あらすじ
「このひとを鏡の中から解放してほしい」それが、直江(なおえ)の選んだ願いだった。北条氏康(うじやす)の化身した竜が持つ「つつが鏡」に呼応し、魔鏡から高耶(たかや)の魂が放出された。意識を取り戻した高耶は風魔が支配する箱根を脱出し、譲(ゆずる)が〈木縛(こばく)〉されようとしている日光へ向かうのだった。天海僧正(てんかいそうじょう)が徳川幕府守護のために、強力な呪法(じゅほう)を行ったという『関東大三角』をめぐって北条と上杉夜叉衆(やしゃしゅう)の最終決戦が始まった!
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Posted by ブクログ
理想郷を手にしながらも最後にはやっぱり「このひとと生きていたい」と願ってしまった直江が切ない…。
高耶さんの「ありがとう…」に涙したのに、直後にはまたいつものいがみ合い。なんなの。直高ってなんなの。
あいつを失いたくない、景虎に戻ればあいつのことを考える資格が得られるんだろうか…とそんなことを思うまで高耶さんを追い詰めた直江。
でも高耶さんはそんなこと口にしないから!
もっと素直になって本音をぶつけ合えば少しは分かり合えるはずなのに、それをしないのが高耶さんと直江。
お互いこんなに愛し合ってるのに!求め合ってるのに!
なんでこじれるの。
もどかしい。もどかしいよっ!
中編とは打って変わってあちらこちらで派手なバトルが繰り広げられた後編。
やっぱり一致団結して敵に立ち向かう夜叉衆、かっこよすぎです。
景虎様の統率力、半端ない…!
氏政兄も本当は三郎が可愛いんだと思うんだけどね、なんだか一人だけ野心剥き出しで空回ってる感があった。
だからこそ余計に、氏照兄の弟愛には泣かされた。
景虎様の「かえりたい…」がとても心にしみました。
織田も高坂も謎だし。
譲も大変だし。
受難の日々は続く…
高耶さんにもっと優しくして
覇者の魔鏡読了。前中後編も合わせて、こちらで失礼します。
べしょべしょだよ。昔読んだ時より涙腺弱くなってる。昭和編からループしてるからかな?
氏照兄さんが唯一の良心。景虎も高耶も大切にしてくれてありがとう、もっと生きていて欲しかった…景虎様も高耶さんも支えて欲しかった(号泣)
この辺りの直江は30年前引きずりまくってるのが、昭和編を読んだあとだから良くわかる。
直江にとっては続いてるんだよな。
だからと言って、直接景虎に言えなかった、愛してるとか、女のように受け入れてくれとかピー××(自主規制)して歓喜にのたうってくれとか、17歳の高耶さんに言わないでよー(怒
しかもお兄ちゃんたちを自分の手で消した後で、メンタル瀕死の高耶さんに、快楽で忘れさせてあげましょうか?おい、おい直江さん???正気か?
男同士であることをあまり気にしてない高耶さんだけれど、その辺抜きにしても性的思考ノーマル17歳男子高校生が、最近知り合いになった、良くわからない28歳男に、犯させろと迫られる心境たるや…そりゃしんどいよ。
周りは記憶を封じた景虎(高耶)の自業自得とか言って責めるので、ツラァ。なんでだよ。
もっと高耶さんは怒っていいと思う。
そして氏照兄さん並みに、皆んな高耶さんを甘やかしてあげてくれよ(泣
Posted by ブクログ
理想郷だと思ったものを手放して一緒に生きていたいと思ったはずなのに
どうしても直江が今生で踏み出してしまう前の関係には戻れない。
もどかしく感じる。
こちらの味方として動いてくる㺊が可愛らしい。
眠り猫など霊獣の活躍が楽しく、日光東照宮やいろは坂へ観光へ行くと
いろんな邪念が出てきてしまう。(笑)
帰りたいという気持ちを抱いていながら、北条と敵対し
兄と戦うことになる景虎が気の毒でならない。
氏照との対比のせいか、氏政がかなりシビアな人として描写されている中
氏康の父としての包容力ある優しさが救い。
Posted by ブクログ
しょっぱなから泣けます。なんでいつもこんなにこの二人は必死で切ないのか。そしてちぃさまが…チャムでも食ってろって。笑
氏照兄を調伏するところがとても苦しかったです。直江と高耶のすれ違いがもどかしい。20巻まで我慢ですか。
Posted by ブクログ
後編終了~
景虎様の力もほぼ戻り、譲の正体のネタバレ?もあった今巻。
景虎様とお兄様の対決が辛いです…氏照兄…。
終章の高耶さんの独白や直江さに対する感情はすごくわかるな~。高耶さんがいままで生きてきて無条件の愛情をくれたり頼れる人っていなかったんだろうな~と、とっても切ない。