【感想・ネタバレ】炎の蜃気楼40 千億の夜をこえてのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月12日

アニメで見て興味を持って原作を読み始めました。
そして昨晩、ついに本編を全て読み終えました。

還りたい。
還りたい。

私の中の何かがそう叫びました。
松本で高校生をやっていたあの頃に、
怖い夢を見たのですかと囁いてくれた彼の側に。

戻れないという事の痛みと、
これからも進み続けるという事の愛。...続きを読む
何もかも受け止めるには、私の人生はまだ浅いなと感じます。

彼らが作中で落とした涙の熱さが感じられた一冊でした。

2

Posted by ブクログ 2011年10月04日

出会ったのは高校生の時でした。
すでにBLの世界に足をつっこんでいたものの、必死に勉強していたために「歴史物を読んでみよう」とおもってうっかり購入したのが運のつき。
でも、これがきっかけで出会えた人がたくさんいて、今の私を形作るなくてはならない本。
まさか自分の出身県が最後の舞台になろうとは思わなく...続きを読むて、完結後に伊勢へ行ったことを覚えています。

強烈なまでに私の中を走りぬけて行った登場人物たち。
彼らが必死の形相で走っている姿をみると、のほほんと生きている自分がいかに時間を無駄にしてるのかと思わされたものです。
完結しても、自分の中ではまだまだ走ってるんですよね彼らが。生きてる。
それぐらいの魅力をもった人物たちがまさに「本の中で生きていた」からファンは惹き付けられたのかもしれないと思います。

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Posted by ブクログ 2010年08月31日

今までたくさんの本を読んできたけれど、読みながら声を出して泣いたのは初めてです。長い長い話が終わったということもあるんだろうけれど、ものすごい感情に襲われました。直江には愛することを、高耶には生きることを教えてもらいました。
(2004年当時の感想)

 -

三年経って、意を決して再読しました。読...続きを読む後は、胸がいっぱいというか、からっぽというか、三年前とはまた違った感覚でした。
やっぱりどうしても悲しくて納得しきれていない自分がいる、けど、その重苦しさも全部抱えるのがこの作品の読者の責務なのかも、とも思います。
最期の最期まで、高耶さんは高耶で、信長を包み込む場面は圧巻です。力で屈服させるのではない。そんな彼が愛おしくて仕方がないです。
直江も本当に、いくつの葛藤を乗り越えてきたのだろう、と。341ページ。
語りだしたら止まりません。
私はこの作品を愛しています。

2

Posted by ブクログ 2009年11月05日

読み終わって数年経つけど、心の中に鮮やかに残ってる作品。
2人の最上を見届けた時はどうしようもない気持ちでいっぱいだった。
けど今なら読み返しても違う気持ちになれそうです。
出会えてよかった、と心の底から思います。
091105

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Posted by ブクログ 2012年03月17日

最終巻、本屋で手に取ったときに震えていたことだけやたらと覚えております。

ページを捲るたびに血圧が上がるほどの興奮はしない歳になっていましたが、それでも最後は燃え尽きました。
高耶さんの、「約束、かなえられそうにない」で号泣し、それでも直江が足掻くだろう! と一縷の望みを抱きながら読んでいたのが悪...続きを読むかったのか、桜のシーンで茫然。
確かに作ったようなハッピーエンドは彼らには似合わないと思ったものの、ここに辿り着くまでの軌跡が濃密すぎたために、ここが彼らの終着点だとすぐには脳が認識しなかったのでしょう。

しかし…オリジナルアルバム、アニメDVD、OVAと、己の腐人生の中でもダントツに私財を投じたシリーズでした…。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

途中で苦しくなって読むのをやめたりしたけど、二人の生き様に胸を打たれました。
四国あたりから、この二人はどこへ向かっているのだろうと思っていたのですが、彼らの望む最上に涙しました。ラストの直江さんが切なくて、二度目が読めません。

1
ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月23日

同性愛だけど、あまりにも壮大なスケールで描かれた世界観や、構成力に圧巻です。各キャラクターたちの魅力的な個性や、心理などの描写も申し分ないです。

ただサクサク読み進めたい人にはキツいと感じるかも…?

