか。(1982年当時の作品紹介文)」
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-沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第12弾。 「家譜をめぐる興味つきないエピソード。近世沖縄を代表する羽地朝秀と程順則。合理主義者羽地の『日琉同祖論』の巧妙なレトリック。『六諭衍義(りくゆえんぎ)』で知られる程順則の意外な側面。薩摩人後の近世沖縄の諸相を平易に解き明かし「系図入門」の助走ともいえる書。-1998年紹介文-」 本書は琉球の諸家譜から拾い集めたエピソードで、人と門中について記し、近世を代表する人物として羽地朝秀(はねじちゅうしょう・政治家)と程順則(ていじゅんそく・教育家)についての講演録を起こし、沖縄と周辺諸国との関係の断面についての小論を併せた構成となっている。 著者は那覇市市民文化部歴史資料室室長、沖縄県立芸術大学教授を経て沖縄国際大学教授の田名真之氏。
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-沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第5弾。 『近代沖縄の寄留商人』は1982年5月15日にスタートしたおきなわ文庫シリーズの記念すべき第1作品目である。沖縄を見直すために・・・これこそがおきなわ文庫の誇りある企てであった。時を経て2012年、再び沖縄を見直すために、そして次世代への橋渡しとしておきなわ文庫は新たなスタートを切ったのである。 本書の著者は琉球大学名誉教授である西里喜行氏。著者は三〇年前の初版当時のまま復刊することに躊躇せざるを得なかったとしながらも,本シリーズ全体の意義を重視してくれた。最低限の誤植訂正に止め、指摘しておかないわけにはいかない点に限って、新たにあとがきにて付記した電子復刻版。 「第二次世界大戦後の四半世紀にわたるアメリカの占領支配時代を経て、一九七二年「返還」後の沖縄に、再び日本本土から多くの人々が移り住むようになった。と同時に、日本本土の大小の資本も沖縄へ入り込むようになった。 「本土人」と「沖縄人」との関係、本土資本と沖縄地元資本との関係は、いま、どのような状況にあるのだろうか。そして両者の関係は本来どうあるべきだろうか。 このような問題をも念頭におきながら、近代沖縄の一つのシンボルであった寄留商人の活動を取り上げ、彼らの沖縄とのかかわり方を検討することによって、沖縄近代史の特質を解明するための一つの手がかりを提供すること、ここに本書の課題と狙いがある。(著者まえがきより)」
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-沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第6弾。 明治期、県内では製糖業が盛んになり各地に製糖工場ができた。サトウキビや砂糖の運搬は当初、荷馬車や船が担った。しかし需要が増し、効率よく運搬するために鉄道が必要になった。それを示すように、県営鉄道は製糖工場と那覇港を結ぶルートになっている。著者は沖縄県史編さんに関わり、本シリーズに「ケービンの跡を歩く」などの著書もある鉄道研究家の金城功氏。 島嶼社会である沖縄にとって不可欠な交通手段である海運の実態はどうであったか、また沖縄戦で破壊されるまで営業運転していた沖縄県営鉄道とはどのような役割を発揮していたか、それらの問題を通じて近代沖縄の具体的な展開状況を知る手掛かりとなる1冊が電子書籍として復刻。当時の地図や資料、写真がたくさん使われており、鉄道と海運を比較しながら読み進めていくことができる。 「沖縄戦で破壊されるまで、沖縄にも鉄道があり、汽車が警鐘をならしていた。四十年前までたしかに沖縄の土地の上を走っていたはずのこの鉄道の歴史を求めて、本書は、その誕生、運行状況、経営状態そして遺滅までのドラマを描く。同時にまた、島国おきなわの経済の全体像を描いてくれている。知られざる近代史に光をあてる成果であることはもちろん、沖縄の交通問題を考えるうえでの貴重な参考書ともなっている(1983年当時の作品紹介文より)。」
