少年・青年マンガ のおすすめレビュー
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ブックライブ書店員
「最近胸が熱くなるようなバトル漫画読んでないなー」
そんなあなたにお勧めしたいのがこの作品! 『ソウルイーター』の作者・大久保篤先生が描く、今いちばん熱い炎上系(物理)王道バトル漫画です!
・胸熱ポイント1 「燃え上がるバトルシーン」
なんと登場する特殊能力はすべて炎属性という徹底ぶり。それでも窮屈さを感じさせない発想力は流石の一言。濃密な心理戦と科学知識による解説もバトルシーンに厚みを加えています。
・胸熱ポイント2 「キャラクターにギャップ萌(燃)え!」
初心なのに笑顔が悪魔な主人公、肉体派なのを気にする乙女な先輩、強面だけど帽子のセンスがおかしい上官などなど。ツボを押さえたギャップにキャラの魅力も爆発!?
・胸熱ポイント3 「緻密に練り上げられた構成」
巻を増すごとに謎が深まっていくのはもちろんのこと、解明される世界観と広がっていく人間関係のバランスが絶妙。テンポ良く加速していくストーリーは炎の如しで目が離せません!
ここまで読んだあなたなら、もう好奇心に火が付いているはず。さぁ一緒に燃え上がりましょう!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
ソラニンとは、じゃがいもの芽の毒のことです。私たちは、じゃがいもを調理するときに芽を取り除きます。では、このじゃがいもは本書における何を意味しているのでしょうか。
「たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ」という歌詞が伝えたいこととは・・・。
本書の主人公は社会人2年目の芽衣子とフリーターの種田。2人の至極普通の社会人生活も芽衣子の退職をきっかけに著しく変化する。そして種田は―。
日常にありふれた人物設定は、私たちを物語に強く引き込みます。社会人になったばかり、平日は仕事でそれ以外何もない・・・そんな若い世代にぜひ読んでほしい作品です。本書は、ただ慌ただしい世界に巻き込まれている私たちに生きるヒントを与えてくれます。読み終えたとき、きっと空を見上げたくなるでしょう。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
マンガ大賞2018ノミネート作品。
「かつて公園でUFOに出会った」という体験を共有した幼馴染同士の2人が、「映写機を積んだロケットを宇宙に飛ばして、宇宙人に映画を見せる」という荒唐無稽な空想を、現実にしようとする物語です。
たった2人、人知れずロケットづくりにいそしむ彼らのひそやかな情熱がだんだん愛おしくなってきます。
民間人がロケットを発射させようとすると、技術的な問題のほかにも、発射場所はどうするのか? 法的手続きは? 等々、壁や障害がいくつもあります。
その度につまづいては試行錯誤を繰り返し、時には強引な手段をとることも。しかしそれを乗り越えた先にある終盤の展開には、胸が震えるほどの感動が待っています!
地方の小さな町の小さな工場で、何の特別な能力を持たない小さな2人が力を合わせ、大きな夢に向かう姿を見ていると、読んでいる私たちにも明日への活力が湧いてきます。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
雑誌「アフタヌーン」を代表する名作ラブコメディ!
