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Posted by ブクログ
『日本に住んでる世界のひと』(金井真紀) で著者を知って、その他の本を読みたくなり、手に取った『世界はフムフムで満ちている』。
様々な職業に就く方々の紹介で見えてくるのは、こだわりと誇り、
そして著者の面白おかしい文章の書き方。
「へぇ〜、なるほど、フムフム」と一緒に「ッップッ!!」ももれなく付いてくる。
こういう本が好きだし、続編出てくんないかなー!って思いますね。
何で著者はここまで深い事聞けるんかなぁー。
この深い部分に触れるとついつい【天職】について考えてしまうけれど……
はて……
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世の中には本当にたくさんの仕事があって、
本当にたくさんの達人がいるんだなぁ!ということを改めて知れる本。
著者 金井真紀さんの観察眼とか相手の達人力の引き出し方がナチュラルにすごくて、読んでるこちらも
フムフムなるほど…!とその世界を垣間見せてもらった感じ。
印象に残った言葉↓↓
映画評論家の方の、
「そうなの。私の靴、ぜんぶかわいいの」
インタビュアーの方の、
「インタビューの前に自己暗示をかけるんです。
私はこれから会う〇〇さんが大好きだ、
目の前にいたら抱きつきたいくらいだ、
実際に抱きついちゃったらどうしよう…
って、本気で考える。
そうしてから相手に会うと、
インタビューはきっとうまくいきますよ」
あとがきの金井さんの、
「一見わかりにくいすごさを持っている人が、
この世界をとてもいい世界にしていると
わたしは思います」
「わかりにくいすごさを見つけるのは楽しい」
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金井真紀著者は、このタイトル通り達人観察図鑑で、色々な仕事をしている人達に、インタビューするのだが最後2、昆虫学者は、動物は、寿命がみぢかぃのは、生きる力が強い事だと、心に響きました。最後の解説では、神奈川の鎌倉の本屋では、この本が売れていること、どこから読んでも、良い事読みやすいしこの本は、一瞬でふわっと明るくなるそうだ。金井真紀著者は、人の話を、聞く達人とあり、だからこの本が生まれたのであろうこのタイトル通りフムフムといいたくなる本だ。人間に関して悪いニュースがあると人間の悪い所ばかり目にいくがこの本は、人間は、良いもとだよと、言っているみたいだ、是非読んでいない人は、読んでほしいと思う。
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様々な職業の人へ著者がインタビューをした記録。シュールで可愛らしいイラストと一緒に、見開きページでうまーくそれぞれの人の職業、人柄、エピソードをまとめている。寝っ転がりながら気楽に読めるのに、内容は深くて濃い。その道を極めてる人にしか分からない感覚や習慣、努力の仕方など勉強になることも多い。自分の人生では関わることのなさそうな人々が大半なので、こういう人がいるんだ、こんな仕事もあるのかと驚く内容もある。この著者の別の本も読んでみたいと思った。
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1974年生まれの金井真紀さん、構成作家から居酒屋のママ見習いを経て文筆家・イラストレーターとして活動されたとか。この本を読んだらもっともっと彼女の事知りたくなってしまいました。
いろんな職業の達人たちのインタビューから100人の人生観を集めて本にするなんて、偏見に満ちた私では到底できないことだし、オープンなハートを持って接しないと根の部分は答えてくれないと思うのですが・・
うん、彼女は天使に違いない。
特にコアな仕事をしている方の話はゾクゾクしました。
緊縛師ってなに、無茶無茶ヤバそうなんですけど、自分が縛られたらもろポンレスハムなんですが拘束を解かれた後の解放感が病みつきになるそうで?の世界観。
絵といってもいろいろあって、絵画修復師とか、犯人の似顔絵捜査官とか、なるほどフムフムが溢れてました。
風の音を集める音声さんにも感動しましたし、優秀な秘書の資質とか、歌人は繊細でナルシストな感じで友達にしたらめんどくさそうってとこも共感しましたww
世界は驚きと感動に満ちているって教えてくれた1冊です。また、あとがきが素晴らしい。書店の店主に書いてもらうとか、気取らない感じがフレンドリーで、コミュ症の私でも受入れてくれそうな包容力がたまらなく、好きになってしまいましたww
確率的には1000分の3でも、その3人は以外と近くにいるとか、2匹目のドジョウを狙うのも案外いけるかもって目から鱗でした。
他にも知りたい職業があるので是非、達人たちにインタビューして続編書いてください。これはライフワークとして続けてくださると嬉しい限りです。
銭湯絵師とか、ひよこ雄雌鑑定士とか、耳かき師とか気になってますww
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色々な道の達人たちとおしゃべりして聞き取った面白いフムフムが見開き1ページ(正味2ページ)に描かれている。その短さが本当に丁度良い読み物。
でも興味深い言葉があちこちにあっていつもはしないのに付箋を貼りながら読んでしまった。ハッとする言葉、ジーンとする言葉、人生の重みを感じる言葉、すごくたくさんの心に染み入る言葉があった。
例えば
塗装工の「失敗したらひとつ戻ってやり直す」
釣り番組ディレクターの