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-沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第4弾。 沖縄大学・琉球大学の非常勤講師を務めた著者・金城功氏は、生まれも育ちも生粋の沖縄人。幅広い分野に精通し活躍する著者が24年前にまとめた、近代沖縄糖業の入門書の電子復刻版。 沖縄の原風景として現代人が想像する景色には、必ずと言って良いほどサトウキビ畑が登場するだろう。風に揺れるサトウキビ畑は、青い海へと続いていく…。風景として捉えるとのどかなイメージのサトウキビ畑だが、沖縄の人々と共に歩んできた道は、決して平坦ではなかった。 糖業は、琉球王国から日本となり、明治・大正・昭和という激動の時代を、沖縄の主たる産業として人々の生活を支え続けてきた。国の政策に翻弄されながら、それでも糖業と生き続けてきた沖縄の農民たちの姿を、本書から知ることができるだろう。貴重なデータを収集し、様々な文献を照らし合わせて丁寧な説明を繰り返してくれる本書は、発行から24年経った現在も、決して色あせることのない内容だ。近代沖縄糖業の流れを掴む「基本」の「基」とも言える一冊である。 「沖縄の伝統的な基幹産業である糖業は、四百年近い歴史の中でさまざま変遷を重ねながら現在に至っている。糖業がたどった歴史は、沖縄の人びととその社会の足跡を語る重要な「顔」である。本書は二十年にわたって沖縄糖業史を研究してきた著者が、とくに、明治・大正・昭和の糖業をめぐる状況について解説したものである。近代沖縄糖業史の入門書として、同時にまた、今後の沖縄糖業の在り方を考える参考書として、必読の一書といえよう。(1988年初版発行時の作品紹介文より)」
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-沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第3弾。 2012年5月15日は沖縄県本土復帰40年の節目の年を迎える。 沖縄をめぐるテーマにこだわり、多彩な執筆者を得て沖縄本としては最も大きな森を形成してきたおきなわ文庫シリーズ。 本書の著者は元琉球銀行常務取締役。沖縄がまだ米軍統治下で呻吟していた頃のお話。“金門クラブ”とは米国国防省の援助で渡米したエリート留学生が帰国後に組織した親睦団体である。24年の時を経て新たに著者本人による電子版あとがきを追記した電子復刻版。 「かつて“米留エリート集団”として沖縄戦後史の1ページを華々しくかざった金門クラブ。自らが米留体験者であり、かつエッセイストとして名高い著者は膨大な資料と精力的な聞き取りを駆使して“金門クラブ”の本質に肉迫していく。いまだに記憶に新しい“自治神話論”の裏話、さらには米国流リベラリズムの洗礼を受けたウチナーンチュとしてのゴールデンゲイターの今後の可能性に論及。バランス感覚に優れた著者の面目がここにある。(1988年版発行時の作品紹介文より)」
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-中国大陸から10キロの金門島。49年中台戦争以来の戒厳令を解除し全公開。この島の軍事施設を徹底調査 金門島の全島に張り巡らされた数々の市街戦用地下坑道、地下砲台、地下軍港、そして全島の周囲に張り巡らされた巨大な要塞型のトーチカと海岸を埋め尽くす軌條砦。ここは紛れもなく中国との最前線の要塞島だった。しかし今、台湾政府は、この要塞島の軍事施設を全面公開し、平和学習に提供。金門島住民もまた、要塞島を中国との架け橋―交流の場として位置付けている。この本は、金門島の戦跡全体を初めて本格的に調査。 【目次】 目次 はじめに 金門島戦跡の行き方ガイド 第1章 「台湾有事」の最前線・金門島の現在 第2章 金門県の県都・金城鎮に張り巡らされた民防坑道(金城鎮) 第3章 中国軍と国民党軍の最大の激戦地――古寧頭戦役(金寧郷) 第4章 金門島戦争のもう一つの激戦地――瓊林(けいりん)・成功海防坑道(金湖鎮) 第5章 軍隊慰安婦たちの記念館「特約茶室展示館」(金湖鎮) 第6章 八二三砲撃戦の最激戦地・馬山観測所(金沙鎮) 第7章 中国に一番近い島・小金門島の戦争(烈嶼郷) 第8章 解説 中国軍と国民軍との戦役50年 【著者】 小西誠 軍事ジャーナリスト。