「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」15位の作品。
私設の児童図書館を舞台に、メガネでキノコ頭という地味な風貌の青年司書・御子柴(みこしば)が、個々人に合った児童書との出会いを提供することで、人々に影響を与える心温まるストーリー。御子柴がぶっきらぼうに、児童書の中に隠されたメッセージを伝えるシーンは好みの分かれるところですが、児童書を大人の視点で読み解くことによる奥深さ、楽しさを提供してくれるという点は既存の作品にあまり例が無く、面白いと感じることができるハズ。
子供の頃に出会える児童書は数が限られていると思うので、この『図書館の主』が、昔読むことのできなかった児童書に出会ったり、子供に読み聞かせたい本を見つけたりする一助になってくれるかもしれません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年11月21日
「お前が本を選ぶんじゃない 本がお前を選んだんだ」私が今まで読んできた本も、私のことを選んでくれたのかもしれない。そう思うと、本がいっそう愛しくなる。
かつて子供だった大人にこそ読んで欲しい作品。児童書が人を癒し、救う。それは綺麗事なんかじゃなく、真実なのかもしれない。児童書を読み耽るみんなの姿に、...続きを読む幼いころの私が被る。
図書館が大好きで子供の頃もよく行ってたけど、こんな司書さんがいたらもっと好きになってただろうな〜。児童図書館に通ってしまう宮本さんの気持ち分かるな〜。「本がお前を選んだ」好きです。
Posted by ブクログ 2016年10月19日
自分にもこんな司書さんとの出会いが子どもの頃にあったらなあ・・と思った。本は大好きですが、引き出しを広げてくれるのはこういう人たちだよなあ。もっともっと本と出会いたくなります。
Posted by ブクログ 2014年09月23日
私も御子柴さんに児童書をお勧めしてもらいたい…と強く思いました。
でも実際には御子柴さんはいませんから…まずは物語の中で御子柴さんが推薦した児童書を読んでみたいです。
これからどんな人物が御子柴さんにどんな児童書をお勧めされて読むのか…楽しみにしながら次巻以降も読んでいきます^^
何か読みたいけれど、それが何なのか分からないことは多い。そんなとき、いい本を教えてくれる人がいたら有難い。本を通して心癒され学んでいく。本の価値を改めて感じました。
Posted by ブクログ 2013年09月17日
児童書をもう一回読み返したくなるし、いつか自分の子供ができたらここに載ってる本を一緒に読みたい。
子供向けだからと見向きもしないことが今まで多かったけど、本って別に子供向け、大人向けとか関係ないんだよね。
子持ちの友人にぜひ教えてあげよう。
Posted by ブクログ 2013年08月04日
本好きにオススメという情報を見て購入。面白いです。思い返せば「児童書」といわれる本は、ほとんど読んでいない気が。子供向けだったんでしょうけど、読んだ記憶があるのは『ことわざ4コマ漫画』みたいな本だし。児童書に対する先入観を覆してくれる良作になると思います。
Posted by ブクログ 2013年04月09日
いい本だった!
まさに読書推進本。
もっとこの手の本がはやればいいのに!
子どもにも読んで欲しいけど、大人にも読んでもらって「子どもに本を読ませたい」と思ってほしい。
児童書が物語にうまく絡んであって、本を読みたくなる。
そして司書の魅力が満載。
主人公はむしろ司書っぽくなくて偏屈だけど、真...続きを読む摯でいい。おじいちゃん司書も素敵だった。
やっぱどんな人に出会うかで読書人生が変わるよね。
熱い想いにじわりときたよ。
私も読書のある人生を選ばせてあげたい。
どのお話もとても素敵。
絵もしっかりしてる。
はーこれは手元に揃えたいなぁ。
1巻のみ。
Posted by ブクログ 2013年02月21日
かつて子供だった大人にこそ読んで欲しい作品。
児童書が人を癒し、救う。
それは綺麗事なんかじゃなく、真実なのかもしれない。
児童書を読み耽るみんなの姿に、幼いころの私が被る。
Posted by ブクログ 2012年03月16日
職業ものかつそれが司書。
しかも主人公成長ものでなく、むしろ周辺のキャラクタが成長していく感じ?
