あらすじ
「タチアオイ児童図書館」の名物司書・御子柴は、ぶっきらぼうな地味眼鏡。 しかし、仕事は一流だ。 今日も、人々が救いの一冊を求め、彼のもとへ…。 図書館を舞台に「児童書のソムリエ」御子柴が活躍する癒やしの物語。
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「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」15位の作品。
私設の児童図書館を舞台に、メガネでキノコ頭という地味な風貌の青年司書・御子柴(みこしば)が、個々人に合った児童書との出会いを提供することで、人々に影響を与える心温まるストーリー。御子柴がぶっきらぼうに、児童書の中に隠されたメッセージを伝えるシーンは好みの分かれるところですが、児童書を大人の視点で読み解くことによる奥深さ、楽しさを提供してくれるという点は既存の作品にあまり例が無く、面白いと感じることができるハズ。
子供の頃に出会える児童書は数が限られていると思うので、この『図書館の主』が、昔読むことのできなかった児童書に出会ったり、子供に読み聞かせたい本を見つけたりする一助になってくれるかもしれません。
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Posted by ブクログ
私も御子柴さんに児童書をお勧めしてもらいたい…と強く思いました。
でも実際には御子柴さんはいませんから…まずは物語の中で御子柴さんが推薦した児童書を読んでみたいです。
これからどんな人物が御子柴さんにどんな児童書をお勧めされて読むのか…楽しみにしながら次巻以降も読んでいきます^^
Posted by ブクログ
御子柴君のぶっきらぼうな優しさが、分かる人には分かってほっとしてます。本もたくさん紹介しながらちょっとした事件の解決に向かうところもいいです。
Posted by ブクログ
児童書は大人が読んでも良いと思う。
正直特別魅力的な登場人物がいるわけではなく
非常識に感じるキャラもいるくらいなのだが
あまり重いエピソードはなく
さらっと読んでいける。
色々な児童書を知ることができるのも魅力。
Posted by ブクログ
失礼なのだが、ビブリオ古書堂の二番煎じ? と思ってしまった(発表されたのは2011年でほぼ同時期だが)。
紹介される本は魅力的なのだが、主軸となる人間ドラマがありきたりすぎるかも。本そのものに対する書誌学的な知見がないので、本好きからしても浅い。対象が児童書だから仕方ないが。
主人公の造形が、どうしても南海キャンディーズの山崎を思い出して好きじゃない。特殊な専門知識はあるが、人当たりがよくない主人公って、漫画でよく見かけるが、こんなに偉そうな司書は今はいないでしょう。私立のライブラリーだったら判らんけども。
ただ、子供時代に読めなかった本を探るガイドとしては良著かも。絵がもうちょっと魅力的だったらな…。
個人的には人様から強引に勧められた本は頑として読まない性分なので、この主人公みたいな押しつけ貸しする司書がいたら、うっとおしくてたまらない。