まだ全巻読んでないのですが(汗)、高耶と直江のあまりにも一途でお互いを求めるその姿に胸が打たれま...続きを読むす。
これほどまでに苦しみもがき、一途に愛を貫いた純愛はそうそうないのではと…。

二人の結末は読む前にある程度の情報があったのでちょっと衝撃的でしたが、実際に読んで、私はあれでよかったと思います。
また読み返そうと思わせる小説です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年03月26日

最終巻をは40だけど、間に番外編もいっぱいあったし、邂逅編も読んでたからいったいミラージュだけで何十冊読んだのやら。。。しかも邂逅編がまだ続いてるって最近知ったし(^^;
また全部読み返してみたい気もしないでもないですね。。。でも若かったから読めたのかも。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月30日

思えば、中学生のとき発行とリアルタイムに読み進めて途中で断念したこの作品。桑原先生のあとがきにある通り、今の自分が読むからこそ、こんな感じ方ができるのでしょう。
高耶さんと直江さんが歩いてきたこの物語をとても大切な宝物のように思います。
本音を言えば、高耶さんが穏やかに笑って直江さんとずっと生きてい...続きを読むってほしかった。だけど2人の物語のたどり着いた先が、この形が、一番の「最上」といえる気がします。
これから千億のときをすごす直江さんを思うと、涙が溢れて止まりません。
何度もこの巻を読み返してそのたびに泣くんだな、と思います。
ひとつの物語に対してここまで思い入れられるのも凄いな、と思うし、それをさせてしまうのがミラージュの凄いところだと思います。
40巻、途方もないと思っていましたが、一瞬でした。
おつかれさまでした。
まだまだ読みきれていない部分や理解できていないことがあるので、もう一周全巻読み返してこようかと思います。

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Posted by ブクログ 2010年10月10日

未だに表紙を見ると胸がぎゅぅとなる。目頭がじんとくる。最後の最後の千秋との会話は涙で滲んで息苦しくて、ほとんど読めてません。あの二人は、あの在り方でこれからも続いていくんだね。
ありがとう、炎の蜃気楼。
(2010年GW 全巻再読・・・・・・社会復帰できないと思った)

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Posted by ブクログ 2009年10月31日

戦国武将の怨霊が現代で怨霊退治する話はいつのまにか、死にもの狂いで生きようとする怨霊たちの生きざま!みたいな話になってまして(いいのかそんな解釈で)。

生きてるうちに幸福になりんさいよ、人間ドモめ!

っていわれたんだと思って。いまを大事に生きていきたいと思います。

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Posted by ブクログ 2009年10月15日

1巻から40巻まで、一月、といったところでしょうか。
もっとじっくり読むべき本でした。途中からBL・・・気にすんな。

痛い辛い、お前の好物だと言われて読んだ本でしたが、
それ以上に感慨深いものがある作品でした。

ラストはあんまり大人な終わり方をするので悔しいですが、それでいいと思います。

しか...続きを読むし…大変な大作でした…。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

いやもう、この結末あっての、ミラージュでしょう!!
すごく悲しい結末ではあるんですが、下手にハッピーエンドにするより、全然物語の
重みが違いますよねっ!!(鬼畜でごめんなさい・・・
桑原せんせーの文章力の成長とともに、大風呂敷広げた物語も見事着地していて、すばらしいです!
・・と、今だから割と冷静に...続きを読む言えますが、読んでる時はもちろん号泣号泣の嵐でしたよ。。
ほんとに、人生のバイブルです。。。しみじみ。。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

炎のミラージュ最終巻です。
早く皆に幸せになって欲しくて、でも物語の終わりを見たくなくて。
あのラストがずっと心に刺さったままです。

炎のミラージュは中学の頃友達に勧められて読み始めたのですが文章に馴染めなくて、断念。
社会人になってからこれまた友達に勧められて読み始めて一気にハマりました。
暑い...続きを読む夏の日に毎日毎日ずーっとずっとどっぷり読んでいたのを覚えてます。
高耶さんの熱に当てられて自分の人生考え直しました。
いっぱい言いたい事はあるけど、うまく纏まらない…。
いつまでも大好きです!高耶さん!!
そして桑原先生にお疲れさまでしたとありがとうを叫びたい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

炎の蜃気楼。。
言わずもがな名作だと思う。
高耶さんみたいな男になりてぇ・・・!

