ブックライブの書店員おすすめレビュー

少年・青年マンガ のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    主人公はどんな女の子も必ず落とせると噂されるような「落とし神」という風に呼ばれています。
    いったいどんなプレイボーイが出てくるのかと思ったら、裏切られました。
    「ギャルゲー」で落とせなかった女の子がいない……なるほど、リアルではなかった。
    たくさんの個性的なヒロインたちが登場しますが、その個性を利用して落とそうとするスタイル、作者の頭の中をのぞいてみたくなるほど傑作です。
    ギャグのテンポも良く、何も考えず楽しめます。
    ギャルゲー好きな方や恋愛ADVゲームが好きな方はやみつきになると思います。是非読んでみてください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    乳首が取れたらどうします?

    困った。非常に困った。この面白さをレビューするのが難しいのです。
    何故ならばこのマンガ、こんな感じだからです。

    ・今年の干支は「うさぎ」か「メスゴリラ」か、真剣に議論する。
    ・「愛という概念」を絵描き歌にする。
    ・乳首がいきなり取れてしまった時に備えて議論する。
    ・ゲシュタルト崩壊について議論していると藤原紀香を「ざるそば」と読み始める。

    私は、この『くーろんず』の第1巻を読んだだけで、一生分の「乳首」という文字を読んだ気がします。マンガたった1冊で一生分の乳首です。このレビューを読んでいるあなたに関しては、既に乳首の自己記録を更新しているかもしれません!
    つまり、このマンガに出会えることはオトクです。オ・ト・ク♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『無限の住人』作家の描くロシア激動の時代――。

    舞台は1930年代ソビエト連邦。素性不明の車椅子の少女と、謎の病を負った無口な従者は、とある別荘を訪れる。当局に見つかれば即刻、連行される危険もありながら、そこへ来た目的とは…。

    第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作。ロシア的専門用語を多用する台詞に中二病心をくすぐられ、『無限の住人』の作者らしい露悪的描写には癖になるような不快感を催すも、謎が謎を呼ぶストーリー展開はさながらミステリー映画のようで、頁を捲る手も早る。そもそも舞台が帝政ロシア最後の皇帝・ニコライ2世一家の処刑や五カ年計画といった、耽美・狂気にあふれた共産主義全盛の時代だ。最高である。

    とはいえ、作品名の「スネグラチカ」とは、「雪娘」の意。冬にしか存在し得ない雪娘と、「春」を組み合わせたタイトルに象徴されるように、残酷な舞台装置ではあるが、詩情ある世界観を魅せてくれる。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「技名を叫んでから殴る漫画」、というコンセプトのこの作品。登場人物がとにかく魅力的!
    舞台はニューヨーク崩壊後、一夜にして構築された都市・ヘルサレムズ・ロット。何でもアリのこの街で、主人公・レオナルドは妹の視力を取り戻す方法を日々模索している。
    そんなある日、レオナルドは運命的な出会いを果たす。出会いは偶然、ザップ・レンフロという男に人違いで声をかけられたことに始まった…。
    特殊能力でバッタバッタと敵をなぎ倒していく気持ちよさと、レオナルドやライブラの人々を巡る人間ドラマを兼ね備えたこの作品、是非ご一読ください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    同作者の作品、『Always三丁目の夕日』が2005年に実写映画化されましたが、この『鎌倉ものがたり』も同じく実写映画が公開されます!
    作品の主人公は鎌倉に住むミステリー作家の一色正和と、幼な妻の亜紀子。
    古都鎌倉を舞台におこる、数々の珍事件を、一色先生が名推理で解決していきます。
    マンガの中では様々な魔物や、亡霊、妖怪、魑魅魍魎が出てきますが、その画風から、おどろおどろしいイメージは全くありません。
    ミステリー要素がありつつも、人情味のある話が多く、ほのぼのとした気持ちにもなります。
    また、作者はスクリーントーンをほとんど使わないそうで、着物や小物の柄、背景などに手描きの温かさが表れており、そういった描画を見つけるのもこの作品の楽しみのひとつでもあります。
    鎌倉の観光名所や江ノ電、由比ヶ浜などはもちろんのこと、鎌倉周辺のあまり知られていないスポットが舞台となることもあり、読後はものがたりに登場した場所に行きたくなってしまいます。
    一話完結であり、肩の力を抜いて読める、不思議譚です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    一人暮らしで寂しい想いをする主人公のもとに、父親からの贈り物として届けられた謎の輪…そこから主を守護する女神が登場し、てんやわんやを繰り広げるほんわかラブコメディーです。
    一人暮らしで寂しさを抱いていたり、ひと肌恋しいと感じたりしている方に、この作品を是非ともおすすめしたいです。気持ちがあたたかくなります。
    ああいいな、私のもとにもこんな女神様が来ないかなと妄想にふけってしまうこと間違いなしです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    カワイイ&グロテスク&SF&恋愛&ギャグ&ちょっとエッチ!!欲張りな人にオススメの作品!!
    主人公の村上は、転校してきた少女と出会い死の宣告を受け、彼女たち"魔女"の問題に巻き込まれていきます。
    可愛い女の子たちが出てきて癒されるも、戦闘シーンが始まりグロテスクな描写に!シリアスな展開になったと思ったら、シュールなギャグが入り込む!色々と盛りだくさんな作品になっています(笑)
    可愛い女の子のちょっぴりエッチな描写と、シュールなギャグに対する村上のツッコミが好きです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    異次元からの侵略者「近界民」に、「トリガー」という武器で立ち向かっていく若者たちの物語。この作品の魅力は、個人の力に頼らず戦術で打ち勝っていくところ!一人の敵に対して集団で戦ったり、罠を張ったり、時間稼ぎしたり…目的達成のために淡々と行動するキャラクターたちのクールさに憧れてしまいます。
    主人公の修も自身の能力の低さを戦術でカバーして、仲間と協力しながら困難を乗り越えていきます。「近界民」との戦いも面白いんですが、仲間内でのチームの順位を競う「ランク戦」も超面白い!それぞれのチームにドラマがあって、気持ちがぶつかり合う様は青春スポ根マンガのようでアツくなれます!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    二つの国の生徒が集う名門学校における白と黒の寮生による物語。
    黒寮の主人公は白寮のヒロインに想いを寄せているも、各寮どうしがいがみ合っている現状において、素直にその気持ちを打ち明けられないでいる…。
    しかし、ふとしたことをきっかけにその関係性が進み、キャラクターどうしのドラマが加速していきます。
    主人公の真面目で不器用な男の姿、ヒロインの冷静でありながら等身大の可愛い女の子の姿は、見ていて微笑ましいものがあります。
    学園恋愛ものが好きな方は是非読んでみてください。気付いたら好きになっているはずです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    正直、世間で話題にならない限り、私は新しいマンガに手を出すことはしないタイプである。