「イライラしないという才能」
木こりの
「自分しか気づかないほんのちょっぴりの進化」
料理人の
「血は踊る、血は騒ぐ、生きるって血だね」
起業家の「人生、死ぬまで暫定だから」
などなど付箋だらけになってしまって選べない。
作者さんが肩肘張らない感じでとてもうまくおしゃべりしているので達人たちもどんどん言葉が出てきちゃっているように思える。多分信頼関係を築いて長く長くおしゃべりした中のこれはという一部分なんだと思うけど、とても良かった。
武田百合子さんの随筆で石屋の外川さんと百合子さんが話している感じに似ていた。相手の人もすごいこと言っているつもりもなくて、百合子さんもすごいこと聞いているつもりもなくて、でも会話はすごく興味あることになってて、こっちは前のめりに読んでしまう感じ。読んで良かったと思える本。いつでもどこからでも読めて、たまに深いことが書いてあってまた何度も読み直したい。
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金井真紀さんの初めての著書だそうです。
様々な分野の達人、海女から始まってロッククライマーまでの88人に文庫版での増補 カレー店店主〜料理カメラマンまでの12人が加わって、計 100人のフムフムな言葉が詰まっています。
ちょっと永六輔さんの無名人語録のような感じです。
金野典彦さん(ポルベニールブックストア店主)の文庫版解説に「長時間のインタビューからこぼれ落ちてしまいそうな、捨てるにはあまりにももったいない魅力たっぷりの話しを掬い取って煮詰めた、濃厚なダシのような本がこの「フムフム」なのだ。」と、まさにそういう感じ!うーん、さすがに解説もフムフムです。
みんなフムフムだけれど、個人的に特に好きなフムフムは、板金工、太極拳選手、振付師、メーカーのクレーム対応係、盲導犬訓練士など。
単行本しか持っていない方はぜひ文庫本も買いましょう。
気軽によめて、なんだかほっこりにっこりできるので、おすすめです。
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この本 お気に入りに登録 です。
いろんな仕事をしている人に会って 話しを聞きたい!
なんていう気持ちを 満足させてくれます。
軽いけど深い!
軽やかで楽しい
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達人達にインタビューした話しをまとめた本。
ふんわりした気持ちになりながらも、確かにフムフムと言ってしまいそう。
達人達の話しがまとめられているのに固くなく、自分自身や職業への愛が感じられる。
挿絵もとっても可愛い。
自分も達人になれるよう日々暮らして行こう。
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文字数が多いわけでもなく、インタビューした内容を独り言のように書き記してある。だからこそ、さらさらっと読めるのに印象に残るところがたくさんある本なんだと思う。読みやすく、かたくなく、でも面白い。また読み返したい。
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いろいろな職業が
数行で言い表されていて
本当に面白かった
どこから読んでも
そこだけ読んでも
ほんの1分だけ読んでも
面白い
達人観察図鑑
というサブタイトルが
言い得て妙
この中に私の職業もあって
今までで一度だけ
他人から
「達人なんだね!」と言われたことがあったことを
思い出した
Posted by ブクログ
100人分、いろんな仕事の達人にインタビューして、仕事の極意をまとめた本
仕事に特化してるというよりかは、「こんな生き方もあるんやなぁ、世界は広いなぁ」っていう感じで、自分の生き方をやさしく肯定してもらえるようなふんわりとした雰囲気!
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フムから連想を受けて購入する。
一般的に捉えられがちな意味とは違った視点での意味付け(もしくは別の意味の発見)が多数あり、想像以上におもしろかった。
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とても読みやすくてほっこりするエッセイ
隙間時間にも読める文量が有難い。
思わず笑顔になるものから、へぇそうなのかと勉強になるもの。
何よりも達人たちのポジティブな言葉が背中を押してくれる。
タイトルは多岐に渡るが、緊縛師、ライフセーバー、海女、ヴィオラ奏者…
どれも面白かった。
挿絵もとても可愛いオススメ
Posted by ブクログ
戦争とバスタオルを読んでイラストを見て、肩の力抜けてる風ですごい自我ある人やなあと感動した。
勝手に好きな(行ったことない(^_^;)本屋さんが解説を書いている、なんと、文庫の新刊なのね。金井さんあっぱれすごい尊敬する。ということで、満を辞して読ませていただく。面白い人いるのね、と思うわけですが、実はそうではなく、人の面白さを見つけることができる、人の凄さを素直に受け止められる金井真紀さんのフムフム力なのだ。金井さんはおっしゃる通り自分の持ち場を温かい電球のような包容感で照らしているから、自分の持ち場を照らしている素敵な人に出会えてその素敵さを照らすことができるのだ。
インタビューを短く刻んだ文章はさることながら、イラストに現れイラストに添えられたギャグとユーモアがまた、声出して笑う面白さ。ふと気づいたらこのひとときに、88人もの人と出会ったのか。お、100人か!!
