ブックライブの書店員おすすめレビュー

少年・青年マンガ のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    「漫画は常に進化しているか?」
    その答えがここにあります。

    作者は『孤高の人』で第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した坂本眞一先生。
    今作では、主人公がシャルル=アンリ・サンソンから妹のマリー=ジョセフ・サンソンへと変わり、物語もフランス革命へと加速していきます。

    圧倒的かつ繊細な作画、緻密に組立てられた時代描写はそのままに、前作から成長した登場人物たちの人間模様も見所です。

    感じてください。これが漫画の革命です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「漫画は芸術になり得るか?」
    その答えがここにあります。

    作者は『孤高の人』で第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した坂本眞一先生。
    18世紀のフランスに実在した処刑人、シャルル=アンリ・サンソンの半生が克明に描かれています。

    この作品の前では、どれだけ言葉を尽くしても陳腐になるばかりです。
    まずは一巻、ご自身の目で確かめてみてください。

    必ずや貴方も“純真”の虜になるはずです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    大正時代の日本を舞台に、少年剣士・竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、鬼にされた妹を人間に戻すために奮闘する剣劇マンガ。

    絵柄はやや独特で、線が粗いためとっつきにくさを感じる方も多いと思いますが、それだけで読むのをためらってしまうのはあまりにもったいない! 「こんな作家を発掘できるとは、さすがはジャンプ!」と思わされる傑作です。

    <1.感情表現がスゴイ>
    主人公の炭治郎は、残虐な鬼にも同情を禁じ得ない仏のような慈悲の心を持つ少年ですが、それは軟弱さの裏返しではなく、妹の危機に怒りを爆発させる激しさも併せ持っています。真逆ともとれる感情が違和感なく同居しているのが炭治郎であり、その真っすぐすぎる正義感に心を打たれます。
    主人公に限らず感情表現の豊かなキャラクターが多く、「今は明治何年だ」と訊いた鬼が「今は大正時代だ」と教えられた途端に激怒するなど(怒った理由は読んでのお楽しみ!)、あっそこで怒るのか、という意外性が人物の性格を引き立たせ、読者は物語に引き込まれます。

    <2.語彙がスゴイ>
    少年漫画でありつつも、読者の理解を妨げない範囲で、適度に難解な単語や台詞が散りばめられます。
    「ご自愛専一にて精励くださいますよう お願い申し上げます 匆々(そうそう)」
    「今この刹那の愉悦に勝るもの無し!!」
    読者に時代(世界観)を感じさせる言葉のセンス。ネーミングも秀逸で、敵の名前ひとつとっても、「猗窩座(あかざ)」のような見慣れない漢字で構成される名前が多く、鬼の禍々しさを増幅します。
    擬音もどこか独特で、何とも言えない味わい。読み進めると、だんだんクセになってきます。
    「ミチイ」(スズメが人の手をくちばしでつねる音)
    「でるん」(鼻水が出て伸びる音)
    「もしゃり」(おにぎりを食べる音)

    <3.ギャップがスゴイ>
    部位欠損が割と当たり前に描かれます。深手を負ってもすぐに再生できる鬼はもちろんですが、人間も欠損レベルの重傷を負うことが少なくないため、闘いのシーンは予定調和から外れた緊張感のある描写となります。一方でギャグシーンも多く、ほのぼのとした朗らかな描写と、血みどろの残虐な戦闘の描写が交互に展開され、心地よいギャップとともにテンポよく物語が進みます。

    <4.構図がスゴイ>
    ここぞという見せ場での、大ゴマの構図が抜群に上手い。扉絵や大技のシーンなどは、高いデザイン性を感じさせる出色の出来。冒頭で触れたように、やや線の粗い絵に抵抗感を覚える方もいるかと思いますが、緻密さとは別のベクトルで非常に絵の上手な作家さんと言えるのではないでしょうか。

    個性的な新世代の少年マンガをお求めの方に、ぜひともオススメしたい作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    人間の負の感情から生まれる化物。呪い。
    高校生の虎杖(いたどり)は強力な呪物の封印が解かれたことで、呪いに襲われる。
    友人を守るため、虎杖がある行動をとり。「呪いは呪いでしか祓えない」世界に足を踏み入れる。

    今作の魅力は、イカしたキャラが繰り広げる呪いとの圧巻のバトル!
    個性的なキャラが繰り出す個性的な呪術にワクワクし、バトルシーンはスピード感たっぷりで没入できる。
    中でも私がハマっているのは、伏黒が次に何を出すのかと五条先生の強さの底。

