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妻を少し前に亡くし、仕事も早期退職を勧告され、孤独に暮らす59歳のオーヴェ。近所に越してきた明るいイラン人女性パルヴァネと喧嘩をくりかえすうちに、少しずつ彼の人生が明らかになっていく……。スウェーデンで80万部、全世界で250万部突破。全世界で笑いと涙を生んだ名作が待望の邦訳。
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Posted by ブクログ
これは良い話!! オーヴェは偏屈で変わり者の老人。そんな彼の隣家ににぎやかな家族が越してきて、彼の日常が変わる。泣けます。オーヴェは、愛すべき変な老人。彼が恋しい。
この頑固じじいが!(もしくはばばあかもしれない)、と誰もが一回は思ったことがあるのではないでしょうか。それは近所のおじいさんであったり、お客さんであったり対象は様々だと思います。 そんな頑固じじいには、自分たちよりも長い人生の歴史があって、だからこそ譲れないものがあるのかもしれない。今に適応できては...続きを読むいないけど、今の自分たちにはできないことができるかもしれない。当たり前だけど忘れがちなその事実を思い出させてくれて、そんな場面で優しくあれそうなそんなお話でした。
すっごく良かった!これまで読んだ中で1番好きな本になったかもしれない。じわじわとオーヴェの愛らしさがくる。そして、人っていいなと思わせてくれる。
ここ最近読んだ本の中で一番良かった。 頑固おやじなオーヴェはカールじいさんを思わせるキャラクターで、最初から好感を持てた。 外国作品によくある長ったらしい比喩表現に辟易しながらも、 ページをめくる手をとめられなかった。 また読みたいと思えた本はここ最近では久々。 じんわりと心温まる話ながらもちょく...続きを読むちょくクスッと笑えるパートもあり。登場人物全員愛しいと思えたのはこの作品が初めて。 特にポンコツなパトリックが好き。 以下お気に入りのフレーズ ◎ずっとくすくす笑い続けていて、その合間に喋っているようだった。それもシャンパンの泡ならこんな風に笑うだろうと想像するような、くすくす笑いだった。 なんて可愛い表現なんだろうって思った部分。シャンパンの泡を擬人化する発想もすごい。 ◎家の中から悲しみをせっせと箒で吐き出すのだ くすっとしたけど、一理あるのかもと思えて気に入った。
トム・ハンクス主演の『オットーという男』という映画を、映画館で見た。この映画は、スウェーデンの映画『幸せなひとりぼっち』のリメイクだそうで、本書はその原作本。 始めは、この作品がコメディだとは知らずに映画を見ていた。トム・ハンクス演じるオットーが常に怒っていたし、何度も自殺を図ろうとするから。でも...続きを読むオットーが死のうとするたびに、必ず邪魔が入って死ねない。まるで神様が彼を死なせまいとしているように。それがなんともおかしくてつい笑ってしまったのだけど、のちにこれがコメディだと知り、なんだ笑って正解だったんだ、とちょっとホッとした。そして切なさが残った。 後日、この原作を読んでみたら、映画以上にクスッと笑えるところがたくさんあり、映画以上にギュッと切なくなった。映画には描かれていなかった、主人公オーヴェの過去をたっぷり知ることができ、オーヴェが何を大切にして生きているのかがよくわかったから。映画を見ただけではわからなかった深みを、とことん味わえた。 オーヴェという男は、怒りと哀しみでできている。いつも怒ってばかりで気難しく、とにかく間違ったことが嫌い。〈正義、公正、勤勉な労働、正しいものが正しくある世界。それを守ることでメダルや卒業証書や褒め言葉がもらえるわけではないが、それが物事のあるべき姿だという理由でオーヴェは信念を貫い〉ている。そんなオーヴェだが、読者は、読めば読むほど彼のことを好きになっていき、読み終わる頃にはもう家族のように大好きになっている。 訳者あとがきにあるとおり、〈ジワジワとくる、すごくいい本〉です。この作品に出会わせてくれた夫に感謝。
最高です。 映画から入り、原作に至りました。 笑える上に感動させられます。 主人公であるオーヴェは度が過ぎる偏屈オヤジ。 しかし、読み進めるうちにそれはただ変であるのではなくて、オーヴェ自身の信念に拠るものだと解るにつれて面白さに加えて尊敬や愛着が湧いてきます。 本当に面白くてサクサクと読み進め...続きを読むてしまうのですが、ただただ楽しんでるだけなのにオーヴェの生き様に心打たれている自分に気付きます。 心にじんと染みるものを感じさせつつも、説教くささなんてない。(もちろんオーヴェはオヤジなのでちょっとした説教は垂れますがw) 人生の大切なものを笑いで包んでくれているように感じました。ソーニャの教え方もこんな感じだったのかなと。 あと個人的に気になった事。 オーヴェの手紙の最後の文章にあった 「住居エリア内に車を入れさせるな」 これ笑いどころなんですかね? 自分はずっと堪えていたのに、この文章でやられて涙腺崩壊しました。 何故かわかりませんが。 ともあれ最高の小説です。 映画も最高なので未読or未視聴であれば是非是非おすすめします。
何なんだこの偏屈オヤジは…鼻につきすぎて全然すらすら読み進められない…と、初め〜中盤ちょっと前までは思ってたけど、そこからがすごかった。面白かった。クセ強人間オーヴェのことが気になってしかたなくなってしまった。映画になってるのは知らなかったから、これから見たい。
偏屈親父の物語だが、信念を持ち筋が通った親父だから、ただの偏屈でなくて、愛される親父の物語だった。面白くて読むページが進む。
自分に厳しく他人にも世の中にも厳しいオーヴェ。 自分のルールがあり崩す事はない。 妻を亡くし、生きる気力を失うオーヴェに、ズカズカと入り込むパルヴァネ一家。 物語は良くある、淋しい孤独な老人が人と繋がり変わって行く姿を描きます。 良くある物語だけど……泣けます。 妻の墓の前で「淋...続きを読むしいじゃないか」と毎回、呟く切なさ。 孤独だったオーヴェの周りに、いつの間にか人が集まり、まるでドタバタ劇のような後半。 真面目に生きて真っ直ぐ生きて来た者への幸せな時間。 人の思い出の中で生きれるって幸せな人生だと思う。
本を読んで、久しぶりにたくさん泣いた。 頑固じいさんは、イラっとするけれど、オーヴェには(自分では気づかないのだろうが)愛情があるように思える。だから人をひきつけるんだろうな。 最後の暮らしが幸せで、本当に私までうれしくなり、まるでオーヴェの近所に住んでいるかのような気分になってしまった。 免許...続きを読むを持っていない私は、オーヴェに嫌な顔をされることでしょう。
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