第1巻での、あなたの願い事を何でも叶えます、という女神・ベルダンディーの申し出に対する螢一の答え「君のような女神に、ずっとそばにいてほしい」はマンガ史に残る名言ですね。
超人的な能力を持つベルダンディーですが、彼女を女神としてではなく、一人の女の子として大事にする螢一の素朴な愛情に胸が温かくなります。
ベルダンディー以外にも、螢一の大学の同級生である沙夜子や、ベルダンディーの姉であるウルドなど、魅力的な美女が続々登場する本作。なかなか関係が進展しない2人にやきもきしつつ、周囲の美女たちの活躍を応援する楽しみもあります!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
スクールカースト上位のリア充高校生が、知識・経験ゼロの状態から美大を目指す青春物語です。
第1巻では、それまでやりたいことも情熱を注ぐようなものもなかった主人公が、絵を描くと自分の好きなものと向き合うことができる、と気づくシーンが印象的です。
彼は、美術の授業で「私の好きな風景」という課題を与えられ、「まどろみの中で青く見える早朝の渋谷」が好きだが、それを好きと言うことを怖がっていた自分を自覚します。
そして、完成させた絵を褒められたことで、彼は美術に関心を抱き、実質倍率200倍(!)の超難関大学である東京藝術大学を目指すことになるのです。
「好きなことは趣味でいい」とよく聞く大人の理論がありますが、それを言い訳にせず、好きなことに人生を賭けようとする主人公の若さとひたむきさが眩しい作品です。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
北欧を舞台にしたヴァイキングの物語。主人公・トルフィンの少年時代は、殺された父親の仇を取ることだけが生きがいでした。少年ながらに、侵略・略奪・戦争を繰り返し、その過程で人を傷つけることを平気に感じてしまう。そんな彼が、戦って、成長して、失望して、希望を見つける過程が、ゆっくりと描かれていくマンガです。
「世の中から……戦争と奴隷を失くすことは、できないもんかな…」
いつしかトルフィンは、そんな夢を口にします。
ヴァイキングとしての過去の過ちを悔いながら、殺してしまった多くの人の魂を背負って夢に進むトルフィン。彼を通じて「本当の強さとは何だろう」という問いに対する答えが、あるいは願いが、丁寧に丁寧に描かれている傑作です。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
立ち読みしたら、こぐま店長に秒殺で心を奪われました…。
ケーキ屋さんを営むとってもピュアなこぐま店長と、そこで働くことになったやさしい店員さんのやりとりがメインのお話。あれ?私こんなに心が乾いてたっけ…?と思うくらい、ほっこりエピソードが心に沁みこんで、読めば読むほど温かい気持ちになります。
店長と従業員設定なのですが、ケーキを作る以外は世間を知らずたどたどしい日本語を話すこぐま店長と、そんなこぐま店長を温かくサポートする店員さんは親子のよう。
店長と呼ばれて「ねえねえもういっかいてんちょうってよんで!」と恥ずかしそうにしたり、
風邪をひいてお店をお休みすることになった店員さんに「しにますか?」と聞いてぽろぽろと涙をこぼしたり
こぐまの店長がいちいちとにかくかわいい!!
こぐま店長のキャラももちろんですが、セリフのひらがな感や、絶妙な改行具合など、世界観が完璧だな~と思います。
とりあえず立ち読みしてほしいですが、おそらく購入してしまうのでご注意を、笑。
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
主人公は三人姉弟の末っ子弟の大。家にやってきたのは、緊張したかんじの長男(兄貴)のお嫁さん。ブラコンの姉は兄貴のお嫁さんに敵意むき出しだけど、大はなぜか違和感をぬぐえない。
そんな中、兄貴が出張に出ると、お嫁さんの行動に異変が・・・大がコンビニで見たのは、お嫁さんが男の人と!?というまさかの展開!?その日から、お嫁さんの秘密を知った大の、お嫁さんフォローの日々が始まるのです・・・!
私的には、そんなに隠すことか?と思っちゃいますが、そこは自分を選んでくれた旦那さんをがっかりさせないためなのかもしれないですね。兄貴からすれば、この人にならお嫁さんを任せられる!と思ったのか。とにかく展開が可愛いくて、穏やかな気持ちで読めちゃいます。隠してたことは穏やかじゃないけど(笑)2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
表紙に描かれているのは何とも可愛らしい女の子、名前は「絆」。
そんな彼女に惚れてしまった主人公「槙」くんですが、偶然にも同じクラス(定番ですな)になった絆の口から衝撃的な一言が!!!
「こう見えても男です」
こんな驚愕の事実が開始5ページ目で語られる恐ろしいマンガ、『プラナス・ガール』。
世の男の娘好きの同志たちがこぞって手に取り、あれよあれよと人気が出たという、ニッチなマンガにしては異例の出世作。
あなたもぜひぜひ、新しい扉を開けてみませんか?2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
主人公の雪丸花子は、北海道☆(ホシ)テレビ「バカ枠」初の女子として採用された新卒1年目の22歳。お騒がせキャラの雪丸が巻き起こすドタバタコメディです。
第1巻では入社したての彼女のおバカぶりばかりが目立つのですが、読み進めるにつれて、次第にそのキャラのままチームになじんでいくようになっていきます。同じ目標に向かう仲間ってすばらしいじゃないかと思うのです。
真面目な努力家、考えるより行動の思い付き派、いろんな個性が役割をもって、1つの会社を作ってるんですよね。
テレビ局が舞台なので、雪丸以外にも変人が多く、基本笑いながら読んだのですが、最終巻・6巻のストーリーはその集大成な感じでちょっとじーんとしちゃいました。
頑張る新社会人のみなさんにも読んでほしい1冊です。(雪丸を真似する必要はありません!!)2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
京極夏彦氏原作小説のコミカライズ版。本編シリーズの名脇役・榎木津礼二郎(えのきづれいじろう)が活躍するスピンオフ作品。デビュー作から9作続いた京極堂シリーズ。黒衣の怪しげな古書店主で神主の祓い屋・京極堂とその友人たちの解決する難事件の数々は面白いがボリューミーでシリアスだ。この『百器徒然袋』は、シリーズ中もっとも明るく破天荒な探偵・榎木津がメインなので、本編シリーズと違い、とても派手で賑やかに解決する。
活字中毒なら誰もが一度は通る道…と勝手に思っていましたが、案外「いつかは読みたいとは思っていたけど結局分厚くて手を出せなかった」という人もちらほら。ふむ、ならマンガでどうだ!絵もキレイだしとても読みやすいですよっ!そして面白かったら是非小説も!
