あらすじ
ジン(精霊)と人間、魔法と蒸気機関が混じり合うエジプトの世界都市カイロ。伝説の魔術師アル=ジャーヒズに成り済ます黄金の仮面の男は、この街の各所に姿を現し、不満をかこつ貧しい民衆を巧みに煽動しはじめる。さらに男は、屍食鬼(グール)の群を率いて魔術省を襲撃し、世界を滅ぼしかねない恐るべき秘密を奪ってゆく。おりしもカイロには、首脳会談のため欧州列強の名だたる要人が訪れていた。彼らが集まる園遊会の席上、またしても男が現れ、大混乱を引き起こす。ファトマたちは男の正体と真の狙いを暴き、世界の危機を収拾することができるのか?/解説=渡邊利道
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Posted by ブクログ
プロローグ
『三体2』以来の久しぶりのSF小説
小説『三体』は、SF小説で最も権威ある賞と云われる“ネビュラ賞”と“ヒューゴ賞”を獲得しているが、本書は、ヒューゴ賞こそノミネートのみに終わったが、ネビュラ賞、ローカス賞他4冠を獲得
日本でも、『SFが読みたい!2025版』の
ベストSF2024海外編で見事1位を獲得し、国内外問わず高く評価されている作品だ
果たして、8の評価は如何に…
本章
『精霊を統べる者 下』★4
時代設定は、1912年のエジプト
精霊と人間、魔法と科学が混じり合う世の中が設定
40年前に姿を消した伝説の魔術師が突如、姿を現すのだが…
彼の正体を暴くために、女性特別捜査官が捜査に乗り出すという物語
他著と比べるのもどうかと思うが、『三体』の衝撃は凄まじかった!
内容もスケールも濃く、流石SFといえるものだったが、本書は似たような賞を総ナメにした作品であるが、よくある設定や物語の展開は否めない感がした
次作に期待したい!!!
エピローグ
白金台にある、荏原 畠山美術館に行ってきた
実業家畠山氏が蒐めたコレクションが一堂に会す
室町時代から江戸時代にかけての蒔絵を中心とした作品の数々にコスモ(小宇宙)を感じずにはいられなかった
そして、庭園の手入れや構図、設計も素晴らしい
計算された美と自然の美とが見事に融合し
得も言われぬ非日常と非現実的な風景を創り出していた
これぞ正にSFではないか!!!
そう思った!
※このSFのジャンルを調べたら
アラビアン・スチームパンク・百合ファンタジー・アクション巨編だそうだ
なんじゃそりゃーーー❢
最後にそうも思った(¯―¯٥)8v♪
完
Posted by ブクログ
アラビアンファンタジースチームパンク
19世紀、植民地化直前のエジプトにジンが現れて、帝国主義の世界がひっくり返った世界。この時代の選び方が良い。おそらく第二次産業革命が魔法と蒸気機関と共にエジプトで進んだんだろう。他にもムハンマド=アリーなど実在の人物の名前が出てくるから、歴史好きとして想像が膨らむ。
基本的に重くならずサクサク読めて良いのだけど、主要登場人物を絶対に殺さないようにしてる感じが途中からわかってしまって、ラストはあまり緊迫感がなかった。あんまり感情的な起伏がない(特にマイナス方向)。