あらすじ
あの探偵、榎木津礼二郎が活躍する京極夏彦の中篇集『百器徒然袋』シリーズが待望のコミック化!第一弾は『鳴釜』!榎木津!和寅!益田の活躍がコミックでも楽しめる!
...続きを読む
京極夏彦氏原作小説のコミカライズ版。本編シリーズの名脇役・榎木津礼二郎(えのきづれいじろう)が活躍するスピンオフ作品。デビュー作から9作続いた京極堂シリーズ。黒衣の怪しげな古書店主で神主の祓い屋・京極堂とその友人たちの解決する難事件の数々は面白いがボリューミーでシリアスだ。この『百器徒然袋』は、シリーズ中もっとも明るく破天荒な探偵・榎木津がメインなので、本編シリーズと違い、とても派手で賑やかに解決する。
活字中毒なら誰もが一度は通る道…と勝手に思っていましたが、案外「いつかは読みたいとは思っていたけど結局分厚くて手を出せなかった」という人もちらほら。ふむ、ならマンガでどうだ!絵もキレイだしとても読みやすいですよっ!そして面白かったら是非小説も!
ちなみに私は…小説の紙本が出たばかりの頃に、電車で夢中で読んで本が重くて腱鞘炎になりました!電子書籍なら腕も痛くないし安心ダネッッ!(ФωФ)v♪
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
志水アキの描く京極堂ワールドは、原作を全く損なわない!
某映画にはガッカリしただけに…。
脳内で描いてた登場人物が、生き生きと動く様には惚れ惚れ。
スピンオフ作の中でも、「鳴釜」は好きな話しだっただけに、
このように榎木津が暴れまわるのは、痛快の一言に尽きる。
Posted by ブクログ
『魍魎の匣』に続くコミカライズ第2弾。探偵であり神である、榎木津大明神の勧善懲悪『百器徒然袋』シリーズ。
魍魎をコミックス5巻にまとめた技倆はさすが。凌辱による被害者を救うという重いテーマの『鳴釜』を、テンポよくまとめています。
今回の被害者は、心の傷を負いながらも、幸い立ち直っていきますが、最後の京極堂の台詞に、この種の犯罪の下劣さへの嫌悪と、その過ちが起きないでほしい思いが込められているように感じます。
▼カバー下とカバーの見比べも忘れずにね!
Posted by ブクログ
『百器徒然袋』の鳴釜です。
薔薇十字探偵団きたーっ!!!
京極堂が中心の本編とは変わって、探偵の榎木津礼二郎が主人公のこのシリーズは、本編に対してさっぱりしていて読んでいてすがすがしい気持ちになります。
鳴釜はカマの話ですね(笑)
きれいにまとまっていて、本編を読んでいなくても楽しめる作りになっていました。
金ちゃんのおかまっぷりがきちんと出ていてそこはさすが志水先生だと思います。
本編の続きも気になるところだけど、こちらの続きも早く読みたいものです。
ところで、殿村が意外とイケメンだったんだけど…
Posted by ブクログ
先に「瓶長」を読み、その前の「鳴釜」があることを知って早速読みました。
面白いです!!
榎さんのキャラクターがもう夢に出そうで、でも時折見せる真剣なまなざしがかっこよすぎます。変人すぎるけど(笑)
こうなってくると京極堂さんが主役の京極堂シリーズも気になる・・・
原作が京極夏彦さんなんでお話は間違いないです。
読んだことないけど(笑)
今回は「カマ」2作目は「カメ」(笑)
バカオロカとかカマオロカとか、出てくる人の(主人公??)名前が毎回違う呼び方で、、、ほんまは誰だっけ?(笑)
Posted by ブクログ
京極 夏彦と志水 アキのコンピのマンガです。
京極 夏彦の妖怪シリーズに出てくる榎木津 礼二郎が主人公の物語。
原作は、全く知りません。中編小説であるみたいです。
なかなか、名探偵・榎木津 礼二郎、颯爽としていてかっこいいです。迷いが全くないからねぇ。あんまり考えてもいないけれど……。
大事なところは、京極堂にまるなげです(笑)
結構、爆笑しながら読んでました。
美弥子さん男前。
Posted by ブクログ
この痛快さは他では味わえない、という小説をみごとに漫画に再現した志水アキさんはすごい!!