ちなみに私は…小説の紙本が出たばかりの頃に、電車で夢中で読んで本が重くて腱鞘炎になりました!電子書籍なら腕も痛くないし安心ダネッッ!(ФωФ)v♪2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
書道しかしてこなかった若いイケメン書道家が、ある事件を起こしてしまったことをきっかけに、長崎の離島で一人暮らしをしながら人として成長していくマンガ、『ばらかもん』の主人公・半田先生の高校時代のお話です。ネガティブシンキングが、いつから始まっていたのか。なぜそこまで深いネガティブに陥るのか。を知ることが出来る作品です。半田先生こと半田くんは、高校生の時すでにネガティブシンキングが仕上がっており、ばらかもんの作品で出てくるネガティブシンキングの度合いが酷くて面白い。はんだくんのネガティブシンキングは、周りの濃いキャラの仲間たちがいたからこそ形成されていったのでしょう・・・
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
「時は紀元前、戦いに勝ち地中海を制した共和制ローマ。一方、敗れたカルタゴは屈辱にまみれていた。ローマへの復讐を果たすため、若きカルタゴの将軍ハンニバルが立ちあがる。」という、いわゆるハンニバル戦争を描いた歴史マンガ。
ハンニバルの知略に満ちた戦い方は、巻を重ねるごとにキレ味を増し、ローマを追い詰めていく。驕れるものローマに産まれた一筋の希望スキピオは、戦いの中で成長していく。
二人を主軸にストーリーが展開されるのだが、ローマの「貴族と平民の軋轢」や「元老院での政争」なども展開に絡み、物語に厚みを持たせている。
おススメは3巻で描かれる「戦わない戦い」。ローマの周到さとハンニバルの閃きは手に汗握ること必至。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
真の完結まであと20年はかかると豪語する著者は、無名の偉人たちを丁寧に取り上げながら、幕末に向かうエネルギーを読者にぶつけてきます。「幕末」と言いながら、原因になった「関ヶ原」まで遡ったため、登場人物が膨大になり、30年以上の連載になってしまったのです。
印象的なエピソードは数えきれませんが、その後、歴史小説として話題になった
・関ヶ原での島津の正面突破による退却
・恐妻家(妻はお江~大河ドラマでは上野樹里!)だった二代将軍・秀忠の浮気で生まれた保科正之が家光への忠誠が認められて会津の藩祖になるが、それが幕末の悲劇につながる
など、私は歴史をこのマンガに学んだと言っても過言ではない!質量ともに文句なしの傑作です!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
山岳小説や山岳ノンフィクションを愛する私。でも、実際の山登り経験はほぼゼロ(高尾山ビアマウントは、登山じゃないですよね…)。そんな私がこのマンガを読んだきっかけは、職場のN君に勧められたから。著者の石塚さんは実際に登山をされているようで、すべての描写が素晴らしく、山好きな人が描いている作品なのがヒシヒシと伝わってきて、あっというまに『岳』の世界にはまってしまいました!『岳』のお話は、すべての人が助かるわけではないし、人の生死を取り扱う重い話だと思います。ですが、主人公・三歩の限りない優しさと温かさのおかげで、素晴らしい人間ドラマになっていると思います。
出会えてよかったなー、そんな作品です。
15巻のあとがきで触れられている山岳救助隊の話も一緒に読むと、『岳』の世界観だけでなく、山というもの、登山というスポーツの理解が深まって更に楽しいので、ぜひお試しください!!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
「このマンガがすごい!2013」オトコ編で第2位に輝いた『ハイスコアガール』の押切蓮介先生の最新作が配信開始です!!
