あらすじ
「タチアオイ児童図書館」の名物は眼鏡キノコ司書・御子柴と、無敵(?)オーナーの葵さん。そんなオーナーにも悩める時代があって…!? 葵さんの過去編から、行きて帰りしチビッコの小さな冒険、御子柴の学生時代を知る人物登場と新たな物語が紡がれる第5巻。
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「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」15位の作品。
私設の児童図書館を舞台に、メガネでキノコ頭という地味な風貌の青年司書・御子柴(みこしば)が、個々人に合った児童書との出会いを提供することで、人々に影響を与える心温まるストーリー。御子柴がぶっきらぼうに、児童書の中に隠されたメッセージを伝えるシーンは好みの分かれるところですが、児童書を大人の視点で読み解くことによる奥深さ、楽しさを提供してくれるという点は既存の作品にあまり例が無く、面白いと感じることができるハズ。
子供の頃に出会える児童書は数が限られていると思うので、この『図書館の主』が、昔読むことのできなかった児童書に出会ったり、子供に読み聞かせたい本を見つけたりする一助になってくれるかもしれません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
冒険、回想、司書の意義。いろいろな方面の掘り下げが続いています。なんとなくラストの見通しもついて来ましたが、それは横に置いておき、この丁寧さで作品が続くことを期待しています。
Posted by ブクログ
おもしろくて、本の情報が分かるシリーズ。
「十五少年漂流記」 ドニファンをドノバンと訳すのは初めて見ました。 オトフリート・プロイスラーって、最近亡くなったんですね。もっと昔の人だと思ってました。
Posted by ブクログ
えーと、葵さんいくつ? 学生運動の頃に、学生…。私よりひとまわり上くらいかなぁ。高度成長期に生まれているけれど、親が戦時中青春を食い潰されていた時代。今よりはるかに窮屈な。ああいうひとが実際にいたら、目だっただろうな。(2017-11-26L)