間違っても直江さんみたいな大人にはなりたくないなw

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

すでに私的バイブル化してます(笑)今は読み返す勇気はないけど、何年も何十年も経ったあとにゆっくりと読み返したい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ミラージュは中学の頃が一番ピークによんでました。
人生これに変えられたといっても過言ではありません・・・。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

二年半前。あんなに声をあげて泣いたのは、フィクションでははじめてでした。鮮烈な彼らの道程は、今も触れると涙が止まらなくなる。千億の夜が明けたとき、彼らがふたたび共にあることだけが、今の祈り。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

14年の歳月をかけて完結したこの物語の重みを言葉で上手に表現できないことをもどかしく思います。臓腑をえぐって食い込む魂の叫びの狂気に脳を汚染されて、快楽と苦痛を同時に感じる恍惚を味わえる麻薬のような作品です。感情移入して小説を読むことが怖くなりました。心が痛くて読むことが辛くとも私にとって出会えて本...続きを読む当によかったと思える愛しくて大切な作品です。
(ID失念の為再録ごめんなさい)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

14年の歳月をかけて完結したこの物語の重みを言葉で上手に表現できないことをもどかしく思います。臓腑をえぐって食い込む魂の叫びの狂気に脳を汚染されて、快楽と苦痛を同時に感じる恍惚を味わえる麻薬のような作品です。感情移入して小説を読むことが怖くなりました。心が痛くて読むことが辛くとも私にとって出会えて本...続きを読む当によかったと思える愛しくて大切な作品です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

本当に素晴らしい作品。
感想なんてまともに書けやしないほど。私の心の奥深くにくっきりと刻み込まれています。
また一から読み直したい。
かなりの覚悟が必要だけど…。

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Posted by ブクログ 2015年08月01日

炎の蜃気楼最終巻です。全40巻。その他に断章や短編集、邂逅編も出ています。最終巻は泣きました。未だになんと感想を言えばいいのかわかりません。あと20巻がホント凄い。面白い。何度も読み返してます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年08月14日

遂に最終巻。
戦国モノかと思いきやBLが強くなってきて
途中で投げ出したこのシリーズだが、完結したと聞いてここまで読んできた。
最終巻まで読めて、良かったと思う。
良いラストだった。

以下ネタバレあり。


けしてハッピーエンドとは言えない。
最後まで逆転劇を期待しつつも、どこかで無いとはわかって...続きを読むいた。
だが、高耶が死んでしまったとき、とても辛かった。
高耶としての人生も、景虎としての人生もここで終わってしまう。
二度と輪廻は巡らない。

約束を守れないという高耶。直江を残して行ってしまう。
それを看取った直江がどういった行動をとるのかと不安になったが
自暴自棄に陥ることはなかった。
穏やかに受け止めて、覚悟をしていた。
換生し続けて、この星が滅ぶまで生きる。
最後の命が尽きる瞬間、私はあなたに表明するだろう。
私の愛は永遠だったと。
この言葉はずしりと重かった。

この先の直江の気が遠くなるような年月を
千秋が、もう宿体も変わって千秋ではないのだが、彼が
彼らしい軽口を叩きつつも、共に歩いてくれることが一筋の光のように感じた。

この先、直江と千秋が高耶の桜を見上げることがあるのかもしれない。



あとがきにあった、
本を開けばいつでも会えるところが現実世界とは違うところで
本に記された文字は変わらないが
そこに書かれてある内容は読み手によって変わってくる。
というのは本当にそうだし、
「この物語はこれで全て読み手である皆さんのものになりました」
という言葉が、本当に終わってしまったのだなという感慨や
寂しさや、様々な気持ちを喚起した。

賛否両論なのかもしれないが、自分は
単純なハッピーエンドではなく期待した永遠ではなかったが
非業の死や恨み、霊と現代の人間、そうしたことに
一定の答えを見つけた納得のラストだったと思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月26日

流石の14年、流石の40冊プラスα。
若さを感じた初期の数冊が嘘のように大きなスケールとダイナミックなストーリー展開で楽しませてくれました。

高坂さんの中の人、とうとう明らかに。
長すぎる人生で、N氏いびりが一抹の清涼剤だったのかと思えば心和む、わけはない。

個人的な見どころは最後まで格好良かっ...続きを読むた伊達さん家と阿蘭、そして「あのかたの笑った顔が好きだった」明智光秀。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