『焔の眼』は日本が戦争に負け、戦勝国ショルゴールに隷従していく中で、圧倒的な強さを誇るクロと、クロと出会った少女が生き抜いていく物語。
フィクションと分かりながらも、ショルゴール人による日本人へのあまりに残酷なシーンには、過去の歴史で人間が犯してきた過ちもフラッシュバックしてしまいました。しかし、そんな冷徹で残酷なシーンの積み重ねで陰鬱な気持ちになりそうな所にやってくるクロと少女の迫力が『焔の眼』の一番の見所!!
戦闘シーンは決して爽快ではないし、格好良くもないけれど、とにかくスゲーので読んでください。「息を呑む」とはこのことです。今後の展開にも期待大!!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
主人公は13歳の少年リク。近未来都市“東京”のスラム街で、皮肉にも、唯一信頼を寄せていたおじさんを殺した冤罪で、最果ての極楽島特急刑務所に送り込まれてしまう。
おじさんからの最後のメッセージを拠り所に、監獄に生きる男達の熱き死闘に立ち向かうリク。その勇敢さ、まっすぐな正義感、やられても何度も喰らいつく姿に、がっつりと鷲掴みにされること必至!「逃げて今日を後悔しても、逃げずに今日を後悔しなくても、信じられる明日が来ないかもしれない。でも、逃げて今日を後悔する奴にっ、信じられる明日が来るもんかっ!」という、リクのセリフにただただ感銘を受けました。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」15位の作品。
私設の児童図書館を舞台に、メガネでキノコ頭という地味な風貌の青年司書・御子柴(みこしば)が、個々人に合った児童書との出会いを提供することで、人々に影響を与える心温まるストーリー。御子柴がぶっきらぼうに、児童書の中に隠されたメッセージを伝えるシーンは好みの分かれるところですが、児童書を大人の視点で読み解くことによる奥深さ、楽しさを提供してくれるという点は既存の作品にあまり例が無く、面白いと感じることができるハズ。
子供の頃に出会える児童書は数が限られていると思うので、この『図書館の主』が、昔読むことのできなかった児童書に出会ったり、子供に読み聞かせたい本を見つけたりする一助になってくれるかもしれません。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
前略 新緑薫る5月を目前に控え、明日から始まるゴールデンウィークに心躍らせている浮かれポンチな方が街を闊歩されている今日この頃、皆さまにおかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。
ですがこの季節は「五月病」などという憂慮すべき症候が、時折人々の心を悪戯に苛むこともあり、万が一そのような症状が出てしまった場合にこの本をお手に取っていただければと筆を、いえキーボードを叩いている次第でございます。
本作は精神科医であるゆうきゆう氏が、自身のクリニックのサイトで不定期連載しているWEBマンガが元になっています。「うつ病」「ED」「適応障害」「小児性愛(ロリコンは間違い!)」など、きっと皆さまがそわそわ気になりながら誤解していることも多い症例が、ギャグ成分多めで解説されています。可愛い絵柄(おっぱい成分やや多)に和み、ボケツッコミ(下ネタ成分やや多)で笑っているうちに、いつの間にか悩みが少し軽く…なってるといいな!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
オヤジ趣味の駒井くんと純情ナイスバディのルカちゃん。二人の出会いは田舎の温泉の混浴露天風呂。裸のまま、のぼせて倒れていた彼女を介抱したのが恋の始まり。最初から裸の付き合いか?!しかも、その女性は入った大学のサークル「タビセン(旅と温泉同好会)」の先輩だった。
羨ましいような超偶然のハッピーエンド!では終わらないのがこの作品のイライラさせるところです。もてるくせに「ヘタコイ(恋下手)」な二人が周りの迷惑を顧みずすれ違うストーリーは、もう勝手にして!と言いたくなるのですが、ドキドキするようなエロいシーン(ヤングジャンプ規定ギリギリとか)が挿入されるので、むむむって最後まで読み切ってしまうのでした。
作者の中野純子さんは、この作品を完結された後、2012年の夏に45才の若さで急逝されました。残念です…。2022年07月20日