「自衛官人権ホットライン」事務局長。 著書に『反戦自衛官』『現代革命と軍隊』『自衛隊そのトランスフォーメーション』『自衛隊この国営ブラック企業』『オキナワ島嶼戦争』『自衛隊の南西シフト』『ミサイル攻撃基地化する琉球列島』(以上、社会批評社)などの軍事関係書多数。 また、『サイパン&テニアン戦跡完全ガイド』『グアム戦跡完全ガイド』『本土決戦 戦跡ガイド(part1)』『シンガポール戦跡ガイド』『フィリピン戦跡ガイド』(以上、社会批評社)の戦跡シリーズ他。
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-ぐうたらで風采が上がらない、剣も持ったことのない主人公が大活躍!? 醜男、ぐうたら、助平。そんな八卦見・足跏堂十六斎(あしかどうとろくさい)に若くてきれいな押しかけ女房がやってきた。思わず足相占いの仕事にも精を出したら、そこへ来たのが時の老中・井伊直弼。彼の死を言い当てたことで、攘夷派対開国派の争いに巻き込まれてしまう。 歴史上の大物入り交じっての剣劇も当の本人には有難迷惑。足袋屋から紛失した皇族の足型集“禁裏御みあし帖”の行方占いを頼まれて、物騒な江戸を逃れていそいそと京に向かった十六斎だが……。 幕末の江戸・京都を舞台に、実在した人物が入り乱れる大チャンバラの世界! ユニークな伝奇時代小説、その上巻が登場。 ●えとう乱星(えとう・らんせい) 1949年熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年『中風越後』で小説CLUB新人賞佳作を受賞してデビューする。おもな作品に『黄金無双剣』、『裏小路しぐれ傘』(ともに学研)、『書院番殺法帖』(ミリオン出版)、『かぶき奉行』(ベストセラーズ)など著書多数。
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-幕末動乱期、綺羅星のごとき英傑たちが世にあふれ、激しく時代を生きた。しかしそれは男だけの話ではなく、女もまた激しさは同じだ。まさに「女の性(さが)」のままに、愛する人のために自らを犠牲にする女性さえいたのだ。大老・井伊直弼の密偵として、「安政の大獄」で暗躍した村山たかは、その象徴的な存在かもしれない。物語は、京都金福寺の尼僧・妙寿尼(村山たか)が、明治の世を迎え、侍女のお松に昔語りをする形で進む。若き日、まだ部屋住みだった井伊直弼と情交し、のち祇園の芸妓(芸子)となったたかは、妖艶な魅力を身につけて「女狐」と渾名された。時は流れ、大老になった直弼から突如呼び出されたたかは、間諜(スパイ)となって京の尊攘派浪士の動向を探れと依頼される。いまは雲の上の人となったかつての想い人のために、たかは浪士の捕縛に貢献していくが……。哀しいまでに「女の性」に生きた妙寿尼の波瀾の生涯を描いた力作小説。
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4.0文化5年京都祇園、お茶屋の娘が病を治す! 「うち、先生のお手伝いをしとおす。人助けのために生きとおす」 現役の精神科医である著者による、さわやかな医療時代小説! 文化5年(1808)、京都は祇園末吉町で50年以上続くお茶屋「よし屋」の一人娘・月江は、舞妓として日々芸事の修業に勤しんでいた。 この年16歳を迎える月江は、母親の跡を継いで「よし屋」の女将になることを望まれていたが、新年早々、常連である御幸町の医師・小島源斎がよし屋を訪れ、月江を預かって女医者にしたいと申し出る。 源斎の言いように最初は腹を立てた母親だったが、月江の思いを汲んで、源斎の手伝いを許してくれる。 月江は当初、能筆であること、書物に通じていることから医学書の筆写を任された。だが、やがて癲狂を患う生糸問屋の娘・小雪の治療を手伝うことになって‥‥。 医師らしい江戸時代の医療の知識のほか、当時の祇園花街の風俗が丹念に描き込まれた、読後さわやかなエンターテインメント時代小説。 『釣りバカ日誌』原作・やまさき十三氏、推薦! 「今世紀精神医学界の巨星アンリ・エーの翻訳家でもある異才が、古都を舞台に小説(フィクション)を書いた。」