終わっちゃいましたね(^_T)
きっと願いはかなう…と信じていますが>直江

読者としても達成感がありました。

でも一言言いたい。 こんだけ主人公達を引きずり回したし…もうちょっと救いがあっても良さそうな…ぶつぶつ…

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

第一巻の画像がなかったので最終巻の画像にて。BL注意。ある日、主人公「高耶」の前に現れた男「直江」。超能力を持つ彼は高耶を毘沙門天の加護を受けた「結縁者」の「上杉影虎」であると告げる。直江の出現によって一変した高耶の激動の人生を描く。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

発売当初は、ペラペラ見でめっちゃ泣いて、内容もほぼ覚えてませんでした。
久しぶりに、またペラペラ読みをして、声を上げて泣きました。
最終巻の10巻くらい前を読んでなかったので、そんな事になるとは想像もしていなく・・・。
読んでて、辛かったです。
400年間頑張って生きてきたみんなに、元気で幸せに生き...続きを読むていて欲しかった!というのが、正直な気持ちです。
高耶くんと直江さんが、2人一緒に幸せになってくれる事を願わずにはいられません・・・。
でも、はっきり、高耶くんと直江さんと、それにかかわる人たちに出会えて、幸せだと思います。

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Posted by ブクログ 2018年12月09日

炎の蜃気楼40

いろいろな伏線を回収して物語が終了した。35巻の終わりで綾子が見たのは、燃料にされた冥界上杉軍だったのね。霊視ができる綾子だから見たということか。

高耶は死んだ。譲は岩になった。よく分からないのだけど、譲は何がしたかったんだ?

高坂は桓武天皇の頃の人だった。

涙なしには読めな...続きを読むいという感想を読んでいたので期待していたのだが、予想通り高耶死亡直江は永久に換生し続けるというオチだったので、特に涙はなく、「お。予想が当たった」くらいの感慨しかない。

しかし、輪廻転生もしないルートとは意外だった。

直江は高耶を調伏しなかったのね。高耶の死は、普通に魂が消滅するのにまかせた完膚なきまでの死亡だった。だから、輪廻転生もしない。

だからこそ生前(なのか?換生していたとき。仰木高耶だったとき。)に願っていた「幸せに生きること」を自ら体現したと言えるのだろう。美しい終わり方である。

この作者さんのすごいところは、すみずみまで自己設定を貫き通しているところだな。

長編になればなるほど、当初用意しておいた設定を忘れて矛盾を書きだす作家も多い中、ちゃんと最後までキャラの設定や物語の中の世界観の設定を壊さないで書き続けた作者はすごいと思う。読んでいる方としては、(ときおり誤字脱字人名の書き間違いはあったけど)頭空っぽにして物語の世界に没頭できるのでよかった。

あと、歴史観。さすがに大学で史学部だっただけある。歴史が簒奪者側から記述されやすいことをちゃんとふまえている。


潮が死ぬとは思わなかったな。残念。魂だけになって四国へ行ってたりはしないのかな。

晴家は浄化してしまうのか。安田長秀と直江信綱だけになった先の話も読んでみたい気がするが、そこはもう作者さんは書かないだろうな。あとがきに「もう書きません」って書いてあるし。

心御柱から帰ってきた直江は、かっこいいなー。永久に換生し続けるっていう設定もロマンがあっておもしろい。

未来のイセにいた神官は、パラレルワールドの直江でOK?現在の直江が懐かしいと感じたのは、未来の直江神官の中にも高耶の魂のかけらが残っていたからということか。


そういえば、未回収とまではいかないけど、物語に一回も出てこなかったのが、直江の他人を換生させる能力だわ。

美奈子の体に高耶を換生させたっていうことは、回想シーンには出てきたけど、実際に使ったシーンは出てこなかった。

邂逅編、幕末編、昭和編あたりで出てくるのかね?あ、昭和編なら必ず出てくるか。美奈子が登場するし。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ああもう何も語れまい。
BLだとかラノベだとか、そんな枠には当てはまらない。完結しても終わらない物語、直江の、永劫の愛の証明を、私も見守りたい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

勿論全巻持ってますとも!!
中学生の時、この「濃さ」にやられていらい熱病状態でした(笑)
ナニゲに邂逅編が好きです。
とりあえずあと数十年は売る予定無し。

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