京極作品をここまでイメージどおりにできる人がいるだろうか・・・と私は勝手に思ってます。
とにかく読んでて「スカッ」と爽やかな気分になっちゃいますから、何か溜め込んだものがある人にも是非オススメします。
元の事件は、嫌な事件なんですけどね・・・。榎津が「神」だからこその展開。
Posted by ブクログ
京極夏彦の百鬼夜行シリーズのスピンオフ作品。
事件自体は暗い事なのに探偵榎木津のキャラクターと勢いでコミカルに読める。
マチコさんが出てくる瓶長もでないかなぁ。
Posted by ブクログ
先に出版された魍魎の匣も読みましたが、まず抱く感想は「想像したとおりだ!」ということ。
益田から本島といった主要メンバーからモブキャラまで、全部わたしが頭の中で描いていたような姿で登場してコマの中を動き回る! こんなに嬉しいことはありません(笑)
また、今回の主役とも言える榎木津の傍若無人っぷりもよく表れていました。
生き生きと動き回り、破天荒に振る舞う榎木津はやはり、文字で読むより絵で見るほうがインパクトがあります。
Posted by ブクログ
京極堂シリーズ番外編のマンガ化。
作者さんが原作に思い入れたっぷりなのでしょうか、キャラのイメージが崩れません。
主人公の「彼」も益田くんもエエ感じに描かれています。
京極堂までもが悪ノリするという、本編では見られないシチュエーションたっぷりの番外編。
主人公は、何故か他人の事件なのに、中心に立って暴走する榎木津。
彼を止められる奴はいないのか?
Posted by ブクログ
榎さんも益田も爽快に大活躍の外伝・百器徒然袋が漫画化。
これと並行して、雰囲気が全く異なる本編の漫画も連載されている志水アキさんは本当に凄いなと思う。
何より“あの”京極堂があんなにイキイキした表情を見せてくれるのは外伝ならではの楽しみだけど、漫画で見るとさらに面白い。
本編だけといわず、外伝もこのまま出続けてほしい。
Posted by ブクログ
サクサクと、軽く読めた
百器大好きww
益田が大変に益田で素敵でした
河川敷君の平凡っぷりも美弥子さんの漢っぷりも金ちゃんのカマっぷりも良かったのですが、やっぱり探偵が一番素敵だった
漫画化という形で目で見て楽しめるようになると、小説とはまた違った風に楽しめて良いです
この後も百器のコミカライズがされるのならば、山嵐を楽しみに待ちたいな
Posted by ブクログ
古本屋と探偵というコンビ好きとしてはとてつもない一冊でした。
小説の方ではさらりと書かれている部分が、絵になるととてもさらりじゃなくなってて面白い。なにより京極堂の表情がくるくる変わるのが良い。モウリョウや狂骨だと眉間に皺を寄せてるのがデフォルトなので。
好きなのは唆すエノさんと唆される京極のあたり。まれに京極が丁寧語なのもツボでした。そういや年が違うんだった。
ともかく、古本屋と探偵の正反対なのにそっくりな部分が際立っていて、モウリョウ四巻の表紙カバーを取った瞬間と同じくらいテンションあがりまくりの一冊でした。
Posted by ブクログ
うはははは。
榎さんいいなあ〜♪京極堂もいいなあ〜♪
志水アキさんの描くこのシリーズのコミック大好きだ〜。
目の保養にもなるし〜うふふ。
依頼者の◯◯くんは私の中ではもっと凡庸なイメージだったけど、マンガにしたらあんな感じが一番凡庸なのかもね。
なにげにオカマの金ちゃんが気に入ったりして(笑)
Posted by ブクログ
京極堂シリーズの番外編の漫画版。
小説の方でも読んだことはありますが、漫画の方もやっぱり面白い。小説も漫画もぜひお勧めしたいものなのですが、これを勧めるにはあの分厚い京極堂シリーズを読んでもらわなければならないので、本好きの子にしか勧められないのがちょっと残念です。
京極堂シリーズもその番外編もとても面白いけれど、あれは読書好きなひとでも最初はちょっと辛いかと。一冊乗り越えれば、2巻、3巻、と読み進められるはずです。
Posted by ブクログ
榎さんかっこいい。
金ちゃんは予想外に普通に可愛かったのが驚きました。
京極の顔の怖さ、マスカマの情けない感じ、美弥子さまの凛々しさ、主人公の誰だか忘れたけど存在感の薄さ。期待通りでした。
Posted by ブクログ
百鬼夜行シリーズ本編とは違い、コメディー調で面白かったです!
