あらすじ
高耶(たかや)を探して阿蘇山中をさまよう風魔小太郎(ふうまの こたろう)は、島津の鎧武者に囲まれていた。次々と襲いかかる亡霊たちに、小太郎は神刀・嵐斬丸(らんざんまる)で立ち向かうが…。一方、高坂弾正(こうさか だんじょう)を八海(はっかい)にまかせ、高耶のあとを追う開崎(かいざき)/直江信綱(なおえ のぶつな)は、島津兵との戦いで瀕死(ひんし)の重傷を負った小太郎と出会う。「わたしという直江なら景虎(かげとら)様を裏切らない」と開崎に告げる小太郎。ふたりの「直江」の対決が始まろうとしていた!
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風間小太郎さんですネ。高耶さん記憶障害をおこして小太郎さん=直江 と思っちゃってます。
小太郎さんは高耶さんの魅力にはまったご様子! 北条の忍頭としてどうなの?
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炎の蜃気楼17
小太郎VS直江。
小太郎と直江が協力して高耶の誤解を取り除く展開を一瞬想像したのだけど、さすがにそう甘くなかった。
小太郎(の宿体)が死亡。直江の傀儡(開崎誠)は生死不明。
結局二人とも高耶のもとへはかけつけることができなかった。
どこまで話をこじらせるつもりなんだ作者。こじらせすぎだ。
鬼八をめぐる攻防は複雑すぎてついていけない。人物名が多すぎててきとーに読みとばす。したら、最後のあとがきに相関図がついていた。これこんな最後じゃなくて、巻の冒頭に持ってくるべきでは?親切なのか不親切なのかよくわからないおまけだ。
んで、最後は高耶VS千秋(安田長秀)で続く。
あー、おもしろい!!すっごくおもしろい。
戦国時代ってこんな風に裏切って裏切られて、入り乱れていたんだろうなあと思う。
それを現代に甦らせた作者はすごい。
この話、いくらでも続けることができそうだな。
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今までぼんやりとしていたことが、ここに来てようやく鮮明になってきた印象。
機械人間だった小太郎が感情剥き出しにして闘う姿、壮絶でした。
景虎様になまえを呼んで欲しい、愛しい…って感情までもが芽生えてた小太郎、景虎様の魅力っておそろしい。
『直江』でなければならないから宿体にこだわり、どれだけボロボロになっても直江であり続けようとした小太郎が痛ましかったです。
高耶さんは疑心暗鬼も最高潮。
もう自分しか信じられないんだろうなあ。
でも千秋のことは信じて欲しかったよ。哀しいよ…。
それにしても、凍結法を用いてるとはいえ、譲のことはほったらかしだったんでしょうか。
軒猿にでも監視させとけばよかったのに。
譲が出てきた瞬間、あ…これ最悪なパターンだ……とますます気が重くなりました。
そして案の定の結果。
信長容赦ない。こわい。
神話や伝承って、後ろめたい真実を歪めてぼんやりさせてることが多いですよね。
鬼八伝説然り。
三池家が長年背負って来たものって…。
綾子ねーさん行方不明だし、千秋と高耶さんは一触即発状態で睨み合ってるし、直江と色部さんは新上杉だし……わたしの大好きな上杉夜叉衆カムバーーーーック!!!
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小太郎がとても切ない。
読んでいる最中、残りのページ数で話が畳めるのだろうかと思ったら
なんと後編と銘打っているけれど終わらないという。
この辺りの掟破りっぷりや、当時はあまり気にならなかったがぽつぽつと地の文に混ざる
話し言葉など、若い筆者の勢いを良くも悪くも感じる。
開崎さん本体が非常に気の毒。
Posted by ブクログ
小太郎が~!
新旧?直江さん対決です。前々巻くらいからなんとなくこんな感じになるだろうと思ってましたけど…小太郎が切ない!でも再登場フラグもでてたので、またもどってきてくれるかな~。
相関図が三つ巴というか五つ巴くらいになっていて大変分かりづらいです。
敵味方が入り乱れています。
この後、ちゃんとお話がまとまるか心配…