    キャラだけでなく、バトルを中心に織りなすストーリーも、次がどうなるのかの連続で目を離せない。
    1巻目からドはまりできるダークファンタジー!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    タイトル通り、人類が食糧となる作品。
    強烈な設定の作品は他にもたくさんありますが、この作品は特に人間を「モノ」として扱う壮絶さに圧倒されます。
    1巻の内容は特に衝撃的で、続きを読むことを躊躇してしまったほど。
    しかし結局、怖いもの見たさと好奇心には勝てず…つい2巻に手を伸ばしていました。

    淡々としたエグい描写が続くわけではなく、過去のエピソードが明かされ、登場人物の魅力が深堀されていくので、どんどん夢中になってしまいます!
    絵も非常にリアルなので、ファンタジーにとどまらず、現実的な問題として、ゾクゾクしたスリルを味わえる作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    山で食べるごはんって、格別だよね。
    ごはんを美味しそうに食べる女子も最高だよね。

    っということで、週末登山を楽しむ主人公、OL日々野鮎美(27歳)の、登山ライフと山中食事タイムを中心に描かれる、タイトルに偽りなしの、山×飯×女子の三拍子マンガ。

    飯がテーマの作品ではありますが、出てくるメニューはおにぎり・ソーセージ・うどん・ラーメンなどなど…庶民的なメニューが基本。
    特別なのは「山で食べる」というシチュエーション。

    ピクニック・アウトドア・キャンプなど、外で食べるごはんは格別ですが、それが苦労して登った山頂からの絶景を見ながらだとしたら…そんなのテロ級に美味しそうすぎるに決まってるじゃないか!日比野さんの食べっぷりも、良いんだよなぁ。

    お気軽低山レクリエーションから、泊りがけの3,000m峰踏破まで、季節や天気の変化、ハプニングも織り交ぜ、時に登山の醍醐味やウンチクも描かれる、山と食事の魅力がたっぷり詰まった作品です。オススメ!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「いじめ」「体罰」「モンスターペアレント」など、学校生活における問題が絶えない昨今、教師と生徒のあるべき姿とは一体…?

    女子校を舞台に、担任いじめが横行するクラス・ 1年A組を担任することになった教師・自見太郎(童貞)がその独特の教師観で問題児たちを教育していく物語。
    赴任初日から始まるいじめの連続…。生徒という立場を利用した卑劣で狡猾なやり方がとにかく汚い!
    ちなみに私は1年A組みたいなクラスだったら秒でやめます。(by.作者・英貴)

    モデルとして芸能界で活躍する女子生徒にハメられ、強姦の疑いをかけられる自見先生。
    しかし教師として、男として立場の弱い彼が、この圧倒的理不尽に立ち向かう姿に感動します…!
    問題児達を“熱血さ”ではなく“真面目さ”で更生させる、女子校再生ストーリーがアツい!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    二ノ瀬陸は、愛してやまない麗美と結婚。
    麗美は、料理も上手くて、やさしくて、気が利く、よくできた妻。
    ですが、この奥様はなんと【怨霊】!?
    そんな麗美との、恐ろしくも幸せな結婚生活はこれからどうなっていくのか…。

    サムネイルからお分かり頂けますように、怨霊の奥様、だいぶ恐ろしいです。
    恐ろしいどころの騒ぎではないくらい、怖いです。震えます。
    ですが、中身はきちんと優しい女性なんです。そのギャップがクセになります。
    もはや、とても愛らしい。各1話ごとに、ちゃんと萌えポイントが盛り込まれているのもありがたい。

    ヒステリックな絵柄で、クスっと笑ってしまう新感覚ラブコメ。
    きっとあなたも怨霊の奥様が、愛おしくってたまらなくなるでしょう。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    表紙に目を奪われて手に取ったのがこの作品。冒頭(立ち読み)から「主人公が可愛い女性看守に迫られる」というぶっ飛んだ設定で話が進んでいきます。読み進めていくと、どうやら「男性5人VS可愛い女性看守5人。女性は男性を誘う。男性は女性看守の誘いに乗らないように頑張って我慢する。」という基本展開で話が進んでいくようです。
    業界で大人気の智弘カイ先生が週刊連載を描くとあって、注目が集まった作品でもあります。さすが智弘カイ先生、女性の可愛らしさやキャラのバリエーションは見事!『監○学園』『終末の○ーレム』といった名作の流れを汲むような内容になっています。それでいて1巻の終わりには、かな~り不穏なサスペンス展開を予感させるオリジナリティも。男性たちは可愛い女性看守との我慢比べに勝てるのか、そして不穏なサスペンス要素はどう絡んでくるのか、今後の展開に要注意!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    すべての動物が共に暮らす世界。それぞれの個性は尊重されますが、やはりお互いの偏見、プライドなども存在します。皆が平和に暮らすためには「本能」を抑えなくてはならなくて…。特に肉食獣が草食獣を食べることは決して犯してはいけないタブーなのです。

    思春期の学園生活って色んな事がありますよね…種族が違えばそれはなおさら。
    肉食獣と草食獣との恋・友情は成立するのか?平和な社会で求められるリーダーとは?裏社会では禁止されている行為も…!?