突飛な榎木津が主人公だからですね、きっと。
京極堂も、いつもより人間らしいというかふざけた感じで好感度更にアップです!
娘に暴行を加えた男への天罰が爽快すぎました笑
最後もよかったなー、って思いました。
Posted by ブクログ
原作ありの漫画は苦手なんですが
とっても分かり易くて面白かった。
志水アキさんすごいですっ!
これなら京極夏彦は分厚くて
嫌だと言っていた友人たちに薦められます(^^)
Posted by ブクログ
仕方ないとは言え、天骨のにおいを以下略の部分が省かれていたのが残念。しかし主人公(そういえば名前出てないような……でも不自然なく読めるので(原作既読のせい?)志水先生GJ!)のビジュアルがとても平凡なのは良い。美形というほど整ってないけど、でも不細工というほどでもなく(漫画なので整っていないわけではないのだけれど)、特筆すべき部分もあまりなく……。
Posted by ブクログ
もともと榎木津さんの大ファンだったのですがマンガ化されてもイメージが損なわれてなくて非常によかったです。
この潔く突き抜けたヘンさが非常に好きです。
そして、ときどき唐突に真面目な顔をするときの迫力も非常に好きです。
人の記憶が見えちゃうってどんな気分なんだろうね。
そして、それでも尚自分のことをあれだけ自分らしく保てるって、どんな事なんだろうね。
Posted by ブクログ
志水アキさんには少なくとも百鬼夜行シリーズと百器徒然袋の全部の漫画化お願いいたしたい。絡新婦とか塗り仏とかどんだけかかるか分からんが。
Posted by ブクログ
ぶれ無い志水アキ
外伝だけあってやや軽ーい話。悪ふざけする京極堂が見れるのは確かこの話だけ。
未読の人はこれ読んだ後に邪魅の雫を読むと榎木津ファンが出来上がるんじゃんないかな。
Posted by ブクログ
面白かった。コミック化して久しぶりに読んだが、あらためて京極夏彦すごいと思った。事件の発端は珍しいものではないが、そこからの落としどころが京極ならではのもので、よくもまあその知識をからませ、あんな展開にもっていけたものだと、感嘆してしまった。また、そういったお話のプロットの秀逸さもさる事ながら、京極節というか、作品への味付けもすごい。キャラクターのやりとりも面白いし、ユニークでオリジナリティにあふれていて、ニヤニヤしながら読んでしまった。
また、原作のマンガへの落とし込み方もとても上手。コミカライズを担当した志村アキさんは、「魍魎の函」を見事にマンガに落とし込み、その完成度の高さ、マンガへの昇華の仕方の秀逸さが神がかっていたけど、本作もすばらしい出来だった。原作をうまく換骨奪胎して、無駄もなく、読みやすく、さらに原作の魅力を倍増さえさせていて、原作を読んだときとはまた違った面白さがあった。絵もうまいし。
京極ファンは必読のコミックかと。
Posted by ブクログ
本編のように事件が複雑でなく、善悪もはっきりしているため、すっきり楽しく読めた。
後半の展開の胡散臭さも良かった。
美弥子さん素敵。
狂骨の続きが楽しみ。