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4.0戦前の日本軍のイメージとして、「精神主義」「白兵思想」がよく挙げられるが、果たして本当だろうか?技術力を軽視し、「明治に制定された38式歩兵銃をいつまでも使い続けた」という批判は今でも根強いものがある。しかしそれは当時、世界的に見ればごく普通のことで決して日本軍だけの珍しい例ではなく全くの誤解である。本書は、「第二次世界大戦での日本の軍事技術力はいかなるレベルにあったのか?」「戦争の敗因は一体どこにあったのか?」を、“技術戦”という新たな視点で説き明かした白熱の対談だ。戦車・飛行機・大砲・小銃・自動車など陸戦兵器を中心に、その性能や戦略、開発の背景を、主な対戦国である“米英中ソ”の4ヵ国と徹底比較していく。「誤解された38式歩兵銃」「手榴弾を愛した敵軍」「日本製戦車のセンス」「インパール作戦は『悪い見本』か?」など、激戦の意外な真実が見えてくる!『技術戦としての第二次大戦』を改題。
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4.0第二次世界大戦。海軍ゼロ戦のパイロットの八条唱はミッドウエー沖で墜落したところを陸軍特殊輸送船「たいようまる」に助けられる。そこはなんと乗務員は女ばかりの輸送船「たいようまる」だった。その輸送船は滑走路も備えたミニ空母。八条と女の子たちの活躍が始まる。恋と冒険の物語。
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3.0
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5.0ベルリンではついにボルマン、ヒムラーらがヒトラーを幽閉し、影武者を立てることに成功した。さらにロシア戦線で快進撃を続ける第2機甲集団の解体を狙い、グーデリアンは更迭、フォン=タンネンベルクこと御厨太郎はアフリカ機甲軍に転属される。「砂漠の狐」ロンメルと共に過酷な砂漠戦にのぞむ御厨だが、戦力の劣るイタリア軍は頼りに出来ない。スピットファイア奪取、Uボート上陸部隊、地雷原突破……。前進と撤退を繰り返す砂漠の総力戦を制するのは!? ドイツ篇第5弾。
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5.0現代人軍師・御厨太郎ことフォン=タンネンベルクの強固な進言によりグーデリアン機甲軍団は一挙ダンケルクに突入、預言通り英仏連合軍の捕虜35万人をおさえ、侵攻作戦を完遂させた。勢いに乗る独軍は英国本土への上陸作戦を発動した。すでに精鋭部隊を欠く英軍に抵抗するすべは残っていなかった。英仏海峡を越え独軍はロンドンを目指し迎撃を開始。だが、ドイツ国内ではグーデリアン等の成功と台頭を脅威に感じるマルティン・ボルマン等の陰謀が……。緊迫の軍事シミュレーション。
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-冬の陣の激戦で御厨率いる鉄砲騎馬隊は、家康の首級をあげた……はずだった。だが徳川軍は家康の死をひた隠して大量の鉄砲を大坂城へ撃ち込み、その威力におびえた淀君と側近が和議を結んでしまったのだった。そして夏、豊臣の血を根絶しようと、徳川の大軍が再び大坂に迫る。天下の名城も外堀を埋められ、城内には新たな内紛の種。それでも闘おうとする武将達。新兵器中筒を装備した鉄砲騎馬隊は二代将軍徳川秀忠を狙うが……。逆転勝利は可能なのか? 戦国軍略シミュレーション豊臣篇完結!
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-武田信玄に天下を取らせる――壮大な計画を胸に御厨は再び戦国の甲斐の国へと旅立った。時は永禄四年。まずは引き分けに終わった川中島合戦で上杉謙信の首級を挙げねば、信玄の上洛は望めない。予言を次々と的中させて信玄の弟信繁の軍師となった御厨は、必勝の軍略――善光寺に留まる上杉軍大荷駄隊への先制攻撃を主張する。だが啄木鳥の戦法を唱える軍師山本勘助が猛反対、御厨の存在を察知した謙信も不思議な力で妨害を……。武田騎馬軍団は軍神謙信を倒せるか。戦国軍略シミュレーション!!