そして最後の文庫版後書きのパンチが効いて涙出る展開。この人の熱さ、ここよ!!
大事なことだから書いとく。
どんな人にもすごいところがある、ただ、すごさには、わかりやすいすごさとわかりにくいすごさがある。
....わかりやすいすごさももちろんすごい、だけど、一見わかりにくいすごさをもっている人が、この世界をとてもいい世界にしていると私は思います。
いや、これ、世界の定義だわ。くつがえす真実。
Posted by ブクログ
88+12(文庫版増補)、計100の達人コレクション。数多の仕事の専門家・達人へ取材し、その極意や人物像、魅力的な話を記した一冊です・・・が、思いの外ゆるくて楽しい本でした。
「なるほど〜」「えーっ」「そこですか」等、こんな仕事もあったかと思ったり、そんな視点(仕事人・著者両方)もあったかと気付かされたりしました。タイトル通りに、フムフムで満ちていました。
また、見開き2ページで一人の達人観察が完結するのと、時に達人を代弁し真実を語るかのように、著者のイラストレーターとしての本領を発揮しており、とても気軽に読み進められます。
言葉×イラストの世界が、それぞれの達人と間接的に引き合わせてくれ、その達人の光をいただくことで、きっと前向きな気持ちになれます。
隙間時間にもピッタリな本で、多くの人に読んでほしいと一冊です。
Posted by ブクログ
世界は広く、私の知らない仕事(よく考えればあるのはわかるけど、日常に溶け込んでいてその存在に思い至らない)はたくさんあるんだなあ。
そしてどの職業にもその人の美学やこだわりがチラリと見えて楽しかった。
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自分の持ち場を丁寧に照らしている達人に会うと、うっとりする。
素敵な表現。
とかく隣の芝生は青く見えてしまう物だけれど、
私は自分の持ち場を分かっているだろうか。
照らせているだろうか。
誰かの、そして自分の分かりにくい凄さを探して、
誰の事も、自分の事もディスらずに、
機嫌良く過ごしていきたい。
子供に読ませたい。
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私としては、読んでいる最中の気持ちはふむふむよりもハッ!というような、過去の自分の経験との繋がりを感じたときの感情が近かった。それにしても、こんなに多くの人の、会話を一言一句かけているのはなんでなんだろう。どのページにもいかにも名言的な一文だけじゃなくて、そこに至る過程や文脈、その人の顔までこと細やかに描かれている……私も普段何かと発見することが多いので、日記がわりに達人観察日記でも書いてみるとしようか。
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著者が会って話を聞いた「達人」100人に関するエッセイ。
著者は、テレビの制作会社で働いた経験があり、仕事で聞いた話や知人とのやり取りが元になっているようです。
この本に書かれているのは、インタビューや番組のメインになる部分でなく、こぼれ話やコラムに書かれるような小ネタ。それなので、1人の達人につき見開きページの中に文章とイラスト、ちょっと意味深な空白で構成されています。
文章は達人の人間性が表れるような部分を切り取っていて、著者によるイラストもゆるくて味があります。
占い師や空手家、書家のような、いかにも特徴のある話が聞けそうな達人から、車輌、美容外科の看護師、メーカーのクレーム対応係といった、達人?となるような人まで幅広くスポットを当てています。
こんな仕事があるんだ〜と社会勉強になるし、達人って何か特別なことを極めた特殊な人じゃなくて、信念を持って自分の仕事と向き合っている人はみんな達人なんだな~と、なんだか前向きな気持ちになれました。
Posted by ブクログ
靴磨き師。結局、暇な時にどうするか。それで決まる。
幸せはお金や成績ではない。死ぬ時に良かったと思えること。なんもなくても、何も結果出てなくてもこれでいい、楽しい、と思えたら幸せだな。
コツコツやるタイプの人の強み…最初からできなくても焦らない。
人生、死ぬまで暫定。
Posted by ブクログ
各話が見開き2ページとイラストで終わるとても短い話の集まったものです。いろんな人の職業のインタビューが載っています。文庫本になって新たに加わり合計100人のエピソードが載っています。特に印象に残ったのが野球の監督の話で上手な奴は褒めたらつけあがるし注意しても言うことを聞かない。だから自分がガキ大将になると言う話でした。後12歳で全国優勝して目的を見失ったサッカー部の話も面白かったです。
Posted by ブクログ
たくさんの職業が素敵な言葉で描かれている。
どの職業も『あー。なんだかいいな』と思う。
『なんだか』の部分をうまく言葉にできないのが残念だけれど…
Posted by ブクログ
達人観察図鑑だけあって、日頃あまり出会わないであろう達人の滅多に聞けないお話が、金井さんのインタビューのおかげで聞くことができると同時にフムフムがいっぱいだった。添えられている絵もシュール。*「失敗したら、ひとつ戻ってやり直す」*「調子がいいときのあなただったら、こうするでしょうね」*架空の国で遊んだ人はみな機嫌がいい。*自分しか気づかないちょっぴりの進化。あぁ、結局、それなんだなあ。