    本書を手に取ったきっかけは何だったのか覚えてはいない。運命のイタズラか、はたまたレコメンドのアルゴリズムのミスか、どのようにして目にしたのかは今では分かりようもないが、本の表紙が目に入り、一度は閉じたものの気になって、結局購入してしまった。
    表紙が全てを表現しているといって過言ではない。見た通りの「悟りパパ」である。
    パパが悟っている。いや、悟ったパパである。そもそも、悟ったパパはパパなのか・・・? 考え始めるとキリがなくて、結局購入して読んでしまったのだが、読んだ今でも答えは分からない。しかし、この「分からなさ」が、この漫画の魅力の源泉になっているのかもしれない。

    パパの愛嬌のあるスタイルと、シュールな日常の会話は、某仏教とキリスト教のお兄さんが活躍する漫画が好きな人ならば、きっと満足するに違いない。仏像ガールにもおすすめである。どこかで見たポーズのパパにグッとくるはず。

    しかし、さすがは仏。悩みを一刀両断する厳しい一面もみせる悟りパパに、ありきたりのハートフルコメディを超えた何かを感じることもできる。ぜひお試しいただきたい一冊である。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    見た目よし!会社員としては優秀!にも関わらず、プライベートでは「平凡」という言葉に人生を近づけようと生きてきた主人公、幸子の、結婚式の中、夫に逃げられ、わっ!となったり、夫を忘れようと食に目覚めていって、うわっ!となったりと、ふふっと笑える成長のストーリーが気軽に楽しめる作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    秘境の大穴「アビス」で消息を絶った有名探検家である母親に会うために主人公の「リコ」が記憶を失ったロボット「レグ」とアビスの底を目指して旅するというお話です。
    アニメ化もした本作品、とてもかわいい絵柄なのですが、その雰囲気に呑まれて舐めて読んでしまうとダークなストーリーに良い意味で期待を裏切られてしまいます!!
    二人のアビスでの旅路には、原生生物や他の探検家、過酷な環境など、命を脅かす危険がたくさん存在していて、それらの敵との命のやり取りがあり非常にショッキングです!
    しかし一度読んでしまったら、予断を許さない展開の連続で、目を瞑りたくなうような展開が続いても、読むことをやめられません!
    骨太のダークファンタジーが読みたい方に是非おすすめです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    これぞまさにジョジョ!!
    ついにジョジョが8部へと突入!!
    前回の第7部でのSTRレースから、約80年後の物語。今回の鍵は謎めいた遺体!その遺体の争奪戦が突如起こる…。
    争奪戦とは、ジョースター家、東方家の両家の間で勃発している戦いです。
    そして長年の争奪戦の最中に遺体を得た吉良親子。吉良吉影は遺体と融合し、古い肉体が後日発見された。
    ジョジョではスタンドという能力で戦いが行わられるので、遺体と融合した意味などはこれから8部が進むにつれ、内容が明らかになっていく。ジョジョファンには、たまらない続編となっています。みなさんも是非お読みください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    性に揺さぶられる乙女たちが、とってもキュート!
    「セックス」という言葉に翻弄される「恋」も知らない文芸部の女子高生たち。うぶな頭で妄想がグルグルして、男子との距離感もダメダメで、でも一生懸命に悩んでいる姿が可愛さ満点。
    乙女たちの秘密を覗き見してしまうようなドキドキ感を与えてくれつつ、誰もが一度は通るであろう「セックス」という言葉への期待と不安を、乙女たちを通じて酸っぱく思い出せてくれる。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『バイオレンスアクション』この直球タイトルにシビれた方は読んでほしい。ピンとこなかった方も、とりあえず読んでほしい。良い意味で裏切られるはずだ。