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-鎌倉時代末期に出現した御厨と早苗は、名将楠木正成の参謀となった! 今度の敵は鎌倉幕府軍だ。はたして千早・赤坂城で幕府軍十万を相手に、御厨はどのような戦術を披露するのか!?
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-楠木正成と共に足利尊氏に挑む、御厨太郎。歴史を変えるべく彼らが選んだ戦場は、なんと京の都! はたして足利の大軍を撃破できるのか? 好評の「逆撃」シリーズ南北朝篇第二弾!!
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5.0ヒムラーらに幽閉されたヒトラー総統の奪還に失敗したフォン=タンネンベルク大佐──御厨太郎は、再び東部戦線に配属された。御厨のいない間に、ソ連軍の大規模な冬季攻勢で戦線は綻びを見せていたのだ。さらにこのクルスクの攻防に、ドイツは新型戦車「パンテル」や未完成のポルシェ「フェルディナント」を投入するという危険を冒そうとしていた。御厨の対戦車戦術は!? 一方、シチリア島には連合軍が上陸し、拘禁されたムッソリーニの救出命令が御厨に下される……。
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-「三国志」時代に、蜀魏の二国に軍師として戦いに臨んだ御厨太郎が、遂に呉の孫権とともに中原制覇に挑む! はたして歴史は変わるのか? 「逆撃」シリーズ、堂々の完結篇。
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-後漢末期、群雄割拠の時代へと突入した中国大陸に、歴史は三人の英雄を登場させた。蜀の劉備、魏の曹操、呉の孫権──数多の将星たちが光芒を放った「三国志」の時代である。山間部に拠った蜀は国力がもっとも劣勢であったが、丞相諸葛孔明の活躍により、魏呉に対し三国鼎立を実現させていた。だが、孔明が世を去って三十年後の西暦二六三年、史実では魏により蜀は滅亡してしまう……。歴史上のあらゆる戦いに参加した御厨太郎がつに「三国志」に登場し、中原制覇の野望を実現すべく大国・魏に挑む!
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-史実では、魏を滅ぼした晋の司馬炎が中国統一を果たす「三国志」。しかし、御厨は曹操一代で天下統一を実現すべく、曹操の軍師として「官渡の戦い」「赤壁の戦い」に挑む!
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5.0アフリカ戦線に参謀として従軍し、ロンメル元帥と共にアレクサンドリアを陥落させたフォン=タンネンベルクこと現代人軍師・御厨太郎は、再びロシア戦線に投入された。しかし、御厨は第6軍のエリート司令官パウルスと対立する。スターリングラードへの電撃進攻を、持久戦を主張するパウルスは認めないのだ。攻防が冬に持ち越されると、史実通り第6軍は壊滅してしまう! さらにヒトラーを幽閉したヒムラー、ボルマンら獅子身中の虫からも目が離せない。第三帝国は風雲急を告げる……。
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-目覚めると軍場だった! 関ヶ原合戦間近の西軍陣内に飛ばされた作家・御厨は、副大将宇喜多秀家の軍師となり、西軍必勝の作戦を立案する。なるか、逆転!? 戦国軍略シミュレーション。
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5.0圧倒的な兵力を擁するジョージ・パットン中将のアメリカ第3軍と、雨中の泥濘戦を繰り広げるフォン=タンネンベルク大佐こと御厨太郎だが、天候の回復に伴い、制空権を有するアメリカ軍の反撃にあい、窮地に追い込まれる。さらに、ソ連はワルシャワに迫り、連合軍もパリに進撃を続ける。この劣勢を逆転するには、一度失敗しているヒトラー総統の奪還しかない。そして、総統の指揮のもと、御厨は起死回生の戦略を練る。ついに、歴史は変わるのか。「逆撃ドイツ篇」クライマックス!
