あらすじ
高坂(こうさか)の謀略で慈光寺(じこうじ)を爆破され、九死に一生を得た高耶(たかや)。だが、住職の国領(こくりょう)は瀕死の重傷を負ってしまった。自分の無力さを知り、かつての景虎(かげとら)の《力(りょく)》を取り戻そうと苦しむ高耶だが…。一方、仙台に集結した千秋(ちあき)、綾子らは、仙台市を『金輪(きんりん)の法』を用いた巨大な結界(けっかい)で包囲する最上義康(もがみ よしやす)を追っていた。呪法(じゅほう)の「壇(だん)」となる陥没事故現場を舞台に、義康と冥界上杉軍(めいかいうえすぎぐん)の対決が始まった!
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Posted by ブクログ
仙台編後編。
前編に引き続き、高耶としての人との触れ合い、景虎としての触れ合いが
興味深く面白い。
晴家が優しくてキュートだし、
おかあさんとの関係も少しでも前進出来たというのは読んでいてほっとする。
あと20年早く生まれていれば 、と思った願いが叶う
という伊達政宗の描写も闇戦国の設定も非常に面白いと思う。
Posted by ブクログ
国領のじいさん、人間が大きすぎて涙が止まりませんでした。
とにかく強くなりたくて、強さを求めて高耶を捨てようとしたけど、さすが譲です、いいこと言った!
いろいろ悟ってからの高耶さんが凄まじく格好よくて、これは服従するしかないよね…と直江的思考を。
お母さんへのわだかまりも溶けたのかな。
高耶さんが精神的に一回りも二回りも成長した回。
直江に弱った心をさらけだす高耶さんがさあああ!もうこのままじゃだめ?だめかな?(涙)
ところで、直江の過去の大罪はもう同情の余地もない感じですけど、昭和編はそこら辺も描かれるの…?(怖)
Posted by ブクログ
サイキックアクション小説、仙台編・後編。
青面金剛や明王たちの画像を検索して見ながら読んだら楽しかった(笑) 良い時代になったもんだわ…(遠い目)
仰木高耶である自分と求められる『上杉景虎』としての狭間で、自身の存在の不安定さに揺れ動く高耶が切ない。まだ17歳なんだよー(泣) 強がっていたって、まだまだお母さんに心の拠り所を求めちゃうお年頃なんだよぉ~っ(ノ_<。)
高耶が人間としてすごく成長した巻だったけど、同時に心を預ける対象として直江が大きく幅をきかせてきたな…と。美奈子の件もハッキリと文字で書かれてしまって読者も逃げ場がないんだけど、直江自身も戦々恐々としてるよね…。また神出鬼没な高坂が引っ掻き回してくれて、憎いったらもーっ(怒)
まだ景虎の記憶を閉ざしたままの高耶が伊達邸で、直江を振り返って安心してる場面はハゲるほど萌えましたとも。
最上から仙台を守りとおした政宗公が楽しくなっちゃって闇戦国参戦を表明したラスト、不謹慎かな~と思いつつ、一緒に盛り上がってしまいました(笑)
あとがきを読んで思わず検索した『米沢上杉まつり』、行きたいなぁヽ(●´ε`●)ノ 来年は蜃気楼ツアーやるかな(笑)
Posted by ブクログ
今巻から戦闘描写が本格化!という感じで、読んでて楽しかったです!
発行当時はあんまり重要視してなかったけど(というか直江と高耶さんの関係ばかり気にしてたから?)譲ってキーパーソンだったんだな~と改めて。
あの2人の親友関係はみてて和みますね。ずっとこのままでいてほしいな…
そして最後のシーン。高耶さんにとって直江さんが重要な人間になってきたのを感じます。
こっちもこのままでいってほしかったな…