    全ての動物が擬人化されているのですが、その動物特有の美しさ、愛らしさも丁寧に描かれています。主人公のハイイロオオカミの少年・レゴシが成長して色気が増してくるのがたまりません!!

    マンガ大賞ほか数々の賞を受賞し、大注目の大人のファンタジーです♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    これは、家庭内公認不倫を描いたマンガです。

    と言ってこの本をオススメすると、たいていの人は「どんな特殊な夫婦が描かれているのだろう?」という少し野次馬のような気持ちでページをめくり始めるに違いない。

    けれどそこに登場するのは、女好きなチャラい夫でもないし、ドライに腹をくくった妻でもない。ごく普通の共働き夫婦。
    2人は自分たちで「家庭内公認不倫」というルールを作り上げたでにもかかわらず、妻は嫉妬を感じて夫にあたることもある。夫はルールを最初に持ち出した妻に対して、傷ついて他の人妻と付き合い始める…。

    考えてみれば、夫婦であってもそもそも赤の他人であるのだから、性欲のリズムが常に合致するのは奇跡のようなものだ。となればそんな複雑なものを切り離して、家族の日常を穏やかに続けていくために「家庭内公認不倫」を選ぶというのは合理的に思えてくる。
    けれどなぜか、ひずみは生まれる。
    お互いの状況と、少しコミュニケーションが食い違っただけで、「普通ではない」関係性になってしまった2人の姿は全く他人事ではない。
    夫婦の関係を守るためだったルールが、やがて夫婦に危機を及ぼし始めて…。

    セックスとは何か?夫婦とは何か?そこには明確な答えはない。正しくあればあろうとするほど不毛になっていく。けれど、それぞれのケースで、少しでも幸せになれるヒントを見つけたい…と願うように読み進めていく作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    誰しも一度くらいは経験があるのではないでしょうか…やたら難しい本や、古典文学を読んで(あるいは読んだフリをして)ドヤったことが…。
    そんな読書好き&読書嫌いにオススメの漫画がこちら。
    主人公は、本を読むのはめんどくさい!が、なんとしても読書家ぶりたい女子高生・さわ子。
    うんちくだけは一人前のさわ子に、遠藤(本好き)や、スミカ(遠藤を好きな図書委員)、しおり(コアなSFファン)がツッコミまくる!という、読書ギャグ漫画…なのですが、さわ子が口にする残念なセリフが、意外に真理をついているんです。
    豊富な読書あるあるネタに加えて、4人の友情が深まっていく様子も見どころ。本だけが友達だったしおりが、読書を通じてさわ子と仲良くなっていくさまは胸がじーんとします。
    作者がSF好きらしく、SFネタが多いのも◎。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
    龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
    異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
    ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
    空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
    龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
    もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
    龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ギャルゲ大好き30歳サラリーマン・中野唯弘。
    大好きなギャルゲメーカーが解散すると知り、錯乱し、ゲームをお賽銭箱に入れると・・・
    何を間違ったのか、ギャルゲのヒロイン“こころちゃん”本人になってしまって!?
    『俺がこころになってんじゃねーかぁああ!』と言いつつ、ヒロインを演じるのを楽しんでいるようにも・・・?
    果たしてこころちゃんは、ラストシーンを無事に迎えることができるのだろうかっ・・・

    ギャルゲーの世界に入り込み、声優さんの声に感激したり、学園そのものに感動したり…。
    夢のまた夢に見ていた、憧れのものに触れるワクワク感ががっつり伝わってきます。
    そしてまるで私たちも一緒に、ギャルゲーの世界に入り込んでしまったような気分になるのです。
    幸せな気分になれるのです。

    そして何より、キャラクターが個々にはっきりしており、セリフまわしがおもしろい!
    「こころちゃんこんなかわいいのに、こんなセリフ言っちゃうの!?」と、次にどんなセリフが来るのかとても楽しみになります!読者の期待を上回るギャグ展開がきっとあなたもクセになるはず!
    ちょっと変わったラブコメで、クスッと笑いたいそこのあなたにおすすめです♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    この子たちは、生きている。
    転校してきた男の子と大人びている女の子の、ひと夏の物語。
    最初は何の関係もなかった二人が、すこしずつ、ほんのすこしずつ惹かれあっていく。
    仲良くなるにつれてなにか異変を感じるようになる男の子は、その女の子の秘密を知りどんな行動を取るか。次から次へと明かされる事実に男の子は何を思うのか。
    現実ではないはずなのに、現実感が出ており、そのアンバランスな感覚がたまりません。
    読むと、その行く末を知りたくなり読み終えるまで次に行く指が止まりません。
    読んだあともしばらくは動悸がおさまりませんでした。そのくらい衝撃的です。
    表紙買いをして、買ってよかったと思えました。
    とにかく凄い気持ちを味わいたい、そんなあなたにおすすめの作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「あー、よく知らないけど、とりあえず話を合わせておこうかな」
    「明日会う相手と、共通の話題に困らないように、ネットで調べておこう…」
    誰にでも、そんな経験の一つや二つ、ありますよね?

