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Posted by ブクログ
読み終わったあと、初めて村上春樹作品を手に取りました。
相手が知らない作品を読んでみたいと思わせられるって、かっこいいな〜。
ドラマ「Tシャツが乾くまで」と合わせて読んでいた私は、もう特に後半はドラマの内容と重なるところがありすぎて、同時期に同じようなことを考えている人がいるってすごい!と思いました。ドラマの解像度も上がった気がします。
また、批評ってすごい!と思いました。
本書で取り上げられていた中で唯一視聴していた作品が「1ST KISS」でした。
私は「ドラマチック、夫婦で過ごす時間を大切にしたんだね、素敵」と思っていましたが(浅い)、本当に同じものを見たのか?と思うくらい視点が異なり、まさしく「こういう見方もあるのか!」と思いました。
何倍も幅を持って楽しめるように感じました。
そんな中、最も印象に残ったフレーズは、
p32「文芸は現実の欲望をうつすものだが、同時に、文芸は現実の欲望に影響を与えるものだから。」
です。
言語化美しすぎませんか!?作品を見て素敵だな〜こうなりたいな〜と思う気持ちを、こんなに綺麗に掬って余すことなく言葉にできるものでしょうか?
"いいな〜"と思うものを増やしていくことが、文芸にはできる。文芸評論家を名乗る三宅香帆さんだからこそできる表現だなと思いました。
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