すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
日常は紙一重
ちょっとしたことが積み重なっていまの人生があるんだなということを再確認させられるかのような小説
短い時間軸ではなくて、それを積み重なる長い人生の時間軸で体感させられる感覚。
ただその日常も、不意な出来事で簡単に崩れてしまうし、変わっていく。
それがいいでも悪いでもなく、人生ってそんなものだよなと思わせられる作品でした。
だからこそ、色々動いてみることで人生って道が開けるよねとも取れるし、一方で、タイトル通りに熟した柿の実が自然に落ちるのを持つように、気長に時機を待つこと、も意味のあることだとも取れる内容だった。
重厚だけど、悲観的なわけでもない、
最後には心が大きく揺れ動く展開 -
Posted by ブクログ
うつ病の症状や治療、病院の選び方、薬との付き合い方、家族としての接し方などが、とても丁寧に書かれています。私がこれまで考えていた、うつ病の人への対応方法と重なる部分も多く、共感しながら読み進めました。
特に心に残ったのは、はじめに登場する患者さんからの「私は元に戻れるでしょうか?」という質問に対して、著者が「元には戻りません」「前よりも、もっといい状態になりますよ」と伝えている場面です。最初に読んだときは「なぜ元には戻らないのだろう?」と疑問に感じましたが、読み進めるうちに、その言葉に込められた意味に納得できました。
また、調子が悪くなったときは、そこからまた登り直せばいい。そして、「あな -
Posted by ブクログ
拒食症とか同性愛者とか、いろんなレッテルを貼られることに嫌悪感を抱く主人公・まどか。気持ちはわかる。レッテルを一枚貼られると、それとしか認識されなくなる。もっと言えば、その一部だけをその人の全てとして、その人の全部を理解したと思われてしまう。これは不快。ただ、このレッテル貼りというのは、人間が社会生活を送る上で必要なシステムでもあって、情報を端的に要約して手に入れるということは、効率性を生む。でもそれは相手にとって都合の良い部分だけを解釈されて自分がどういう人間なのかを乱暴に決めつけられる、といったことにもなりかねないわけで、やっぱり不快。
まどか自身も、それを避けよう避けようとして、友人へか -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画化と聞いて、手に取ってみましたが、思わず本のサイズに「ちっさ」って言ってしまいました。しかし内容は濃厚でした。
まず、怪談に行った大学生数人にそれぞれ話を聞いていくんですが、どんどん何だかおかしい。ん?君は何を言っているんだ?という小さな違和感。
最後まで読み終わって、あ、これ、もしかして…と直接は書かれていないけど口調でわかることを想像していてページを読んだ瞬間
「アンケートを行います」
ん?と思いつつアンケートを読み進めて、真面目に答えていたら
うわーーーーー!!!思い浮かべちゃったーーー!!
やられました。最後の最後で、まさか、この大学生たちは?と思っていたことを書かずに想像さ
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