    デリヘルを装った「殺し屋派遣サイト」で依頼すると、「ケイ」という名の女の子がやって来る。イマドキな見た目と可愛さの彼女は、ちょっと天然でかなり最強のヒットガールだ。銃火器もナイフも、あらゆる暗器を使いこなすケイは、日商簿記検定2級合格を夢見て専門学校に通う日々を過ごしている。第2巻時点でまだ彼女のバックグランドは明らかになっていないが、頭のネジが数本抜けた彼女に、自分は既にメロメロである。

    復讐のため、生き延びるため、各々の理由で彼女に依頼する人たちも、暗殺のターゲットも、そして読者も、ケイの外見と暗殺術のギャップに度肝を抜かれる。
    裏社会を描いた漫画は数多あるが、これは新しいタイプの殺し屋マンガだ。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    主人公とヒロインの仲睦まじい関係が見られる作品かと思いきや…? 実はかなりシビアな作品です。
    主人公が「あること」をきっかけにヒロインに「きず」を負わせてしまうのですが、それをヒロインは庇ってくれます。
    「きず」の影響で彼女は包帯をすることになってしまうのですが、その姿が痛々しく、主人公の辛い想いが読んでるこっちにまで伝わってきます。
    きっかけとなった「あること」自体がかなり謎に包まれており、続きが気になります。

    今後、二人の関係はどうなるのか、他のキャラたちとどう関わっていくのか、今後の展開が楽しみです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『ハイスコアガール』の押切蓮介が初期に手掛けたホラーコメディです!!
    怖いもの知らずの悪童「耳雄」と、ちょっとそんな兄をフォローするクールでかわいい妹「留渦(るか)」と周辺を取り巻く妖怪たちの日常を描いたストーリー!

    作品のジャンルはギャグコメディと分類されているのですが、それだけでは表現しきれない、ユルいけど面白い絶妙な雰囲気が、作品の魅力です!
    なんか笑っちゃう、なんか面白い、独特なキャラクターのセリフ回しや、ユルい展開は、読んでいるうちに、いつの間にかあなたを、夢中にさせてしまうでしょう!

    すこしでも、興味を持っていただけてたら是非読んでみてください!きっと後悔はさせません!
    また、後の『ピコピコ少年』などに通ずる、先生のアンニュイな近況を描いたあとがきマンガも魅力です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『ハイスコアガール』、『でろでろ』で有名な押切蓮介先生の長編アクションホラーです!
    小さいころに霊に姉を殺された主人公、翔平が、霊に対する復讐を誓い、高校の心霊探偵部に入部して、おどろおどろしい悪霊や悪人と対峙する…というストーリー。

    この作品の魅力は、なんといっても、ストーリーの猟奇性とギャグの絶妙な比率!!
    加虐心や欲望の渦巻く展開はすっごく残酷で、そういったシーンは戦々恐々しながら読んでしまうのですが、『でろでろ』などで培った緩いギャグが適所で光るので、作品全体としては、胃もたれしないで読むことができます!

    既に完結しているので、面白いマンガを一気読みしたいという方に是非お勧めです!
    物語が動き出す第2巻まで、まずは読んでみてください!!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    魔術師が過去の伝承や神話において有名な存在を英霊として現世に召喚し、召喚した英霊どうしで戦わせる物語。
    Fate/stay nightというノベルゲームから派生した類似作品であり、Fate/Apocryphaの原作は小説。
    しかし本作はマンガであるため、バトルシーンを文字で追うことが苦手という方でも何が行われてるかすぐに見て取れる良さがある。

    バトルものが好きな方は楽しめること間違いなしだが、伝承や神話が好きな方も、あれとあれが戦うのか!?といった驚きがあり、自分ならあの英雄どうしを戦わせる!といった妄想も捗る一作。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    三国志を異色のタッチで描いた名作「蒼天航路」の王欣太先生が、同じく中国歴史ものをテーマとした作品です。
    舞台は中国の戦国時代。三国志よりも400年以上前で、「キングダム」と同時代のお話です。そのため、キングダムで登場する人物も本作に数多く登場します。
    ただし、キングダムは秦を中心とした目線で描かれているのに対し、本作は打倒秦を目指す人たちの目線で描かれていて、また、年代はキングダムよりも少し古い時代を描いているため、同じ登場人物でもかなりキャラクターに差が出ています。(まだ秦の宰相になる前の若いころの「呂不韋」がイケメンです!)キングダムとキャラクターを比較しながら読むのも楽しいですね。
    漢(おとこ)の生き様の描き方は、さすが王欣太先生!戦闘シーンも豪快に、勢いよく描かれています。
    キングダムで中国の歴史にハマった人、三国志などの中国の歴史が大好きな人に、おすすめしたい作品です!

    2022年07月20日