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5.01940年5月10日、ドイツ機甲師団は突破不可能といわれたアルデンヌの森を越え、フランス本国に電撃的進行を開始。潰走する英仏連合軍を追撃して、ダンケルクに包囲した。第19師団の指揮官グーデリアン大将に、やがて攻撃停止命令が下ることを予言、これを無視して英仏将兵35万を捕虜にすべきだ、と強く進言する参謀がいた。フォン=タンネンベルク少佐こと御厨太郎は半世紀の時を遡り、第三帝国を勝利に導こうとしていたのだ。なるか逆転。緊迫の軍事シミュレーション!
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-信玄の死後二年半、長篠に出陣した武田軍は勝頼の人望の無さから往時の勢いを失っていた。騎馬軍団は、織田と徳川連合軍の馬防柵と鉄砲の前に壊滅するはずだった。だが、鉄砲対騎馬の闘いにしなければよいのだ――現代人軍師・御厨の奇策で史実より早く長篠城を落とした武田軍は、地形を利用した陣を敷いて防御に徹し、誘い出された徳川軍をさんざんにうち負かす。しかし緒戦の大勝利に酔った勝頼と長閑は御厨の献策を無視して無謀な攻撃を……。なるか、逆転! 戦国軍略シュミュレーション!
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5.0御厨太郎はブルボン朝の不人気に乗じて、地中海の孤島エルバ島に引退したナポレオンの脱出を計画し、さらに一気の反撃の機を窺う。資金確保のためパリ銀行の襲撃も必要となる……!
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5.0ロシア遠征の翌年、ドイツでロシアとプロイセンが起ち上がった。騎兵の損耗が激しいフランス軍は苦戦する。〈戦争論〉のクラウゼヴィッツと御厨の息詰まる頭脳戦の結末は?
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5.0ドイツ人の蜂起という予期せぬ反攻にあい撤退を余儀なくされたフランス軍は、ロシア・プロイセン連合軍とライン河800キロの攻防を繰り広げる。兵力の数的不利をどう克服するのか。
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5.0軍事的政治的天才ナポレオンは、ロシア遠征で50万の軍を失ってから凋落の一途を辿るが、御厨はナポレオンの負け戦を逆転するために、1812年のドイツに飛び、遠征軍に参加する。
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5.0エルバ島を脱出しパリに入り、帝政を復活させたナポレオンに対して、同盟軍が出兵した。史実では百日天下に終わってしまう世紀の大会戦を、御厨太郎は果たして逆転できるのか?
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5.01944年に入ると、連合軍の反攻は苛烈を極めた。フォン=タンネンベルク大佐こと御厨太郎は連戦連勝を続けるが、ヒムラーやヒトラー(影武者)の判断が、戦局をいっそう不利にしていた。6月6日に決行される連合軍のノルマンディー上陸は、何としても阻止せねばならない。しかし御厨は、その迎撃作戦でことごとく上層部と対立し、「大西洋の壁」は崩壊の危機に。さらに、7月20日には、史実どおりにヒトラーの暗殺計画が実行され、ベルリン、パリは大混乱に陥る――。
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5.0御厨太郎は紀元前218年にタイムスリップし、北アフリカ・カルタゴの将軍ハンニバルとなる。この戦略の天才は、パットン将軍の前世である大スキピオを破り、ローマを打倒できるか!?
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-ローマを占領されたスキピオことパットンは、ハンニバル――御厨を打倒すべく起死回生の秘策を思いつく! はたして「勝利と歴史」を掴むのはどちらか!? ハンニバル篇、堂々完結!
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-アルプス越えを成功させた御厨ハンニバルは、いよいよイタリアに侵入、半島各地で激戦を展開、次々とローマ軍団を撃破する。焦るローマは乾坤一擲をかけ、大軍団を出撃させるが……。
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-遂にローマ目前に迫った、カルタゴの常勝将軍ハンニバルこと御厨太郎! ローマ側は強固な城壁を楯に、籠城戦に持ち込むが……。はたして、彼の奇策の前に、ローマは陥落するのか!?
