すべての高評価レビュー
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購入済み
後半は、いつも明るい目黒の暗い部分の話でした。
辛い思いをした事は忘れられないけどお母さんの事を認めてあげる事ができたし、何より水野先輩が側にいてくれる事で救われたので安心しました〜
水野先輩、相変わらず可愛い♡
まだまだ続編 読みたいな〜 -
Posted by ブクログ
ネタバレ100年前に書かれた小説の中で、過去の人として描かれるラムジー夫人。
それでも、詳細に描かれる心の動きを読み進める中で、「その気持ち知ってる」と、ドキリとする。
幼い子供と気持ちのケアを求める夫に対する気持ち、夫と通じ合える部分と通じ合えない部分、集団の中で気持ちを奮い立たせる振る舞い、どれも普段意識していないもしくは意識することを躊躇うことを、克明に書き出している。何気なく通り過ぎていく気持ちの機微を掬い上げ、言語化する筆者の手腕に驚く。時代が、文化が、世代が違くとも共有できる気持ちがあることに新鮮に驚いた。
第一部は意図せず個人に立ち入りすぎてしまったような、どこか気まずい気持ちで読み終え -
ネタバレ 購入済み
芸術家の狂気がそこにあった。
名門美大で知り合った2人。一緒にプロの画家になるはずだったのに、片や新進気鋭の売れっ子画家になり、方や画家を諦め会社員になった。
2人が大学の同窓会で再会した時から話は始まる。
芸術家の凄みと執着をまざまざと見せつけられた。画家とは、息を吸う様に絵を描いて、描かなければ生きる屍となる生き物だった。
希望が見える読後でよかった。 -
Posted by ブクログ
本書は神学という営みがどういうものであるかを問いかける書。哲学と神学との関わりはあまり日常的に意識されることはない。しかし哲学の中に神学的な問いかけがあり、神学の内に哲学的な洞察が含まれることを、本書は明示してくれる稀有な本である。著者の二人の対話の中で持ち寄られる本がちょうどその時を掬い取るようにして、言葉が下りてくるような体験を読者もまた経験できるであろう。
教皇フランシスコの「無関心のパンデミック」への応答としての、祈り。一見近寄りがたく思われるグァルディーニ枢機卿の祈りについての洞察が特に印象的であった。代表する神学者と評されながらもあまり触れることのできない方であるが、陰に陽にその -
Posted by ブクログ
「親和性による認識」cognitio per connaturalitatemという神学的言葉がある。日常の言葉で言えば「好きこそものの上手なれ」という言葉に表されるような事態を掬い取る言葉である。本書はトマスの徹底的に理性的な思考がいかにして神学的思考と接続されるのかを明らかにする本である。キリスト教はわかりにくいと思われることがあるかもしれないが、本書はキリスト教の基本的な発想を明晰な言葉で表しつつも、西欧の言語で語られるところの神学的問題へと読者を丁寧に導く神学入門となっている。
本書はその章立てから見て取れるように、トマスの神学の方法論と徳論と愛徳論を扱ったものである。まずはトマス
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