あらすじ
頼竜(らいりゅう)の放った念に、高耶(たかや)はもろくも倒れた。鉄のかたまりのような念が、高耶の体を直撃したのだ。清正に抱かれた高耶は、ぼんやりと暗い視界に、空から無翼天使たちが降りてくるのを見た。天使たちは高耶を病院へ運ぶ。急を聞いた綾子は、病院へと駆けつけた。そこで信じられない言葉を聞いた。「彼は死んだ」しかも、遺体はすでに身内の人間が、運び出したというのだ…。
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Posted by ブクログ
炎の蜃気楼16
吉川元春が高耶を混乱させたあたりから話が複雑になったが、そこにさらに高坂が現れ、余計な(でも話としてはおもしろい)でたらめを高耶にふきこんで、もはや話がぐっちゃぐっちゃになってきた。
どうなっちゃうの、これ!?
加藤清正のキャラクターには笑った。
今日は土曜日なので、時間を気にせず読書三昧できる。
引き続き、後篇を読む。
Posted by ブクログ
三池一族やヒムカ教、それに加えて島津や毛利、明智や一向宗まで絡んできていよいよ複雑になってきました。
新上杉の動向も気になりますし。
それにしても高耶さんが心身共に満身創痍すぎて痛ましいです…。
そんな高耶さんをますます追い詰める高坂…いや、戦略としては正しいんだけれど。そんな非情な彼も嫌いではないけれど。
やっぱり酷すぎる、高坂…!
ひとの心が芽生えてしまった小太郎と、使命ほったらかして高耶さん救出に向かう直江、手を差し伸べてくれる人はいるのに誰も高耶さんに手が届いてない…。もどかしい…!
怪我をした身体で山中逃亡なんてしたらどうなるかくらいわかりきっていたのに、直江が助けに来るか来ないかを確かめるのが怖くて逃げ出した…という高耶さんに泣きました。
この人は直江がいたからこの400年生きてこれたんだなあ…とつくづく。
『この「救えない我執」を捨てることが即ち「己の死」となるなら、捨てるのではなく。それを抱いたままあなたを癒すための力あるものへと変えていく。』
直江のこの独白が最高に格好良くて震えました。
まだ諦めてない!
それにしても。
直江と再会を果たした高坂がとびきり嬉しそうでなによりでした。笑