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-ベルリンでは、ヒムラー、ボルマンがヒトラー総統を幽閉し影武者を立ててから一年が過ぎ、ロシア戦線では、戦況の不利が伝えられはじめた。このままでは第三帝国の崩壊は必至だ。フォン=タンネンベルク大佐こと御厨太郎は、ついに総統の救出に動き出す。幽閉の地は、ドイツ南部ベルヒテスガーデン。実行の日は、ハロウィン──。ゲシュタポ、SSの警戒を潜り抜けるには、少人数・軽武装での行動となる。地下壕で繰り広げられる息詰まる追跡と逃走。ヒトラーの奪還は成るか!?
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5.0元亀三年、武田騎馬軍団は信玄悲願の上洛を果たすべく、風林火山をはためかせて西上を開始。徳川家康の守る浜松へと迫っていた。現代人軍師御厨も影武者を努める典厩信繁とともに軍中にあった。史実では信玄はこの上洛戦の最中に病死、武田は軍を退く。だが、そのまま信繁を総大将に、織田・徳川連合軍を粉砕して一気に京に攻め上る――それが御厨の壮大な計画だった。手始めに浜松城を奪取し家康を討ち取る詭計を立案、別働隊が行動を始めたが。なるか逆転! 戦国軍略シミュレーション
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-一度は撤退した蒙古軍だったが、更に兵力増加し博多に来襲した。迎え撃つ鎌倉幕府御家人たち! 一方、蒙古軍参謀の御厨は、別働隊を率いて鎌倉強襲を敢行! 歴史は変わるのか?
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-鎌倉時代に出現した御厨と早苗は、元皇帝フビライに仕え、日本進攻作戦に参謀として従軍する。時の鎌倉幕府執権は傑物といわれた北条時宗! はたして御厨は日本を攻略できるのか!?
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5.0フォン=タンネンベルクこと現代人軍師・御厨太郎は、ヒトラーの信頼を得、グーデリアン大将の機甲部隊に参加した。史実を知る御厨の作戦により、部隊は快進撃を続け、ついにイギリスを占領する。ヒトラーの次の狙いは、ロシアだ。冬将軍に敗れた現実のバルバロッサ作戦を踏まえ、開戦日を早めた電撃戦を立案する御厨の前に、物資補給、泥濘地、T-34戦車、そしてタイムリミットの難題が立ちふさがる──。独軍はモスクワに到達できるか!? ドイツ篇第3弾!
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5.0フォン=タンネンベルクこと現代人軍師・御厨太郎の参加するグーデリアン機甲部隊は快進撃を続け、イングランド上陸に次いでモスクワ占領にも成功した。ヒトラーの篤い信頼を得た御厨らの次の標的はレニングラード。激しい市街戦、一秒が死線を制する運河を巡る攻防……。ソ連軍は要塞と化した古都に立て籠もり、徹底抗戦を続ける。一方ベルリンでは、機甲部隊の活躍を妬むボルマン、ヒムラーらが「ヒトラー影武者計画」を着々と進行させていた──。前狼後虎の敵を破り、御厨はドイツを勝利に導けるのか!?
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-総統選挙をきっかけに動揺する台湾に、中国が軍事介入を宣言、軍を台湾周辺に展開させた。日本の国連工作は不発に終わり、輸入が途絶えて物価は急騰、日本経済は麻痺してしまう。 核EMP攻撃で機先を制した中国軍は、ついに台湾海峡を横断して台湾へ上陸した。 アメリカは台湾関係法に基づいて台湾防衛へのりだすが、在日米軍基地を中国軍のミサイルが襲い、尖閣諸島と与那国島を奪われた日本も、ついに自衛隊に防衛出動を命じる。 先島諸島へ迫る中国北海艦隊に対して、DDH『いずも』『かが』からステルス戦闘機F35Bが飛びたち、たいげい型潜水艦が一撃必殺の攻撃を敢行する。 禁断のリアル・シミュレーション、スタート!