    小さな「知ったかぶり」を重ねるうち、どんどん歯止めがきかなくなって…世を賑わせる経歴詐称事件も、始まりは似たような物なのかも!?(イヤ、犯罪はダメですよ絶対)

    この作品の登場人物たちは、その「知ったかぶり」や架空の設定を崩さないために、たゆまぬ努力をするわけですが…努力のしかたが尋常じゃない。そのエネルギーを違う方に使ってたら、ねえ…
    そして、自分よりも相手の方が物知りだ、ヤバイ!と思ってたら、実は相手も「知ったかぶり」だった!?…って、現実にも結構あるかもしれませんよ、フフフw

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    激烈おすすめ!濃厚ミリタリー仮想戦記!

    内乱の続く架空世界の島を舞台に、夫と娘、左目など、すべてを失った主人公、ソフィアがスナイパーとして過酷な戦場に身を投じていく物語。
    臨場感のあるアクション、複雑な心理描写、濃厚な絵で描かれるシビアなストーリーに、新巻が配信されるたびに、毎度1巻目から読み直しては「…んぉっもしれぇ~」とつぶやいてしまいます。

    ストーリーの最初には、ソフィアの狙撃手としての非凡さが描かれていき、そのかっこよさにしびれます。が、巻が進むごとに面白くなってくるのが、多くのキャラクターたちの活躍が複雑に描かれる戦場シーン。
    敵味方を問わず、登場人物の置かれた状況や目的、内面が丁寧に説明され、そんな彼女ら・彼らの下す決断や行動が、相互に影響しあって刻々と進む戦闘シーンは、あっと驚く展開とメリハリのあるコマ配置が相まって、常に手に汗を握ります。

    絵もセリフもぎっしり詰まって読み応えたっぷり、多くの人に知ってもらいたい作品です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    第二次世界大戦時、ペリリュー島は日本軍にとって大切な軍事基地だったそう。「楽園のような南の島が昔は戦場であった」そのことは史実として知っていましたが…。
    主人公は漫画家志望でありながら、兵士になってしまった気の弱い青年。 武田一義先生のホッコリとした絵柄はとても親しみやすいのですが、それが戦場という悲惨な場所とのコントラストを強めている感じがしました。
    日を追うごとに減っていく食糧、日本とは違う温度と湿度。なんとしても敵を攻撃しようとする上官、そして戦友たち…極限の中での人間関係の描写が胸に刺さります。
    読後は「あ~、現代日本に住んでてよかった…」と思うこと間違いなし!ホント平和が一番!!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    誰もが知っていて、実は知らない昭和天皇の激動の生涯。
    昭和天皇の幼少期からを描き、人格形成の過程も垣間見られる作品。数えで5歳の頃から養育係として仕える足立タカとのやり取りや、初等教育の過程での周囲との立場の異なりへの気持ちの表れなどから、感じることは昭和天皇も庶民と変わらぬ人であるということ。
    あの時代に何を思い、どう行動したのか。大元帥陛下であり大天皇陛下として、そして象徴として、人間として。
    昭和天皇の内面を描きつつ、突き進む時代が描かれている今作は、ただの歴史マンガとしては括れない。
    改めて、日本とは何か、日本人とは何かを見つめ直すきっかけになるような内面に響く作品だ。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    科学技術が進化し過ぎた日本は、ロボットに仕事を奪われるウルトラ格差社会。そんな世界でロボティクス開発に憧れを抱く一人の高校生・明が、ワークロボ開発で世界を牽引するロボティクス企業ロック社のCEO・トマ・ロックと出会い成長していく物語です。

    「人類にはもう一刻の猶予もないのだ」
    利便性を求めた先に生まれるのは、残酷ともいえる人類の淘汰。
    そんな全てが自動化された世界に生きる明が時折見せる、
    非合理的な判断・不完全たる人間のリアルに、
    気づくと手に汗握っている自分がいます。

    ただ漫然と過ぎる退屈な日々、そんな日常に刺激をくれる一冊です!

    2022年07月20日