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第二次世界大戦時、ペリリュー島は日本軍にとって大切な軍事基地だったそう。「楽園のような南の島が昔は戦場であった」そのことは史実として知っていましたが…。
主人公は漫画家志望でありながら、兵士になってしまった気の弱い青年。 武田一義先生のホッコリとした絵柄はとても親しみやすいのですが、それが戦場という悲惨な場所とのコントラストを強めている感じがしました。
日を追うごとに減っていく食糧、日本とは違う温度と湿度。なんとしても敵を攻撃しようとする上官、そして戦友たち…極限の中での人間関係の描写が胸に刺さります。
読後は「あ~、現代日本に住んでてよかった…」と思うこと間違いなし!ホント平和が一番!!
Posted by ブクログ 2020年07月27日
平成天皇皇后両陛下が慰霊訪問を行ったことで有名になったペリリュー島の戦闘を描いた作品です。
温かみのある、どこかほっとする絵柄で描かれている戦場の「無慈悲」な様は、あらためて平和の尊さを感じさせます。
この巻で初めて知った「功績係」という仕事。
戦死した兵士が「いかに勇敢に戦って死んだか」を遺族に...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月26日
Twitterで紹介されて、ネットで試し読みしたらいてもたってもいられなくて、電子書籍で7巻まで買って、泣きながら一気読みして、今から落ち着いて一冊づつ感想を書きます。
電子書籍で買ったことを後悔してる。人に貸せないから。つまり、そう言う本です。
激戦地、ペリリュー島。聞いたことはあったけど、Tw...続きを読む
絵柄が可愛いので、何とか読めました。軍隊も、色々な人がいて、みんな家族のことを思っている。戦争が無ければ幸せに暮らせていたかもしれない、若い人達の命が、簡単に散っていく。感情を押し付けるのではなく、淡々と描かれているので、自分の感情を使って読む必要があり、結果、心に刺さりました。
太平洋戦争末期の激戦地、ペリリュー。NHKで特集されるまで知らなかった、その番組でこの漫画を知った。狂気の島、と言われたペリリューでの日本兵の戦争を描く。
Posted by ブクログ 2021年10月13日
1巻1話から想像以上の出来事が起きてしんどい。
完結との話を聞いて大人買いしたのですが、この重さは何か。久々に読む力が必要な漫画。
自分の理想とは違う死に方をしてしまった小山くん。本人が一番したくなかった無駄死にの極みとでもいうべき死に方だったけども、自分が信じ続けた父親の生き様が、作られたもので...続きを読む
主人公が請け負った、兵士がどう勇ましく戦ってどう勇ましく散っていったかを書き留める功績係という役目。確かに犬死では遺族も納得できないだろう。優しい嘘も時には必要と感じさせた
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