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-越貫藩の武士・高瀬周次郎は、江戸留守居役という役職を利用して小遣い稼ぎに励む、いわば典型的なこずるい小役人。夢や野望、ましてや正義などとは無縁の生活を送っているが、これでも若いころは真面目に剣を修行し、才能の片鱗を見せていた。そんな周次郎が、ある日、偽の骨董品にまつわる詐欺に騙されてしまう。自業自得ではあるものの、使ったのは、藩の御用金。困り果てた周次郎に、救いの手をさしのべたのは、なんと北町奉行の佐々井充孝。佐々井は、金の補填の代わりに、ある密命探索を周次郎に命じるのであったが……。落ちぶれた中年侍が再起をかけて巨悪と戦い、奇跡の逆転を魅せる、痛快・読み切り長編!
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-東西両軍が一進一退する関ヶ原に激震が走った。松尾山にある一万五千の小早川秀秋勢が動き、福島正則勢を崩壊させたのだ。家康は小早川の離反に激怒し、石田三成は快哉を叫ぶ。東軍勢は総崩れになり、情勢の急変は南宮山の毛利ほか西軍諸将に伝わった。家康は騎馬五百騎にて退却。一方、三成は一兵も損することなく、三河を抑えた……。運命のさじ加減で変わる、驚愕の戦国架空戦記を五篇収録。 *風雲関ヶ原 西軍奇跡の逆転勝利 *武田信玄、怒濤の天下取り *上杉謙信、乾坤一擲の大決戦 *山崎の天下争奪戦 *真田幸村の赤備え、徳川軍を打ち砕く ●桐野作人(きりの・さくじん) 1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。
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-明智光秀が愛宕山に参籠し、里村紹巴らと百韻の連歌会に臨んだのは、天正十年五月二十八日のこと。その席で光秀の詠んだ発句「ときは今あめが下しる五月かな」に重大な疑念を感じた紹巴は、本能寺を訪れ、京都所司代・村井貞勝に光秀の謀反の想いを打ち明ける。信長の行動は素早かった。本能寺が不首尾に終わったとき、光秀は……。信憑性のある歴史の可能性を追究した戦国架空戦記を五篇収録。 *本能寺脱出! 信長の運命やいかに *進めば往生極楽、仏敵信長を討て *上杉・武田連合軍、遠州に姿を現す *関白政権に対抗する東国政権の帰趨や如何 *関が原決戦、三成渾身の謀略戦を制す ●桐野作人(きりの・さくじん) 1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。
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4.0
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3.5本書は故・葉室麟が最期に書きたかった「近代」に挑んだ作品。「これだけは書いておきたい」と願い、病と闘いながら書き続けた物語である。明治新政府で外務大臣として欧米列強と対峙し、不平等条約の改正に尽力した陸奥宗光――。日本の尊厳を賭けて強国に挑んだ陸奥の気概は、どこで育まれたものなのだろう。陸奥が生まれたのは幕末の紀州。坂本龍馬に愛され、海援隊で頭角を現し、明治新政府では県知事などを務めたが、政府転覆を企てたとして投獄されてしまう。そんな不遇の時代を経て、伊藤博文内閣のもとで外交官として、その才能を花開かせる。外務大臣となった陸奥は、日本を欧米に伍する国家にすべく奔走するのだが……。本書は残念ながら未完。しかしながら葉室麟の溢れる想いが感じ取れる貴重な作品でもある。陸奥宗光のその後は、解説の細谷正充氏が、連載中の想いは長女の涼子氏が紹介。坂本龍馬の姉を描いた短篇「乙女がゆく」を特別収録。
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-太平洋の島々は、常夏の楽園であると同時に日本の「兵士」の「墓場」でもある。そこには100万人を超える兵士と戦火に巻き込まれた民間人が眠っている。沖縄・サイパン・テニアン・グアム・マーシャル諸島・ミクロネシアの島々、そしてニューギニアやソロモン諸島・フィリピンの島々。数え切れないほどの島々が、戦場となった。いつの時代も、戦禍の最大の犠牲者は私達「庶民」である。あの愚かな戦争で斃れた人々の無念さを、「歴史」の中に埋もれさせてはならない。その思いを込めて、この書を戦後六〇年の「現代」に捧げる。(「はじめに」より)
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