やっぱり職業ものを読むときには、主人公はそれなりにプロフェッショナルであってほしいと思うのです。
Posted by ブクログ 2011年08月28日
大事なことを再確認させられました。この本を手に取ったのは偶然ですが、主人公の言ってたように、
『お前が本をえらぶんじゃない 本がお前を選んだんだ』
ということかなと思いました。
子供のころ読んだことある本もない本も登場しますが、本のあらすじが説明されているので読んだことない本が登場するストーリーも展開についていけなくなることはなかったです。
この漫画を読んでいたら、小学生の頃最後まで読まずに終わった本があったことを思い出し、作品名も覚えてないのですが、近所の図書館にリ...続きを読むファレンスしてもらいに行こうかなぁという気になりました。
Posted by ブクログ 2018年08月01日
名作の解説もあり、多くの人の多様な悩みを垣間見れる。「ビブリア古書堂」が好きなら絶対読むべきシリーズ。
それにしても「相模原」教授や「津久井桂」の名前でピンときたが、これ作者は絶対に相模原市出身かその関係者だろう……しかも、「桂」は旧相模湖町の木だし、郡寄りに縁がある人物で違いない。
Posted by ブクログ 2018年01月05日
読書が好きになる良書。自分もこれで本が好きになりました。
星の王子様を読みたくなり、そして面白かった。
絵も綺麗だし、漫画好きなら、ぜひ一度読んでみて下さい。
Posted by ブクログ 2014年08月10日
御子柴君のぶっきらぼうな優しさが、分かる人には分かってほっとしてます。本もたくさん紹介しながらちょっとした事件の解決に向かうところもいいです。
Posted by ブクログ 2013年05月18日
ちょっと無理矢理感は否めなかったが、それでも本がほんとに大好きな人が書いた作品なんだなと思いました。流し読みではなく、ゆっくりと何度も読み直したいと思います。
Posted by ブクログ 2012年02月16日
面白い。
御子柴さんのキャラが良いです。
それぞれの話がすっきり終わってくれるので、気持ちよく読み進められる所も良い。
宝島や幸福の王子なんかはまた読みたくなってしまいました。
それとは別に、宮本さんの私生活が大丈夫なのかどうか心配です。
Posted by ブクログ 2011年10月02日
「児童書を読む」がテーマの漫画です。大人になってから読んでも多くの気づきや発見があるのが児童書のいいところです。具体的な場面でそのことに気づかせてくれる漫画です。大人になってから読んだ児童書の中には「子どものときに読んでおけばよかった!」と思う本もたくさんあります。そういう本を子どもに手渡すのは、司...続きを読む書に限らず大人の役目だなと思いました。
Posted by ブクログ 2011年08月24日
宮本さんの立ち直りにホロリ…ちゃんとした借金はちゃんと返してちゃんとしてない借金は法定分だけちゃんと返そうね。
そしてニルス読みたくなった。読もう。少し前に新訳版買ったしね。DVDも買ったけど観てない。オープニング歌大好きだー。
Posted by ブクログ 2021年02月19日
児童書は大人が読んでも良いと思う。
正直特別魅力的な登場人物がいるわけではなく
非常識に感じるキャラもいるくらいなのだが
あまり重いエピソードはなく
さらっと読んでいける。
色々な児童書を知ることができるのも魅力。
Posted by ブクログ 2015年11月10日
とりあえず1巻。
漫画で読む名作(あらすじ)みたいな感じです。
ページ数の関係か、起こった問題に対し、本を読ませることで状況が好転するまでの経緯があっさりしすぎている気も。
気が向いたら続きを読もうかな、という程度です。
Posted by ブクログ 2014年05月30日
失礼なのだが、ビブリオ古書堂の二番煎じ? と思ってしまった(発表されたのは2011年でほぼ同時期だが)。
紹介される本は魅力的なのだが、主軸となる人間ドラマがありきたりすぎるかも。本そのものに対する書誌学的な知見がないので、本好きからしても浅い。対象が児童書だから仕方ないが。
主人公の造形が、ど...続きを読むうしても南海キャンディーズの山崎を思い出して好きじゃない。特殊な専門知識はあるが、人当たりがよくない主人公って、漫画でよく見かけるが、こんなに偉そうな司書は今はいないでしょう。私立のライブラリーだったら判らんけども。
ただ、子供時代に読めなかった本を探るガイドとしては良著かも。絵がもうちょっと魅力的だったらな…。
個人的には人様から強引に勧められた本は頑として読まない性分なので、この主人公みたいな押しつけ貸しする司書がいたら、うっとおしくてたまらない。
Posted by ブクログ 2013年12月15日
そんなに都合よくいくかよっていう単純な話ばかりだけれど、魅力的な台詞は幾つかあった。児童書への思いいれに共感。
軽く読めるのでちょっと頭休めたいときなんかにいいかも。
しかしあのモンペア女なんなの謝れよ宮本に…そこはけっこうマジでイラついた。
Posted by ブクログ 2013年08月06日
御子柴さんの子ども時代の話がちょっと良かったです。
子どもに本を紹介してあげられる司書の存在って大切だなあ、と思います。
ただ、ちょっと気になったのは、個人情報保護に言及している割には、親に子どもの読んでいる本を勝手に教えちゃうところ。ダメですよ……。細かいことですが。
Posted by ブクログ 2012年01月29日
安定した質の良さは感じられるものの、ちょっとステレオタイプに陥りがち。もう一歩踏み込んでほしいかな。今後に期待を込めて☆3つ。
そもそも本を読む習慣のない人が「これを読んでみろ」と言われて投げ出さずに読み切れるっていうのがファンタジー設定ですよね。
Posted by ブクログ 2011年09月07日
司書のおっちゃんが言った幸福な王子の解釈が羨ましい。自分を貫き通したら、客観的に見て不幸不公平でも、本人は満足できる。私がその境遇なら、絶対心のどこかに黒いもんが浮き上がってくるだろうな。