あらすじ
怨霊調伏を使命としてこの世に蘇った景虎たちは、旅の中で白拍子の娘・雪蛇と出会った。その正体は千年を生きた大蛇(おろち)であり、竜神となるための儀式に失敗し命を落としたという。だが、雪蛇は竜神になることを諦めきれずにいた。今一度チャンスを得るため、雪蛇に後見人として協力を求められ、景虎たちは弥彦の大天狗との問答勝負に挑むことになるが!? 表題「氷雪問答」他、「傾奇恋情」を収録。
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晴家良き
邂逅編、とても楽しく読ませて頂いてます。本編では素敵な女性キャラな晴家ですが、もう、なんていうか、可愛くて。図体でかいチワワが、目をランランとさせてちぎれそうなほどシッポ振ってるようで、読んでいてほっこりします。
長秀は、相変わらず、というか、本編と比べてもブレない感じがいいです。遊びでいいから1度付き合ってみたいタイプです。雪蛇に優しい眼差しを向けた景虎。本編よりも大人びていて、時々ドキッとします。
Posted by ブクログ
[氷雪問答]
ほわわわわんとした全体の雰囲気に反して、これでもか!と襲いかかるお船さんの言葉が、いちいちぐっさぐっさと心に刺さる。いつかはと未来に期待して今を疎かにしてる、か…。ああくそぅ、直江が他人の気がしなかったぜ。タイトルから晴家の問答みたいなやつが全編に渡ってる、邂逅編謎解き本みたいなやつだと思ってた(まさか)。問答とは、つまりそういうことか。
[傾奇恋情]
見た目派手、性格はいびつ、大将にも劣らない実力、実は甘党…どこまで俺の好みまっしぐらなんだ長秀。ほかの連中との絡みが少ないのがちょっと寂しいけど、それでこそ彼なんだと思って我慢するよ。
20080908〜20080911
Posted by ブクログ
『氷雪問答』
ちょっと箸休め…な雰囲気のお話。
楽しく読めました。
雪蛇がやたらかわいい。
竜神になり損ねた雪蛇を助けるためにに、大天狗との問答に挑む夜叉衆。
景虎さまは景勝&長秀。
晴家はまさかの直江!
そして直江は奥さんだったお船さん。
景虎さまは冷静に状況を読んで見事説破したけれど、直江は…直江はやっぱり痛々しかった。
お船さんに言われた言葉の数々は直江が自らをそう思っているという証で…。
直江ってほんとになんていうか……真面目すぎるんですかね?
自虐的すぎじゃないですか?
そして晴家。何やってんの。
景虎さま問答の全問題と回答が知りたいです、是非!
晴家って前向きなエネルギー漲ってますね。
ちょっとウザ…って思うことも正直あるけど、でも晴家がいるから救われてる部分もあると思うなあ、夜叉衆ってわりと人間関係殺伐としてるから。
ヤモリサイズだったけれど無事に竜神になれた雪蛇ちゃん、これから活躍するのかな?
自分の中の景勝には打ち勝つことが出来たけれど、今、本物の景勝と対峙したらどんな問答が繰り広げられるんだろう…ね?
『傾奇恋情』
長秀が主人公。
矢次郎みたいな男に懐かれるの、すごくわかる。
適当に遊び歩いてふらふらしてると思わせといて、実はしっかり仕事してるあたりが長秀だなあ。
曲がったことが嫌いな景虎さまだから長秀のやってることにいちいち突っかかるのは仕方ないけれど、でも正論ばかりでは到底打破できない状況があるのも事実。
やってることは極端だけどそれくらいの強引さが必要な時もあるよね。
強引だけど正論。
「甘ぇんだよ、景虎」っていう千秋の台詞が大好きなんだけど、なんかそれを思い出しました。
そういうわけで、景虎&長秀コンビ、大好きです。
矢次郎と白菊さん、お幸せに!(半年後に景勝が攻め込んでくるみたいだけど大丈夫かな…)
Posted by ブクログ
炎の蜃気楼(ミラージュ) 邂逅編、第6話。「氷雪問答」で、コバルト文庫サイズでお探しを〜。
表題「氷雪問答」ほか、「傾奇恋情」の、中篇を2つ収録。
※ネタバレご注意※
なんでかしりませんが、むちゃくちゃコミカルです。
作者様があとがきで「墓穴を掘ってるのはなほへだけ」とありますが(大笑)、
…直江!がんばれ。
「氷雪問答」
は、ははははは、晴家〜(笑)晴家、何故(笑)
「傾奇恋情」
長秀らしいお話だな〜、と思いました。そういえば、こういう面倒見いい兄貴分てきなとこが
ありますよね。ながひで。
Posted by ブクログ
コバルト本誌で読んだけれど、長秀中心のそこそこ長い短編が載っているので購入。まあミラージュは購入しますが。邂逅編はまだ夜叉衆が夜叉衆になりきれていなくて、すったもんだで混乱していて面白い。なぞなぞってコメディですか景虎様!
Posted by ブクログ
「氷雪問答」
直江は元気に深みにはまっています。
本当、後書きにもあったけど一人だけ墓穴を掘っちゃって。
晴家は今回も可愛い。なんだその問答(笑)
熊だけど夜叉衆の花だと思う。
「傾奇恋情」
なんやかんや言って若旦那に付き合ってたのはちゃんと理由があったのね。
お人好しをこじらせてた千秋氏のイメージがあったもんで、てっきりぜんざい目当かとw
従うのは主ではなく自分の中の武士の心、頑固で軟派(矛盾してるな)な長秀のお話。